春場所

千代の国 2017年春(三月)場所取組内容

201703-ちよのくに

前頭8枚目だった先場所は、9勝6敗の成績だった。→先場所の取組内容
前頭6枚目で迎えた今場所、初日は北勝富士を突き落としたかに見えたが、その前に足が出ており、黒星発進。(→北勝富士戦
二日目、逸ノ城を突き落として初日を出す。
四日目の隠岐の海戦、相手に軍配が上がるも、「差し違え」で勝って3連勝。
五日目、宝富士に寄り切られて2敗目。
六日目から再び白星が連なって3連勝。6勝2敗と白星先行。(七日目の嘉風戦では片足を大きく上げて相手をかわす →①,→②
九日目、栃ノ心に立合い変化からの叩き込みで敗れて3敗目。
十日目、琴勇輝に立合い変わられるが対応し、引き落としで勝って7勝目。勝ち越しまであと1つとする。
十一日目の栃煌山戦。立合い変わられるも堪え、相手に寄られるところ、土俵際小手投げで返す。微妙な勝負に行司は回し団扇。取り直しに。(→取り直しとなった一番)取り直しの相撲では、千代の国が立合い変わる。しかし相手に対応されて4敗目。
十二日目、石浦を突き落として勝ち越し決定。(→勝ち越しインタビューを受ける千代の国
十三日目、十四日目と連敗。
千秋楽、徳勝龍を突き落とし、9勝6敗で今場所を終える。
勝ち越しは2場所連続。



(初) 北勝富士戦 ●寄り切り 4.2秒
 千代の国、先に左手をつく。北勝富士、腰を下ろし、右手をつく。両者、もう片方の手をサッとついてほぼ同時に立つ。千代の国、頭から踏み込む。両者、頭で当たり合う。千代の国、右喉輪で突き放し、叩く。北勝富士、落ちずに左で押っ付け、左上手を探る。千代の国、左に回りながら左で突き落としに行くが、その際右足が俵の外に出る。北勝富士、裏返って土俵に落ちるが、勝負は北勝富士の勝ち。

(2) 逸ノ城戦 ○突き落し 5.6秒
 千代の国、先に手をつく。逸ノ城、手をサッとつく。千代の国、頭から踏み込む。逸ノ城、右を差し、左でガバッと相手を捕まえに行く。千代の国、左に回って体を離し、突っ張りながら前に出る。逸ノ城、左足が俵に掛かり、右前廻しを探る。千代の国、左から突く。逸ノ城、土俵に落ちる。

(3) 碧山戦 ○突き落し 1.3秒
 千代の国、先に左手をつく。碧山、手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立ち、頭で当たり合う。千代の国、左に開いて突く。碧山、前にバッタリ落ちる。

(4) 隠岐の海戦 ○突き落し 5.6秒
 隠岐の海、先に右手をつく。千代の国、仕切り線後方でサッと手をつく。隠岐の海、右肘を前に出して踏み込む。千代の国、頭から当たり、突き放す。隠岐の海、下からあてがい、左を差す。千代の国、右で押っ付け、左で叩きながら下がる。隠岐の海、乗じて左差しで前に出る。千代の国、俵の上で右から突き落としに行き、両者、俵の外に倒れる。軍配、隠岐の海。「物言い」がつき、協議の結果、隠岐の海の手が先についていると判断、「軍配差し違え」で千代の国の勝ちとなる。

(5) 宝富士戦 ●寄り切り 7.2秒
 千代の国、仕切り線後方で先に手をつく。宝富士、仕切り線後方でサッと手をつく。千代の国、素早く立ち、左手を出して頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。千代の国、右肘を固めて差させず、突き放す。宝富士、下がらず左を差す。千代の国、突き放す。宝富士、左を差す。千代の国、右に回って右を差す。宝富士、右を差して深い下手を取る。千代の国、腰を振って廻しを切るが土俵際。宝富士、左上手を取って寄る。千代の国、上体が起きて俵を割る。

(6) 遠藤戦 ○突き出し 2.9秒
 千代の国、仕切り線後方で先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。遠藤、低く踏み込み、右前廻しを狙う。千代の国、やや右に踏み出し、右肘を固めて当たり、右で押っ付けて左喉輪で押し上げ、突き放す。遠藤、土俵際。千代の国、そこを更に突き放す。遠藤、土俵下に飛び落ちる。

(7) 嘉風戦 ○引き落し 4.2秒
 嘉風、先に両手をつく。千代の国、仕切り線後方で手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立ち、頭で当たり合う。千代の国、突き放す。嘉風、下がらず前に出る。千代の国、土俵際、押し上げてから左へ開き、右足を高々と上げ、俵の上の左足一本で相手をかわす。嘉風、前に飛び落ち、土俵下に転落。

(中) 荒鷲戦 ○とったり 4.0秒
 両者、仕切り線後方でサッと手をつき、ほぼ同時に立つ。荒鷲、右肘を固めて踏み込む。千代の国、頭から踏み込んで当たる。荒鷲、突き放し、左から張って左を差す。千代の国、右で差し手を抱え、体を開いてとったり。荒鷲、体が裏返って背中から土俵に落ちる。

(9) 栃ノ心戦 ●叩き込み 0.7秒
 千代の国、仕切り線後方で先に両手をつく。栃ノ心、仕切り線後方でサッと手をつく。千代の国、ぴょんと立って頭から当たろうとする。栃ノ心、叩いて左へ変わる。千代の国、土俵に落ちる。

(10) 琴勇輝戦 ○引き落し 5.1秒
 千代の国、先に左手をつく。琴勇輝、両手をサッとつく。千代の国、素早く立ち、頭から踏み込もうとする。琴勇輝、叩きながら右へ変わる。千代の国、向き直って突き放す。琴勇輝、土俵際下からあてがい、左へ回る。千代の国、叩いて右に開く。琴勇輝、前に泳いで土俵に転がる。

(11) 栃煌山戦 ●寄り切り 3.0秒
 千代の国、仕切り線後方で先に左手をつく。栃煌山、腰を下ろし、足をじりっとすり、両手をサッとつく。千代の国、素早く立って踏み込む。栃煌山、叩いて左に開く。千代の国、前のめりになるが堪え、向き直る。栃煌山、前に出る。千代の国、土俵際で右を差す。栃煌山、右下手を取って両差しで寄る。千代の国、土俵際、体を開いて右小手投げに行く。両者、足を大きく上げ、俵の外に倒れる。木村晃之助、軍配を栃煌山に上げようとするが、すぐに回し団扇で千代の国に上げる。「物言い」がつき、藤島審判長は「両者の体の落ちるのが同時」と説明、「取り直し」となる。(6.3秒)
<取り直しの相撲>千代の国、仕切り線少し後方で先に左手をつく。栃煌山、腰を下ろし、足をじりっとすり、両手をサッとつく。千代の国、左へ踏み出し、左から突こうとする。栃煌山、見ながら右筈で相手の胸を押し、右から張って両差しになり、前に出る。千代の国、上体が起きて俵の外に出る。

(12) 石浦戦 ○突き落し 2.8秒
 千代の国、仕切り線後方で先に手をつく。石浦、腰を下ろし、右手をつき、時をおいて左手をサッとついて立ち、頭から踏み込む。千代の国、見ながら立って相手の肩を押さえ、突っ張り、右から突く。石浦、体が飛んで俵の外に転がる。

(13) 貴ノ岩戦 ●吊り出し 11.5秒
 千代の国、仕切り線後方で先に両手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつく。千代の国、素早く立ち、頭から踏み込み、突っ張る。貴ノ岩、叩いて右に回る。千代の国、向き直り、押し上げてから引く。貴ノ岩、前のめりになるが堪える。千代の国、突き放す。貴ノ岩、右から突いていなし、右で後ろ廻しを取る。千代の国、くるっと向き直って廻しを切る。貴ノ岩、左下手を取り、右差し手を返して寄る。千代の国、俵の上で堪える。貴ノ岩、相手を高々と吊り上げ、俵の外に出す。

(14) 御嶽海戦 ●押し出し 2.5秒
 千代の国、仕切り線少し後方で先に手をつく。御嶽海、手をサッとつく。千代の国、素早く立ち、両手を出して頭から踏み込む。御嶽海、右手を出して頭から当たる。両者、突き放し合う。御嶽海、左を差す。千代の国、叩いて下がる。御嶽海、乗じて押し出す。

(楽) 徳勝龍戦 ○突き落し 4.7秒
 千代の国、仕切り線後方で先に左手をつく。徳勝龍、両手をサッとつき、左肘を固めて頭から踏み込む。千代の国、右手を出し、左肘を固めて当たり、右喉輪で押し上げる。徳勝龍、下がらず左喉輪で押す。千代の国、突き放す。徳勝龍、右から突いて喉輪を外し、右を差す。千代の国、左から突きながら左へ回る。徳勝龍、土俵に落ちる。

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北勝富士 2017年春(三月)場所取組内容

201703-ほくとふじ

自己最高位の前頭8枚目だった先場所は、9勝6敗の成績だった。→先場所の取組内容
場所の直前に、右足ふくらはぎを肉離れ。(日刊スポーツ →春場所七日目の記事 記事が表示されない場合は→こちら
幕内3場所目、自己最高位を更新して前頭5枚目の今場所、初日は千代の国を寄り切って白星発進。(→千代の国戦
二日目、碧山に突き落とされてから黒星が連なり、六日目まで5連敗。
七日目、荒鷲を寄り切って2勝目。
中日、遠藤に寄り切られて6敗目。
九日目の貴ノ岩戦。30秒を超える相撲の末、寄り倒して3勝目。立合いの張り手でにより鼻や口から激しく出血し、勝負後は意識朦朧。(→出血する北勝富士
十日目輝、十一日目途中出場の魁聖に勝って3連勝。
十二日目、蒼国来に肩透かしで倒されて7敗目。あとが無くなる。
十三日目、松鳳山を叩き込んで踏み止まる。
十四日目、琴勇輝に叩き込まれて負け越し決定。
千秋楽、大翔丸を突き落とし、7勝8敗と1点の負け越しに留める。
負け越しは、2015年5月の初土俵以降、初めて。



(初) 千代の国戦 ○寄り切り 4.2秒
 千代の国、先に左手をつく。北勝富士、腰を下ろし、右手をつく。両者、もう片方の手をサッとついてほぼ同時に立つ。千代の国、頭から踏み込む。両者、頭で当たり合う。千代の国、右喉輪で突き放し、叩く。北勝富士、落ちずに左で押っ付け、左上手を探る。千代の国、左に回りながら左で突き落としに行くが、その際右足が俵の外に出る。北勝富士、裏返って土俵に落ちるが、勝負は北勝富士の勝ち。

(2) 碧山戦 ●突き落し 5.2秒
 北勝富士、仕切り線後方で先に右手をつく。碧山、右手をつく。北勝富士、素早く立って踏み込むが、碧山、立てず。2度目、両者、ほぼ同時に右手をつく。北勝富士、左手をサッとつき、素早く立って頭から踏み込む。碧山、頭を下げて当たり、押しながら前に出、突っ張り、両手で相手の顎を押し上げる。北勝富士、仰け反るが堪える。碧山、右に回りながら頭を押さえつける。北勝富士、前に飛んで土俵に落ちる。

(3) 逸ノ城戦 ●寄り切り 16.8秒
 逸ノ城、先に両手をつく。北勝富士、仕切り線後方で右手をつき、左手をサッとついて立つ。逸ノ城、左手で肩を押さえ、右肘でかち上げ気味に当たり、右を差す。北勝富士、頭をつけ、左で押っ付けながら一気に前に出る。逸ノ城、俵に詰まる。北勝富士、左上手を探る。逸ノ城、右差し手を返して上手を与えず、深い右下手を取り、左上手も探る。北勝富士、腰を捻って上手を与えず。逸ノ城、深い左上手を取る。北勝富士、右筈で押し上げて上手を切ろうとするがならず。逸ノ城、少し中に戻る。北勝富士、左上手に手を伸ばすが取れず、左を巻き替えようとする。逸ノ城、乗じて、両廻しを引きつけて一気に前に出る。北勝富士、堪えられず俵を割る。

(4) 宝富士戦 ●押し出し 15.5秒
 北勝富士、先に右手をつく。宝富士、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。北勝富士、素早く立って頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。北勝富士、頭をつけ、右押っ付け、左筈で押し上げる。宝富士、相手の腕を外し、左を差そうとする。北勝富士、両手で押す。宝富士、左から突き、左を差そうとする。北勝富士、突き放し、右押っ付け、左喉輪で押し上げる。宝富士、右で突いて喉輪を外し、左から突いていなす。北勝富士、前に泳いで相手に背中を向けるが、向き直ろうとする。宝富士、その機に一気に前に出、左をのぞかせて右で胸を押す。北勝富士、土俵下に落ちる。

(5) 嘉風戦 ●寄り切り 11.7秒
 嘉風、先に両手をつく。北勝富士、仕切り線後方で右手をつき、左手をサッとついて立ち、頭から踏み込む。嘉風、左肘を固めて頭から当たる。両者、突き放す。北勝富士、突き放しながら前に出る。嘉風、頭を下げ、下から押し上げながら前に出、左下手を取る。北勝富士、俵に詰まり、左を差して右で差し手を抱える。嘉風、頭をつけ、左下手を引きつけ、右押っ付けで押し上げながら寄る。北勝富士、上体が起き、土俵下に落ちる。

(6) 千代翔馬戦 ●叩き込み 8.6秒
 北勝富士、先に右手をつく。千代翔馬、左、右とサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。千代翔馬、左手を前に出す。両者、頭で当たり合う。千代翔馬、右前廻しを探る。北勝富士、突き放そうとする。千代翔馬、左で叩いていなし、右で後ろ廻しを取る。北勝富士、向き直って叩く。千代翔馬、落ちずに向き直り、突っ張りながら前に出る。北勝富士、下からあてがい、突き放す。千代翔馬、叩いて左に開く。北勝富士、前にバッタリ落ちる。

(7) 荒鷲戦 ○寄り切り 11.0秒
 荒鷲、先に右手をつく。北勝富士、仕切り線少し後方で右手をつき、左手をサッとついて立つ。荒鷲、右肘を固めて踏み込む。北勝富士、頭から当たる。荒鷲、左上手前廻しを探るが取れず、右下手を取る。北勝富士、腰を引いて上手を与えず、右差し手を返し、左上手、深い右下手を取って前に出る。荒鷲、左で押っ付け、土俵際、右下手投げで振るが下手が切れる。北勝富士、左上手を持って堪え、中に戻る。荒鷲、右差し手を抜く。北勝富士、両差しで前に出る。荒鷲、上体が起きて土俵下に落ちる。

(中) 遠藤戦 ●寄り切り 15.0秒
 北勝富士、先に右手をつく。遠藤、仕切り線後方で両手をサッとつく。北勝富士、頭から踏み込む。遠藤、低く踏み込み、右を差す。北勝富士、右で押っ付け、左喉輪で押し上げる。遠藤、右下手を探る。北勝富士、腰を引いて廻しを与えず。遠藤、突き放し、左を差そうとする。北勝富士、右から絞り、左喉輪、右喉輪で押し上げる。遠藤、相手の右腕を手繰りながら左で突いていなし、左上手を探る。北勝富士、頭を下げ、腰を引いて上手を与えず。遠藤、前に出ながら両差しになり、両下手を取る。北勝富士、土俵際、左で頭を押さえつけながら右へ回って中に戻り、相手の廻しを切る。遠藤、押し上げながら前に出、再び両差しになって右下手を取る。北勝富士、上体が起きて左で首を巻く。遠藤、左差し手を返しながら寄り切る。

(9) 貴ノ岩戦 ○寄り倒し 32.9秒
 北勝富士、先に右手をつく。貴ノ岩、右手をつく。北勝富士、突っ掛ける。2度目、北勝富士、先に右手をつく。貴ノ岩、右手をつき、左手をサッとついて立ち、右から張る。北勝富士、左にずれて当たり、左上手を取る。貴ノ岩、向き直って上手を切る。北勝富士、左押っ付け、右喉輪で押し上げる。貴ノ岩、仰け反って俵に詰まりながら右下手を探る。北勝富士、前に出ながら左上手を探るが取れず。貴ノ岩、前に出て左上手を探るが取れず、右下手を取る。北勝富士、右下手を取り、左上手に手を伸ばすが取れず。貴ノ岩、左で押っ付けながら相手の下手を切ろうとするが切れず。北勝富士、左を巻き替えようとするがならず、頭をつける。貴ノ岩、前に出ようとするがならず、叩きながら右へ回る。北勝富士、乗じて右下手を引きつけて前に出る。貴ノ岩、上体が起きて俵に詰まるが左で押っ付けながら残す。北勝富士、頭をつけ、左上手に手を伸ばすが取れず。貴ノ岩、中に戻る。北勝富士、左で絞りながら前に出る。貴ノ岩、土俵際堪え、叩きながら左へ回るが、土俵に転がる。勝負後、北勝富士、鼻や口から激しく出血しており、意識がもうろうとしている様子で、慎重に土俵を下りる。

(10) 輝戦 ○押し倒し 8.1秒
 輝、先に左手をつく。北勝富士、仕切り線少し後方で右手をつき、左手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立つ。輝、右手を出して頭から踏み込む。北勝富士、頭から当たる。輝、顎を押し上げる。北勝富士、胸に向かって突き放しながら前に出る。輝、土俵際を左へ回り、出てくる相手を右から突く。北勝富士、前のめりになるが向き直る。輝、土俵際の相手を押す。北勝富士、右から突き、体勢を崩した相手を更に押す。輝、土俵に落ちて転がる。

(11) 魁聖戦 ○寄り切り 11.8秒
 魁聖、先に両手をつく。北勝富士、腰を下ろし、仕切り線後方で右手をつき、左手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立つ。北勝富士、やや左へ踏み出して頭から当たる。魁聖、右を差そうとする。北勝富士、左で押っ付け、右喉輪で押し上げ、一旦体を離し、再び頭から当たって左で押っ付け、左筈で脇を、右で顎を押し上げながら前に出る。魁聖、上体が起き、土俵際を左へ回る。北勝富士、頭をつけて押す。魁聖、右小手投げに行く。北勝富士、両差しになって寄り切る。

(12) 蒼国来戦 ●肩透かし 12.3秒
 北勝富士、仕切り線少し後方で先に右手をつく。蒼国来、仕切り線少し後方で左手をつき、時をおき、右手をサッとついて素早く立つ。北勝富士、遅れて立ち、頭から当たる。しかし、行司 木村庄太郎が止める。2度目、北勝富士、仕切り線少し後方で先に右手をつく。蒼国来、仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、左肘を固めてやや右へ踏み出す。北勝富士、やや右にずれて頭から当たり、突き放しながら前に出る。蒼国来、右を差す。北勝富士、少し引いて体を離し、左で後ろ廻しに手を掛ける。蒼国来、向き直って上手を与えず、右を差す。北勝富士、左で押っ付け、右喉輪で押し上げる。蒼国来、相手の右腕を手繰って左へ回る。両者、体が離れる。北勝富士、前に出る。蒼国来、左をのぞかせ、右で叩いて肩透かし。北勝富士、右足を大きく上げて土俵に落ちる。

(13) 松鳳山戦 ○叩き込み 8.4秒
 北勝富士、先に右手をつく。松鳳山、両手をサッとついて立ち、右から張って差そうとする。北勝富士、突き放す。松鳳山、再び右から張り、差そうとする。北勝富士、両手で顎を押し上げる。松鳳山、突き放す。北勝富士、押しながら一気に前に出る。松鳳山、俵に詰まる。北勝富士、押し上げてから右に開く。松鳳山、両足を開いて土俵に手をつく。

(14) 琴勇輝戦 ●叩き込み 1.9秒
 北勝富士、先に右手をつく。琴勇輝、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。北勝富士、頭から踏み込む。琴勇輝、両手で押し上げ、右に開く。北勝富士、土俵に落ちる。

(楽) 大翔丸戦 ○突き落し 6.4秒
 北勝富士、先に右手をつく。大翔丸、右手をサッとつく。北勝富士、左手をサッとついて素早く立つ。大翔丸、右手を出して頭から踏み込む。北勝富士、左へ踏み出して左から突く。大翔丸、向き直って押す。北勝富士、右を差す。大翔丸、左押っ付けで前に出る。北勝富士、土俵際を右へ回り、右から突いて体を離す。大翔丸、泳いで俵の外に飛び出る。北勝富士、俵の中に残る。

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遠藤 2017年春(三月)場所取組内容

201703-えんどう

前頭4枚目だった先場所は、2大関を破るも7勝8敗の成績だった。→先場所の取組内容
前頭5枚目で迎えた今場所、初日は荒鷲を寄り切り、白星発進。(→勝負後荒鷲を引き上げる遠藤
二日目嘉風、三日目宝富士に敗れて連敗。
四日目碧山、五日目逸ノ城を寄り切って連勝。3勝2敗と白星先行。(→逸ノ城戦勝負後
六日目、千代の国に突き出されて3敗目。
七日目から千代翔馬、北勝富士、隠岐の海に3連勝し、6勝目。(→隠岐の海戦
十日目、横綱日馬富士に叩き込まれて4敗目。
十一日目、貴ノ岩に上手出し投げで、十二日目、角番を脱出した大関 照ノ富士に浴びせ倒されて3連敗。6勝6敗と星が五分に。
十三日目は、過去5戦全敗の栃煌山と対戦。押し出しで初めて勝つつとともに7勝目。勝ち越しまであと1つとする。
十四日目、輝に押し出されて7敗目。3場所連続7勝7敗で千秋楽へ。
千秋楽、栃ノ心を寄り切って勝ち越し。(→鼻血を出しながらの勝ち越し
勝ち越しは、昨年9月場所以来3場所ぶり。



(初) 荒鷲戦 ○寄り切り 9.6秒
 荒鷲、先に手をつく。遠藤、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて低く踏み込み、前に出ながら左下手を取る。荒鷲、左を差し、深い右上手を取る。遠藤、右上手前廻しも取る。荒鷲、上手を引きつけて右に回り、土俵際右上手投げに行く。遠藤、左下手投げを返して堪え、中に戻って右上手前廻しを取り直し、両廻しを引きつけて前に出る。荒鷲、左下手投げを打ち、更に土俵際、右掬い投げも打つ。遠藤、休まず前に出て寄り切る。荒鷲、土俵下に落ちる。

(2) 嘉風戦 ●渡し込み 3.6秒
 嘉風、先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方で両手をサッとついて立つ。嘉風、立てず。2度目、嘉風、先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。嘉風、右肘を固めて頭から踏み込む。遠藤、右前廻しを探るが取れず、左を差す。嘉風、左を差して頭をつける。遠藤、叩く。嘉風、左差しで一気に前に出、右で相手の左太腿を抱える。遠藤、右足一本で俵の外に出、土俵下に落ちる。

(3) 宝富士戦 ●押し出し 3.4秒
 宝富士、先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。宝富士、左肘を固める。遠藤、左手を出して低く踏み込む。宝富士、左を差す。遠藤、突き放し、右上手に手を伸ばすが取れず。宝富士、下がらず左差しで前に出る。遠藤、上体が起きて俵に詰まる。宝富士、右で押っ付ける。遠藤、俵を割る。

(4) 碧山戦 ○寄り切り 3.0秒
 遠藤、仕切り線後方で先に右手をつく。碧山、手をサッとつき、頭を下げて踏み込む。遠藤、頭から当たり、左を差す。碧山、右で小手に巻き、右に回りながら小手に振る。遠藤、左差しでついて行く。碧山、俵の外に出、その後、遠藤、俵の外に両手をつく。

(5) 逸ノ城戦 ○寄り切り 10.2秒
 逸ノ城、仕切り線少し後方で先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて踏み込む。逸ノ城、左から張り、右肘を固めて当たる。遠藤、右上手前廻しを探るが取れず。逸ノ城、左喉輪で相手を起こす。遠藤、両差しになり、右差し手を返して前に出る。逸ノ城、左で差し手を抱え、左半身で土俵際になる。遠藤、深い右下手を取って前に出る。逸ノ城、土俵際、左小手投げで振りながら左へ回る。遠藤、右下手を持ち、左差し手を返しながら寄る。逸ノ城、上体が起きて俵を割る。

(6) 千代の国戦 ●突き出し 2.9秒
 千代の国、仕切り線後方で先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。遠藤、低く踏み込み、右前廻しを狙う。千代の国、やや右に踏み出し、右肘を固めて当たり、右で押っ付けて左喉輪で押し上げ、突き放す。遠藤、土俵際。千代の国、そこを更に突き放す。遠藤、土俵下に飛び落ちる。

(7) 千代翔馬戦 ○上手出投 11.2秒
 遠藤、仕切り線後方で右手をつき、千代翔馬、すぐに左、右と手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。千代翔馬、左手で相手の肩を押さえながら踏み込み、、右上手を取る。遠藤、左を差して前に出、右上手を取る。千代翔馬、土俵際で左下手を取って両廻し。遠藤、左から巻くようにして右に回り、右上手を持って前に出、左下手を取る。両者、土俵中央に戻る。千代翔馬、伸びた右上手を取り直す。遠藤、左肘を張りながら腰を振って相手の上手を切り、前に出る。千代翔馬、体を開いて左下手投げに行く。遠藤、右上手で出し投げ。千代翔馬、左膝から土俵に落ちる。

(中) 北勝富士戦 ○寄り切り 15.0秒
 北勝富士、先に右手をつく。遠藤、仕切り線後方で両手をサッとつく。北勝富士、頭から踏み込む。遠藤、低く踏み込み、右を差す。北勝富士、右で押っ付け、左喉輪で押し上げる。遠藤、右下手を探る。北勝富士、腰を引いて廻しを与えず。遠藤、突き放し、左を差そうとする。北勝富士、右から絞り、左喉輪、右喉輪で押し上げる。遠藤、相手の右腕を手繰りながら左で突いていなし、左上手を探る。北勝富士、頭を下げ、腰を引いて上手を与えず。遠藤、前に出ながら両差しになり、両下手を取る。北勝富士、土俵際、左で頭を押さえつけながら右へ回って中に戻り、相手の廻しを切る。遠藤、押し上げながら前に出、再び両差しになって右下手を取る。北勝富士、上体が起きて左で首を巻く。遠藤、左差し手を返しながら寄り切る。

(9) 隠岐の海戦 ○寄り切り 10.2秒
 隠岐の海、仕切り線少し後方で先に手をつく。遠藤、仕切り線少し後方でサッと手をつく。隠岐の海、右肘を固めて踏み込み、左を差す。遠藤、低く踏み込み、右上手前廻しを取り、左差し手を返し、上手を引きつけて前に出る。隠岐の海、腰が伸び、右足一本を俵に掛けて堪える。遠藤、休まず寄り立て、腰を下ろして寄り切る。

(10) 日馬富士戦 ●叩き込み 6.4秒
 遠藤、先に右手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと両手をつく。遠藤、左肩から踏み込む。日馬富士、頭から素早く踏み込む。遠藤、左を差す。日馬富士、引いて体を離す。遠藤、土俵際の相手を押す。日馬富士、右を差して中に戻る。遠藤、左押っ付けで前に出る。日馬富士、叩きながら下がり、土俵際左に開く。遠藤、前に飛び落ち、日馬富士、左足一本で残す。

(11) 貴ノ岩戦 ●上手出投 7.2秒
 遠藤、仕切り線少し後方で先に手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつき、右肘を固めて踏み込む。遠藤、頭から踏み込む。貴ノ岩、頭を叩きながら右に回る。遠藤、少し泳ぐが、向き直って左を差す。貴ノ岩、右で押っ付け、叩きながら下がり、土俵際、肩越しの右上手を取り、左で頭を押さえつけて体を入れ替えながら右上手出し投げ。遠藤、足が宙に舞い、土俵に裏返る。

(12) 照ノ富士戦 ●浴せ倒し 15.6秒
 遠藤、仕切り線少し後方で先に右手をつく。照ノ富士、手をサッとつく。遠藤、頭から踏み込む。照ノ富士、左から張り、右肘でかち上げ、左を差そうとする。遠藤、右に回り、右喉輪で押し上げる。照ノ富士、喉輪を外し、右を差す。遠藤、すぐに左を巻き替え、差し手を返す。照ノ富士、肩越しの右上手を取る。遠藤、右も差して両差しになり、両下手を取ってがぶり寄る。照ノ富士、右上手を持ち、左で差し手を抱えながら俵に両足を掛けて堪え、腹を突き出すように前に出、右膝を相手の左足にあてて足を送らせないようにする。遠藤、体勢を崩して土俵に倒れる。照ノ富士、その上に乗る。

(13) 栃煌山戦 ○押し出し 8.6秒
 遠藤、先に手をつく。栃煌山、仕切り線かなり後方で手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。遠藤、両肘を固めて頭から踏み込む。栃煌山、両差しになろうとする。遠藤、左から絞り、右上手に手を伸ばすが取れず、引く。栃煌山、乗じて押しながら前に出る。遠藤、土俵際から突き放しながら前に出る。栃煌山、叩きながら左へ回る。遠藤、向き直って突き放す。栃煌山、上体が起きて俵を割る。 
(14) 輝戦 ●押し出し 5.0秒
 輝、先に左手をつく。遠藤、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。輝、素早く立って両手突きに行く。遠藤、頭から当たる。輝、突き放して前に出る。遠藤、左を差すが土俵際。輝、押し上げる。遠藤、上体が起き、土俵下に落ちる。

(楽) 栃ノ心戦 ○寄り切り 6.1秒
 遠藤、仕切り線少し後方で右手をつく。栃ノ心、すぐにサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。遠藤、左肘を固めて低く踏み込む。栃ノ心、右肘を相手の顔に向けて当て、更に左肘で押し上げる。遠藤、右上手前廻しを取って離さず。栃ノ心、左で首を巻き、右押っ付けで突く。遠藤、右下手を深くし、両差しで前に出る。栃ノ心、上体が起きて俵を割る。

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荒鷲 2017年春(三月)場所取組内容

201703-あらわし

自己最高位の前頭2枚目だった先場所は、2つの金星を獲得するも、6勝9敗の成績だった。→先場所の取組内容
前頭4枚目で迎えた今場所、初日は遠藤に寄り切られて黒星発進。(→勝負後遠藤に引き上げてもらう荒鷲
二日目宝富士、三日目嘉風に寄り切られて3連敗。
四日目、松鳳山を下手投げで倒して初日を出す。
五日目から再び黒星が連なり、4連敗で7敗目。後がなくなる。
九日目、横綱日馬富士を寄り切り、3つめの金星を獲得。(→殊勲インタビューを受ける
十日目、途中出場の魁聖と対戦。「物言い」がつくも突き落として連勝。7敗で踏み止まる。(→勝負直後
十一日目、角番を脱出した大関 照ノ富士の上手投げに敗れて負け越し決定。
十二日目、新横綱で初日から勝ちっ放しの稀勢の里に寄り切られて9敗目。この取組で、土俵下に落ちた際に左足首を捻る。
十三日目から左足首捻挫のため、休場。(→荒鷲休場
3勝10敗2休で今場所を終える。負け越しは2場所連続。



(初) 遠藤戦 ●寄り切り 9.6秒
 荒鷲、先に手をつく。遠藤、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて低く踏み込み、前に出ながら左下手を取る。荒鷲、左を差し、深い右上手を取る。遠藤、右上手前廻しも取る。荒鷲、上手を引きつけて右に回り、土俵際右上手投げに行く。遠藤、左下手投げを返して堪え、中に戻って右上手前廻しを取り直し、両廻しを引きつけて前に出る。荒鷲、左下手投げを打ち、更に土俵際、右掬い投げも打つ。遠藤、休まず前に出て寄り切る。荒鷲、土俵下に落ちる。

(2) 宝富士戦 ●寄り切り 4.4秒
 宝富士、先に両手をつく。荒鷲、右手をつく。宝富士、素早く立つ。荒鷲、遅れて立つが、行司 木村庄太郎が止める。2度目、宝富士、先に両手をつく。荒鷲、仕切り線後方で両手をサッとつき、右肘を固めて踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。荒鷲、左を差し、右で押っ付ける。宝富士、左をねじ込み、深い右上手を取って前に出る。荒鷲、土俵際、左下手投げに行く。宝富士、右上手を引きつけて寄る。荒鷲、俵の外に出る。その後、宝富士、土俵に落ちる。

(3) 嘉風戦 ●寄り切り 5.2秒
 嘉風、先に両手をつく。荒鷲、右手をつく。嘉風、ふわっと突っ掛ける。2度目、嘉風、先に両手をつく。荒鷲、右手をつく。嘉風、再びふわっと突っ掛ける。3度目、嘉風、先に両手をつく。荒鷲、右、左とサッと手をついて立ち、右肘を固める。嘉風、左肘を固めて頭から当たる。荒鷲、左廻しに手を伸ばす。嘉風、叩きながら下がり、左を差して頭をつけ、右で押っ付けながら前に出る。荒鷲、右小手投げに行く。嘉風、左差し手を突きつけて寄る。荒鷲、上体が起きて俵を割る。

(4) 松鳳山戦 ○下手投げ 15.1秒
 荒鷲、先に右手をつく。松鳳山、両手をサッとついて素早く立ち、両手突きに行く。荒鷲、右肘を固めて当たり、左廻しに手を伸ばす。松鳳山、突っ張る。荒鷲、下からあてがい、左下手を探るが取れず、相手の左腕を抱えながら右に回る。松鳳山、取られた腕を抜き、引く。荒鷲、前のめりになるが堪える。松鳳山、突き放し、右から張り、右上手を取る。荒鷲、深い左下手を取り、機を見て体を開き、左下手で投げ捨てる。松鳳山、土俵に転がる。

(5) 碧山戦 ●押し出し 2.1秒
 荒鷲、仕切り線後方で先に右手をつく。碧山、手をサッとついて立ち、低く踏み込み、左押っ付け、右筈で押しながら一気に前に出る。荒鷲、土俵下に飛び落ちる。

(6) 貴ノ岩戦 ●寄り切り 6.3秒
 荒鷲、先に右手をつく。貴ノ岩、手をサッとつく。荒鷲、素早く立ち、右腕を内に入れて踏み込む。貴ノ岩、すぐに左前廻しを取り、引きつけて前に出る。荒鷲、土俵際、左押っ付けで突く。貴ノ岩、両下手を持って前に出る。荒鷲、右を巻き替えて右下手を取る。貴ノ岩、両廻しを引きつけながら寄る。荒鷲、土俵際、右下手投げに行く。貴ノ岩、左上手を引きつけながら腰をぶつける。荒鷲、左足一本で俵の外に出、両者、土俵下に落ちる。

(7) 北勝富士戦 ●寄り切り 11.0秒
 荒鷲、先に右手をつく。北勝富士、仕切り線少し後方で右手をつき、左手をサッとついて立つ。荒鷲、右肘を固めて踏み込む。北勝富士、頭から当たる。荒鷲、左上手前廻しを探るが取れず、右下手を取る。北勝富士、腰を引いて上手を与えず、右差し手を返し、左上手、深い右下手を取って前に出る。荒鷲、左で押っ付け、土俵際、右下手投げで振るが下手が切れる。北勝富士、左上手を持って堪え、中に戻る。荒鷲、右差し手を抜く。北勝富士、両差しで前に出る。荒鷲、上体が起きて土俵下に落ちる。

(中) 千代の国戦 ●とったり 4.0秒
 両者、仕切り線後方でサッと手をつき、ほぼ同時に立つ。荒鷲、右肘を固めて踏み込む。千代の国、頭から踏み込んで当たる。荒鷲、突き放し、左から張って左を差す。千代の国、右で差し手を抱え、体を開いてとったり。荒鷲、体が裏返って背中から土俵に落ちる。

(9) 日馬富士戦 ○寄り切り 4.3秒
 荒鷲、先に右手をつく。日馬富士、仕切り線後方で両手をサッとつく。荒鷲、素早く立ち、右肘を固めて踏み込む。日馬富士、右手を出して踏み込み、左上手を取る。荒鷲、右下手を取り、すぐに下手投げで振って相手を俵に追い詰め、左で押っ付けながら寄る。日馬富士、左上手を持ち、右で叩こうとするが、左足が俵の外に出る。その後、荒鷲、土俵に転がる。

(10) 魁聖戦 ○突き落し 6.1秒
 荒鷲、先に右手をつく。魁聖、仕切り線後方でサッと手をつき、右腕を内に入れる。荒鷲、右肘を固めて低く踏み込み、左上手前廻しを狙うが取れず、右差しで左へ回る。魁聖、右差し手を抜く。荒鷲、深い左下手を探る。魁聖、押しながら前に出る。荒鷲、土俵際を左へ回り、左から突く。魁聖、土俵に落ち、すぐその後に、荒鷲も土俵に転がる。木村庄太郎は、軍配を荒鷲に上げる。「物言い」がつき、同体か協議した結果、藤島審判長は「魁聖の手が先についている」と説明、「軍配通り」荒鷲の勝ち。

(11) 照ノ富士戦 ●上手投げ 39.8秒
 荒鷲、仕切り線少し後方で先に右手をつく。照ノ富士、両手をサッと動かして立ち、右肘を固めて踏み込む。荒鷲、右肘を固めて当たる。照ノ富士、左上手前廻しを取る。荒鷲、頭をつけ、右差し手を抜いて右上手を取り、左下手も取る。照ノ富士、左下手を深くし、腰を振って相手の下手を切る。荒鷲、右上手を引きつける。照ノ富士、右を巻き替えて両差しになる。荒鷲、両上手を引きつけて前に出る。照ノ富士、俵に両足を掛け、右差し手を大きく返して相手の左上手を切る。荒鷲、左腕がバンザイになり、右上手で土俵内へ振り、左上手を取り直す。照ノ富士、右差し手を返して前に出、左差し手を抜いて左上手を取る。荒鷲、左に回って土俵内へ戻る。両者、土俵中央で右四つ、両廻しを取る体勢で止まる(約11秒間)。照ノ富士、相手を吊り上げて前に出る。荒鷲、土俵際、右下手投げに行く。照ノ富士、少し下がって左上手投げ。荒鷲、土俵に転がる。

(12) 稀勢の里戦 ●寄り切り 3.3秒
 荒鷲、先に手をつく。稀勢の里、仕切り線後方で両手をサッとつき、左肘を固めて踏み込む。荒鷲、低く当たって左上手前廻しに手を掛けるが切れる。稀勢の里、左を差して前に出る。荒鷲、右上手を取り、土俵際右上手投げに行こうとするが廻しが切れる。稀勢の里、左差し手を突きつけて体を預ける。荒鷲、俵の外に出る。その後、荒鷲、土俵下に飛び落ち、稀勢の里、俵の外に転がる。

(13) 逸ノ城戦 ■ 不戦勝 
 荒鷲、「左足関節捻挫」のため、休場。

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嘉風 2017年春(三月)場所取組内容

201703-よしかぜ

前頭5枚目だった先場所は、8勝7敗の成績だった。→先場所の取組内容
場所前は、二所ノ関一門の稽古で、新横綱の稀勢の里らと稽古する。(→ニュース画像
前頭4枚目で迎えた今場所、初日は宝富士に突き落とされて黒星発進。
二日目は遠藤を渡し込んで初日を出し、三日目は荒鷲を寄り切って連勝。
四日目、角番の大関 照ノ富士に寄り切られて2敗目。
五日目、同じ日体大出身の北勝富士を寄り切って3勝2敗と白星先行に。
六日目、いつも熱戦になる横綱日馬富士戦。引き落とされて敗れる。
七日目、一目置いているという千代の国に引き落とされて連敗。(取組画像 →①→②)(→初場所での嘉風の千代の国に対するコメント日刊スポーツより 記事が表示されない場合は→こちら
35歳の誕生日を迎えた中日、碧山を寄り切って星を五分に。
九日目、重たい逸ノ城を30秒の相撲の末に下手捻りで倒して5勝4敗と白星先行。
十日目、横綱鶴竜を休まず攻めて3連勝。(→殊勲インタビューの様子
十一日目、新横綱稀勢の里に贈り出されて5敗目。
十二日目は千代翔馬、十三日目は今場所初日から10連勝だった関脇 高安に勝って2連勝。勝ち越しを決める。
十四日目、千秋楽と連敗し、8勝7敗で今場所を終える。
勝ち越しは2場所連続。待った回数5回は、今場所の幕内で最多。(→幕内取組各種データ順位



(初) 宝富士戦 ●突き落し 5.6秒
 嘉風、先に両手をつく。宝富士、仕切り線後方でサッと手をついて立つ。嘉風、頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たり、左を差そうとする。嘉風、左喉輪で押し上げ、右で押っ付けながら前に出る。宝富士、土俵際左を差し、中に戻る。嘉風、左を差し、右も差そうとしながら一気に前に出る。宝富士、左に回って左から突く。嘉風、土俵下へ転がり落ちる。

(2) 遠藤戦 ○渡し込み 3.6秒
 嘉風、先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方で両手をサッとついて立つ。嘉風、立てず。2度目、嘉風、先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。嘉風、右肘を固めて頭から踏み込む。遠藤、右前廻しを探るが取れず、左を差す。嘉風、左を差して頭をつける。遠藤、叩く。嘉風、左差しで一気に前に出、右で相手の左太腿を抱える。遠藤、右足一本で俵の外に出、土俵下に落ちる。

(3) 荒鷲戦 ○寄り切り 5.2秒
 嘉風、先に両手をつく。荒鷲、右手をつく。嘉風、ふわっと突っ掛ける。2度目、嘉風、先に両手をつく。荒鷲、右手をつく。嘉風、再びふわっと突っ掛ける。3度目、嘉風、先に両手をつく。荒鷲、右、左とサッと手をついて立ち、右肘を固める。嘉風、左肘を固めて頭から当たる。荒鷲、左廻しに手を伸ばす。嘉風、叩きながら下がり、左を差して頭をつけ、右で押っ付けながら前に出る。荒鷲、右小手投げに行く。嘉風、左差し手を突きつけて寄る。荒鷲、上体が起きて俵を割る。

(4) 照ノ富士戦 ●寄り切り 3.0秒
 嘉風、先に両手をつく。照ノ富士、手をサッとついて立つ。嘉風、立てず。2度目、嘉風、先に両手をつく。照ノ富士、手をサッとつき、右腕を内に入れて踏み込む。嘉風、両肘を固めて頭から当たる。照ノ富士、左上手前廻しを取って前に出る。嘉風、右差し手を抜いて右から突こうとする。照ノ富士、相手の左側について前に出る。嘉風、土俵下に飛び落ちる。

(5) 北勝富士戦 ○寄り切り 11.7秒
 嘉風、先に両手をつく。北勝富士、仕切り線後方で右手をつき、左手をサッとついて立ち、頭から踏み込む。嘉風、左肘を固めて頭から当たる。両者、突き放す。北勝富士、突き放しながら前に出る。嘉風、頭を下げ、下から押し上げながら前に出、左下手を取る。北勝富士、俵に詰まり、左を差して右で差し手を抱える。嘉風、頭をつけ、左下手を引きつけ、右押っ付けで押し上げながら寄る。北勝富士、上体が起き、土俵下に落ちる。

(6) 日馬富士戦 ●引き落し 8.9秒
 嘉風、先に両手をつく。日馬富士、仕切り線後方で両手をサッとつき、左手を出して頭から踏み込む。両者、頭で当たり合う。日馬富士、左で突き放し、右から張る。嘉風、左から張り、左をのぞかせて前に出る。日馬富士、右を巻き替えて差す。嘉風、左上手を取り、右で頭を叩きながら左に回る。日馬富士、廻しを切って向き直る。嘉風、突き放しながら前に出る。日馬富士、左足を俵に掛けながら押す。嘉風、少し引いて体を離す。日馬富士、前に出て右上手を探るが、左足が前に滑って重心が後ろになり、引いて体勢を立て直す。嘉風、前のめりになって土俵に落ちる。

(7) 千代の国戦 ●引き落し 4.2秒
 嘉風、先に両手をつく。千代の国、仕切り線後方で手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立ち、頭で当たり合う。千代の国、突き放す。嘉風、下がらず前に出る。千代の国、土俵際、押し上げてから左へ開き、右足を高々と上げ、俵の上の左足一本で相手をかわす。嘉風、前に飛び落ち、土俵下に転落。

(中) 碧山戦 ○寄り切り 5.7秒
 嘉風、先に両手をつく。碧山、サッと両手をつき、頭から踏み込む。嘉風、左肘を固めて頭から当たる。碧山、押し、左で顔を押し上げる。嘉風、右で突いて相手の腕を外し、押しながら前に出る。碧山、土俵際、右で突きながら右へ回る。嘉風、左差しで前に出る。碧山、上体が起きて俵を割る。

(9) 逸ノ城戦 ○下手捻り 30.0秒
 嘉風、先に両手をつく。逸ノ城、仕切り線後方で両手をサッとついて立つ。嘉風、頭から踏み込み、両差しになる。逸ノ城、外から抱え、左で小手に振り、左上手を探るが取れず。嘉風、頭をつけ、左下手を取る。逸ノ城、体を開いて右小手投げに行く。嘉風、右で相手の右膝を押さえながら堪え、右押っ付けで前に出る。逸ノ城、両手で相手の左腕を抱えながら俵に詰まる。嘉風、右上手を取る。逸ノ城、少し中に戻る。嘉風、両廻しを引きつけて寄る。逸ノ城、残して少し中に戻る。両者、少し止まる(約4秒間)。嘉風、両廻しを引きつけて寄る。逸ノ城、俵に両足を掛けて堪える。嘉風、左下手で捻る。逸ノ城、土俵に転がる。

(10) 鶴竜戦 ○寄り切り 7.5秒
 嘉風、仕切り線後方で先に両手をつく。鶴竜、両手をサッとついて素早く立つ。嘉風、遅れて立ち「待った」。2度目、嘉風、仕切り線後方で先に両手をつく。鶴竜、手をサッとついて立ち、右肘を固めて踏み込む。嘉風、左肘を固めて頭から当たり、突っ張り、前に出ながら左を差す。鶴竜、上体が起き、土俵際、左で首を巻いて右小手投げに行こうとする。嘉風、左下手を取り、右を巻き替えて差す。鶴竜、右で首を巻いて左へ回る。嘉風、左下手を持って一気に前に出る。鶴竜、土俵下に飛び落ちる。

(11) 稀勢の里戦 ●送り出し 9.5秒
 嘉風、仕切り線少し後方で先に両手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。嘉風、頭から踏み込む。稀勢の里、左肘を固めて当たる。嘉風、右肘でかち上げ気味に当たり、突っ張りながら前に出る。稀勢の里、俵に詰まり、右で小手投げ気味に振って右に回り、体を入れ替える。嘉風、左差しで一気に前に出る。稀勢の里、土俵際、左から突き、相手の後ろについて腰を押す。嘉風、俵の外に出る。

(12) 千代翔馬戦 ○寄り倒し 3.9秒
 嘉風、先に両手をつく。千代翔馬、手をサッとつき、左手で相手の肩を押さえ、頭をつける。嘉風、左を差し、右で押っ付けながら一気に前に出る。千代翔馬、俵に詰まるが、左から掬おうとする。両者、体が離れてともに俵の外に倒れるが、千代翔馬がわずかに早く土俵につく。

(13) 高安戦 ○押し出し 7.3秒
 嘉風、先に右手をつく。高安、腰を下ろし、仕切り線後方でサッと手をつく。両者、ほぼ同時に立つ。嘉風、右肘を固めて頭から踏み込む。高安、左肘を固めて当たり、左を差そうとする。嘉風、突き放す。高安、右で押っ付け、左で顎を押し上げながら前に出る。嘉風、突っ張り、両差しになって前に出る。高安、右で首を巻いて俵に詰まる。嘉風、押す。高安、土俵下に落ちる。

(14) 隠岐の海戦 ●浴せ倒し 9.6秒
 嘉風、先に右手をつく。隠岐の海、仕切り線後方でサッと手をつく。嘉風、頭から踏み込む。隠岐の海、右肘を前に出して当たり、左を差して差し手を返す。嘉風、上体が起き、左下手を取る。隠岐の海、左差し手を返し、右押っ付けで前に出、右上手を取る。嘉風、土俵際、左下手投げに行こうとする。隠岐の海、右上手が切れるが、すぐに取り直す。嘉風、俵の上で右から掬って相手を左へ振ろうとする。隠岐の海、右上手を持って体を預ける。嘉風、後ろ向きに倒れる。隠岐の海、相手をかばうように右手をつき、土俵に落ちる。

(楽) 琴奨菊戦 ●寄り切り 6.3秒
 嘉風、先に両手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつき、右肘を固めて頭から踏み込む。嘉風、頭から当たる。琴奨菊、両差しを狙う。嘉風、左から押っ付ける。琴奨菊、右を差せずに抜き、左を差し、右で差し手を抱えて前に出る。嘉風、俵に足を掛けて堪えようとする。琴奨菊、左差し手を返してがぶり寄る。嘉風、上体が起きて俵を割る。

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宝富士 2017年春(三月)場所取組内容

201703-たからふじ

前頭筆頭だった先場所は、6勝9敗の成績だった。→先場所の取組内容
前頭3枚目で迎えた今場所、初日は嘉風を突き落として白星発進。
そのまま白星を連ねて、五日目まで5連勝。新横綱稀勢の里、大関照ノ富士ら5人でトップに並ぶ。
六日目、横綱 稀勢の里と全勝同士で対戦。寄り切られて初黒星。
そこから黒星が連なって6連敗。5勝6敗と黒星先行に。
十二日目、大関復帰を目指す 関脇 琴奨菊を叩き込んで6勝目。星を五分にする。
十三日目、関脇 玉鷲に押し出されて7敗目。後がなくなる。
十四日目、関脇 高安と対戦。廻し待ったでの中断を除いても1分15秒の長い取組の末、押し出されて負け越し決定。この取組は、今場所の幕内で最長。(→2017年3月(春)場所 幕内取組 各種データ順位
千秋楽、石浦を押し出し、7勝8敗と一点の負け越しに留める。
負け越しは2場所連続。



(初) 嘉風戦 ○突き落し 5.6秒
 嘉風、先に両手をつく。宝富士、仕切り線後方でサッと手をついて立つ。嘉風、頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たり、左を差そうとする。嘉風、左喉輪で押し上げ、右で押っ付けながら前に出る。宝富士、土俵際左を差し、中に戻る。嘉風、左を差し、右も差そうとしながら一気に前に出る。宝富士、左に回って左から突く。嘉風、土俵下へ転がり落ちる。

(2) 荒鷲戦 ○寄り切り 4.4秒
 宝富士、先に両手をつく。荒鷲、右手をつく。宝富士、素早く立つ。荒鷲、遅れて立つが、行司 木村庄太郎が止める。2度目、宝富士、先に両手をつく。荒鷲、仕切り線後方で両手をサッとつき、右肘を固めて踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。荒鷲、左を差し、右で押っ付ける。宝富士、左をねじ込み、深い右上手を取って前に出る。荒鷲、土俵際、左下手投げに行く。宝富士、右上手を引きつけて寄る。荒鷲、俵の外に出る。その後、宝富士、土俵に落ちる。

(3) 遠藤戦 ○押し出し 3.4秒
 宝富士、先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。宝富士、左肘を固める。遠藤、左手を出して低く踏み込む。宝富士、左を差す。遠藤、突き放し、右上手に手を伸ばすが取れず。宝富士、下がらず左差しで前に出る。遠藤、上体が起きて俵に詰まる。宝富士、右で押っ付ける。遠藤、俵を割る。

(4) 北勝富士戦 ○押し出し 15.5秒
 北勝富士、先に右手をつく。宝富士、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。北勝富士、素早く立って頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。北勝富士、頭をつけ、右押っ付け、左筈で押し上げる。宝富士、相手の腕を外し、左を差そうとする。北勝富士、両手で押す。宝富士、左から突き、左を差そうとする。北勝富士、突き放し、右押っ付け、左喉輪で押し上げる。宝富士、右で突いて喉輪を外し、左から突いていなす。北勝富士、前に泳いで相手に背中を向けるが、向き直ろうとする。宝富士、その機に一気に前に出、左をのぞかせて右で胸を押す。北勝富士、土俵下に落ちる。

(5) 千代の国戦 ○寄り切り 7.2秒
 千代の国、仕切り線後方で先に手をつく。宝富士、仕切り線後方でサッと手をつく。千代の国、素早く立ち、左手を出して頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。千代の国、右肘を固めて差させず、突き放す。宝富士、下がらず左を差す。千代の国、突き放す。宝富士、左を差す。千代の国、右に回って右を差す。宝富士、右を差して深い下手を取る。千代の国、腰を振って廻しを切るが土俵際。宝富士、左上手を取って寄る。千代の国、上体が起きて俵を割る。

(6) 稀勢の里戦 ●寄り切り 10.5秒
 宝富士、仕切り線後方で先に両手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて踏み込む。宝富士、左手を出して頭から低く踏み込む。稀勢の里、左を差す。宝富士、頭をつけ、右上手を探る。稀勢の里、左差し手を返して上手を与えず、前に出ながら右上手を取る。宝富士、相手の上手を切り、左下手を取り、右上手を探る。稀勢の里、腰を下ろして相手の廻しを切り、右上手を取り直して寄る。宝富士、俵に両足を掛けて堪え、俵伝いに右へ回る。稀勢の里、逃さず寄り切る。

(7) 碧山戦 ●引き落し 2.3秒
 宝富士、先に両手をつく。碧山、両手をサッとつき、左手を出して頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。碧山、突き放し、右喉輪で押し上げ、右に開く。宝富士、土俵にバッタリ落ちる。

(中) 千代翔馬戦 ●掬い投げ 13.8秒
 宝富士、先に両手をつく。千代翔馬、手をサッとついて素早く立ち、左手を出して頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。千代翔馬、右肘を固めて当たり、左喉輪で押し上げる。宝富士、相手の喉輪を外す。千代翔馬、突き放し、右喉輪で距離を取る。宝富士、相手の右腕を外す。千代翔馬、突き放し、左喉輪で押し上げる。宝富士、喉輪を外し、左を差す。千代翔馬、右上手を取って右に回る。宝富士、左差しで前に出、右上手を取って寄る。千代翔馬、土俵際、左から掬い投げ。宝富士、裏返って土俵に落ちる。両者、土俵下に落ちる。

(9) 鶴竜戦 ●寄り切り 10.4秒
 宝富士、仕切り線後方で先に両手をつく。鶴竜、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。鶴竜、左手を出して頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。鶴竜、左喉輪、右押っ付けで押し上げながら前に出、両差しになって右下手を取る。宝富士、右で差し手を抱えながら俵伝いに右へ回ろうとするが、右足が俵の外に出る。

(10) 逸ノ城戦 ●押し出し 9.6秒
 逸ノ城、仕切り線後方で先に両手をつく。宝富士、両手をサッとつく。逸ノ城、左手を出し、右肘を固めて踏み込む。宝富士、左肘を固めて頭から当たり、左を差しながら前に出る。逸ノ城、右から突いて体を離す。宝富士、向き直る。逸ノ城、左喉輪で押し上げ、右で押っ付けながら前に出る。宝富士、差し手争いの末に左を差すが、右足が俵の外に滑り出る。

(11) 豪風戦 ●突き落し 7.7秒
 宝富士、先に両手をつく。豪風、仕切り線後方でサッと手をついて素早く立ち、右肘を固めて頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。豪風、左に回り、押しながら前に出る。宝富士、下からあてがいながら左へ回り、相手を土俵際にする。豪風、土俵際、左から突いていなす。宝富士、前に泳いで土俵下に落ちる。

(12) 琴奨菊戦 ○叩き込み 7.0秒
 宝富士、先に両手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつく。宝富士、左肘を固めて当たる。琴奨菊、右肘を固めて当たり、左喉輪で押し上げる。宝富士、左上手を取る。琴奨菊、両差しになろうとしながら前に出る。宝富士、左上手が切れ、土俵際、左から突き、右で叩く。琴奨菊、土俵に両手をつく。

(13) 玉鷲戦 ●押し出し 5.8秒
 宝富士、先に両手をつく。玉鷲、左手をつき、右手をサッとついて頭から踏み込む。宝富士、左を差す。玉鷲、左、右と喉輪で突き放し、どんどん突き放し続けて前に出る。宝富士、仰け反って俵を割る。

(14) 高安戦 ●押し出し 75.2秒
 宝富士、先に両手をつく。高安、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。宝富士、頭から低く踏み込み、右廻しに手を伸ばす。高安、両手突きから、左喉輪、右押っ付けで押し上げる。宝富士、下がらず、左を差して下手を取る。高安、左下手を取り、右で相手の差し手を抱える。両者、互いに上手に手を伸ばすが取れず。高安、右押っ付けで相手の下手を切り、右から突きながら右に回る。宝富士、右上手を取り、左差し手を返す。高安、左差し手を返しながら腰を振り、相手の上手を切る。ここで行司 式守勘太夫が止め、「廻し待った」。<約32秒間中断>宝富士、右から押っ付ける。高安、腰を振って相手の下手を切る。宝富士、右上手に手を伸ばすが取れず、右から絞って左差し手を返す。高安、やや左半身の体勢。両者、しばらく止まる(約14秒間)。互いに右上手に手を伸ばすが取れず。両者、胸が合う体勢に変わって少し止まる(約3秒間)。高安、左下手を取り、前に出ようとする。宝富士、右で押っ付けながら堪える。両者、止まる(約3秒間)。高安、右押っ付けで前に出る。宝富士、左下手が切れ、土俵下に落ちる。

(楽) 石浦戦 ○押し出し 3.8秒
 宝富士、先に両手をつく。石浦、仕切り線後方に右手をつく。宝富士、素早く立ち、左肘を固めて踏み込む。石浦、頭から当たる。宝富士、左を差して前に出る。石浦、右足を俵に掛けて右押っ付けで堪え、体を離して右へ回ろうとする。宝富士、相手の胸を押す。石浦、俵の外に出る。

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松鳳山 2017年春(三月)場所取組内容

201703-しょうほうざん

前頭2枚目だった先場所は、7勝8敗の成績だった。→先場所の取組内容
前頭3枚目で迎えた今場所、初日は関脇 高安と対戦。寄り切られて黒星発進。(→高安戦
二日目から横綱 日馬富士、大関照ノ富士らに敗れて初日から5連敗。(三日目照ノ富士戦 →① →②
六日目、横綱 鶴竜を突き出し、初日を出すとともに、4つめの金星を獲得。(→殊勲インタビュー
七日目、大関復帰を目指す 関脇 琴奨菊に寄り切られて6敗目。
中日、新横綱 稀勢の里に善戦するも小手捻りで敗れて7敗目。
九日目、途中出場の魁聖に敗れて3連敗。負け越しが決まる。
十日目は蒼国来、十一目は関脇 玉鷲に勝ち、今場所初めて連勝。(→玉鷲戦立合い不成立の場面
十二日目、十三日目と連敗して10敗目。
十四日目は小結 正代を、千秋楽は幕内最年長の豪風を押し出して連勝。5勝10敗で今場所を終える。
負け越しは2場所連続。



(初) 高安戦 ●寄り切り 14.1秒
 高安、先に右手をつく。松鳳山、手をサッとついて踏み込む。高安、両腕を内に入れて当たる。松鳳山、低く当たって突き放す。高安、突っ張る。松鳳山、右から張り、左を差し、右で後ろ廻しを取って引きつける。高安、外から抱えてやや高い体勢。松鳳山、右下手投げで振り、両差しで前に出る。高安、左半身で俵に詰まる。松鳳山、左喉輪で押し上げる。高安、右足を俵に掛けて仰け反りながら相手の喉輪を外し、突っ張って中に戻る。松鳳山、左を差す。高安、左を差し、右上手を取って前に出る。松鳳山、両手で相手の左腕を抱えるが、右足が俵の外に滑り出る。

(2) 御嶽海戦 ●押し出し 3.1秒
 御嶽海、手をつこうとする。松鳳山、両手をサッとついて両手突きに行く。御嶽海、遅れてその場で立つ。不成立かに見えたが、行司 木村容堂はハッキヨイ。御嶽海、下から両差しになって前に出る。松鳳山、右で首投げに行く。御嶽海、振られるが堪え、押す。松鳳山、俵の外に出る。

(3) 照ノ富士戦 ●押し倒し 8.2秒
 松鳳山、先に右手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。松鳳山、両腕を内に入れて踏み込む。照ノ富士、左上手前廻しを探る。松鳳山、引いて廻しを与えず、右に回って左喉輪で押し上げる。照ノ富士、右で相手の腕を外し、突き放す。両者、体が離れる。照ノ富士、左から張り、右肘を固めて当たり、右を差そうとする。松鳳山、左肘を固めて差させず。照ノ富士、叩きながら右に回り、押しながら前に出る。松鳳山、俵に詰まって仰け反る。照ノ富士、そこを押す。松鳳山、俵の外に尻餅をつく。

(4) 荒鷲戦 ●下手投げ 15.1秒
 荒鷲、先に右手をつく。松鳳山、両手をサッとついて素早く立ち、両手突きに行く。荒鷲、右肘を固めて当たり、左廻しに手を伸ばす。松鳳山、突っ張る。荒鷲、下からあてがい、左下手を探るが取れず、相手の左腕を抱えながら右に回る。松鳳山、取られた腕を抜き、引く。荒鷲、前のめりになるが堪える。松鳳山、突き放し、右から張り、右上手を取る。荒鷲、深い左下手を取り、機を見て体を開き、左下手で投げ捨てる。松鳳山、土俵に転がる。

(5) 日馬富士戦 ●押し出し 5.9秒
 松鳳山、先に右手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと手をつく。松鳳山、素早く立ち、右手を出して頭を下げる。日馬富士、頭から踏み込む。松鳳山、左にずれて当たり、突っ張る。日馬富士、右押っ付けで前に出、突っ張る。松鳳山、土俵際、叩きながら右に回る。日馬富士、前のめりになるが堪え、松鳳山、土俵下に落ちる。

(6) 鶴竜戦 ○突き出し 6.4秒
 松鳳山、両手をサッとついて突っ掛ける。2度目、両者、手をサッとついて立つ。鶴竜、右肘を固める。松鳳山、右手を出してやや左へ踏み出し、突っ張る。鶴竜、左から張って左を差そうとする。松鳳山、右押っ付け、左喉輪で押し上げる。鶴竜、引いて体を離す。松鳳山、押しながら前に出る。鶴竜、叩きながら左へ回る。松鳳山、乗じて前に出ながら押す。鶴竜、土俵下に飛び落ちる。

(7) 琴奨菊戦 ●寄り切り 4.2秒
 松鳳山は仕切り線上で、琴奨菊は仕切り線後方で、両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。琴奨菊、頭から踏み込む。松鳳山、左肘を固めて左から当たり、左を差す。琴奨菊、左を差す。松鳳山、右上手に手を伸ばすが取れず。琴奨菊、左差しでどんどん前に出る。松鳳山、俵に詰まる。琴奨菊、左差し手を大きく返し、がぶる。松鳳山、上体が起きて俵を割る。

(中) 稀勢の里戦 ●小手捻り 12.6秒
 松鳳山、先に右手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと両手をつき、左肘を固める。松鳳山、両手突きで相手を起こし、突っ張る。稀勢の里、押しながら前に出る。松鳳山、俵に詰まるが、両差しになり、前に出ながら両下手を取る。稀勢の里、肩越しの左上手を取る。松鳳山、前に出ながら相手の上手を切る。稀勢の里、土俵際、左小手投げで振り、右で相手の顔を押しながら左小手で捻り捨てる。松鳳山、土俵に落ちて転がる。

(9) 魁聖戦 ●寄り切り 6.5秒
 魁聖、先に両手をつく。松鳳山、両手をサッとつき、両腕を内に入れて頭から踏み込む。魁聖、右腕を内に入れて当たる。松鳳山、両差しになり、右差し手を返しながら右へ回る。魁聖、肩越しの左上手を取り、右を巻き替えて差し、上手を持って寄る。松鳳山、土俵下に落ちる。

(10) 蒼国来戦 ○寄り切り 4.6秒
 蒼国来、サッと手をついて突っ掛ける。2度目、松鳳山、先に右手をつく。蒼国来、仕切り線後方でサッと手をつき、素早く立って右肘から踏み込む。松鳳山、左肘を固めて当たり、突き放し、右から張り、左を差して前に出る。蒼国来、俵に詰まる。松鳳山、右で相手の顔を押し上げる。蒼国来、左で首を巻くが、土俵下に落ちる。

(11) 玉鷲戦 ○上手投げ 21.3秒
 松鳳山、先に右手をつく。玉鷲、手をつこうとする。松鳳山、ふわっと突っ掛ける。2度目、松鳳山、右手をつく。玉鷲、すぐに手をサッとつく。松鳳山、左肘を固めて頭から踏み込む。玉鷲、両手突きから突っ張る。松鳳山、下からあてがい、突っ張り返して前に出る。玉鷲、右で押っ付けながら右に回る。松鳳山、俵に詰まる。玉鷲、相手の胸を突く。松鳳山、左から突きながら俵伝いに左へ開く。玉鷲、俵に詰まるが向き直る。松鳳山、右で廻しに手を掛ける。玉鷲、引いて廻しを切るが、俵に詰まる。松鳳山、前に出、右上手を取る。玉鷲、右足を俵に掛けながら左から掬う。松鳳山、右上手を離さず。玉鷲、左下手を取る。両者、止まる(約5秒間)。松鳳山、右上手を引きつけて寄る。玉鷲、俵に足を掛けながら堪える。松鳳山、相手の下手を切り、体を開いて土俵内へ上手投げ。玉鷲、土俵に転がる。

(12) 貴ノ岩戦 ●叩き込み 5.5秒
 松鳳山、先に右手をつくが、その手を戻しかけ、再び右手をつく。貴ノ岩、サッと両手を動かし、両者、ほぼ同時に立つ。貴ノ岩、右肘を固める。松鳳山、右手を出して左にずれて当たり、右喉輪で押し上げる。貴ノ岩、左で頭を叩きながら引く。松鳳山、両差しで前に出、右下手を取る。貴ノ岩、土俵際、右で小手に巻き、右へ素早く回りながら叩く。松鳳山、土俵に落ちる。

(13) 北勝富士戦 ●叩き込み 8.4秒
 北勝富士、先に右手をつく。松鳳山、両手をサッとついて立ち、右から張って差そうとする。北勝富士、突き放す。松鳳山、再び右から張り、差そうとする。北勝富士、両手で顎を押し上げる。松鳳山、突き放す。北勝富士、押しながら一気に前に出る。松鳳山、俵に詰まる。北勝富士、押し上げてから右に開く。松鳳山、両足を開いて土俵に手をつく。

(14) 正代戦 ○押し出し 11.8秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。松鳳山、手をサッとついて素早く立ち、右喉輪で押し上げ、突っ張る。正代、下からあてがって下がらず。松鳳山、突き放し、両差しで前に出る。正代、外から押っ付けるが俵に詰まる。松鳳山、引く。正代、乗じて前に出る。松鳳山、左を差して差し手を返し、右上手を探る。正代、腰を引いて上手を与えず。松鳳山、右小手で極め気味に振り、押す。正代、土俵下に飛び落ちる。

(楽) 豪風戦 ○押し出し 2.0秒
 松鳳山、右手をつくが戻す。両者、見合う。豪風、手をつこうとするが止める。松鳳山、右手をつく。豪風、すぐに仕切り線後方でサッと手をつく。松鳳山、左肘を固め、右から張る。豪風、頭から当たる。松鳳山、左を差す。豪風、引く。松鳳山、乗じて押しながら前に出る。豪風、上体が起きて俵を割る。

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貴ノ岩 2017年春(三月)場所取組内容

201703-たかのいわ

前頭10枚目だった先場所は、優勝争いをしている横綱白鵬を破って初金星を獲得。11勝4敗の成績を上げ、殊勲賞を受賞した。→先場所の取組内容
自己最高位の前頭2枚目で迎えた今場所、初日は関脇 玉鷲に突き落とされて黒星発進。
二日目は、今場所大関復帰を目指す 関脇 琴奨菊に寄り倒されて連敗。
三日目、新横綱の稀勢の里に押し出されて3連敗。(→稀勢の里戦
四日目、大関 豪栄道を寄り切って初日を出す。(殊勲インタビューの様子 →①→②
五日目、角番大関照ノ富士に寄り切られて4敗目。
六日目、荒鷲を寄り切って2勝目。
七日目から鶴竜、日馬富士の2横綱、北勝富士、関脇 高安に敗れて4連敗。十日目に負け越しが決まる。
十一日目、遠藤を上手出し投げで倒して3勝目。そこから3連勝。
十四日目、勢に下手出し投げで敗れて9敗目。
千秋楽、小結 正代を寄り切り、6勝9敗で今場所を終える。
負け越しは2場所ぶり。



(初) 玉鷲戦 ●突き落し 2.7秒
 玉鷲、先に左手をつく。貴ノ岩、手をつこうとする。玉鷲、素早く立って両手突きに行く。貴ノ岩、遅れてその場で立つ。行司 木村容堂はハッキヨイ。貴ノ岩、右下手を取る。玉鷲、左で押っ付け、右で顎を押し上げてから突く。貴ノ岩、前のめりになり、土俵に両手をつく。

(2) 琴奨菊戦 ●寄り倒し 7.4秒
 貴ノ岩、右手をつく。琴奨菊、すぐに仕切り線後方で左手をサッとつく。貴ノ岩、素早く立ち、右肘を固めて低く踏み込む。琴奨菊、頭から当たり、右を差そうとする。貴ノ岩、左押っ付けから左を差す。琴奨菊、右で差し手を抱えて前に出る。貴ノ岩、左差しで土俵際を左へ回る。琴奨菊、がぶってどんどん前に出る。貴ノ岩、相手の圧力で、俵の外に尻餅をつく。

(3) 稀勢の里戦 ●押し出し 18.6秒
 貴ノ岩、先に右手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて踏み込む。貴ノ岩、右肘を固めて頭から当たり、左で顎を押し上げる。稀勢の里、左を差そうとしながら前に出る。貴ノ岩、左に回って差させず、右喉輪で押し上げる。稀勢の里、左で突いて喉輪を外し、前に出て左を差そうとする。貴ノ岩、左を差し、右から絞って相手に差させず。稀勢の里、突き放し、上から押さえつけ、左を差して前に出る。貴ノ岩、左下手を取って左に回る。稀勢の里、右で差し手を抱えて前に出、右上手を探るが取れず、突き放す。貴ノ岩、俵の外に出る。

(4) 豪栄道戦 ○寄り切り 8.7秒
 豪栄道、先に右手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつく。豪栄道、左肘を固めて頭から踏み込む。貴ノ岩、頭から低く踏み込み、左上手を取る。豪栄道、右を差し、左も差そうとする。貴ノ岩、右を巻き替えて差し、右下手も取り、両廻しを引きつけて前に出る。豪栄道、左上手を取り、右で頭を叩きながら土俵際を左に回る。貴ノ岩、乗じて前に出る。豪栄道、先に俵を割り、両者、土俵下に飛び落ちる。

(5) 照ノ富士戦 ●寄り切り 9.5秒
 貴ノ岩、先に右手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。貴ノ岩、右肘を固めて低く踏み込む。照ノ富士、右肘を固めて低く踏み込み、左上手前廻しを取る。貴ノ岩、腰を引いて相手の廻しを切り、叩きながら右へ回る。照ノ富士、向き直る。貴ノ岩、左上手に手を伸ばして取り、右を差す。照ノ富士、相手の上手を切り、左で差し手を抱えて前に出る。貴ノ岩、左上手を取り直し、右下手も取るが土俵際。照ノ富士、仰け反りながら相手を浮かせ、寄り切る。

(6) 荒鷲戦 ○寄り切り 6.3秒
 荒鷲、先に右手をつく。貴ノ岩、手をサッとつく。荒鷲、素早く立ち、右腕を内に入れて踏み込む。貴ノ岩、すぐに左前廻しを取り、引きつけて前に出る。荒鷲、土俵際、左押っ付けで突く。貴ノ岩、両下手を持って前に出る。荒鷲、右を巻き替えて右下手を取る。貴ノ岩、両廻しを引きつけながら寄る。荒鷲、土俵際、右下手投げに行く。貴ノ岩、左上手を引きつけながら腰をぶつける。荒鷲、左足一本で俵の外に出、両者、土俵下に落ちる。

(7) 鶴竜戦 ●叩き込み 7.7秒
 両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。鶴竜、右肘を固めて頭から踏み込む。貴ノ岩、右を差す。鶴竜、左押っ付けで押し上げ、両手で顎を押し上げる。貴ノ岩、下がらず前に出、叩いて右に下がる。鶴竜、向き直り、叩いて右に開く。貴ノ岩、土俵に落ちる。

(中) 日馬富士戦 ●上手投げ 1.8秒
 貴ノ岩、先に手をつく。日馬富士、仕切り線後方で両手をサッとつく。貴ノ岩、素早く立ち、右肘を前に出して踏み込む。日馬富士、頭から当たりながら左上手を取って左へ回り、上手投げで相手を土俵外に出す。貴ノ岩、土俵下に転がり落ち、日馬富士、土俵下に飛び落ちる。

(9) 北勝富士戦 ●寄り倒し 32.9秒
 北勝富士、先に右手をつく。貴ノ岩、右手をつく。北勝富士、突っ掛ける。2度目、北勝富士、先に右手をつく。貴ノ岩、右手をつき、左手をサッとついて立ち、右から張る。北勝富士、左にずれて当たり、左上手を取る。貴ノ岩、向き直って上手を切る。北勝富士、左押っ付け、右喉輪で押し上げる。貴ノ岩、仰け反って俵に詰まりながら右下手を探る。北勝富士、前に出ながら左上手を探るが取れず。貴ノ岩、前に出て左上手を探るが取れず、右下手を取る。北勝富士、右下手を取り、左上手に手を伸ばすが取れず。貴ノ岩、左で押っ付けながら相手の下手を切ろうとするが切れず。北勝富士、左を巻き替えようとするがならず、頭をつける。貴ノ岩、前に出ようとするがならず、叩きながら右へ回る。北勝富士、乗じて右下手を引きつけて前に出る。貴ノ岩、上体が起きて俵に詰まるが左で押っ付けながら残す。北勝富士、頭をつけ、左上手に手を伸ばすが取れず。貴ノ岩、中に戻る。北勝富士、左で絞りながら前に出る。貴ノ岩、土俵際堪え、叩きながら左へ回るが、土俵に転がる。勝負後、北勝富士、鼻や口から激しく出血しており、意識がもうろうとしている様子で、慎重に土俵を下りる。

(10) 高安戦 ●叩き込み 1.9秒
 高安、仕切り線後方で先に右手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。高安、踏み込む。貴ノ岩、その場で立って左に大きく変わる。高安、すぐに向き直って叩く。貴ノ岩、土俵に両手をつく。

(11) 遠藤戦 ○上手出投 7.2秒
 遠藤、仕切り線少し後方で先に手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつき、右肘を固めて踏み込む。遠藤、頭から踏み込む。貴ノ岩、頭を叩きながら右に回る。遠藤、少し泳ぐが、向き直って左を差す。貴ノ岩、右で押っ付け、叩きながら下がり、土俵際、肩越しの右上手を取り、左で頭を押さえつけて体を入れ替えながら右上手出し投げ。遠藤、足が宙に舞い、土俵に裏返る。

(12) 松鳳山戦 ○叩き込み 5.5秒
 松鳳山、先に右手をつくが、その手を戻しかけ、再び右手をつく。貴ノ岩、サッと両手を動かし、両者、ほぼ同時に立つ。貴ノ岩、右肘を固める。松鳳山、右手を出して左にずれて当たり、右喉輪で押し上げる。貴ノ岩、左で頭を叩きながら引く。松鳳山、両差しで前に出、右下手を取る。貴ノ岩、土俵際、右で小手に巻き、右へ素早く回りながら叩く。松鳳山、土俵に落ちる。

(13) 千代の国戦 ○吊り出し 11.5秒
 千代の国、仕切り線後方で先に両手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつく。千代の国、素早く立ち、頭から踏み込み、突っ張る。貴ノ岩、叩いて右に回る。千代の国、向き直り、押し上げてから引く。貴ノ岩、前のめりになるが堪える。千代の国、突き放す。貴ノ岩、右から突いていなし、右で後ろ廻しを取る。千代の国、くるっと向き直って廻しを切る。貴ノ岩、左下手を取り、右差し手を返して寄る。千代の国、俵の上で堪える。貴ノ岩、相手を高々と吊り上げ、俵の外に出す。

(14) 勢戦 ●下手出投 21.2秒
 勢、先に右手をつく。貴ノ岩、手をサッと動かし、右肘を前に出して踏み込む。勢、右肩から当たる。貴ノ岩、左上手前廻しを取り、右を差す。勢、左押っ付けで前に出、右上手を探るが取れず、右で突きながら引き、右を差す。貴ノ岩、左上手を離さず。勢、右下手を取る。貴ノ岩、左上手を持って左へ回る。勢、右下手を持って右半身の体勢。両者、少し止まる(約6秒間)。貴ノ岩、左上手を引きつけて頭をつける。勢、体を開いて右下手出し投げ。貴ノ岩、土俵に這う。

(楽) 正代戦 ○寄り切り 19.7秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。貴ノ岩、右肘を固めて頭から低く踏み込み、右を差す。正代、左から押っ付ける。貴ノ岩、突っ張り、右上手に手を伸ばすが取れず、右で押っ付けながら右へ回り、右上手を取る。正代、両差しになって前に出る。貴ノ岩、右足を俵に掛け、左上手前廻しも取る。正代、左差し手を返しながら寄り、左下手を探る。貴ノ岩、腰を引いて廻しを与えず。両上手を持って中に戻り、頭をつけて左上手で絞る体勢。正代、右下手前廻しを探る。貴ノ岩、両上手を引きつけて前に出る。正代、上体が起きて俵を割る。

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