2017年04月

輝 2017年春(三月)場所取組内容

201703-かがやき

前頭11枚目だった先場所は、8勝7敗の成績だった。→先場所の取組内容
今場所は、前頭9枚目で迎える。
初日、新横綱 稀勢の里の土俵入りでこれまで露払いを務めていた松鳳山が、太刀持ちの高安と対戦するため、松鳳山の代わりに太刀持ちを務める。(→横綱稀勢の里土俵入り
初日の取組では、琴勇輝に引き落とされて黒星発進。(→琴勇輝戦
そのまま黒星が連なって4連敗。
五日目、新入幕の宇良と対戦。(→宇良との体格差) 突き倒して、初日を出す。(→宇良戦
七日目、途中出場の魁聖を寄り切ってから白星が連なり、佐田の海、石浦に勝って3連勝。4勝5敗と星を盛り返す。
十日目 北勝富士、十一日目 碧山と連敗。7敗目と後がなくなる。
十二日目、大翔丸を引き落として踏み止まる。
十三日目、栃ノ心に突き落とされて負け越し決定。
十四日目 遠藤、千秋楽 錦木と押し出しで勝利し、7勝8敗と1点の負け越しに留める。
負け越しは2場所ぶり。



(初) 琴勇輝戦 ●引き落し 2.4秒
 両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。琴勇輝、左手を出して頭から踏み込む。輝、右手を出して当たり、右で顎を押し上げる。琴勇輝、右喉輪で押し上げ、引く。輝、前に飛んで土俵に転がる。

(2) 千代翔馬戦 ●掬い投げ 10.1秒
 輝、先に左手をつく。千代翔馬、両手をサッとつく。輝、素早く立って両手突き。千代翔馬、低く踏み込み、右前廻しを探るが取れず。輝、突き放す。千代翔馬、押し上げ、相手の右腕を手繰って左に回り、右から張って右上手に手を伸ばすが取れず。輝、左を差し、両廻しを取る。千代翔馬、左下手を取って左に回り、土俵際、体を開いて左掬い投げを打ってから、その腕を抜いて体を離す。輝、土俵にバッタリ落ちる。

(3) 隠岐の海戦 ●寄り切り 24.2秒
 隠岐の海、先に右手をつく。輝、仕切り線少し後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。輝、右手を出して踏み込む。隠岐の海、右肘を固めて当たり、左押っ付けから左を差す。輝、左を差し、右で押し上げる。隠岐の海、右で押っ付け、前に出ながら左筈で胸を押し上げる。輝、土俵際堪え、土俵際を左へ回り、右上手を取って左へ振り、土俵際を右へ回る。隠岐の海、右上手を取って前に出る。輝、すぐに相手の上手を切る。隠岐の海、前に出ながら右をねじ込んで両差しになり、左下手を取って寄る。輝、上体が起きて俵を割る。

(4) 逸ノ城戦 ●押し出し 3.3秒
 逸ノ城、先に両手をつく。輝、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。逸ノ城、左から張って右を差す。輝、左を巻き替えて差す。逸ノ城、乗じて前に出る。輝、上体が起きて俵を割る。

(5) 宇良戦 ○突き倒し 4.3秒
 宇良、仕切り線後方で先に両手をつく。輝、左手をトンとつき、両手を出して見ながら立つ。宇良、右手を出し、頭を下げて潜ろうとする。輝、突き起こそうとする。宇良、再び頭を下げ、相手の左腕を手繰って右に回る。輝、突き放す。宇良、俵に両足を掛けて仰け反り、俵の外に尻餅をつく。

(6) 大栄翔戦 ●突き出し 6.8秒
 大栄翔、先に両手をつく。輝、腰を下ろし、両手をサッとつく。大栄翔、素早く立ち、両手を出して頭から踏み込む。輝、頭から当たり、両手で顎を押し上げる。両者、突っ張り合う。大栄翔、突き勝って前に出る。輝、上体が起きて俵を割る。

(7) 魁聖戦 ○寄り切り 6.8秒
 魁聖、先に両手をつく。輝、両手をサッとつく。魁聖、素早く立つ。輝、頭から踏み込み、突き放し、頭をつけ、左上手を取って左に回る。魁聖、右差し手を抜き、右で相手の左腕を引っ張り込み、右上手を狙う。輝、右で押っ付け、左下手を深くして寄る。魁聖、上体が浮いて俵を割る。

(中) 佐田の海戦 ○押し出し 5.2秒
 佐田の海、先に両手をつく。輝、右、左とサッと手をつく。佐田の海、右手を出して踏み込む。輝、右手を出して当たる。佐田の海、突き上げ、差そうとする。輝、突っ張る。佐田の海、下からあてがい、右を差す。輝、押しながら前に出る。佐田の海、土俵下に落ち、客席を走る。

(9) 石浦戦 ○押し出し 4.9秒
 石浦、先に手をつく。輝、仕切り線少し後方で右、左とサッと手をつき、両手を出して当たる。石浦、頭から低く当たる。輝、顎に向かって突き放しながら前に出る。石浦、土俵際、左を差す。輝、右で押っ付け、左筈で胸を押し上げながら前に出る。石浦、土俵下に飛び落ちる。

(10) 北勝富士戦 ●押し倒し 8.1秒
 輝、先に左手をつく。北勝富士、仕切り線少し後方で右手をつき、左手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立つ。輝、右手を出して頭から踏み込む。北勝富士、頭から当たる。輝、顎を押し上げる。北勝富士、胸に向かって突き放しながら前に出る。輝、土俵際を左へ回り、出てくる相手を右から突く。北勝富士、前のめりになるが向き直る。輝、土俵際の相手を押す。北勝富士、右から突き、体勢を崩した相手を更に押す。輝、土俵に落ちて転がる。

(11) 碧山戦 ●押し出し 2.9秒
 輝、先に左手をつく。碧山、手をサッとついて素早く立ち、右から張り、叩きながら右に変わる。輝、向き直る。碧山、押しながら前に出る。輝、左で後ろ廻しを取るが、土俵下に落ちる。

(12) 大翔丸戦 ○引き落し 3.5秒
 大翔丸、先に両手をつく。輝、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。輝、両手突きから押しながら前に出る。大翔丸、俵に詰まる。輝、押していた手を外す。大翔丸、前に落ちる。

(13) 栃ノ心戦 ●突き落し 4.3秒
 栃ノ心、左手をつくがその手を戻す。輝、左手をつく。栃ノ心、すぐに両手をサッとつく。輝、右手を出して頭から踏み込む。栃ノ心、その場で立ち、右から張って右に動く。輝、向き直って押し、両差しになる。栃ノ心、左で首を巻き、右で押っ付けながら土俵際を右へ回る。輝、前に飛んで土俵下に転がり落ち、その後、栃ノ心、土俵下に落ちる。

(14) 遠藤戦 ○押し出し 5.0秒
 輝、先に左手をつく。遠藤、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。輝、素早く立って両手突きに行く。遠藤、頭から当たる。輝、突き放して前に出る。遠藤、左を差すが土俵際。輝、押し上げる。遠藤、上体が起き、土俵下に落ちる。

(楽) 錦木戦 ○押し出し 2.9秒
 錦木、先に両手をつく。輝、手をサッとつく。錦木、素早く立つ。輝、頭から当たり、右喉輪で押し上げ、突き放しながら前に出る。錦木、上体が起きて俵を割る。

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隠岐の海 2017年春(三月)場所取組内容

201703-おきのうみ

前頭3枚目だった先場所は、4勝11敗の成績だった。→先場所の取組内容
前頭8枚目で迎えた今場所、初日は千代翔馬に上手捻りで敗れて黒星発進。
二日目の琴勇輝戦は、「物言い」がついて取り直しに(→最初の相撲)。「取り直しの相撲」では、送り出しで初白星。勝負後、土俵下に落ちた琴勇輝が振分審判の上に乗る。(→取り直しの相撲
三日目、輝を寄り切って連勝。
四日目、千代の国を寄り切ったかに見えたが、「差し違え」で敗れて2敗目。
五日目から白星を連ね、七日目は勝ちっ放しの栃煌山に初黒星をつけて3連勝。5勝2敗と白星先行。
中日 大栄翔、九日目 遠藤に敗れて連敗。(→遠藤戦
十日目、碧山の小手投げに敗れたかに見えたが、「差し違え」で勝って6勝目。(→小手投げを堪える隠岐の海→碧山の足が先に出る
十二日目、十三日目と連勝し、勝ち越しを決める。
そのまま千秋楽まで白星を連ね、10勝5敗の成績で今場所を終える。
勝ち越しは、昨年9月場所以来3場所ぶり。二桁勝利は、昨年1月場所以来7場所ぶり。
「物言い」3回は、勢と並んで今場所の幕内で最多。(→幕内取組各種データ順位



(初) 千代翔馬戦 ●上手捻り 13.7秒
 隠岐の海、右手をつく。千代翔馬、すぐにサッと手をつき、右手を出して低く踏み込む。隠岐の海、左腕を内に入れ、左を差す。千代翔馬、左にずれて当たり、左を差して深い下手を取る。隠岐の海、右上手に手を伸ばすが取れず、右で押っ付ける。千代翔馬、左下手を更に深くし、右を巻き替えようと見せてから右上手に手を伸ばして取り、左下手は離して差し手を返す。隠岐の海、腰を振って相手の上手を切ろうとする。千代翔馬、右上手を離さず。隠岐の海、左下手を取る。千代翔馬、右足外掛けに行く。隠岐の海、左下手を持って堪え、右押っ付けで前に出る。千代翔馬、右上手で捻りながら左差し手を返す。隠岐の海、左膝が入る形になり、体勢を崩して土俵に裏返る。

(2) 琴勇輝戦 ○送り出し 9.3秒
 隠岐の海、先に右手をつく。琴勇輝、仕切り線後方で両手をサッとつく。隠岐の海、素早く立ち、右肘を前に出して踏み込む。琴勇輝、右肘を固めて頭から踏み込む。隠岐の海、左で押っ付ける。琴勇輝、体を離し、押し上げながら前に出る。隠岐の海、上体が起きて俵に詰まり、俵の上で叩く。琴勇輝、前のめりになり、隠岐の海、俵の外に出、琴勇輝、土俵に落ち、隠岐の海、土俵下に飛び落ちる。軍配、琴勇輝。「物言い」がつき、協議の結果、琴勇輝の足の甲がつくのと隠岐の海が飛び出すのが同時と判断、「取り直し」となる。(6.1秒)
<取り直しの相撲>両者、ほぼ同時に手をサッとついて立つ。隠岐の海、右肘を前に出す。琴勇輝、両手突きから押し上げ、右に開いて叩く。隠岐の海、向き直って押す。琴勇輝、突っ張りながら前に出る。隠岐の海、下からあてがい、土俵際、左から掬って左に回り、相手を後ろから抱えて送り出す。琴勇輝、土俵下に落ち、振分審判の上に背中から乗る。(9.3秒)

(3) 輝戦 ○寄り切り 24.2秒
 隠岐の海、先に右手をつく。輝、仕切り線少し後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。輝、右手を出して踏み込む。隠岐の海、右肘を固めて当たり、左押っ付けから左を差す。輝、左を差し、右で押し上げる。隠岐の海、右で押っ付け、前に出ながら左筈で胸を押し上げる。輝、土俵際堪え、土俵際を左へ回り、右上手を取って左へ振り、土俵際を右へ回る。隠岐の海、右上手を取って前に出る。輝、すぐに相手の上手を切る。隠岐の海、前に出ながら右をねじ込んで両差しになり、左下手を取って寄る。輝、上体が起きて俵を割る。

(4) 千代の国戦 ●突き落し 5.6秒
 隠岐の海、先に右手をつく。千代の国、仕切り線後方でサッと手をつく。隠岐の海、右肘を前に出して踏み込む。千代の国、頭から当たり、突き放す。隠岐の海、下からあてがい、左を差す。千代の国、右で押っ付け、左で叩きながら下がる。隠岐の海、乗じて左差しで前に出る。千代の国、俵の上で右から突き落としに行き、両者、俵の外に倒れる。軍配、隠岐の海。「物言い」がつき、協議の結果、隠岐の海の手が先についていると判断、「軍配差し違え」で千代の国の勝ちとなる。

(5) 栃ノ心戦 ○寄り切り 5.6秒
 隠岐の海、先に右手をつく。栃ノ心、手をサッとつく。隠岐の海、素早く立ち、右肘を前に出す。栃ノ心、やや左にずれて頭から当たる。隠岐の海、前に出ながら両差しになろうとする。栃ノ心、土俵際、右を巻き替えて差し、左上手を取る。隠岐の海、左を巻き替えて差し、両差しでがぶり寄る。栃ノ心、腰が伸びて俵を割る。

(6) 逸ノ城戦 ○寄り切り 10.1秒
 逸ノ城、先に両手をつく。隠岐の海、右、左とサッと手をついて立ち、素早く立って右肘を前に出す。逸ノ城、左上手前廻しを狙う。隠岐の海、左を差し、前に出ながら右も差す。逸ノ城、外から抱えて上体が起き、右小手で振ろうとする。隠岐の海、両差し手を返して休まず前に出、がぶって寄り切る。

(7) 栃煌山戦 ○押し出し 3.0秒
 隠岐の海、先に右手をつく。栃煌山、じりっと足をすり、仕切り線高校で両手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立つ。隠岐の海、右肘を前にして踏み込む。栃煌山、頭から当たって左を差し、右もねじ込んで差す。隠岐の海、左を巻き替えて差す。栃煌山、すぐに右を巻き替え返しに行く。隠岐の海、乗じて左押っ付けで前に出、俵の外に出す。

(中) 大栄翔戦 ●押し出し 5.7秒
 大栄翔、先に両手をつく。隠岐の海、手をサッとつき、右肘を固める。大栄翔、右手を出して頭から当たり、突き放しながら前に出る。隠岐の海、下からあてがうが俵に詰まる。大栄翔、更に押す。隠岐の海、上体が起きて俵の外に出る。

(9) 遠藤戦 ●寄り切り 10.2秒
 隠岐の海、仕切り線少し後方で先に手をつく。遠藤、仕切り線少し後方でサッと手をつく。隠岐の海、右肘を固めて踏み込み、左を差す。遠藤、低く踏み込み、右上手前廻しを取り、左差し手を返し、上手を引きつけて前に出る。隠岐の海、腰が伸び、右足一本を俵に掛けて堪える。遠藤、休まず寄り立て、腰を下ろして寄り切る。

(10) 碧山戦 ○押し出し 16.5秒
 隠岐の海、先に右手をつく。碧山、手をサッとつき、頭から踏み込む。隠岐の海、右肘を固めて当たる。碧山、頭をつけ、左押っ付けで前に出る。隠岐の海、左を差して土俵際を左へ回り、中に戻って左下手を取る。碧山、右で押っ付ける。隠岐の海、機を見て右を巻き替える。碧山、外から極めながら前に出、体を開いて右小手投げに行く。隠岐の海、前に飛び落ち、碧山、俵の外に出る。木村晃之助は、軍配を碧山に。「物言い」がつき、協議の結果、山科審判長は「碧山の踵が先に出ている」と説明、「軍配差し違え」で隠岐の海の勝ち。

(11) 妙義龍戦 ●寄り切り 3.9秒
 隠岐の海、先に右手をつく。妙義龍、手をつこうとする。隠岐の海、突っ掛ける。2度目、妙義龍、相手が手をつく前に手をサッとついて突っ掛ける。3度目、隠岐の海、先に右手をつく。妙義龍、手をサッとつく。隠岐の海、右肘を前に出す。妙義龍、右手を出して頭から踏み込み、左前廻しを取って右を差す。隠岐の海、左上手前廻しを取る。妙義龍、左下手を持って前に出る。隠岐の海、左を巻き替え、土俵際、右小手投げに行く。妙義龍、左廻しを離さず寄る。隠岐の海、俵を割る。その後、妙義龍、俵の外に倒れる。

(12) 徳勝龍戦 ○寄り切り 17.1秒
 隠岐の海、先に右手をつく。徳勝龍、手をサッとつき、頭から踏み込む。隠岐の海、右肘を固めて当たり、左上手前廻しに手を掛けるが止め、左を差して前に出る。徳勝龍、土俵際、左から掬いながら堪え、左に回って中に戻る。隠岐の海、右で押っ付けながら前に出、右上手を取る。徳勝龍、すぐに腰を捻って上手を切る。隠岐の海、前に出ながら再び右上手を取って寄る。徳勝龍、左差し手を返しながら堪えようとするが、上体が起きて俵を割る。

(13) 石浦戦 ○寄り切り 25.6秒
 隠岐の海、先に両手をつく。石浦、右手をつき、左手をサッとついて素早く立ち、頭から踏み込む。隠岐の海、両手突きから左を差す。石浦、頭をつけて右から絞り、機を見て右に開く。隠岐の海、土俵際向き直る。石浦、押し上げる。隠岐の海、相手に覆いかぶさる体勢で左を差し、肩越しの右上手を取る。石浦、左下手を持ち、相手の左脇下から頭を出す。隠岐の海、左で相手の首を抱え、右足を飛ばして相手の右足を蹴る。石浦、堪える。隠岐の海、hぢありで首を抱えたまま、肩越しの右上手で相手を起こそうとしながら前に出る。石浦、俵を割る。

(14) 嘉風戦 ○浴せ倒し 9.6秒
 嘉風、先に右手をつく。隠岐の海、仕切り線後方でサッと手をつく。嘉風、頭から踏み込む。隠岐の海、右肘を前に出して当たり、左を差して差し手を返す。嘉風、上体が起き、左下手を取る。隠岐の海、左差し手を返し、右押っ付けで前に出、右上手を取る。嘉風、土俵際、左下手投げに行こうとする。隠岐の海、右上手が切れるが、すぐに取り直す。嘉風、俵の上で右から掬って相手を左へ振ろうとする。隠岐の海、右上手を持って体を預ける。嘉風、後ろ向きに倒れる。隠岐の海、相手をかばうように右手をつき、土俵に落ちる。

(楽) 佐田の海戦 ○小手投げ 10.7秒
 佐田の海、先に手をつく。隠岐の海、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。佐田の海、頭から踏み込む。隠岐の海、右肘を前に出して当たり、左を差して差し手を返す。佐田の海、左下手を取り、右で押っ付ける。隠岐の海、右で押っ付け、右上手を取って前に出る。佐田の海、土俵際、左下手投げで振り、右を巻き替えて両差しになる。隠岐の海、右上手を持って寄る。佐田の海、右差し手を返して堪える。隠岐の海、右に回りながら土俵内に右小手投げ。佐田の海、土俵に転がる。

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魁聖 2017年春(三月)場所取組内容

201703-かいせい

前頭9枚目だった先場所は、8勝7敗の成績だった。→先場所の取組内容
場所直前の3月6日の稽古で右膝を負傷する。
前頭8枚目で迎えた今場所、「右膝の前十字靱帯断裂、外側半月板損傷で約3カ月の加療を要する」との診断書を提出し、初日から休場。(→魁聖休場
六日目から出場するも、六日目、七日目と連敗スタート。
中日、逸ノ城を寄り切って初白星。九日目、松鳳山を寄り切って連勝。
十日目の荒鷲戦では「物言い」がつくものの、突き落としで敗れて3敗目。(→荒鷲戦
十一日目は北勝富士、十二日目は琴勇輝に敗れて3連敗。
十三日目、錦木を掬い投げで倒して3勝目。
十四日目 大栄翔、千秋楽 勢と連敗し、3勝7敗5休の成績で今場所を終える。
負け越し、二桁負けとも、2場所ぶり。



(初)~(5) 魁聖、「右膝前十字靱帯断裂、外側半月板損傷」のため、休場。
 
(6) 碧山戦 ●肩透かし 10.7秒
 魁聖、先に両手をつく。碧山、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。魁聖、両腕を内に入れる。碧山、頭から踏み込み、突き放し、突っ張りながら前に出る。魁聖、下からあてがいながら右へ回り、相手の左腕を手繰って体を入れ替え、押す。碧山、右をのぞかせて肩透かし。魁聖、土俵に落ちる。

(7) 輝戦 ●寄り切り 6.8秒
 魁聖、先に両手をつく。輝、両手をサッとつく。魁聖、素早く立つ。輝、頭から踏み込み、突き放し、頭をつけ、左上手を取って左に回る。魁聖、右差し手を抜き、右で相手の左腕を引っ張り込み、右上手を狙う。輝、右で押っ付け、左下手を深くして寄る。魁聖、上体が浮いて俵を割る。

(中) 逸ノ城戦 ○寄り切り 4.4秒
 魁聖、先に両手をつく。逸ノ城、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。魁聖、右肘を固める。逸ノ城、右肘を固めて当たり、左上手前廻しに手を掛けるが取れず、右を差す。魁聖、左上手前廻し、右下手を取り、引きつけて前に出る。逸ノ城、左で押っ付け、右下手を取るが、堪えられずにあっさり俵を割る。

(9) 松鳳山戦 ○寄り切り 6.5秒
 魁聖、先に両手をつく。松鳳山、両手をサッとつき、両腕を内に入れて頭から踏み込む。魁聖、右腕を内に入れて当たる。松鳳山、両差しになり、右差し手を返しながら右へ回る。魁聖、肩越しの左上手を取り、右を巻き替えて差し、上手を持って寄る。松鳳山、土俵下に落ちる。

(10) 荒鷲戦 ●突き落し 6.1秒
 荒鷲、先に右手をつく。魁聖、仕切り線後方でサッと手をつき、右腕を内に入れる。荒鷲、右肘を固めて低く踏み込み、左上手前廻しを狙うが取れず、右差しで左へ回る。魁聖、右差し手を抜く。荒鷲、深い左下手を探る。魁聖、押しながら前に出る。荒鷲、土俵際を左へ回り、左から突く。魁聖、土俵に落ち、すぐその後に、荒鷲も土俵に転がる。木村庄太郎は、軍配を荒鷲に上げる。「物言い」がつき、同体か協議した結果、藤島審判長は「魁聖の手が先についている」と説明、「軍配通り」荒鷲の勝ち。

(11) 北勝富士戦 ●寄り切り 11.8秒
 魁聖、先に両手をつく。北勝富士、腰を下ろし、仕切り線後方で右手をつき、左手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立つ。北勝富士、やや左へ踏み出して頭から当たる。魁聖、右を差そうとする。北勝富士、左で押っ付け、右喉輪で押し上げ、一旦体を離し、再び頭から当たって左で押っ付け、左筈で脇を、右で顎を押し上げながら前に出る。魁聖、上体が起き、土俵際を左へ回る。北勝富士、頭をつけて押す。魁聖、右小手投げに行く。北勝富士、両差しになって寄り切る。

(12) 琴勇輝戦 ●突き出し 9.4秒
 魁聖、先に両手をつく。琴勇輝、仕切り線後方で両手をサッとつく。魁聖、両腕を内に入れる。琴勇輝、両手突きから右喉輪で押し上げる。魁聖、下がらず、右を差そうとする。琴勇輝、左で押っ付けながら前に出る。魁聖、土俵際、右差し手を大きく返す。琴勇輝、突き放す。魁聖、右から突きながら俵伝いに左へ回る。琴勇輝、向き直って両手で突き放す。魁聖、土俵下に落ちる。

(13) 錦木戦 ○掬い投げ 14.7秒
 魁聖、先に両手をつく。錦木、左手をつく。魁聖、素早く立ち、錦木、遅れて立って当たるが、行司 木村寿之介が止める。2度目、錦木、先に左手をつく。魁聖、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。錦木、頭から踏み込む。魁聖、右肘を固めて当たり、下がりながら右を差す。錦木、頭をつけて左で押っ付け、左上手を取る。魁聖、左へ回って体を入れ替え、左をねじ込んで両差しになる。錦木、右上手前廻しを取り、右に回る。魁聖、両差しで前に出、相手の上手を切り、更に前に出続ける。錦木、体を離し、頭から低く当たる。魁聖、左で頭を叩く。錦木、右を差して下手を取る。魁聖、左上手に手を掛けるが切れ、右から掬い投げ。錦木、宙で裏返って土俵に落ちる。

(14) 大栄翔戦 ●寄り切り 5.0秒
 大栄翔、先に両手をつく。魁聖、手をサッとつき、両腕を内に入れる。大栄翔、右喉輪で押しながら前に出、左筈で相手の右脇を押し上げる。魁聖、土俵際を左へ回り、叩こうとする。大栄翔、右差し手を突きつけ、腰を下ろして寄り切る。

(楽) 勢戦 ●突き落し 15.1秒
 魁聖、先に両手をつく。勢、腰を下ろし、仕切り線後方でサッと手をつく。魁聖、両腕を内に入れる。勢、左肘を固めて踏み込み、両差しになろうとする。魁聖、両上手前廻しを取って前に出る。勢、左差し手を抜き、土俵際、右差し手を返しながら相手の両廻しを切り、右に回って中に戻る。魁聖、左上手を取り直し、引きつけて前に出る。勢、土俵際、右から掬う。魁聖、左上手を持って堪え、右差し手を返しながら寄る。勢、左に開いて左から突き落としに行く。魁聖、土俵に転がる。

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千代翔馬 2017年春(三月)場所取組内容

201703-ちよしょうま

自己最高位の前頭6枚目だった先場所は、7勝8敗の成績だった。→先場所の取組内容
場所前、先代九重親方死去に伴い延期されていた幕内昇進祝賀会を千代皇とともに行った。
前頭7枚目で迎えた今場所、初日は隠岐の海を上手捻りで倒して白星発進。
そこから白星が連なり、4連勝。
五日目、4連勝同士で栃煌山と対戦。叩き込まれて初黒星。(→栃煌山戦
六日目、北勝富士と対戦。激しい突っ張り合いから、叩き込んで連敗回避。
七日目、遠藤に上手出し投げで倒され2敗目。
中日、九日目と連勝し、7勝目。勝ち越しまであと1つとする。
十日目、徳勝龍に浴びせ倒されて3敗目。
十一日目、大翔丸を寄り切って勝ち越し決定。(→勝ち越しインタビュー
十二日目はベテランの嘉風、十三日目は新入幕の宇良に敗れて連敗。(→宇良戦立合い不成立場面
十四日目、妙義龍を叩き込んで9勝目。
千秋楽は好調の貴景勝に敗れ、9勝6敗で今場所を終える。
勝ち越しは2場所ぶり。



(初) 隠岐の海戦 ○上手捻り 13.7秒
 隠岐の海、右手をつく。千代翔馬、すぐにサッと手をつき、右手を出して低く踏み込む。隠岐の海、左腕を内に入れ、左を差す。千代翔馬、左にずれて当たり、左を差して深い下手を取る。隠岐の海、右上手に手を伸ばすが取れず、右で押っ付ける。千代翔馬、左下手を更に深くし、右を巻き替えようと見せてから右上手に手を伸ばして取り、左下手は離して差し手を返す。隠岐の海、腰を振って相手の上手を切ろうとする。千代翔馬、右上手を離さず。隠岐の海、左下手を取る。千代翔馬、右足外掛けに行く。隠岐の海、左下手を持って堪え、右押っ付けで前に出る。千代翔馬、右上手で捻りながら左差し手を返す。隠岐の海、左膝が入る形になり、体勢を崩して土俵に裏返る。

(2) 輝戦 ○掬い投げ 10.1秒
 輝、先に左手をつく。千代翔馬、両手をサッとつく。輝、素早く立って両手突き。千代翔馬、低く踏み込み、右前廻しを探るが取れず。輝、突き放す。千代翔馬、押し上げ、相手の右腕を手繰って左に回り、右から張って右上手に手を伸ばすが取れず。輝、左を差し、両廻しを取る。千代翔馬、左下手を取って左に回り、土俵際、体を開いて左掬い投げを打ってから、その腕を抜いて体を離す。輝、土俵にバッタリ落ちる。

(3) 琴勇輝戦 ○送り出し 6.2秒
 千代翔馬、手をつこうとするがつかず。琴勇輝、仕切り線少し後方で先に手をつく。千代翔馬、サッと手をつき、頭から踏み込む。琴勇輝、両手突きから押し上げる。千代翔馬、すぐに右上手前廻しを取って右に回る。琴勇輝、少し下がって廻しを切る。千代翔馬、突き放し、右で突いていなし、相手を後ろから抱えて前に出る。琴勇輝、土俵下に落ちる。

(4) 栃ノ心戦 ○寄り切り 27.4秒
 両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。千代翔馬、左肘を固めて頭から踏み込む。栃ノ心、右肘を固めて当たる。千代翔馬、突き放し、突っ張る。栃ノ心、下がらずあてがう。千代翔馬、更に突っ張りながら前に出、左を差して右上手を取り、すぐ体を開いて右上手出し投げで振り回す。栃ノ心、左下手を持って堪え、右で相手の差し手を引っ張り込む。千代翔馬、右上手で振って頭をつける。栃ノ心、右をねじ込んで相手を起こそうとする。千代翔馬、左を巻き替えて差す。栃ノ心、右で押っ付ける。千代翔馬、左で相手の左膝を押さえながらの右上手出し投げで振り回し、左を差し直して一気に前に出る。栃ノ心、上体が起きて俵を割る。

(5) 栃煌山戦 ●叩き込み 1.6秒
 栃煌山、じりっと足をすり、仕切り線かなり後方でサッと手をつき、突っ掛ける。2度目、千代翔馬、先に両手をつくがその手を戻す。栃煌山、仕切り線後方でサッと手をついて立つ。千代翔馬、少し遅れてサッと手をついて立ち、右手を出して頭から低く当たり、中に入ろうとする。栃煌山、下がりながら叩いて左に開く。千代翔馬、土俵に両手をつく。

(6) 北勝富士戦 ○叩き込み 8.6秒
 北勝富士、先に右手をつく。千代翔馬、左、右とサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。千代翔馬、左手を前に出す。両者、頭で当たり合う。千代翔馬、右前廻しを探る。北勝富士、突き放そうとする。千代翔馬、左で叩いていなし、右で後ろ廻しを取る。北勝富士、向き直って叩く。千代翔馬、落ちずに向き直り、突っ張りながら前に出る。北勝富士、下からあてがい、突き放す。千代翔馬、叩いて左に開く。北勝富士、前にバッタリ落ちる。

(7) 遠藤戦 ●上手出投 11.2秒
 遠藤、仕切り線後方で右手をつき、千代翔馬、すぐに左、右と手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。千代翔馬、左手で相手の肩を押さえながら踏み込み、、右上手を取る。遠藤、左を差して前に出、右上手を取る。千代翔馬、土俵際で左下手を取って両廻し。遠藤、左から巻くようにして右に回り、右上手を持って前に出、左下手を取る。両者、土俵中央に戻る。千代翔馬、伸びた右上手を取り直す。遠藤、左肘を張りながら腰を振って相手の上手を切り、前に出る。千代翔馬、体を開いて左下手投げに行く。遠藤、右上手で出し投げ。千代翔馬、左膝から土俵に落ちる。

(中) 宝富士戦 ○掬い投げ 13.8秒
 宝富士、先に両手をつく。千代翔馬、手をサッとついて素早く立ち、左手を出して頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。千代翔馬、右肘を固めて当たり、左喉輪で押し上げる。宝富士、相手の喉輪を外す。千代翔馬、突き放し、右喉輪で距離を取る。宝富士、相手の右腕を外す。千代翔馬、突き放し、左喉輪で押し上げる。宝富士、喉輪を外し、左を差す。千代翔馬、右上手を取って右に回る。宝富士、左差しで前に出、右上手を取って寄る。千代翔馬、土俵際、左から掬い投げ。宝富士、裏返って土俵に落ちる。両者、土俵下に落ちる。

(9) 碧山戦 ○寄り切り 11.6秒
 千代翔馬、手をつこうとするがつけず、立合いを嫌う。2度目、千代翔馬、先に左手をつく。碧山、仕切り線少し後方で両手をサッとつき、素早く立って両手突きに行く。千代翔馬、突き放しながら前に出る。碧山、押し返して前に出る。千代翔馬、右で突いて相手をいなしながら土俵際を右に回る。碧山、前のめりになるが俵で踏み止まる。千代翔馬、押す。碧山、突き放しながら前に出る。千代翔馬、右から突いて体を離す。碧山、前に泳いで俵の上で向き直る。千代翔馬、そこを押し上げ、左を差して寄る。碧山、俵を割る。

(10) 徳勝龍戦 ●浴せ倒し 4.4秒
 千代翔馬、左手をつく。徳勝龍、すぐに手をサッとついて素早く立つ。千代翔馬、左肘を固めて低く当たる。徳勝龍、左を差して前に出る。千代翔馬、左下手を取り、土俵際、左掬い投げで堪えて左へ回る。徳勝龍、左差し手を突きつけて体を預ける。千代翔馬、背中から倒れる。

(11) 大翔丸戦 ○寄り切り 6.8秒
 大翔丸、先に両手をつく。千代翔馬、両手をサッとついて素早く立って踏み込む。大翔丸、頭から当たる。千代翔馬、右を差し、左上手前廻しも取る。大翔丸、右を差す。千代翔馬、両廻しを引きつけてどんどん前に出る。大翔丸、腰が伸びて俵を割る。

(12) 嘉風戦 ●寄り倒し 3.9秒
 嘉風、先に両手をつく。千代翔馬、手をサッとつき、左手で相手の肩を押さえ、頭をつける。嘉風、左を差し、右で押っ付けながら一気に前に出る。千代翔馬、俵に詰まるが、左から掬おうとする。両者、体が離れてともに俵の外に倒れるが、千代翔馬がわずかに早く土俵につく。

(13) 宇良戦 ●寄り切り 3.7秒
 宇良、仕切り線後方で先に右手をつく。千代翔馬、両手をサッとついて素早く立つ。宇良、立てず。2度目、宇良、仕切り線後方で先に手をつく。千代翔馬、両手をサッとついて素早く立って踏み込む。宇良、頭を下げて当たる。千代翔馬、右でかち上げる。宇良、頭を上げず、左を差して一気に前に出る。千代翔馬、右で小手に巻くが俵に詰まり、左で頭を叩こうとする。宇良、左差しで寄る。千代翔馬、土俵下に落ちる。

(14) 妙義龍戦 ○叩き込み 1.4秒
 妙義龍、右手をつく。千代翔馬、一旦、右手をつくが戻す。妙義龍、手を戻し、再び右手をつく。千代翔馬、サッと手をついて素早く立ち、左手を出して踏み込み、右前廻しを探る。妙義龍、右を差して前に出ようとする。千代翔馬、叩く。妙義龍、左膝からあっけなく土俵に転がる。

(楽) 貴景勝戦 ●押し出し 10.1秒
 両者、手をつこうとして止める。千代翔馬、先に手をつく。貴景勝、両手をサッと動かして突っ掛ける。2度目、千代翔馬、右手をつくが、その手を戻す。貴景勝、両手をサッとつき、両手突きに行く。千代翔馬、右手を出して頭から当たる。貴景勝、両手で相手を起こす。千代翔馬、突き放しながら前に出、左で廻しを探る。貴景勝、押しながら前に出る。千代翔馬、叩きながら下がり、土俵際で左廻しを探る。貴景勝、叩きながら引くが、一瞬前のめりになる。千代翔馬、叩きながら右に回る。貴景勝、押しながらどんどん前に出、両手で突き放す。千代翔馬、土俵下に落ちる。貴景勝、勝ったことで敢闘賞も獲得。

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逸ノ城 2017年春(三月)場所取組内容

201703-いちのじょう

前頭13枚目だった先場所は、11勝4敗の成績を上げた。→先場所の取組内容
場所前、時津風部屋に出稽古に行き、横綱日馬富士らと稽古した。
前頭7枚目で迎えた今場所、初日は碧山を押し出して白星発進。(→碧山戦
二日目、千代の国に突き落とされて初黒星。
三日目は北勝富士、四日目は輝に勝って連勝。3勝1敗と白星先行。
五日目、遠藤に寄り切られてから黒星が連なり、中日は途中出場の魁聖に、十日目はベテラン嘉風に30秒の相撲の末に敗れて5連敗。(→五日目遠藤戦勝負後
十日目は宝富士を押し出し、十一日目は栃ノ心を寄り切って連勝。5勝目を上げる。
十二日目、幕内2場所目の貴景勝に突き落とされて7敗目。後がなくなる。
十三日目、不戦勝で6勝目。
十四日目、佐田の海に上手出し投げで敗れて負け越し決定。
千秋楽、新入幕の宇良と対戦。一度は軍配をもらうも「差し違え」で敗れ、6勝9敗で今場所を終える。(→宇良戦で逸ノ城が先に手をついた場面
負け越しは、2場所ぶり。



(初) 碧山戦 ○押し出し 10.5秒
 逸ノ城、先に両手をつく。碧山、腰を下ろし、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。逸ノ城、左から張って右を差す。碧山、左上手に手を伸ばす。逸ノ城、腰を引いて上手を与えず。碧山、引いて体を離し、右に回る。逸ノ城、向き直る。碧山、顎に向かって突っ張る。逸ノ城、俵に両足を掛けて仰け反りながら堪え、左で相手の腕を外し、左廻しに手を伸ばす。碧山、廻しを遠ざけて与えず、突っ張る。逸ノ城、下からあてがって堪え、右を差す。碧山、相手の頭を押さえながら引く。逸ノ城、乗じて一気に前に出る。碧山、俵に外に出る。

(2) 千代の国戦 ●突き落し 5.6秒
 千代の国、先に手をつく。逸ノ城、手をサッとつく。千代の国、頭から踏み込む。逸ノ城、右を差し、左でガバッと相手を捕まえに行く。千代の国、左に回って体を離し、突っ張りながら前に出る。逸ノ城、左足が俵に掛かり、右前廻しを探る。千代の国、左から突く。逸ノ城、土俵に落ちる。

(3) 北勝富士戦 ○寄り切り 16.8秒
 逸ノ城、先に両手をつく。北勝富士、仕切り線後方で右手をつき、左手をサッとついて立つ。逸ノ城、左手で肩を押さえ、右肘でかち上げ気味に当たり、右を差す。北勝富士、頭をつけ、左で押っ付けながら一気に前に出る。逸ノ城、俵に詰まる。北勝富士、左上手を探る。逸ノ城、右差し手を返して上手を与えず、深い右下手を取り、左上手も探る。北勝富士、腰を捻って上手を与えず。逸ノ城、深い左上手を取る。北勝富士、右筈で押し上げて上手を切ろうとするがならず。逸ノ城、少し中に戻る。北勝富士、左上手に手を伸ばすが取れず、左を巻き替えようとする。逸ノ城、乗じて、両廻しを引きつけて一気に前に出る。北勝富士、堪えられず俵を割る。

(4) 輝戦 ○押し出し 3.3秒
 逸ノ城、先に両手をつく。輝、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。逸ノ城、左から張って右を差す。輝、左を巻き替えて差す。逸ノ城、乗じて前に出る。輝、上体が起きて俵を割る。

(5) 遠藤戦 ●寄り切り 10.2秒
 逸ノ城、仕切り線少し後方で先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて踏み込む。逸ノ城、左から張り、右肘を固めて当たる。遠藤、右上手前廻しを探るが取れず。逸ノ城、左喉輪で相手を起こす。遠藤、両差しになり、右差し手を返して前に出る。逸ノ城、左で差し手を抱え、左半身で土俵際になる。遠藤、深い右下手を取って前に出る。逸ノ城、土俵際、左小手投げで振りながら左へ回る。遠藤、右下手を持ち、左差し手を返しながら寄る。逸ノ城、上体が起きて俵を割る。

(6) 隠岐の海戦 ●寄り切り 10.1秒
 逸ノ城、先に両手をつく。隠岐の海、右、左とサッと手をついて立ち、素早く立って右肘を前に出す。逸ノ城、左上手前廻しを狙う。隠岐の海、左を差し、前に出ながら右も差す。逸ノ城、外から抱えて上体が起き、右小手で振ろうとする。隠岐の海、両差し手を返して休まず前に出、がぶって寄り切る。

(7) 琴勇輝戦 ●突き出し 4.6秒
 逸ノ城、先に両手をつく。琴勇輝、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。琴勇輝、両手突きから突き放しながら前に出る。逸ノ城、力なく俵を割る。

(中) 魁聖戦 ●寄り切り 4.4秒
 魁聖、先に両手をつく。逸ノ城、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。魁聖、右肘を固める。逸ノ城、右肘を固めて当たり、左上手前廻しに手を掛けるが取れず、右を差す。魁聖、左上手前廻し、右下手を取り、引きつけて前に出る。逸ノ城、左で押っ付け、右下手を取るが、堪えられずにあっさり俵を割る。

(9) 嘉風戦 ●下手捻り 30.0秒
 嘉風、先に両手をつく。逸ノ城、仕切り線後方で両手をサッとついて立つ。嘉風、頭から踏み込み、両差しになる。逸ノ城、外から抱え、左で小手に振り、左上手を探るが取れず。嘉風、頭をつけ、左下手を取る。逸ノ城、体を開いて右小手投げに行く。嘉風、右で相手の右膝を押さえながら堪え、右押っ付けで前に出る。逸ノ城、両手で相手の左腕を抱えながら俵に詰まる。嘉風、右上手を取る。逸ノ城、少し中に戻る。嘉風、両廻しを引きつけて寄る。逸ノ城、残して少し中に戻る。両者、少し止まる(約4秒間)。嘉風、両廻しを引きつけて寄る。逸ノ城、俵に両足を掛けて堪える。嘉風、左下手で捻る。逸ノ城、土俵に転がる。

(10) 宝富士戦 ○押し出し 9.6秒
 逸ノ城、仕切り線後方で先に両手をつく。宝富士、両手をサッとつく。逸ノ城、左手を出し、右肘を固めて踏み込む。宝富士、左肘を固めて頭から当たり、左を差しながら前に出る。逸ノ城、右から突いて体を離す。宝富士、向き直る。逸ノ城、左喉輪で押し上げ、右で押っ付けながら前に出る。宝富士、差し手争いの末に左を差すが、右足が俵の外に滑り出る。

(11) 栃ノ心戦 ○寄り切り 11.2秒
 逸ノ城、両手をつく。栃ノ心、すぐに両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。栃ノ心、やや左へ踏み出して左上手に手を伸ばすが取れず。逸ノ城、右を差して前に出る。栃ノ心、右下手を取る。逸ノ城、左押っ付けで相手の下手を切る。栃ノ心、土俵際で左上手を取る。逸ノ城、右下手を取る。栃ノ心、左上手を引きつけて前に出ようとする。逸ノ城、右下手投げで振り、左も差そうとしながら前に出る。栃ノ心、左上手を持ち、土俵際、右で押っ付ける。逸ノ城、両下手を引きつけて寄り切る。

(12) 貴景勝戦 ●突き落し 10.7秒
 逸ノ城、先に両手をつく。貴景勝、両手をサッと動かし、頭から踏み込もうとする。逸ノ城、左から張って右を差す。貴景勝、突き放す。逸ノ城、突き返しながら再び右を差し、右下手を取って前に出る。貴景勝、土俵際を右へ回り、左から突く。逸ノ城、土俵に転がり、その後、貴景勝、土俵下に落ちる。

(13) 荒鷲戦 □ 不戦勝- 荒鷲、「左足関節捻挫」のため、休場。

(14) 佐田の海戦 ●上手出投 18.4秒
 佐田の海、先に手をつく。逸ノ城、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。佐田の海、左肘を固める。逸ノ城、右肘を固めて踏み込んで当たる。佐田の海、左上手前廻しを取る。逸ノ城、右から掬って相手を土俵際にし、左押っ付けから左上手を取る。佐田の海、左に回って中に戻る。両者、右四つがっぷり。佐田の海、右肘を張りながら上手を切ろうとするが切れず、前に出ようとするが出られず。逸ノ城、左上手を離し、右掬い投げで振って前に出る。佐田の海、土俵際、右で叩きながら左上手出し投げ。逸ノ城、土俵下に落ち、客席に倒れ込む。

(楽) 宇良戦 ●掬い投げ 9.0秒
 宇良、仕切り線かなり後方で先に手をつく。逸ノ城、両手をつく。宇良、すばやくぴょんと立つ。逸ノ城、見ながら立ち、右肘を固めて当たる。宇良、右に回って体を離す。両者、見合う。逸ノ城、前に出る。宇良、右から突いて右に回る。両者、体が離れて見合う。宇良、頭から当たり、筈で押し上げる。逸ノ城、叩く。宇良、落ちず、右を差す。逸ノ城、左で差し手を抱えて前に出る。宇良、肩透かし気味に下がり、俵伝いに右へ回りながら右から掬う。両者、俵の外に倒れる。木村元基、軍配を逸ノ城に上げる。「物言い」がつき、二所ノ関審判長は「逸ノ城の手がつくのが早い」と説明、「軍配差し違え」で、宇良の勝ちに。

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碧山 2017年春(三月)場所取組内容

201703-あおいやま

前頭7枚目だった先場所は、8勝7敗の成績だった。→先場所の取組内容
場所前、同じブルガリア出身のビオレタ・トドロバさんと結婚披露宴を開いた。(→共同通信記事 記事が表示されない場合は→こちら
前頭6枚目で迎えた今場所、初日は逸ノ城に押し出されて黒星発進。(→逸ノ城戦
二日目、北勝富士を突き落として初日を出す。
三日目、四日目と連敗。
五日目、荒鷲を押し出して2勝目。
六日目、この日から再出場した魁聖を肩透かしで倒し、七日目、宝富士を引き落として3連勝。4勝3敗と白星先行。
中日から黒星が連なり、十日目の隠岐の海戦では、一度は軍配をもらうが先に踵が出たとして「差し違え」で敗れて3連敗。(隠岐の海戦→①小手投げに行く碧山 →②碧山の足が先に出る
十一日目は輝を押し出し、十二日目は新入幕の宇良を叩き込んで連勝。6勝6敗と星を五分にする。
十三日目、幕内2場所目の貴景勝に引き落とされ、7敗目と後がなくなる。
十四日目、千秋楽と連勝し、8勝7敗で勝ち越しを決める。
勝ち越しは、2場所連続。



(初) 逸ノ城戦 ●押し出し 10.5秒
 逸ノ城、先に両手をつく。碧山、腰を下ろし、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。逸ノ城、左から張って右を差す。碧山、左上手に手を伸ばす。逸ノ城、腰を引いて上手を与えず。碧山、引いて体を離し、右に回る。逸ノ城、向き直る。碧山、顎に向かって突っ張る。逸ノ城、俵に両足を掛けて仰け反りながら堪え、左で相手の腕を外し、左廻しに手を伸ばす。碧山、廻しを遠ざけて与えず、突っ張る。逸ノ城、下からあてがって堪え、右を差す。碧山、相手の頭を押さえながら引く。逸ノ城、乗じて一気に前に出る。碧山、俵に外に出る。

(2) 北勝富士戦 ○突き落し 5.2秒
 北勝富士、仕切り線後方で先に右手をつく。碧山、右手をつく。北勝富士、素早く立って踏み込むが、碧山、立てず。2度目、両者、ほぼ同時に右手をつく。北勝富士、左手をサッとつき、素早く立って頭から踏み込む。碧山、頭を下げて当たり、押しながら前に出、突っ張り、両手で相手の顎を押し上げる。北勝富士、仰け反るが堪える。碧山、右に回りながら頭を押さえつける。北勝富士、前に飛んで土俵に落ちる。

(3) 千代の国戦 ●突き落し 1.3秒
 千代の国、先に左手をつく。碧山、手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立ち、頭で当たり合う。千代の国、左に開いて突く。碧山、前にバッタリ落ちる。

(4) 遠藤戦 ●寄り切り 3.0秒
 遠藤、仕切り線後方で先に右手をつく。碧山、手をサッとつき、頭を下げて踏み込む。遠藤、頭から当たり、左を差す。碧山、右で小手に巻き、右に回りながら小手に振る。遠藤、左差しでついて行く。碧山、俵の外に出、その後、遠藤、俵の外に両手をつく。

(5) 荒鷲戦 ○押し出し 2.1秒
 荒鷲、仕切り線後方で先に右手をつく。碧山、手をサッとついて立ち、低く踏み込み、左押っ付け、右筈で押しながら一気に前に出る。荒鷲、土俵下に飛び落ちる。

(6) 魁聖戦 ○肩透かし 10.7秒
 魁聖、先に両手をつく。碧山、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。魁聖、両腕を内に入れる。碧山、頭から踏み込み、突き放し、突っ張りながら前に出る。魁聖、下からあてがいながら右へ回り、相手の左腕を手繰って体を入れ替え、押す。碧山、右をのぞかせて肩透かし。魁聖、土俵に落ちる。

(7) 宝富士戦 ○引き落し 2.3秒
 宝富士、先に両手をつく。碧山、両手をサッとつき、左手を出して頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。碧山、突き放し、右喉輪で押し上げ、右に開く。宝富士、土俵にバッタリ落ちる。

(中) 嘉風戦 ●寄り切り 5.7秒
 嘉風、先に両手をつく。碧山、サッと両手をつき、頭から踏み込む。嘉風、左肘を固めて頭から当たる。碧山、押し、左で顔を押し上げる。嘉風、右で突いて相手の腕を外し、押しながら前に出る。碧山、土俵際、右で突きながら右へ回る。嘉風、左差しで前に出る。碧山、上体が起きて俵を割る。

(9) 千代翔馬戦 ●寄り切り 11.6秒
 千代翔馬、手をつこうとするがつけず、立合いを嫌う。2度目、千代翔馬、先に左手をつく。碧山、仕切り線少し後方で両手をサッとつき、素早く立って両手突きに行く。千代翔馬、突き放しながら前に出る。碧山、押し返して前に出る。千代翔馬、右で突いて相手をいなしながら土俵際を右に回る。碧山、前のめりになるが俵で踏み止まる。千代翔馬、押す。碧山、突き放しながら前に出る。千代翔馬、右から突いて体を離す。碧山、前に泳いで俵の上で向き直る。千代翔馬、そこを押し上げ、左を差して寄る。碧山、俵を割る。

(10) 隠岐の海戦 ●押し出し 16.5秒
 隠岐の海、先に右手をつく。碧山、手をサッとつき、頭から踏み込む。隠岐の海、右肘を固めて当たる。碧山、頭をつけ、左押っ付けで前に出る。隠岐の海、左を差して土俵際を左へ回り、中に戻って左下手を取る。碧山、右で押っ付ける。隠岐の海、機を見て右を巻き替える。碧山、外から極めながら前に出、体を開いて右小手投げに行く。隠岐の海、前に飛び落ち、碧山、俵の外に出る。木村晃之助は、軍配を碧山に。「物言い」がつき、協議の結果、山科審判長は「碧山の踵が先に出ている」と説明、「軍配差し違え」で隠岐の海の勝ち。

(11) 輝戦 ○押し出し 2.9秒
 輝、先に左手をつく。碧山、手をサッとついて素早く立ち、右から張り、叩きながら右に変わる。輝、向き直る。碧山、押しながら前に出る。輝、左で後ろ廻しを取るが、土俵下に落ちる。

(12) 宇良戦 ○叩き込み 2.1秒
 宇良、仕切り線後方で先に手をつく。碧山、右、左と手をつき、見ながら立つ。宇良、頭を下げる。碧山、肩を押さえ、突っ張り、叩く。宇良、土俵にバッタリ落ちる。

(13) 貴景勝戦 ●引き落し 13.7秒
 貴景勝、先に両手をつく。碧山、両手をとんとついて立ち、両腕を下げて当たる。貴景勝、右手を出して頭から当たる。碧山、叩いて右を差そうとする。両者、突き放し合う。碧山、押しながら前に出、叩きながら下がる。貴景勝、押しながら前に出る。両者、押し合い。貴景勝、機を見て左から突く。碧山、向き直り、叩く。貴景勝、押し、叩きながら下がる。碧山、前に飛んで土俵に転がる。

(14) 大翔丸戦 ○叩き込み 2.8秒
 大翔丸、先に両手をつく。碧山、両手をサッとついて素早く立ち、両差しを狙う。大翔丸、頭から当たり、押し上げる。碧山、叩きながら下がる。大翔丸、土俵に両手をつく。

(楽) 妙義龍戦 ○叩き込み 3.3秒
 妙義龍、先に手をつく。碧山、両手をサッとついて素早く立ち、両手突きに行く。妙義龍、その場で立つ。碧山、突っ張る。妙義龍、下から撥ね上げる。碧山、引く。妙義龍、乗じて押しながら前に出る。碧山、土俵際、右から突いて体を離す。妙義龍、土俵に落ちる。

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千代の国 2017年春(三月)場所取組内容

201703-ちよのくに

前頭8枚目だった先場所は、9勝6敗の成績だった。→先場所の取組内容
前頭6枚目で迎えた今場所、初日は北勝富士を突き落としたかに見えたが、その前に足が出ており、黒星発進。(→北勝富士戦
二日目、逸ノ城を突き落として初日を出す。
四日目の隠岐の海戦、相手に軍配が上がるも、「差し違え」で勝って3連勝。
五日目、宝富士に寄り切られて2敗目。
六日目から再び白星が連なって3連勝。6勝2敗と白星先行。(七日目の嘉風戦では片足を大きく上げて相手をかわす →①,→②
九日目、栃ノ心に立合い変化からの叩き込みで敗れて3敗目。
十日目、琴勇輝に立合い変わられるが対応し、引き落としで勝って7勝目。勝ち越しまであと1つとする。
十一日目の栃煌山戦。立合い変わられるも堪え、相手に寄られるところ、土俵際小手投げで返す。微妙な勝負に行司は回し団扇。取り直しに。(→取り直しとなった一番)取り直しの相撲では、千代の国が立合い変わる。しかし相手に対応されて4敗目。
十二日目、石浦を突き落として勝ち越し決定。(→勝ち越しインタビューを受ける千代の国
十三日目、十四日目と連敗。
千秋楽、徳勝龍を突き落とし、9勝6敗で今場所を終える。
勝ち越しは2場所連続。



(初) 北勝富士戦 ●寄り切り 4.2秒
 千代の国、先に左手をつく。北勝富士、腰を下ろし、右手をつく。両者、もう片方の手をサッとついてほぼ同時に立つ。千代の国、頭から踏み込む。両者、頭で当たり合う。千代の国、右喉輪で突き放し、叩く。北勝富士、落ちずに左で押っ付け、左上手を探る。千代の国、左に回りながら左で突き落としに行くが、その際右足が俵の外に出る。北勝富士、裏返って土俵に落ちるが、勝負は北勝富士の勝ち。

(2) 逸ノ城戦 ○突き落し 5.6秒
 千代の国、先に手をつく。逸ノ城、手をサッとつく。千代の国、頭から踏み込む。逸ノ城、右を差し、左でガバッと相手を捕まえに行く。千代の国、左に回って体を離し、突っ張りながら前に出る。逸ノ城、左足が俵に掛かり、右前廻しを探る。千代の国、左から突く。逸ノ城、土俵に落ちる。

(3) 碧山戦 ○突き落し 1.3秒
 千代の国、先に左手をつく。碧山、手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立ち、頭で当たり合う。千代の国、左に開いて突く。碧山、前にバッタリ落ちる。

(4) 隠岐の海戦 ○突き落し 5.6秒
 隠岐の海、先に右手をつく。千代の国、仕切り線後方でサッと手をつく。隠岐の海、右肘を前に出して踏み込む。千代の国、頭から当たり、突き放す。隠岐の海、下からあてがい、左を差す。千代の国、右で押っ付け、左で叩きながら下がる。隠岐の海、乗じて左差しで前に出る。千代の国、俵の上で右から突き落としに行き、両者、俵の外に倒れる。軍配、隠岐の海。「物言い」がつき、協議の結果、隠岐の海の手が先についていると判断、「軍配差し違え」で千代の国の勝ちとなる。

(5) 宝富士戦 ●寄り切り 7.2秒
 千代の国、仕切り線後方で先に手をつく。宝富士、仕切り線後方でサッと手をつく。千代の国、素早く立ち、左手を出して頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。千代の国、右肘を固めて差させず、突き放す。宝富士、下がらず左を差す。千代の国、突き放す。宝富士、左を差す。千代の国、右に回って右を差す。宝富士、右を差して深い下手を取る。千代の国、腰を振って廻しを切るが土俵際。宝富士、左上手を取って寄る。千代の国、上体が起きて俵を割る。

(6) 遠藤戦 ○突き出し 2.9秒
 千代の国、仕切り線後方で先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。遠藤、低く踏み込み、右前廻しを狙う。千代の国、やや右に踏み出し、右肘を固めて当たり、右で押っ付けて左喉輪で押し上げ、突き放す。遠藤、土俵際。千代の国、そこを更に突き放す。遠藤、土俵下に飛び落ちる。

(7) 嘉風戦 ○引き落し 4.2秒
 嘉風、先に両手をつく。千代の国、仕切り線後方で手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立ち、頭で当たり合う。千代の国、突き放す。嘉風、下がらず前に出る。千代の国、土俵際、押し上げてから左へ開き、右足を高々と上げ、俵の上の左足一本で相手をかわす。嘉風、前に飛び落ち、土俵下に転落。

(中) 荒鷲戦 ○とったり 4.0秒
 両者、仕切り線後方でサッと手をつき、ほぼ同時に立つ。荒鷲、右肘を固めて踏み込む。千代の国、頭から踏み込んで当たる。荒鷲、突き放し、左から張って左を差す。千代の国、右で差し手を抱え、体を開いてとったり。荒鷲、体が裏返って背中から土俵に落ちる。

(9) 栃ノ心戦 ●叩き込み 0.7秒
 千代の国、仕切り線後方で先に両手をつく。栃ノ心、仕切り線後方でサッと手をつく。千代の国、ぴょんと立って頭から当たろうとする。栃ノ心、叩いて左へ変わる。千代の国、土俵に落ちる。

(10) 琴勇輝戦 ○引き落し 5.1秒
 千代の国、先に左手をつく。琴勇輝、両手をサッとつく。千代の国、素早く立ち、頭から踏み込もうとする。琴勇輝、叩きながら右へ変わる。千代の国、向き直って突き放す。琴勇輝、土俵際下からあてがい、左へ回る。千代の国、叩いて右に開く。琴勇輝、前に泳いで土俵に転がる。

(11) 栃煌山戦 ●寄り切り 3.0秒
 千代の国、仕切り線後方で先に左手をつく。栃煌山、腰を下ろし、足をじりっとすり、両手をサッとつく。千代の国、素早く立って踏み込む。栃煌山、叩いて左に開く。千代の国、前のめりになるが堪え、向き直る。栃煌山、前に出る。千代の国、土俵際で右を差す。栃煌山、右下手を取って両差しで寄る。千代の国、土俵際、体を開いて右小手投げに行く。両者、足を大きく上げ、俵の外に倒れる。木村晃之助、軍配を栃煌山に上げようとするが、すぐに回し団扇で千代の国に上げる。「物言い」がつき、藤島審判長は「両者の体の落ちるのが同時」と説明、「取り直し」となる。(6.3秒)
<取り直しの相撲>千代の国、仕切り線少し後方で先に左手をつく。栃煌山、腰を下ろし、足をじりっとすり、両手をサッとつく。千代の国、左へ踏み出し、左から突こうとする。栃煌山、見ながら右筈で相手の胸を押し、右から張って両差しになり、前に出る。千代の国、上体が起きて俵の外に出る。

(12) 石浦戦 ○突き落し 2.8秒
 千代の国、仕切り線後方で先に手をつく。石浦、腰を下ろし、右手をつき、時をおいて左手をサッとついて立ち、頭から踏み込む。千代の国、見ながら立って相手の肩を押さえ、突っ張り、右から突く。石浦、体が飛んで俵の外に転がる。

(13) 貴ノ岩戦 ●吊り出し 11.5秒
 千代の国、仕切り線後方で先に両手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつく。千代の国、素早く立ち、頭から踏み込み、突っ張る。貴ノ岩、叩いて右に回る。千代の国、向き直り、押し上げてから引く。貴ノ岩、前のめりになるが堪える。千代の国、突き放す。貴ノ岩、右から突いていなし、右で後ろ廻しを取る。千代の国、くるっと向き直って廻しを切る。貴ノ岩、左下手を取り、右差し手を返して寄る。千代の国、俵の上で堪える。貴ノ岩、相手を高々と吊り上げ、俵の外に出す。

(14) 御嶽海戦 ●押し出し 2.5秒
 千代の国、仕切り線少し後方で先に手をつく。御嶽海、手をサッとつく。千代の国、素早く立ち、両手を出して頭から踏み込む。御嶽海、右手を出して頭から当たる。両者、突き放し合う。御嶽海、左を差す。千代の国、叩いて下がる。御嶽海、乗じて押し出す。

(楽) 徳勝龍戦 ○突き落し 4.7秒
 千代の国、仕切り線後方で先に左手をつく。徳勝龍、両手をサッとつき、左肘を固めて頭から踏み込む。千代の国、右手を出し、左肘を固めて当たり、右喉輪で押し上げる。徳勝龍、下がらず左喉輪で押す。千代の国、突き放す。徳勝龍、右から突いて喉輪を外し、右を差す。千代の国、左から突きながら左へ回る。徳勝龍、土俵に落ちる。

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北勝富士 2017年春(三月)場所取組内容

201703-ほくとふじ

自己最高位の前頭8枚目だった先場所は、9勝6敗の成績だった。→先場所の取組内容
場所の直前に、右足ふくらはぎを肉離れ。(日刊スポーツ →春場所七日目の記事 記事が表示されない場合は→こちら
幕内3場所目、自己最高位を更新して前頭5枚目の今場所、初日は千代の国を寄り切って白星発進。(→千代の国戦
二日目、碧山に突き落とされてから黒星が連なり、六日目まで5連敗。
七日目、荒鷲を寄り切って2勝目。
中日、遠藤に寄り切られて6敗目。
九日目の貴ノ岩戦。30秒を超える相撲の末、寄り倒して3勝目。立合いの張り手でにより鼻や口から激しく出血し、勝負後は意識朦朧。(→出血する北勝富士
十日目輝、十一日目途中出場の魁聖に勝って3連勝。
十二日目、蒼国来に肩透かしで倒されて7敗目。あとが無くなる。
十三日目、松鳳山を叩き込んで踏み止まる。
十四日目、琴勇輝に叩き込まれて負け越し決定。
千秋楽、大翔丸を突き落とし、7勝8敗と1点の負け越しに留める。
負け越しは、2015年5月の初土俵以降、初めて。



(初) 千代の国戦 ○寄り切り 4.2秒
 千代の国、先に左手をつく。北勝富士、腰を下ろし、右手をつく。両者、もう片方の手をサッとついてほぼ同時に立つ。千代の国、頭から踏み込む。両者、頭で当たり合う。千代の国、右喉輪で突き放し、叩く。北勝富士、落ちずに左で押っ付け、左上手を探る。千代の国、左に回りながら左で突き落としに行くが、その際右足が俵の外に出る。北勝富士、裏返って土俵に落ちるが、勝負は北勝富士の勝ち。

(2) 碧山戦 ●突き落し 5.2秒
 北勝富士、仕切り線後方で先に右手をつく。碧山、右手をつく。北勝富士、素早く立って踏み込むが、碧山、立てず。2度目、両者、ほぼ同時に右手をつく。北勝富士、左手をサッとつき、素早く立って頭から踏み込む。碧山、頭を下げて当たり、押しながら前に出、突っ張り、両手で相手の顎を押し上げる。北勝富士、仰け反るが堪える。碧山、右に回りながら頭を押さえつける。北勝富士、前に飛んで土俵に落ちる。

(3) 逸ノ城戦 ●寄り切り 16.8秒
 逸ノ城、先に両手をつく。北勝富士、仕切り線後方で右手をつき、左手をサッとついて立つ。逸ノ城、左手で肩を押さえ、右肘でかち上げ気味に当たり、右を差す。北勝富士、頭をつけ、左で押っ付けながら一気に前に出る。逸ノ城、俵に詰まる。北勝富士、左上手を探る。逸ノ城、右差し手を返して上手を与えず、深い右下手を取り、左上手も探る。北勝富士、腰を捻って上手を与えず。逸ノ城、深い左上手を取る。北勝富士、右筈で押し上げて上手を切ろうとするがならず。逸ノ城、少し中に戻る。北勝富士、左上手に手を伸ばすが取れず、左を巻き替えようとする。逸ノ城、乗じて、両廻しを引きつけて一気に前に出る。北勝富士、堪えられず俵を割る。

(4) 宝富士戦 ●押し出し 15.5秒
 北勝富士、先に右手をつく。宝富士、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。北勝富士、素早く立って頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。北勝富士、頭をつけ、右押っ付け、左筈で押し上げる。宝富士、相手の腕を外し、左を差そうとする。北勝富士、両手で押す。宝富士、左から突き、左を差そうとする。北勝富士、突き放し、右押っ付け、左喉輪で押し上げる。宝富士、右で突いて喉輪を外し、左から突いていなす。北勝富士、前に泳いで相手に背中を向けるが、向き直ろうとする。宝富士、その機に一気に前に出、左をのぞかせて右で胸を押す。北勝富士、土俵下に落ちる。

(5) 嘉風戦 ●寄り切り 11.7秒
 嘉風、先に両手をつく。北勝富士、仕切り線後方で右手をつき、左手をサッとついて立ち、頭から踏み込む。嘉風、左肘を固めて頭から当たる。両者、突き放す。北勝富士、突き放しながら前に出る。嘉風、頭を下げ、下から押し上げながら前に出、左下手を取る。北勝富士、俵に詰まり、左を差して右で差し手を抱える。嘉風、頭をつけ、左下手を引きつけ、右押っ付けで押し上げながら寄る。北勝富士、上体が起き、土俵下に落ちる。

(6) 千代翔馬戦 ●叩き込み 8.6秒
 北勝富士、先に右手をつく。千代翔馬、左、右とサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。千代翔馬、左手を前に出す。両者、頭で当たり合う。千代翔馬、右前廻しを探る。北勝富士、突き放そうとする。千代翔馬、左で叩いていなし、右で後ろ廻しを取る。北勝富士、向き直って叩く。千代翔馬、落ちずに向き直り、突っ張りながら前に出る。北勝富士、下からあてがい、突き放す。千代翔馬、叩いて左に開く。北勝富士、前にバッタリ落ちる。

(7) 荒鷲戦 ○寄り切り 11.0秒
 荒鷲、先に右手をつく。北勝富士、仕切り線少し後方で右手をつき、左手をサッとついて立つ。荒鷲、右肘を固めて踏み込む。北勝富士、頭から当たる。荒鷲、左上手前廻しを探るが取れず、右下手を取る。北勝富士、腰を引いて上手を与えず、右差し手を返し、左上手、深い右下手を取って前に出る。荒鷲、左で押っ付け、土俵際、右下手投げで振るが下手が切れる。北勝富士、左上手を持って堪え、中に戻る。荒鷲、右差し手を抜く。北勝富士、両差しで前に出る。荒鷲、上体が起きて土俵下に落ちる。

(中) 遠藤戦 ●寄り切り 15.0秒
 北勝富士、先に右手をつく。遠藤、仕切り線後方で両手をサッとつく。北勝富士、頭から踏み込む。遠藤、低く踏み込み、右を差す。北勝富士、右で押っ付け、左喉輪で押し上げる。遠藤、右下手を探る。北勝富士、腰を引いて廻しを与えず。遠藤、突き放し、左を差そうとする。北勝富士、右から絞り、左喉輪、右喉輪で押し上げる。遠藤、相手の右腕を手繰りながら左で突いていなし、左上手を探る。北勝富士、頭を下げ、腰を引いて上手を与えず。遠藤、前に出ながら両差しになり、両下手を取る。北勝富士、土俵際、左で頭を押さえつけながら右へ回って中に戻り、相手の廻しを切る。遠藤、押し上げながら前に出、再び両差しになって右下手を取る。北勝富士、上体が起きて左で首を巻く。遠藤、左差し手を返しながら寄り切る。

(9) 貴ノ岩戦 ○寄り倒し 32.9秒
 北勝富士、先に右手をつく。貴ノ岩、右手をつく。北勝富士、突っ掛ける。2度目、北勝富士、先に右手をつく。貴ノ岩、右手をつき、左手をサッとついて立ち、右から張る。北勝富士、左にずれて当たり、左上手を取る。貴ノ岩、向き直って上手を切る。北勝富士、左押っ付け、右喉輪で押し上げる。貴ノ岩、仰け反って俵に詰まりながら右下手を探る。北勝富士、前に出ながら左上手を探るが取れず。貴ノ岩、前に出て左上手を探るが取れず、右下手を取る。北勝富士、右下手を取り、左上手に手を伸ばすが取れず。貴ノ岩、左で押っ付けながら相手の下手を切ろうとするが切れず。北勝富士、左を巻き替えようとするがならず、頭をつける。貴ノ岩、前に出ようとするがならず、叩きながら右へ回る。北勝富士、乗じて右下手を引きつけて前に出る。貴ノ岩、上体が起きて俵に詰まるが左で押っ付けながら残す。北勝富士、頭をつけ、左上手に手を伸ばすが取れず。貴ノ岩、中に戻る。北勝富士、左で絞りながら前に出る。貴ノ岩、土俵際堪え、叩きながら左へ回るが、土俵に転がる。勝負後、北勝富士、鼻や口から激しく出血しており、意識がもうろうとしている様子で、慎重に土俵を下りる。

(10) 輝戦 ○押し倒し 8.1秒
 輝、先に左手をつく。北勝富士、仕切り線少し後方で右手をつき、左手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立つ。輝、右手を出して頭から踏み込む。北勝富士、頭から当たる。輝、顎を押し上げる。北勝富士、胸に向かって突き放しながら前に出る。輝、土俵際を左へ回り、出てくる相手を右から突く。北勝富士、前のめりになるが向き直る。輝、土俵際の相手を押す。北勝富士、右から突き、体勢を崩した相手を更に押す。輝、土俵に落ちて転がる。

(11) 魁聖戦 ○寄り切り 11.8秒
 魁聖、先に両手をつく。北勝富士、腰を下ろし、仕切り線後方で右手をつき、左手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立つ。北勝富士、やや左へ踏み出して頭から当たる。魁聖、右を差そうとする。北勝富士、左で押っ付け、右喉輪で押し上げ、一旦体を離し、再び頭から当たって左で押っ付け、左筈で脇を、右で顎を押し上げながら前に出る。魁聖、上体が起き、土俵際を左へ回る。北勝富士、頭をつけて押す。魁聖、右小手投げに行く。北勝富士、両差しになって寄り切る。

(12) 蒼国来戦 ●肩透かし 12.3秒
 北勝富士、仕切り線少し後方で先に右手をつく。蒼国来、仕切り線少し後方で左手をつき、時をおき、右手をサッとついて素早く立つ。北勝富士、遅れて立ち、頭から当たる。しかし、行司 木村庄太郎が止める。2度目、北勝富士、仕切り線少し後方で先に右手をつく。蒼国来、仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、左肘を固めてやや右へ踏み出す。北勝富士、やや右にずれて頭から当たり、突き放しながら前に出る。蒼国来、右を差す。北勝富士、少し引いて体を離し、左で後ろ廻しに手を掛ける。蒼国来、向き直って上手を与えず、右を差す。北勝富士、左で押っ付け、右喉輪で押し上げる。蒼国来、相手の右腕を手繰って左へ回る。両者、体が離れる。北勝富士、前に出る。蒼国来、左をのぞかせ、右で叩いて肩透かし。北勝富士、右足を大きく上げて土俵に落ちる。

(13) 松鳳山戦 ○叩き込み 8.4秒
 北勝富士、先に右手をつく。松鳳山、両手をサッとついて立ち、右から張って差そうとする。北勝富士、突き放す。松鳳山、再び右から張り、差そうとする。北勝富士、両手で顎を押し上げる。松鳳山、突き放す。北勝富士、押しながら一気に前に出る。松鳳山、俵に詰まる。北勝富士、押し上げてから右に開く。松鳳山、両足を開いて土俵に手をつく。

(14) 琴勇輝戦 ●叩き込み 1.9秒
 北勝富士、先に右手をつく。琴勇輝、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。北勝富士、頭から踏み込む。琴勇輝、両手で押し上げ、右に開く。北勝富士、土俵に落ちる。

(楽) 大翔丸戦 ○突き落し 6.4秒
 北勝富士、先に右手をつく。大翔丸、右手をサッとつく。北勝富士、左手をサッとついて素早く立つ。大翔丸、右手を出して頭から踏み込む。北勝富士、左へ踏み出して左から突く。大翔丸、向き直って押す。北勝富士、右を差す。大翔丸、左押っ付けで前に出る。北勝富士、土俵際を右へ回り、右から突いて体を離す。大翔丸、泳いで俵の外に飛び出る。北勝富士、俵の中に残る。

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遠藤 2017年春(三月)場所取組内容

201703-えんどう

前頭4枚目だった先場所は、2大関を破るも7勝8敗の成績だった。→先場所の取組内容
前頭5枚目で迎えた今場所、初日は荒鷲を寄り切り、白星発進。(→勝負後荒鷲を引き上げる遠藤
二日目嘉風、三日目宝富士に敗れて連敗。
四日目碧山、五日目逸ノ城を寄り切って連勝。3勝2敗と白星先行。(→逸ノ城戦勝負後
六日目、千代の国に突き出されて3敗目。
七日目から千代翔馬、北勝富士、隠岐の海に3連勝し、6勝目。(→隠岐の海戦
十日目、横綱日馬富士に叩き込まれて4敗目。
十一日目、貴ノ岩に上手出し投げで、十二日目、角番を脱出した大関 照ノ富士に浴びせ倒されて3連敗。6勝6敗と星が五分に。
十三日目は、過去5戦全敗の栃煌山と対戦。押し出しで初めて勝つつとともに7勝目。勝ち越しまであと1つとする。
十四日目、輝に押し出されて7敗目。3場所連続7勝7敗で千秋楽へ。
千秋楽、栃ノ心を寄り切って勝ち越し。(→鼻血を出しながらの勝ち越し
勝ち越しは、昨年9月場所以来3場所ぶり。



(初) 荒鷲戦 ○寄り切り 9.6秒
 荒鷲、先に手をつく。遠藤、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて低く踏み込み、前に出ながら左下手を取る。荒鷲、左を差し、深い右上手を取る。遠藤、右上手前廻しも取る。荒鷲、上手を引きつけて右に回り、土俵際右上手投げに行く。遠藤、左下手投げを返して堪え、中に戻って右上手前廻しを取り直し、両廻しを引きつけて前に出る。荒鷲、左下手投げを打ち、更に土俵際、右掬い投げも打つ。遠藤、休まず前に出て寄り切る。荒鷲、土俵下に落ちる。

(2) 嘉風戦 ●渡し込み 3.6秒
 嘉風、先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方で両手をサッとついて立つ。嘉風、立てず。2度目、嘉風、先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。嘉風、右肘を固めて頭から踏み込む。遠藤、右前廻しを探るが取れず、左を差す。嘉風、左を差して頭をつける。遠藤、叩く。嘉風、左差しで一気に前に出、右で相手の左太腿を抱える。遠藤、右足一本で俵の外に出、土俵下に落ちる。

(3) 宝富士戦 ●押し出し 3.4秒
 宝富士、先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。宝富士、左肘を固める。遠藤、左手を出して低く踏み込む。宝富士、左を差す。遠藤、突き放し、右上手に手を伸ばすが取れず。宝富士、下がらず左差しで前に出る。遠藤、上体が起きて俵に詰まる。宝富士、右で押っ付ける。遠藤、俵を割る。

(4) 碧山戦 ○寄り切り 3.0秒
 遠藤、仕切り線後方で先に右手をつく。碧山、手をサッとつき、頭を下げて踏み込む。遠藤、頭から当たり、左を差す。碧山、右で小手に巻き、右に回りながら小手に振る。遠藤、左差しでついて行く。碧山、俵の外に出、その後、遠藤、俵の外に両手をつく。

(5) 逸ノ城戦 ○寄り切り 10.2秒
 逸ノ城、仕切り線少し後方で先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて踏み込む。逸ノ城、左から張り、右肘を固めて当たる。遠藤、右上手前廻しを探るが取れず。逸ノ城、左喉輪で相手を起こす。遠藤、両差しになり、右差し手を返して前に出る。逸ノ城、左で差し手を抱え、左半身で土俵際になる。遠藤、深い右下手を取って前に出る。逸ノ城、土俵際、左小手投げで振りながら左へ回る。遠藤、右下手を持ち、左差し手を返しながら寄る。逸ノ城、上体が起きて俵を割る。

(6) 千代の国戦 ●突き出し 2.9秒
 千代の国、仕切り線後方で先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。遠藤、低く踏み込み、右前廻しを狙う。千代の国、やや右に踏み出し、右肘を固めて当たり、右で押っ付けて左喉輪で押し上げ、突き放す。遠藤、土俵際。千代の国、そこを更に突き放す。遠藤、土俵下に飛び落ちる。

(7) 千代翔馬戦 ○上手出投 11.2秒
 遠藤、仕切り線後方で右手をつき、千代翔馬、すぐに左、右と手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。千代翔馬、左手で相手の肩を押さえながら踏み込み、、右上手を取る。遠藤、左を差して前に出、右上手を取る。千代翔馬、土俵際で左下手を取って両廻し。遠藤、左から巻くようにして右に回り、右上手を持って前に出、左下手を取る。両者、土俵中央に戻る。千代翔馬、伸びた右上手を取り直す。遠藤、左肘を張りながら腰を振って相手の上手を切り、前に出る。千代翔馬、体を開いて左下手投げに行く。遠藤、右上手で出し投げ。千代翔馬、左膝から土俵に落ちる。

(中) 北勝富士戦 ○寄り切り 15.0秒
 北勝富士、先に右手をつく。遠藤、仕切り線後方で両手をサッとつく。北勝富士、頭から踏み込む。遠藤、低く踏み込み、右を差す。北勝富士、右で押っ付け、左喉輪で押し上げる。遠藤、右下手を探る。北勝富士、腰を引いて廻しを与えず。遠藤、突き放し、左を差そうとする。北勝富士、右から絞り、左喉輪、右喉輪で押し上げる。遠藤、相手の右腕を手繰りながら左で突いていなし、左上手を探る。北勝富士、頭を下げ、腰を引いて上手を与えず。遠藤、前に出ながら両差しになり、両下手を取る。北勝富士、土俵際、左で頭を押さえつけながら右へ回って中に戻り、相手の廻しを切る。遠藤、押し上げながら前に出、再び両差しになって右下手を取る。北勝富士、上体が起きて左で首を巻く。遠藤、左差し手を返しながら寄り切る。

(9) 隠岐の海戦 ○寄り切り 10.2秒
 隠岐の海、仕切り線少し後方で先に手をつく。遠藤、仕切り線少し後方でサッと手をつく。隠岐の海、右肘を固めて踏み込み、左を差す。遠藤、低く踏み込み、右上手前廻しを取り、左差し手を返し、上手を引きつけて前に出る。隠岐の海、腰が伸び、右足一本を俵に掛けて堪える。遠藤、休まず寄り立て、腰を下ろして寄り切る。

(10) 日馬富士戦 ●叩き込み 6.4秒
 遠藤、先に右手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと両手をつく。遠藤、左肩から踏み込む。日馬富士、頭から素早く踏み込む。遠藤、左を差す。日馬富士、引いて体を離す。遠藤、土俵際の相手を押す。日馬富士、右を差して中に戻る。遠藤、左押っ付けで前に出る。日馬富士、叩きながら下がり、土俵際左に開く。遠藤、前に飛び落ち、日馬富士、左足一本で残す。

(11) 貴ノ岩戦 ●上手出投 7.2秒
 遠藤、仕切り線少し後方で先に手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつき、右肘を固めて踏み込む。遠藤、頭から踏み込む。貴ノ岩、頭を叩きながら右に回る。遠藤、少し泳ぐが、向き直って左を差す。貴ノ岩、右で押っ付け、叩きながら下がり、土俵際、肩越しの右上手を取り、左で頭を押さえつけて体を入れ替えながら右上手出し投げ。遠藤、足が宙に舞い、土俵に裏返る。

(12) 照ノ富士戦 ●浴せ倒し 15.6秒
 遠藤、仕切り線少し後方で先に右手をつく。照ノ富士、手をサッとつく。遠藤、頭から踏み込む。照ノ富士、左から張り、右肘でかち上げ、左を差そうとする。遠藤、右に回り、右喉輪で押し上げる。照ノ富士、喉輪を外し、右を差す。遠藤、すぐに左を巻き替え、差し手を返す。照ノ富士、肩越しの右上手を取る。遠藤、右も差して両差しになり、両下手を取ってがぶり寄る。照ノ富士、右上手を持ち、左で差し手を抱えながら俵に両足を掛けて堪え、腹を突き出すように前に出、右膝を相手の左足にあてて足を送らせないようにする。遠藤、体勢を崩して土俵に倒れる。照ノ富士、その上に乗る。

(13) 栃煌山戦 ○押し出し 8.6秒
 遠藤、先に手をつく。栃煌山、仕切り線かなり後方で手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。遠藤、両肘を固めて頭から踏み込む。栃煌山、両差しになろうとする。遠藤、左から絞り、右上手に手を伸ばすが取れず、引く。栃煌山、乗じて押しながら前に出る。遠藤、土俵際から突き放しながら前に出る。栃煌山、叩きながら左へ回る。遠藤、向き直って突き放す。栃煌山、上体が起きて俵を割る。 
(14) 輝戦 ●押し出し 5.0秒
 輝、先に左手をつく。遠藤、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。輝、素早く立って両手突きに行く。遠藤、頭から当たる。輝、突き放して前に出る。遠藤、左を差すが土俵際。輝、押し上げる。遠藤、上体が起き、土俵下に落ちる。

(楽) 栃ノ心戦 ○寄り切り 6.1秒
 遠藤、仕切り線少し後方で右手をつく。栃ノ心、すぐにサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。遠藤、左肘を固めて低く踏み込む。栃ノ心、右肘を相手の顔に向けて当て、更に左肘で押し上げる。遠藤、右上手前廻しを取って離さず。栃ノ心、左で首を巻き、右押っ付けで突く。遠藤、右下手を深くし、両差しで前に出る。栃ノ心、上体が起きて俵を割る。

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荒鷲 2017年春(三月)場所取組内容

201703-あらわし

自己最高位の前頭2枚目だった先場所は、2つの金星を獲得するも、6勝9敗の成績だった。→先場所の取組内容
前頭4枚目で迎えた今場所、初日は遠藤に寄り切られて黒星発進。(→勝負後遠藤に引き上げてもらう荒鷲
二日目宝富士、三日目嘉風に寄り切られて3連敗。
四日目、松鳳山を下手投げで倒して初日を出す。
五日目から再び黒星が連なり、4連敗で7敗目。後がなくなる。
九日目、横綱日馬富士を寄り切り、3つめの金星を獲得。(→殊勲インタビューを受ける
十日目、途中出場の魁聖と対戦。「物言い」がつくも突き落として連勝。7敗で踏み止まる。(→勝負直後
十一日目、角番を脱出した大関 照ノ富士の上手投げに敗れて負け越し決定。
十二日目、新横綱で初日から勝ちっ放しの稀勢の里に寄り切られて9敗目。この取組で、土俵下に落ちた際に左足首を捻る。
十三日目から左足首捻挫のため、休場。(→荒鷲休場
3勝10敗2休で今場所を終える。負け越しは2場所連続。



(初) 遠藤戦 ●寄り切り 9.6秒
 荒鷲、先に手をつく。遠藤、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて低く踏み込み、前に出ながら左下手を取る。荒鷲、左を差し、深い右上手を取る。遠藤、右上手前廻しも取る。荒鷲、上手を引きつけて右に回り、土俵際右上手投げに行く。遠藤、左下手投げを返して堪え、中に戻って右上手前廻しを取り直し、両廻しを引きつけて前に出る。荒鷲、左下手投げを打ち、更に土俵際、右掬い投げも打つ。遠藤、休まず前に出て寄り切る。荒鷲、土俵下に落ちる。

(2) 宝富士戦 ●寄り切り 4.4秒
 宝富士、先に両手をつく。荒鷲、右手をつく。宝富士、素早く立つ。荒鷲、遅れて立つが、行司 木村庄太郎が止める。2度目、宝富士、先に両手をつく。荒鷲、仕切り線後方で両手をサッとつき、右肘を固めて踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。荒鷲、左を差し、右で押っ付ける。宝富士、左をねじ込み、深い右上手を取って前に出る。荒鷲、土俵際、左下手投げに行く。宝富士、右上手を引きつけて寄る。荒鷲、俵の外に出る。その後、宝富士、土俵に落ちる。

(3) 嘉風戦 ●寄り切り 5.2秒
 嘉風、先に両手をつく。荒鷲、右手をつく。嘉風、ふわっと突っ掛ける。2度目、嘉風、先に両手をつく。荒鷲、右手をつく。嘉風、再びふわっと突っ掛ける。3度目、嘉風、先に両手をつく。荒鷲、右、左とサッと手をついて立ち、右肘を固める。嘉風、左肘を固めて頭から当たる。荒鷲、左廻しに手を伸ばす。嘉風、叩きながら下がり、左を差して頭をつけ、右で押っ付けながら前に出る。荒鷲、右小手投げに行く。嘉風、左差し手を突きつけて寄る。荒鷲、上体が起きて俵を割る。

(4) 松鳳山戦 ○下手投げ 15.1秒
 荒鷲、先に右手をつく。松鳳山、両手をサッとついて素早く立ち、両手突きに行く。荒鷲、右肘を固めて当たり、左廻しに手を伸ばす。松鳳山、突っ張る。荒鷲、下からあてがい、左下手を探るが取れず、相手の左腕を抱えながら右に回る。松鳳山、取られた腕を抜き、引く。荒鷲、前のめりになるが堪える。松鳳山、突き放し、右から張り、右上手を取る。荒鷲、深い左下手を取り、機を見て体を開き、左下手で投げ捨てる。松鳳山、土俵に転がる。

(5) 碧山戦 ●押し出し 2.1秒
 荒鷲、仕切り線後方で先に右手をつく。碧山、手をサッとついて立ち、低く踏み込み、左押っ付け、右筈で押しながら一気に前に出る。荒鷲、土俵下に飛び落ちる。

(6) 貴ノ岩戦 ●寄り切り 6.3秒
 荒鷲、先に右手をつく。貴ノ岩、手をサッとつく。荒鷲、素早く立ち、右腕を内に入れて踏み込む。貴ノ岩、すぐに左前廻しを取り、引きつけて前に出る。荒鷲、土俵際、左押っ付けで突く。貴ノ岩、両下手を持って前に出る。荒鷲、右を巻き替えて右下手を取る。貴ノ岩、両廻しを引きつけながら寄る。荒鷲、土俵際、右下手投げに行く。貴ノ岩、左上手を引きつけながら腰をぶつける。荒鷲、左足一本で俵の外に出、両者、土俵下に落ちる。

(7) 北勝富士戦 ●寄り切り 11.0秒
 荒鷲、先に右手をつく。北勝富士、仕切り線少し後方で右手をつき、左手をサッとついて立つ。荒鷲、右肘を固めて踏み込む。北勝富士、頭から当たる。荒鷲、左上手前廻しを探るが取れず、右下手を取る。北勝富士、腰を引いて上手を与えず、右差し手を返し、左上手、深い右下手を取って前に出る。荒鷲、左で押っ付け、土俵際、右下手投げで振るが下手が切れる。北勝富士、左上手を持って堪え、中に戻る。荒鷲、右差し手を抜く。北勝富士、両差しで前に出る。荒鷲、上体が起きて土俵下に落ちる。

(中) 千代の国戦 ●とったり 4.0秒
 両者、仕切り線後方でサッと手をつき、ほぼ同時に立つ。荒鷲、右肘を固めて踏み込む。千代の国、頭から踏み込んで当たる。荒鷲、突き放し、左から張って左を差す。千代の国、右で差し手を抱え、体を開いてとったり。荒鷲、体が裏返って背中から土俵に落ちる。

(9) 日馬富士戦 ○寄り切り 4.3秒
 荒鷲、先に右手をつく。日馬富士、仕切り線後方で両手をサッとつく。荒鷲、素早く立ち、右肘を固めて踏み込む。日馬富士、右手を出して踏み込み、左上手を取る。荒鷲、右下手を取り、すぐに下手投げで振って相手を俵に追い詰め、左で押っ付けながら寄る。日馬富士、左上手を持ち、右で叩こうとするが、左足が俵の外に出る。その後、荒鷲、土俵に転がる。

(10) 魁聖戦 ○突き落し 6.1秒
 荒鷲、先に右手をつく。魁聖、仕切り線後方でサッと手をつき、右腕を内に入れる。荒鷲、右肘を固めて低く踏み込み、左上手前廻しを狙うが取れず、右差しで左へ回る。魁聖、右差し手を抜く。荒鷲、深い左下手を探る。魁聖、押しながら前に出る。荒鷲、土俵際を左へ回り、左から突く。魁聖、土俵に落ち、すぐその後に、荒鷲も土俵に転がる。木村庄太郎は、軍配を荒鷲に上げる。「物言い」がつき、同体か協議した結果、藤島審判長は「魁聖の手が先についている」と説明、「軍配通り」荒鷲の勝ち。

(11) 照ノ富士戦 ●上手投げ 39.8秒
 荒鷲、仕切り線少し後方で先に右手をつく。照ノ富士、両手をサッと動かして立ち、右肘を固めて踏み込む。荒鷲、右肘を固めて当たる。照ノ富士、左上手前廻しを取る。荒鷲、頭をつけ、右差し手を抜いて右上手を取り、左下手も取る。照ノ富士、左下手を深くし、腰を振って相手の下手を切る。荒鷲、右上手を引きつける。照ノ富士、右を巻き替えて両差しになる。荒鷲、両上手を引きつけて前に出る。照ノ富士、俵に両足を掛け、右差し手を大きく返して相手の左上手を切る。荒鷲、左腕がバンザイになり、右上手で土俵内へ振り、左上手を取り直す。照ノ富士、右差し手を返して前に出、左差し手を抜いて左上手を取る。荒鷲、左に回って土俵内へ戻る。両者、土俵中央で右四つ、両廻しを取る体勢で止まる(約11秒間)。照ノ富士、相手を吊り上げて前に出る。荒鷲、土俵際、右下手投げに行く。照ノ富士、少し下がって左上手投げ。荒鷲、土俵に転がる。

(12) 稀勢の里戦 ●寄り切り 3.3秒
 荒鷲、先に手をつく。稀勢の里、仕切り線後方で両手をサッとつき、左肘を固めて踏み込む。荒鷲、低く当たって左上手前廻しに手を掛けるが切れる。稀勢の里、左を差して前に出る。荒鷲、右上手を取り、土俵際右上手投げに行こうとするが廻しが切れる。稀勢の里、左差し手を突きつけて体を預ける。荒鷲、俵の外に出る。その後、荒鷲、土俵下に飛び落ち、稀勢の里、俵の外に転がる。

(13) 逸ノ城戦 ■ 不戦勝 
 荒鷲、「左足関節捻挫」のため、休場。

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嘉風 2017年春(三月)場所取組内容

201703-よしかぜ

前頭5枚目だった先場所は、8勝7敗の成績だった。→先場所の取組内容
場所前は、二所ノ関一門の稽古で、新横綱の稀勢の里らと稽古する。(→ニュース画像
前頭4枚目で迎えた今場所、初日は宝富士に突き落とされて黒星発進。
二日目は遠藤を渡し込んで初日を出し、三日目は荒鷲を寄り切って連勝。
四日目、角番の大関 照ノ富士に寄り切られて2敗目。
五日目、同じ日体大出身の北勝富士を寄り切って3勝2敗と白星先行に。
六日目、いつも熱戦になる横綱日馬富士戦。引き落とされて敗れる。
七日目、一目置いているという千代の国に引き落とされて連敗。(取組画像 →①→②)(→初場所での嘉風の千代の国に対するコメント日刊スポーツより 記事が表示されない場合は→こちら
35歳の誕生日を迎えた中日、碧山を寄り切って星を五分に。
九日目、重たい逸ノ城を30秒の相撲の末に下手捻りで倒して5勝4敗と白星先行。
十日目、横綱鶴竜を休まず攻めて3連勝。6つめの金星を獲得。(→殊勲インタビューの様子
十一日目、新横綱稀勢の里に贈り出されて5敗目。
十二日目は千代翔馬、十三日目は今場所初日から10連勝だった関脇 高安に勝って2連勝。勝ち越しを決める。
十四日目、千秋楽と連敗し、8勝7敗で今場所を終える。
勝ち越しは2場所連続。待った回数5回は、今場所の幕内で最多。(→幕内取組各種データ順位



(初) 宝富士戦 ●突き落し 5.6秒
 嘉風、先に両手をつく。宝富士、仕切り線後方でサッと手をついて立つ。嘉風、頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たり、左を差そうとする。嘉風、左喉輪で押し上げ、右で押っ付けながら前に出る。宝富士、土俵際左を差し、中に戻る。嘉風、左を差し、右も差そうとしながら一気に前に出る。宝富士、左に回って左から突く。嘉風、土俵下へ転がり落ちる。

(2) 遠藤戦 ○渡し込み 3.6秒
 嘉風、先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方で両手をサッとついて立つ。嘉風、立てず。2度目、嘉風、先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。嘉風、右肘を固めて頭から踏み込む。遠藤、右前廻しを探るが取れず、左を差す。嘉風、左を差して頭をつける。遠藤、叩く。嘉風、左差しで一気に前に出、右で相手の左太腿を抱える。遠藤、右足一本で俵の外に出、土俵下に落ちる。

(3) 荒鷲戦 ○寄り切り 5.2秒
 嘉風、先に両手をつく。荒鷲、右手をつく。嘉風、ふわっと突っ掛ける。2度目、嘉風、先に両手をつく。荒鷲、右手をつく。嘉風、再びふわっと突っ掛ける。3度目、嘉風、先に両手をつく。荒鷲、右、左とサッと手をついて立ち、右肘を固める。嘉風、左肘を固めて頭から当たる。荒鷲、左廻しに手を伸ばす。嘉風、叩きながら下がり、左を差して頭をつけ、右で押っ付けながら前に出る。荒鷲、右小手投げに行く。嘉風、左差し手を突きつけて寄る。荒鷲、上体が起きて俵を割る。

(4) 照ノ富士戦 ●寄り切り 3.0秒
 嘉風、先に両手をつく。照ノ富士、手をサッとついて立つ。嘉風、立てず。2度目、嘉風、先に両手をつく。照ノ富士、手をサッとつき、右腕を内に入れて踏み込む。嘉風、両肘を固めて頭から当たる。照ノ富士、左上手前廻しを取って前に出る。嘉風、右差し手を抜いて右から突こうとする。照ノ富士、相手の左側について前に出る。嘉風、土俵下に飛び落ちる。

(5) 北勝富士戦 ○寄り切り 11.7秒
 嘉風、先に両手をつく。北勝富士、仕切り線後方で右手をつき、左手をサッとついて立ち、頭から踏み込む。嘉風、左肘を固めて頭から当たる。両者、突き放す。北勝富士、突き放しながら前に出る。嘉風、頭を下げ、下から押し上げながら前に出、左下手を取る。北勝富士、俵に詰まり、左を差して右で差し手を抱える。嘉風、頭をつけ、左下手を引きつけ、右押っ付けで押し上げながら寄る。北勝富士、上体が起き、土俵下に落ちる。

(6) 日馬富士戦 ●引き落し 8.9秒
 嘉風、先に両手をつく。日馬富士、仕切り線後方で両手をサッとつき、左手を出して頭から踏み込む。両者、頭で当たり合う。日馬富士、左で突き放し、右から張る。嘉風、左から張り、左をのぞかせて前に出る。日馬富士、右を巻き替えて差す。嘉風、左上手を取り、右で頭を叩きながら左に回る。日馬富士、廻しを切って向き直る。嘉風、突き放しながら前に出る。日馬富士、左足を俵に掛けながら押す。嘉風、少し引いて体を離す。日馬富士、前に出て右上手を探るが、左足が前に滑って重心が後ろになり、引いて体勢を立て直す。嘉風、前のめりになって土俵に落ちる。

(7) 千代の国戦 ●引き落し 4.2秒
 嘉風、先に両手をつく。千代の国、仕切り線後方で手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立ち、頭で当たり合う。千代の国、突き放す。嘉風、下がらず前に出る。千代の国、土俵際、押し上げてから左へ開き、右足を高々と上げ、俵の上の左足一本で相手をかわす。嘉風、前に飛び落ち、土俵下に転落。

(中) 碧山戦 ○寄り切り 5.7秒
 嘉風、先に両手をつく。碧山、サッと両手をつき、頭から踏み込む。嘉風、左肘を固めて頭から当たる。碧山、押し、左で顔を押し上げる。嘉風、右で突いて相手の腕を外し、押しながら前に出る。碧山、土俵際、右で突きながら右へ回る。嘉風、左差しで前に出る。碧山、上体が起きて俵を割る。

(9) 逸ノ城戦 ○下手捻り 30.0秒
 嘉風、先に両手をつく。逸ノ城、仕切り線後方で両手をサッとついて立つ。嘉風、頭から踏み込み、両差しになる。逸ノ城、外から抱え、左で小手に振り、左上手を探るが取れず。嘉風、頭をつけ、左下手を取る。逸ノ城、体を開いて右小手投げに行く。嘉風、右で相手の右膝を押さえながら堪え、右押っ付けで前に出る。逸ノ城、両手で相手の左腕を抱えながら俵に詰まる。嘉風、右上手を取る。逸ノ城、少し中に戻る。嘉風、両廻しを引きつけて寄る。逸ノ城、残して少し中に戻る。両者、少し止まる(約4秒間)。嘉風、両廻しを引きつけて寄る。逸ノ城、俵に両足を掛けて堪える。嘉風、左下手で捻る。逸ノ城、土俵に転がる。

(10) 鶴竜戦 ○寄り切り 7.5秒
 嘉風、仕切り線後方で先に両手をつく。鶴竜、両手をサッとついて素早く立つ。嘉風、遅れて立ち「待った」。2度目、嘉風、仕切り線後方で先に両手をつく。鶴竜、手をサッとついて立ち、右肘を固めて踏み込む。嘉風、左肘を固めて頭から当たり、突っ張り、前に出ながら左を差す。鶴竜、上体が起き、土俵際、左で首を巻いて右小手投げに行こうとする。嘉風、左下手を取り、右を巻き替えて差す。鶴竜、右で首を巻いて左へ回る。嘉風、左下手を持って一気に前に出る。鶴竜、土俵下に飛び落ちる。

(11) 稀勢の里戦 ●送り出し 9.5秒
 嘉風、仕切り線少し後方で先に両手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。嘉風、頭から踏み込む。稀勢の里、左肘を固めて当たる。嘉風、右肘でかち上げ気味に当たり、突っ張りながら前に出る。稀勢の里、俵に詰まり、右で小手投げ気味に振って右に回り、体を入れ替える。嘉風、左差しで一気に前に出る。稀勢の里、土俵際、左から突き、相手の後ろについて腰を押す。嘉風、俵の外に出る。

(12) 千代翔馬戦 ○寄り倒し 3.9秒
 嘉風、先に両手をつく。千代翔馬、手をサッとつき、左手で相手の肩を押さえ、頭をつける。嘉風、左を差し、右で押っ付けながら一気に前に出る。千代翔馬、俵に詰まるが、左から掬おうとする。両者、体が離れてともに俵の外に倒れるが、千代翔馬がわずかに早く土俵につく。

(13) 高安戦 ○押し出し 7.3秒
 嘉風、先に右手をつく。高安、腰を下ろし、仕切り線後方でサッと手をつく。両者、ほぼ同時に立つ。嘉風、右肘を固めて頭から踏み込む。高安、左肘を固めて当たり、左を差そうとする。嘉風、突き放す。高安、右で押っ付け、左で顎を押し上げながら前に出る。嘉風、突っ張り、両差しになって前に出る。高安、右で首を巻いて俵に詰まる。嘉風、押す。高安、土俵下に落ちる。

(14) 隠岐の海戦 ●浴せ倒し 9.6秒
 嘉風、先に右手をつく。隠岐の海、仕切り線後方でサッと手をつく。嘉風、頭から踏み込む。隠岐の海、右肘を前に出して当たり、左を差して差し手を返す。嘉風、上体が起き、左下手を取る。隠岐の海、左差し手を返し、右押っ付けで前に出、右上手を取る。嘉風、土俵際、左下手投げに行こうとする。隠岐の海、右上手が切れるが、すぐに取り直す。嘉風、俵の上で右から掬って相手を左へ振ろうとする。隠岐の海、右上手を持って体を預ける。嘉風、後ろ向きに倒れる。隠岐の海、相手をかばうように右手をつき、土俵に落ちる。

(楽) 琴奨菊戦 ●寄り切り 6.3秒
 嘉風、先に両手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつき、右肘を固めて頭から踏み込む。嘉風、頭から当たる。琴奨菊、両差しを狙う。嘉風、左から押っ付ける。琴奨菊、右を差せずに抜き、左を差し、右で差し手を抱えて前に出る。嘉風、俵に足を掛けて堪えようとする。琴奨菊、左差し手を返してがぶり寄る。嘉風、上体が起きて俵を割る。

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宝富士 2017年春(三月)場所取組内容

201703-たからふじ

前頭筆頭だった先場所は、6勝9敗の成績だった。→先場所の取組内容
前頭3枚目で迎えた今場所、初日は嘉風を突き落として白星発進。
そのまま白星を連ねて、五日目まで5連勝。新横綱稀勢の里、大関照ノ富士ら5人でトップに並ぶ。
六日目、横綱 稀勢の里と全勝同士で対戦。寄り切られて初黒星。
そこから黒星が連なって6連敗。5勝6敗と黒星先行に。
十二日目、大関復帰を目指す 関脇 琴奨菊を叩き込んで6勝目。星を五分にする。
十三日目、関脇 玉鷲に押し出されて7敗目。後がなくなる。
十四日目、関脇 高安と対戦。廻し待ったでの中断を除いても1分15秒の長い取組の末、押し出されて負け越し決定。この取組は、今場所の幕内で最長。(→2017年3月(春)場所 幕内取組 各種データ順位
千秋楽、石浦を押し出し、7勝8敗と一点の負け越しに留める。
負け越しは2場所連続。



(初) 嘉風戦 ○突き落し 5.6秒
 嘉風、先に両手をつく。宝富士、仕切り線後方でサッと手をついて立つ。嘉風、頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たり、左を差そうとする。嘉風、左喉輪で押し上げ、右で押っ付けながら前に出る。宝富士、土俵際左を差し、中に戻る。嘉風、左を差し、右も差そうとしながら一気に前に出る。宝富士、左に回って左から突く。嘉風、土俵下へ転がり落ちる。

(2) 荒鷲戦 ○寄り切り 4.4秒
 宝富士、先に両手をつく。荒鷲、右手をつく。宝富士、素早く立つ。荒鷲、遅れて立つが、行司 木村庄太郎が止める。2度目、宝富士、先に両手をつく。荒鷲、仕切り線後方で両手をサッとつき、右肘を固めて踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。荒鷲、左を差し、右で押っ付ける。宝富士、左をねじ込み、深い右上手を取って前に出る。荒鷲、土俵際、左下手投げに行く。宝富士、右上手を引きつけて寄る。荒鷲、俵の外に出る。その後、宝富士、土俵に落ちる。

(3) 遠藤戦 ○押し出し 3.4秒
 宝富士、先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。宝富士、左肘を固める。遠藤、左手を出して低く踏み込む。宝富士、左を差す。遠藤、突き放し、右上手に手を伸ばすが取れず。宝富士、下がらず左差しで前に出る。遠藤、上体が起きて俵に詰まる。宝富士、右で押っ付ける。遠藤、俵を割る。

(4) 北勝富士戦 ○押し出し 15.5秒
 北勝富士、先に右手をつく。宝富士、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。北勝富士、素早く立って頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。北勝富士、頭をつけ、右押っ付け、左筈で押し上げる。宝富士、相手の腕を外し、左を差そうとする。北勝富士、両手で押す。宝富士、左から突き、左を差そうとする。北勝富士、突き放し、右押っ付け、左喉輪で押し上げる。宝富士、右で突いて喉輪を外し、左から突いていなす。北勝富士、前に泳いで相手に背中を向けるが、向き直ろうとする。宝富士、その機に一気に前に出、左をのぞかせて右で胸を押す。北勝富士、土俵下に落ちる。

(5) 千代の国戦 ○寄り切り 7.2秒
 千代の国、仕切り線後方で先に手をつく。宝富士、仕切り線後方でサッと手をつく。千代の国、素早く立ち、左手を出して頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。千代の国、右肘を固めて差させず、突き放す。宝富士、下がらず左を差す。千代の国、突き放す。宝富士、左を差す。千代の国、右に回って右を差す。宝富士、右を差して深い下手を取る。千代の国、腰を振って廻しを切るが土俵際。宝富士、左上手を取って寄る。千代の国、上体が起きて俵を割る。

(6) 稀勢の里戦 ●寄り切り 10.5秒
 宝富士、仕切り線後方で先に両手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて踏み込む。宝富士、左手を出して頭から低く踏み込む。稀勢の里、左を差す。宝富士、頭をつけ、右上手を探る。稀勢の里、左差し手を返して上手を与えず、前に出ながら右上手を取る。宝富士、相手の上手を切り、左下手を取り、右上手を探る。稀勢の里、腰を下ろして相手の廻しを切り、右上手を取り直して寄る。宝富士、俵に両足を掛けて堪え、俵伝いに右へ回る。稀勢の里、逃さず寄り切る。

(7) 碧山戦 ●引き落し 2.3秒
 宝富士、先に両手をつく。碧山、両手をサッとつき、左手を出して頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。碧山、突き放し、右喉輪で押し上げ、右に開く。宝富士、土俵にバッタリ落ちる。

(中) 千代翔馬戦 ●掬い投げ 13.8秒
 宝富士、先に両手をつく。千代翔馬、手をサッとついて素早く立ち、左手を出して頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。千代翔馬、右肘を固めて当たり、左喉輪で押し上げる。宝富士、相手の喉輪を外す。千代翔馬、突き放し、右喉輪で距離を取る。宝富士、相手の右腕を外す。千代翔馬、突き放し、左喉輪で押し上げる。宝富士、喉輪を外し、左を差す。千代翔馬、右上手を取って右に回る。宝富士、左差しで前に出、右上手を取って寄る。千代翔馬、土俵際、左から掬い投げ。宝富士、裏返って土俵に落ちる。両者、土俵下に落ちる。

(9) 鶴竜戦 ●寄り切り 10.4秒
 宝富士、仕切り線後方で先に両手をつく。鶴竜、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。鶴竜、左手を出して頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。鶴竜、左喉輪、右押っ付けで押し上げながら前に出、両差しになって右下手を取る。宝富士、右で差し手を抱えながら俵伝いに右へ回ろうとするが、右足が俵の外に出る。

(10) 逸ノ城戦 ●押し出し 9.6秒
 逸ノ城、仕切り線後方で先に両手をつく。宝富士、両手をサッとつく。逸ノ城、左手を出し、右肘を固めて踏み込む。宝富士、左肘を固めて頭から当たり、左を差しながら前に出る。逸ノ城、右から突いて体を離す。宝富士、向き直る。逸ノ城、左喉輪で押し上げ、右で押っ付けながら前に出る。宝富士、差し手争いの末に左を差すが、右足が俵の外に滑り出る。

(11) 豪風戦 ●突き落し 7.7秒
 宝富士、先に両手をつく。豪風、仕切り線後方でサッと手をついて素早く立ち、右肘を固めて頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。豪風、左に回り、押しながら前に出る。宝富士、下からあてがいながら左へ回り、相手を土俵際にする。豪風、土俵際、左から突いていなす。宝富士、前に泳いで土俵下に落ちる。

(12) 琴奨菊戦 ○叩き込み 7.0秒
 宝富士、先に両手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつく。宝富士、左肘を固めて当たる。琴奨菊、右肘を固めて当たり、左喉輪で押し上げる。宝富士、左上手を取る。琴奨菊、両差しになろうとしながら前に出る。宝富士、左上手が切れ、土俵際、左から突き、右で叩く。琴奨菊、土俵に両手をつく。

(13) 玉鷲戦 ●押し出し 5.8秒
 宝富士、先に両手をつく。玉鷲、左手をつき、右手をサッとついて頭から踏み込む。宝富士、左を差す。玉鷲、左、右と喉輪で突き放し、どんどん突き放し続けて前に出る。宝富士、仰け反って俵を割る。

(14) 高安戦 ●押し出し 75.2秒
 宝富士、先に両手をつく。高安、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。宝富士、頭から低く踏み込み、右廻しに手を伸ばす。高安、両手突きから、左喉輪、右押っ付けで押し上げる。宝富士、下がらず、左を差して下手を取る。高安、左下手を取り、右で相手の差し手を抱える。両者、互いに上手に手を伸ばすが取れず。高安、右押っ付けで相手の下手を切り、右から突きながら右に回る。宝富士、右上手を取り、左差し手を返す。高安、左差し手を返しながら腰を振り、相手の上手を切る。ここで行司 式守勘太夫が止め、「廻し待った」。<約32秒間中断>宝富士、右から押っ付ける。高安、腰を振って相手の下手を切る。宝富士、右上手に手を伸ばすが取れず、右から絞って左差し手を返す。高安、やや左半身の体勢。両者、しばらく止まる(約14秒間)。互いに右上手に手を伸ばすが取れず。両者、胸が合う体勢に変わって少し止まる(約3秒間)。高安、左下手を取り、前に出ようとする。宝富士、右で押っ付けながら堪える。両者、止まる(約3秒間)。高安、右押っ付けで前に出る。宝富士、左下手が切れ、土俵下に落ちる。

(楽) 石浦戦 ○押し出し 3.8秒
 宝富士、先に両手をつく。石浦、仕切り線後方に右手をつく。宝富士、素早く立ち、左肘を固めて踏み込む。石浦、頭から当たる。宝富士、左を差して前に出る。石浦、右足を俵に掛けて右押っ付けで堪え、体を離して右へ回ろうとする。宝富士、相手の胸を押す。石浦、俵の外に出る。

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松鳳山 2017年春(三月)場所取組内容

201703-しょうほうざん

前頭2枚目だった先場所は、7勝8敗の成績だった。→先場所の取組内容
前頭3枚目で迎えた今場所、初日は関脇 高安と対戦。寄り切られて黒星発進。(→高安戦
二日目から横綱 日馬富士、大関照ノ富士らに敗れて初日から5連敗。(三日目照ノ富士戦 →① →②
六日目、横綱 鶴竜を突き出し、初日を出すとともに、4つめの金星を獲得。(→殊勲インタビュー
七日目、大関復帰を目指す 関脇 琴奨菊に寄り切られて6敗目。
中日、新横綱 稀勢の里に善戦するも小手捻りで敗れて7敗目。
九日目、途中出場の魁聖に敗れて3連敗。負け越しが決まる。
十日目は蒼国来、十一目は関脇 玉鷲に勝ち、今場所初めて連勝。(→玉鷲戦立合い不成立の場面
十二日目、十三日目と連敗して10敗目。
十四日目は小結 正代を、千秋楽は幕内最年長の豪風を押し出して連勝。5勝10敗で今場所を終える。
負け越しは2場所連続。



(初) 高安戦 ●寄り切り 14.1秒
 高安、先に右手をつく。松鳳山、手をサッとついて踏み込む。高安、両腕を内に入れて当たる。松鳳山、低く当たって突き放す。高安、突っ張る。松鳳山、右から張り、左を差し、右で後ろ廻しを取って引きつける。高安、外から抱えてやや高い体勢。松鳳山、右下手投げで振り、両差しで前に出る。高安、左半身で俵に詰まる。松鳳山、左喉輪で押し上げる。高安、右足を俵に掛けて仰け反りながら相手の喉輪を外し、突っ張って中に戻る。松鳳山、左を差す。高安、左を差し、右上手を取って前に出る。松鳳山、両手で相手の左腕を抱えるが、右足が俵の外に滑り出る。

(2) 御嶽海戦 ●押し出し 3.1秒
 御嶽海、手をつこうとする。松鳳山、両手をサッとついて両手突きに行く。御嶽海、遅れてその場で立つ。不成立かに見えたが、行司 木村容堂はハッキヨイ。御嶽海、下から両差しになって前に出る。松鳳山、右で首投げに行く。御嶽海、振られるが堪え、押す。松鳳山、俵の外に出る。

(3) 照ノ富士戦 ●押し倒し 8.2秒
 松鳳山、先に右手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。松鳳山、両腕を内に入れて踏み込む。照ノ富士、左上手前廻しを探る。松鳳山、引いて廻しを与えず、右に回って左喉輪で押し上げる。照ノ富士、右で相手の腕を外し、突き放す。両者、体が離れる。照ノ富士、左から張り、右肘を固めて当たり、右を差そうとする。松鳳山、左肘を固めて差させず。照ノ富士、叩きながら右に回り、押しながら前に出る。松鳳山、俵に詰まって仰け反る。照ノ富士、そこを押す。松鳳山、俵の外に尻餅をつく。

(4) 荒鷲戦 ●下手投げ 15.1秒
 荒鷲、先に右手をつく。松鳳山、両手をサッとついて素早く立ち、両手突きに行く。荒鷲、右肘を固めて当たり、左廻しに手を伸ばす。松鳳山、突っ張る。荒鷲、下からあてがい、左下手を探るが取れず、相手の左腕を抱えながら右に回る。松鳳山、取られた腕を抜き、引く。荒鷲、前のめりになるが堪える。松鳳山、突き放し、右から張り、右上手を取る。荒鷲、深い左下手を取り、機を見て体を開き、左下手で投げ捨てる。松鳳山、土俵に転がる。

(5) 日馬富士戦 ●押し出し 5.9秒
 松鳳山、先に右手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと手をつく。松鳳山、素早く立ち、右手を出して頭を下げる。日馬富士、頭から踏み込む。松鳳山、左にずれて当たり、突っ張る。日馬富士、右押っ付けで前に出、突っ張る。松鳳山、土俵際、叩きながら右に回る。日馬富士、前のめりになるが堪え、松鳳山、土俵下に落ちる。

(6) 鶴竜戦 ○突き出し 6.4秒
 松鳳山、両手をサッとついて突っ掛ける。2度目、両者、手をサッとついて立つ。鶴竜、右肘を固める。松鳳山、右手を出してやや左へ踏み出し、突っ張る。鶴竜、左から張って左を差そうとする。松鳳山、右押っ付け、左喉輪で押し上げる。鶴竜、引いて体を離す。松鳳山、押しながら前に出る。鶴竜、叩きながら左へ回る。松鳳山、乗じて前に出ながら押す。鶴竜、土俵下に飛び落ちる。

(7) 琴奨菊戦 ●寄り切り 4.2秒
 松鳳山は仕切り線上で、琴奨菊は仕切り線後方で、両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。琴奨菊、頭から踏み込む。松鳳山、左肘を固めて左から当たり、左を差す。琴奨菊、左を差す。松鳳山、右上手に手を伸ばすが取れず。琴奨菊、左差しでどんどん前に出る。松鳳山、俵に詰まる。琴奨菊、左差し手を大きく返し、がぶる。松鳳山、上体が起きて俵を割る。

(中) 稀勢の里戦 ●小手捻り 12.6秒
 松鳳山、先に右手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと両手をつき、左肘を固める。松鳳山、両手突きで相手を起こし、突っ張る。稀勢の里、押しながら前に出る。松鳳山、俵に詰まるが、両差しになり、前に出ながら両下手を取る。稀勢の里、肩越しの左上手を取る。松鳳山、前に出ながら相手の上手を切る。稀勢の里、土俵際、左小手投げで振り、右で相手の顔を押しながら左小手で捻り捨てる。松鳳山、土俵に落ちて転がる。

(9) 魁聖戦 ●寄り切り 6.5秒
 魁聖、先に両手をつく。松鳳山、両手をサッとつき、両腕を内に入れて頭から踏み込む。魁聖、右腕を内に入れて当たる。松鳳山、両差しになり、右差し手を返しながら右へ回る。魁聖、肩越しの左上手を取り、右を巻き替えて差し、上手を持って寄る。松鳳山、土俵下に落ちる。

(10) 蒼国来戦 ○寄り切り 4.6秒
 蒼国来、サッと手をついて突っ掛ける。2度目、松鳳山、先に右手をつく。蒼国来、仕切り線後方でサッと手をつき、素早く立って右肘から踏み込む。松鳳山、左肘を固めて当たり、突き放し、右から張り、左を差して前に出る。蒼国来、俵に詰まる。松鳳山、右で相手の顔を押し上げる。蒼国来、左で首を巻くが、土俵下に落ちる。

(11) 玉鷲戦 ○上手投げ 21.3秒
 松鳳山、先に右手をつく。玉鷲、手をつこうとする。松鳳山、ふわっと突っ掛ける。2度目、松鳳山、右手をつく。玉鷲、すぐに手をサッとつく。松鳳山、左肘を固めて頭から踏み込む。玉鷲、両手突きから突っ張る。松鳳山、下からあてがい、突っ張り返して前に出る。玉鷲、右で押っ付けながら右に回る。松鳳山、俵に詰まる。玉鷲、相手の胸を突く。松鳳山、左から突きながら俵伝いに左へ開く。玉鷲、俵に詰まるが向き直る。松鳳山、右で廻しに手を掛ける。玉鷲、引いて廻しを切るが、俵に詰まる。松鳳山、前に出、右上手を取る。玉鷲、右足を俵に掛けながら左から掬う。松鳳山、右上手を離さず。玉鷲、左下手を取る。両者、止まる(約5秒間)。松鳳山、右上手を引きつけて寄る。玉鷲、俵に足を掛けながら堪える。松鳳山、相手の下手を切り、体を開いて土俵内へ上手投げ。玉鷲、土俵に転がる。

(12) 貴ノ岩戦 ●叩き込み 5.5秒
 松鳳山、先に右手をつくが、その手を戻しかけ、再び右手をつく。貴ノ岩、サッと両手を動かし、両者、ほぼ同時に立つ。貴ノ岩、右肘を固める。松鳳山、右手を出して左にずれて当たり、右喉輪で押し上げる。貴ノ岩、左で頭を叩きながら引く。松鳳山、両差しで前に出、右下手を取る。貴ノ岩、土俵際、右で小手に巻き、右へ素早く回りながら叩く。松鳳山、土俵に落ちる。

(13) 北勝富士戦 ●叩き込み 8.4秒
 北勝富士、先に右手をつく。松鳳山、両手をサッとついて立ち、右から張って差そうとする。北勝富士、突き放す。松鳳山、再び右から張り、差そうとする。北勝富士、両手で顎を押し上げる。松鳳山、突き放す。北勝富士、押しながら一気に前に出る。松鳳山、俵に詰まる。北勝富士、押し上げてから右に開く。松鳳山、両足を開いて土俵に手をつく。

(14) 正代戦 ○押し出し 11.8秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。松鳳山、手をサッとついて素早く立ち、右喉輪で押し上げ、突っ張る。正代、下からあてがって下がらず。松鳳山、突き放し、両差しで前に出る。正代、外から押っ付けるが俵に詰まる。松鳳山、引く。正代、乗じて前に出る。松鳳山、左を差して差し手を返し、右上手を探る。正代、腰を引いて上手を与えず。松鳳山、右小手で極め気味に振り、押す。正代、土俵下に飛び落ちる。

(楽) 豪風戦 ○押し出し 2.0秒
 松鳳山、右手をつくが戻す。両者、見合う。豪風、手をつこうとするが止める。松鳳山、右手をつく。豪風、すぐに仕切り線後方でサッと手をつく。松鳳山、左肘を固め、右から張る。豪風、頭から当たる。松鳳山、左を差す。豪風、引く。松鳳山、乗じて押しながら前に出る。豪風、上体が起きて俵を割る。

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貴ノ岩 2017年春(三月)場所取組内容

201703-たかのいわ

前頭10枚目だった先場所は、優勝争いをしている横綱白鵬を破って初金星を獲得。11勝4敗の成績を上げ、殊勲賞を受賞した。→先場所の取組内容
自己最高位の前頭2枚目で迎えた今場所、初日は関脇 玉鷲に突き落とされて黒星発進。
二日目は、今場所大関復帰を目指す 関脇 琴奨菊に寄り倒されて連敗。
三日目、新横綱の稀勢の里に押し出されて3連敗。(→稀勢の里戦
四日目、大関 豪栄道を寄り切って初日を出す。(殊勲インタビューの様子 →①→②
五日目、角番大関照ノ富士に寄り切られて4敗目。
六日目、荒鷲を寄り切って2勝目。
七日目から鶴竜、日馬富士の2横綱、北勝富士、関脇 高安に敗れて4連敗。十日目に負け越しが決まる。
十一日目、遠藤を上手出し投げで倒して3勝目。そこから3連勝。
十四日目、勢に下手出し投げで敗れて9敗目。
千秋楽、小結 正代を寄り切り、6勝9敗で今場所を終える。
負け越しは2場所ぶり。



(初) 玉鷲戦 ●突き落し 2.7秒
 玉鷲、先に左手をつく。貴ノ岩、手をつこうとする。玉鷲、素早く立って両手突きに行く。貴ノ岩、遅れてその場で立つ。行司 木村容堂はハッキヨイ。貴ノ岩、右下手を取る。玉鷲、左で押っ付け、右で顎を押し上げてから突く。貴ノ岩、前のめりになり、土俵に両手をつく。

(2) 琴奨菊戦 ●寄り倒し 7.4秒
 貴ノ岩、右手をつく。琴奨菊、すぐに仕切り線後方で左手をサッとつく。貴ノ岩、素早く立ち、右肘を固めて低く踏み込む。琴奨菊、頭から当たり、右を差そうとする。貴ノ岩、左押っ付けから左を差す。琴奨菊、右で差し手を抱えて前に出る。貴ノ岩、左差しで土俵際を左へ回る。琴奨菊、がぶってどんどん前に出る。貴ノ岩、相手の圧力で、俵の外に尻餅をつく。

(3) 稀勢の里戦 ●押し出し 18.6秒
 貴ノ岩、先に右手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて踏み込む。貴ノ岩、右肘を固めて頭から当たり、左で顎を押し上げる。稀勢の里、左を差そうとしながら前に出る。貴ノ岩、左に回って差させず、右喉輪で押し上げる。稀勢の里、左で突いて喉輪を外し、前に出て左を差そうとする。貴ノ岩、左を差し、右から絞って相手に差させず。稀勢の里、突き放し、上から押さえつけ、左を差して前に出る。貴ノ岩、左下手を取って左に回る。稀勢の里、右で差し手を抱えて前に出、右上手を探るが取れず、突き放す。貴ノ岩、俵の外に出る。

(4) 豪栄道戦 ○寄り切り 8.7秒
 豪栄道、先に右手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつく。豪栄道、左肘を固めて頭から踏み込む。貴ノ岩、頭から低く踏み込み、左上手を取る。豪栄道、右を差し、左も差そうとする。貴ノ岩、右を巻き替えて差し、右下手も取り、両廻しを引きつけて前に出る。豪栄道、左上手を取り、右で頭を叩きながら土俵際を左に回る。貴ノ岩、乗じて前に出る。豪栄道、先に俵を割り、両者、土俵下に飛び落ちる。

(5) 照ノ富士戦 ●寄り切り 9.5秒
 貴ノ岩、先に右手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。貴ノ岩、右肘を固めて低く踏み込む。照ノ富士、右肘を固めて低く踏み込み、左上手前廻しを取る。貴ノ岩、腰を引いて相手の廻しを切り、叩きながら右へ回る。照ノ富士、向き直る。貴ノ岩、左上手に手を伸ばして取り、右を差す。照ノ富士、相手の上手を切り、左で差し手を抱えて前に出る。貴ノ岩、左上手を取り直し、右下手も取るが土俵際。照ノ富士、仰け反りながら相手を浮かせ、寄り切る。

(6) 荒鷲戦 ○寄り切り 6.3秒
 荒鷲、先に右手をつく。貴ノ岩、手をサッとつく。荒鷲、素早く立ち、右腕を内に入れて踏み込む。貴ノ岩、すぐに左前廻しを取り、引きつけて前に出る。荒鷲、土俵際、左押っ付けで突く。貴ノ岩、両下手を持って前に出る。荒鷲、右を巻き替えて右下手を取る。貴ノ岩、両廻しを引きつけながら寄る。荒鷲、土俵際、右下手投げに行く。貴ノ岩、左上手を引きつけながら腰をぶつける。荒鷲、左足一本で俵の外に出、両者、土俵下に落ちる。

(7) 鶴竜戦 ●叩き込み 7.7秒
 両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。鶴竜、右肘を固めて頭から踏み込む。貴ノ岩、右を差す。鶴竜、左押っ付けで押し上げ、両手で顎を押し上げる。貴ノ岩、下がらず前に出、叩いて右に下がる。鶴竜、向き直り、叩いて右に開く。貴ノ岩、土俵に落ちる。

(中) 日馬富士戦 ●上手投げ 1.8秒
 貴ノ岩、先に手をつく。日馬富士、仕切り線後方で両手をサッとつく。貴ノ岩、素早く立ち、右肘を前に出して踏み込む。日馬富士、頭から当たりながら左上手を取って左へ回り、上手投げで相手を土俵外に出す。貴ノ岩、土俵下に転がり落ち、日馬富士、土俵下に飛び落ちる。

(9) 北勝富士戦 ●寄り倒し 32.9秒
 北勝富士、先に右手をつく。貴ノ岩、右手をつく。北勝富士、突っ掛ける。2度目、北勝富士、先に右手をつく。貴ノ岩、右手をつき、左手をサッとついて立ち、右から張る。北勝富士、左にずれて当たり、左上手を取る。貴ノ岩、向き直って上手を切る。北勝富士、左押っ付け、右喉輪で押し上げる。貴ノ岩、仰け反って俵に詰まりながら右下手を探る。北勝富士、前に出ながら左上手を探るが取れず。貴ノ岩、前に出て左上手を探るが取れず、右下手を取る。北勝富士、右下手を取り、左上手に手を伸ばすが取れず。貴ノ岩、左で押っ付けながら相手の下手を切ろうとするが切れず。北勝富士、左を巻き替えようとするがならず、頭をつける。貴ノ岩、前に出ようとするがならず、叩きながら右へ回る。北勝富士、乗じて右下手を引きつけて前に出る。貴ノ岩、上体が起きて俵に詰まるが左で押っ付けながら残す。北勝富士、頭をつけ、左上手に手を伸ばすが取れず。貴ノ岩、中に戻る。北勝富士、左で絞りながら前に出る。貴ノ岩、土俵際堪え、叩きながら左へ回るが、土俵に転がる。勝負後、北勝富士、鼻や口から激しく出血しており、意識がもうろうとしている様子で、慎重に土俵を下りる。

(10) 高安戦 ●叩き込み 1.9秒
 高安、仕切り線後方で先に右手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。高安、踏み込む。貴ノ岩、その場で立って左に大きく変わる。高安、すぐに向き直って叩く。貴ノ岩、土俵に両手をつく。

(11) 遠藤戦 ○上手出投 7.2秒
 遠藤、仕切り線少し後方で先に手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつき、右肘を固めて踏み込む。遠藤、頭から踏み込む。貴ノ岩、頭を叩きながら右に回る。遠藤、少し泳ぐが、向き直って左を差す。貴ノ岩、右で押っ付け、叩きながら下がり、土俵際、肩越しの右上手を取り、左で頭を押さえつけて体を入れ替えながら右上手出し投げ。遠藤、足が宙に舞い、土俵に裏返る。

(12) 松鳳山戦 ○叩き込み 5.5秒
 松鳳山、先に右手をつくが、その手を戻しかけ、再び右手をつく。貴ノ岩、サッと両手を動かし、両者、ほぼ同時に立つ。貴ノ岩、右肘を固める。松鳳山、右手を出して左にずれて当たり、右喉輪で押し上げる。貴ノ岩、左で頭を叩きながら引く。松鳳山、両差しで前に出、右下手を取る。貴ノ岩、土俵際、右で小手に巻き、右へ素早く回りながら叩く。松鳳山、土俵に落ちる。

(13) 千代の国戦 ○吊り出し 11.5秒
 千代の国、仕切り線後方で先に両手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつく。千代の国、素早く立ち、頭から踏み込み、突っ張る。貴ノ岩、叩いて右に回る。千代の国、向き直り、押し上げてから引く。貴ノ岩、前のめりになるが堪える。千代の国、突き放す。貴ノ岩、右から突いていなし、右で後ろ廻しを取る。千代の国、くるっと向き直って廻しを切る。貴ノ岩、左下手を取り、右差し手を返して寄る。千代の国、俵の上で堪える。貴ノ岩、相手を高々と吊り上げ、俵の外に出す。

(14) 勢戦 ●下手出投 21.2秒
 勢、先に右手をつく。貴ノ岩、手をサッと動かし、右肘を前に出して踏み込む。勢、右肩から当たる。貴ノ岩、左上手前廻しを取り、右を差す。勢、左押っ付けで前に出、右上手を探るが取れず、右で突きながら引き、右を差す。貴ノ岩、左上手を離さず。勢、右下手を取る。貴ノ岩、左上手を持って左へ回る。勢、右下手を持って右半身の体勢。両者、少し止まる(約6秒間)。貴ノ岩、左上手を引きつけて頭をつける。勢、体を開いて右下手出し投げ。貴ノ岩、土俵に這う。

(楽) 正代戦 ○寄り切り 19.7秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。貴ノ岩、右肘を固めて頭から低く踏み込み、右を差す。正代、左から押っ付ける。貴ノ岩、突っ張り、右上手に手を伸ばすが取れず、右で押っ付けながら右へ回り、右上手を取る。正代、両差しになって前に出る。貴ノ岩、右足を俵に掛け、左上手前廻しも取る。正代、左差し手を返しながら寄り、左下手を探る。貴ノ岩、腰を引いて廻しを与えず。両上手を持って中に戻り、頭をつけて左上手で絞る体勢。正代、右下手前廻しを探る。貴ノ岩、両上手を引きつけて前に出る。正代、上体が起きて俵を割る。

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蒼国来 2017年春(三月)場所取組内容

201703-そうこくらい

前頭10枚目だった先場所は、幕内で初めて12勝3敗の成績を上げた。→先場所の取組内容
自己最高位の前頭2枚目で迎えた今場所、初日は角番大関照ノ富士に寄り切られて黒星発進。
二日目、横綱白鵬に寄り切られて連敗。
三日目、初めて結びの土俵に上がる。横綱 日馬富士と対戦し、叩き込みで勝ち、初日を出すとともに 初の金星を獲得。33歳2か月での初金星は、外国出身力士では史上最年長。2011年4月に八百長を疑われて解雇され、裁判で解雇無効を勝ち取って2013年7月場所で復帰。その約2年のブランクを 乗り越えての金星。(→殊勲インタビュー
四日目は新横綱 稀勢の里に、五日目は横綱 鶴竜に敗れて連敗。
六日目、勢を叩き込んで2勝目。
七日目、関脇 高安、中日 大関復帰を目指す 関脇 琴奨菊に敗れて再び連敗。
九日目、関脇 玉鷲を送り出して3勝目。
十日目、松鳳山に寄り切られて7敗目。後がなくなる。
十一日目、小結 正代に寄り切られて負け越し決定。
十二日目、北勝富士を肩透かしで倒して4勝目。
十三日目は小結御嶽海に寄り切られて9敗目。
十四日目、御嶽海戦では、相手のいなしに泳ぐも俵の上で残ったかに見えたが、足が出たとして取組を止められて10敗目。VTRでは、控え力士の頭で、出たとされる蒼国来の爪先が見えなかった。(→その画像
千秋楽、旭秀鵬に寄り切られ、4勝11敗で今場所を終える。
負け越しは昨年九月場所以来、3場所ぶり。



(初) 照ノ富士戦 ●寄り切り 10.8秒
 蒼国来、先に左手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、右手を出してやや左へ踏み出す。照ノ富士、踏み込む。蒼国来、突き放す。照ノ富士、前に出ながら右を差し、左上手に手を伸ばす。蒼国来、右を差して右下手を取る。照ノ富士、左上手を取る。蒼国来、右下手を持って少し右に回る。一呼吸後、照ノ富士、左上手を引きつけ、相手を浮かせながら前に出る。蒼国来、俵を割り、両者、土俵下に落ちる。

(2) 白鵬戦 ●寄り切り 5.5秒
 蒼国来、先に左手をつく。白鵬、右、左手を手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、両肘を固める。白鵬、固めた右肘から当たり、すぐに左上手前廻しを取る。蒼国来、左上手に手を掛ける。白鵬、腰を左へ遠ざけて相手の上手を切り、左上手を引きつけ、右差し手を返す。蒼国来、両廻しに手を掛ける。白鵬、前に出ながら相手の上手を切り、土俵際で腰を下ろす。蒼国来、上体が起きて土俵下に落ちる。

(3) 日馬富士戦 ○叩き込み 6.4秒
 両者、仕切り線少し後方でほぼ同時にサッと手をついて立つ。日馬富士、左手を出して低く踏み込む。蒼国来、やや右に踏み出して左を差す。日馬富士、右押っ付け、左喉輪で前に出る。蒼国来、土俵際、右から突いて体を離す。日馬富士、向き直って押す。蒼国来、左をのぞかせる。日馬富士、叩きながら左へ回り、左上手に手を伸ばすが取れず、押しながら前に出ようとする。蒼国来、そこを叩きながら引く。日馬富士、体が飛び、蒼国来、俵の上で残す。日馬富士、土俵に落ちる。蒼国来、初金星獲得。

(4) 稀勢の里戦 ●寄り切り 9.4秒
 蒼国来、仕切り線後方で先に左手をつく。稀勢の里、仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、右肘を固めて低く踏み込む。稀勢の里、左肘を固めて当たり、左で差し手争いをしながら前に出る。蒼国来、左差しで土俵際を左へ回る。稀勢の里、前に出ながら深い右上手を取り、引きつけながら前に出る。蒼国来、土俵際、右で相手の左手首を掴み上げながら堪え、深い左下手を取る。稀勢の里、伸びた右上手を持ち、左を差し込んで差し手を返しながら寄る。蒼国来、上体が起きて俵の外に出る。

(5) 鶴竜戦 ●押し出し 3.5秒
 蒼国来、先に左手をつく。鶴竜、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。鶴竜、両手を出して低く当たり、相手の顔を押し上げながら前に出る。蒼国来、相手の左喉輪を外すが、土俵際。鶴竜、相手の胸に突っ張り、腹を押す。蒼国来、土俵下に落ちる。

(6) 勢戦 ○叩き込み 6.3秒
 勢、先に右手をつく。蒼国来、仕切り線少し後方で左手をつき、右手をサッとついて立ち、右肘を固めてやや左へ踏み込む。勢、少し遅れて立ち、両腕を交差させて当たる。両者、押しながら差し手争い。蒼国来、叩きながら引く。勢、足がついて行かずに前に飛ぶ。勢、土俵に落ち、蒼国来、俵の中で残してから土俵下に落ちる。

(7) 高安戦 ●突き出し 2.8秒
 高安、先に右手をつく。蒼国来、仕切り線かなり後方でサッと手をつき、右肘を固めて踏み込み、左上手前廻しを狙う。高安、両肘を固めて当たり、相手を弾く。蒼国来、体が浮いて土俵際。高安、突っ張って土俵外に出す。

(中) 琴奨菊戦 ●寄り切り 19.9秒
 蒼国来、先に左手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、右肘を固め、やや左へ踏み出す。琴奨菊、左肘を固め、右で相手の左腕を引っ張り込む。蒼国来、左差し手を返し、右を差そうとしながら前に出る。琴奨菊、左で差し手争いをし、前に出ながら左を差し込み、がぶる。蒼国来、土俵際を左へ回って堪えようとする。琴奨菊、休まず前に出る。蒼国来、俵の外に出る。

(9) 玉鷲戦 ○送り出し 8.0秒
 蒼国来、仕切り線少し後方で先に左手をつく。玉鷲、左手をつき、右手をサッとついて素早く立ち、両手を出して頭から踏み込む。蒼国来、右肘を固めて当たる。玉鷲、突っ張りながら前に出る。蒼国来、下からあてがい、土俵際を右へ回る。玉鷲、右喉輪で押し出そうとする。蒼国来、相手の右腕を手繰っていなす。玉鷲、前に泳ぎ、俵の上左足一本で傾く。蒼国来、そこを後ろから押す。玉鷲、俵の外に出る。

(10) 松鳳山戦 ●寄り切り 4.6秒
 蒼国来、サッと手をついて突っ掛ける。2度目、松鳳山、先に右手をつく。蒼国来、仕切り線後方でサッと手をつき、素早く立って右肘から踏み込む。松鳳山、左肘を固めて当たり、突き放し、右から張り、左を差して前に出る。蒼国来、俵に詰まる。松鳳山、右で相手の顔を押し上げる。蒼国来、左で首を巻くが、土俵下に落ちる。

(11) 正代戦 ●寄り切り 6.2秒
 正代、先に両手をつく。蒼国来、左手をつき、右手をサッとついてやや左へ踏み出し、左肘を固めて右手を出しながら当たる。正代、右肘でかち上げ、左を差して前に出る。蒼国来、頭をつけて右で押っ付ける。正代、右もねじ込みながら寄る。蒼国来、上体が起きて土俵下に落ちる。

(12) 北勝富士戦 ○肩透かし 12.3秒
 北勝富士、仕切り線少し後方で先に右手をつく。蒼国来、仕切り線少し後方で左手をつき、時をおき、右手をサッとついて素早く立つ。北勝富士、遅れて立ち、頭から当たる。しかし、行司 木村庄太郎が止める。2度目、北勝富士、仕切り線少し後方で先に右手をつく。蒼国来、仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、左肘を固めてやや右へ踏み出す。北勝富士、やや右にずれて頭から当たり、突き放しながら前に出る。蒼国来、右を差す。北勝富士、少し引いて体を離し、左で後ろ廻しに手を掛ける。蒼国来、向き直って上手を与えず、右を差す。北勝富士、左で押っ付け、右喉輪で押し上げる。蒼国来、相手の右腕を手繰って左へ回る。両者、体が離れる。北勝富士、前に出る。蒼国来、左をのぞかせ、右で叩いて肩透かし。北勝富士、右足を大きく上げて土俵に落ちる。

(13) 御嶽海戦 ●寄り切り 15.0秒
 御嶽海、先に右手をつく。蒼国来、仕切り線後方で両手をサッとついて立ち、右肘を固めて踏み込む。御嶽海、左手を出し、右肘を固めて当たり、前に出る。蒼国来、土俵際を右へ回る。御嶽海、押し上げながら前に出る。蒼国来、相手の左腕を手繰りながら右へ回る。御嶽海、右を差し、取られていたひだりうでを抜く。蒼国来、左上手を取る。御嶽海、右差し、左押っ付けで寄る。蒼国来、上体が起きて俵を割る。

(14) 豪風戦 ●引き落し 14.1秒
 豪風、先に左手をつく。蒼国来、左手をつく。豪風、立とうとするが止めて手を戻す。蒼国来、手を戻す。豪風、手をつく。蒼国来、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、踏み込んで左を差す。豪風、頭から当たる。蒼国来、右で顔を押す。豪風、左で脇を突き放す。両者、押し合う。豪風、叩きながら土俵際を左へ回る。蒼国来、ついて行き、押しながら前に出る。豪風、土俵際、相手の腕を叩いて左へ大きく開く。蒼国来、前に泳ぎ、俵の上で残して向き直る。豪風、右押っ付けで前に出る。しかし、土俵下の田子ノ浦審判らが手を上げていることに気づき、行司 木村容堂が止める。蒼国来が俵の上で残したと見えたときに、足が出ていたよう。

(楽) 旭秀鵬戦 ●寄り切り 7.6秒
 旭秀鵬、先に手をつく。蒼国来、仕切り線後方でサッと手をつく。旭秀鵬、踏み込んで右を差し、深い左上手を取る。蒼国来、左上手、深い右下手を取る。両者、廻しを引きつけ合う。旭秀鵬、右差し手を返し、左上手を引きつけて前に出る。蒼国来、俵を割る。

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勢 2017年春(三月)場所取組内容

201703-いきおい

前頭3枚目だった先場所は、8勝7敗の成績だった。→先場所の取組内容
場所前、祖母のふるさとである福井県若狭町のふるさと大使に任命される。(→ニュース記事 記事が表示されない場合は→こちら→NHK福井放送局アナウンサー・キャスターのひとりごと 記事が表示されない場合は→こちら
前頭筆頭で迎えたご当所場所、初日は同じ大阪府出身の大関 豪栄道と対戦。上手出し投げで敗れて黒星発進。
二日目、横綱 日馬富士戦は物言いがつくも、叩き込みで敗れる。三日目、横綱 鶴竜に敗れて3連敗。
四日目、横綱白鵬戦は、物言いがつく微妙な相撲ながら、寄り倒しで勝って初日を出し、3個目の金星を獲得する。(→白鵬戦→殊勲インタビューを受ける勢) しかしこの取組で、右腕上腕の筋肉を断裂を痛めていたことが後で明らかに。(→日刊スポーツ記事 記事が表示されない場合は→こちら
五日目、新横綱の稀勢の里に寄り切られてから黒星が連なり、十日目まで6連敗。負け越しが決まる。
十一日目、今場所大関復帰を懸ける 関脇 琴奨菊を叩き込んで2勝目。
十二日目、小結 正代を引き落として連勝。この白星が通算400勝目となる。
十三日目、豪風戦は今場所3回目の物言いがつく相撲となるが、叩き込みで敗れて10敗目。「物言い」3回は、今場所、隠岐の海と並んで幕内で最多。(→2017年3月(春)場所 幕内取組 各種データ順位
十四日目、千秋楽と連勝。5勝10敗で今場所を終える。
負け越しは昨年九月場所以来、3場所ぶり。



(初) 豪栄道戦 ●上手出投 2.4秒
 豪栄道、先に右手をつく。勢、仕切り線後方で両手をサッとつく。豪栄道、頭から低く踏み込む。勢、右肩から踏み込む。豪栄道、左上手前廻しを取り、右で頭を叩きながら左に開く。勢、向き直ろうとするが、左足が送れず体勢を崩す。豪栄道、そこを押す。勢、尻餅をついて土俵に転がる。

(2) 日馬富士戦 ●叩き込み 4.5秒
 勢、先に右手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと両手をつく。勢、素早く立ち、両腕を内に入れて踏み込む。日馬富士、頭から踏み込み、右喉輪で相手を起こし、再び頭から当たって押しながら前に出る。勢、俵に両足を掛ける。日馬富士、大きく引き、土俵際で叩く。勢、前に飛ぶ。日馬富士、俵の上、勢、土俵に落ちて転がり、両者、土俵下に落ちる。軍配、日馬富士。「物言い」がつき、協議の結果、日馬富士の足が残っていると判断、「軍配通り」日馬富士の勝ち。

(3) 鶴竜戦 ●寄り切り 19.4秒
 勢は仕切り線後方で、鶴竜は仕切り線上で、両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。鶴竜、頭から低く踏み込む。勢、両差しを狙う。鶴竜、突っ張る。勢、突き返し、押し上げながら前に出る。鶴竜、土俵際、両差しになる。勢、右小手投げで振る。鶴竜、左差しで前に出、深い左下手を取る。勢、俵に詰まるが、左を差して中に戻る。鶴竜、深い左下手を持ち、右上手も取って両廻し。勢、右上手に手を伸ばすが取れず。鶴竜、両廻しを引きつけて前に出る。勢、俵に両足を掛ける。鶴竜、寄り立てる。勢、俵に両足を掛けて左差し手を返しながら堪え、右から突き落とそうとする。鶴竜、構わず寄る。勢、土俵下に落ちる。

(4) 白鵬戦 ○寄り倒し 4.9秒
 勢、先に右手をつく。白鵬、右、左とサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。白鵬、右肘を固めてぴょんと立ち、右肘から当たって左上手前廻しを探るが取れず、右を差す。勢、左で押っ付けて前に出る。白鵬、ずるずる下がって左足が俵に詰まる。勢、右差し、左押っ付けで寄る。白鵬、上体が起き、左から小手投げに行く。両者、俵の外に倒れ、白鵬、土俵下に落ちる。軍配、勢。勝ち名乗りを受けた後に「物言い」。勢の手が落ちるのが早いか協議した結果、「勢の手がつく前に白鵬の体がなくなっている」と判断、「軍配通り」勢の勝ちとなる。

(5) 稀勢の里戦 ●寄り切り 25.8秒
 勢、先に右手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。勢、右肘を固めて低く当たる。稀勢の里、左肘を固めて当たり、左を差し勝つ。勢、頭をつけ、右押っ付けから上手を探る。稀勢の里、左下手を取り、腰を振って相手の上手を切る。勢、右で小手に巻いて右に回りながら小手に振る。稀勢の里、下手が切れるが左差し手を返して堪える。勢、右上手を探るが取れず。稀勢の里、前に出ながら右上手を探る。勢、土俵際を右へ回り、中に戻る。稀勢の里、左下手で後ろ廻しを取り、前に出ながら右上手を探る。勢、腰を引いて相手に上手を与えず、土俵際、右小手投げで振る。稀勢の里、すこし振られるが左差し手を返して堪え、再び左後ろ廻しを取り、じりじり前に出る。勢、俵に両足を掛け、右で押っ付けながら堪える。稀勢の里、左下手を持って休まず寄り立て、深い右上手も取る。勢、右に回り込もうとするがならず、俵を割る。

(6) 蒼国来戦 ●叩き込み 6.3秒
 勢、先に右手をつく。蒼国来、仕切り線少し後方で左手をつき、右手をサッとついて立ち、右肘を固めてやや左へ踏み込む。勢、少し遅れて立ち、両腕を交差させて当たる。両者、押しながら差し手争い。蒼国来、叩きながら引く。勢、足がついて行かずに前に飛ぶ。勢、土俵に落ち、蒼国来、俵の中で残してから土俵下に落ちる。

(7) 玉鷲戦 ●押し出し 5.0秒
 勢、先に手をつく。玉鷲、両手をサッとつく。勢、右肩から踏み込む。玉鷲、頭から踏み込み、突き放しながらどんどん前に出る。勢、俵に詰まる。玉鷲、休まず突っ張り、押す。勢、俵の外に出る。

(中) 高安戦 ●下手投げ 54.7秒
 勢、先に手をつく。高安、仕切り線後方でサッと手をつき、両腕を内に入れて踏み込む。勢、右肘を固めて頭から当たる。高安、突き放し、少し引く。勢、乗じて前に出る。高安、再び突っ張る。勢、相手の手を叩く。高安、左を差す。勢、右押っ付けから右上手を取る。高安、左半身で左下手を取り、腰を振って相手の上手を切り、左下手を深くして胸を合わせる。両者、左四つ、高安が左下手を持った体勢で、しばらく止まる(約16秒間)。勢、右で小手に巻く。高安、右上手に手を伸ばす。勢、腰を捻って上手を与えず。高安、左下手を持って前に出る。勢、俵に両足を掛け、右上手を探るが取れず、左差し手を返し、俵伝いに右へ回りながら左で頭を押さえて右小手投げに行く。高安、堪えて中に戻る。両者、土俵中央、左四つで足が止まり、高安が何度か右上手に手を伸ばすが取れず(約19秒間)。高安、機を見て体を開き、左下手投げ。勢、土俵に落ちる。

(9) 照ノ富士戦 ●寄り切り 11.9秒
 勢、先に右手をつく。照ノ富士、両手をサッとつく。勢、両肘を固めて踏み込む。照ノ富士、踏み込んで左上手前廻しを取り、右で押っ付けながら前に出る。勢、左差し手を抜き、土俵際、右から掬い投げに行こうとする。照ノ富士、左上手を深くして堪える。勢、右差しで前に出、右下手を取る。照ノ富士、左上手投げで振る。勢、堪える。照ノ富士、更に左上手で振り、上手を引きつけ、右差し手を返しながら寄る。勢、腰が伸びて俵を割る。

(10) 御嶽海戦 ●送り出し 2.2秒
 勢、先に右手をつく。御嶽海、両手をサッとつく。勢、素早く立ち、右肩から踏み込む。御嶽海、左に動いて左で後ろ廻しを取り、出し投げで後ろについて送り出す。

(11) 琴奨菊戦 ○叩き込み 5.2秒
 勢、先に手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつく。勢、素早く立ち、両腕を内に入れて踏み込む。琴奨菊、左へ変わって左上手を狙う。勢、向き直って右を差す。琴奨菊、左押っ付けで前に出る。勢、土俵際、左で叩いて右に開く。琴奨菊、土俵に落ちる。

(12) 正代戦 ○引き落し 14.7秒
 勢、先に右手をつく。正代、仕切り線後方でサッと手をつく。勢、素早く立って右肩から踏み込む。正代、両肘を固めて当たる。勢、右を差そうとする。正代、左を差し勝ち、左下手を取って前に出る。勢、右上手を取り、土俵際、右上手で振る。正代、右も差して前に出る。勢、下がりながら右を巻き替えて差すが、俵に詰まる。正代、左上手で土俵内に振り回す。勢、再び俵に詰まるが、相手の上手を切って押す。正代、俵に詰まる。勢、引いて体を離す。正代、土俵に落ちる。勢、鼻から出血。

(13) 豪風戦 ●叩き込み 2.6秒
 勢、先に手をつく。豪風、仕切り線後方でサッと手をつき、右手を出して頭から踏み込む。勢、右を差す。豪風、左に回って土俵際で叩く。勢、前に飛び、豪風、土俵下に飛び落ちる。木村容堂、軍配を豪風に上げる。「物言い」がつき、豪風の体が先に飛んでいるか協議した結果、藤島審判長は「豪風が飛ぶ前に、勢の手がついている」と説明、「軍配通り」豪風の勝ち。

(14) 貴ノ岩戦 ○下手出投 21.2秒
 勢、先に右手をつく。貴ノ岩、手をサッと動かし、右肘を前に出して踏み込む。勢、右肩から当たる。貴ノ岩、左上手前廻しを取り、右を差す。勢、左押っ付けで前に出、右上手を探るが取れず、右で突きながら引き、右を差す。貴ノ岩、左上手を離さず。勢、右下手を取る。貴ノ岩、左上手を持って左へ回る。勢、右下手を持って右半身の体勢。両者、少し止まる(約6秒間)。貴ノ岩、左上手を引きつけて頭をつける。勢、体を開いて右下手出し投げ。貴ノ岩、土俵に這う。

(楽) 魁聖戦 ○突き落し 15.1秒
 魁聖、先に両手をつく。勢、腰を下ろし、仕切り線後方でサッと手をつく。魁聖、両腕を内に入れる。勢、左肘を固めて踏み込み、両差しになろうとする。魁聖、両上手前廻しを取って前に出る。勢、左差し手を抜き、土俵際、右差し手を返しながら相手の両廻しを切り、右に回って中に戻る。魁聖、左上手を取り直し、引きつけて前に出る。勢、土俵際、右から掬う。魁聖、左上手を持って堪え、右差し手を返しながら寄る。勢、左に開いて左から突き落としに行く。魁聖、土俵に転がる。

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豪風 2017年春(三月)場所取組内容

201703-たけかぜ

前頭5枚目だった先場所は、10勝5敗と二桁勝利を上げた。→先場所の取組内容
前頭筆頭で迎えた今場所、初日は新横綱の稀勢の里と対戦。押し出されて黒星発進。
そのまま4横綱全員と対戦し、4連敗スタート。
五日目、二日目から3連敗している大関豪栄道と対戦。肩透かしで倒して初日を出す。(→殊勲インタビューを受ける
六日目、小結 正代に押し出され、七日目、角番大関 照ノ富士に吊り出されて連敗。(→照ノ富士戦
中日、関脇 玉鷲を立合い変わりながら叩き込んで2勝目。
九日目 関脇 高安に、十日目 関脇 琴奨菊に敗れ、負け越しが決まる。
十一日目、宝富士を突き落として3勝目。
十三日目の勢戦は、物言いがつく相撲となるが、軍配通り叩き込みで勝利。
十四日目、蒼国来を引き落とし、今場所初めての連勝。
千秋楽は松鳳山に押し出され、5勝10敗で今場所を終える。
負け越しは昨年七月場所以来、4場所ぶり。



(初) 稀勢の里戦 ●押し出し 4.2秒
 豪風、仕切り線後方で先に両手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。豪風、右肘を固めて低く踏み込む。稀勢の里、左肘を固めて当たる。豪風、突き放す。稀勢の里、押しながら前に出る。豪風、俵の上に追い込まれる。稀勢の里、相手の胸を押す。豪風、俵の外に出る。

(2) 鶴竜戦 ●寄り切り 11.9秒
 豪風、仕切り線後方で先に手をつく。鶴竜、手をサッとつく。豪風、両手を出して頭から踏み込む。鶴竜、踏み込み、左上手を狙うが取れず。豪風、突き放す。鶴竜、左から張って差そうとする。豪風、押して体を離し、左喉輪で距離を取る。鶴竜、右で相手の左腕を外し、突き放し、左から張って押しながら前に出る。豪風、左で押っ付けるが土俵際。鶴竜、左で押っ付け、左上手前廻しを取る。豪風、両手で相手の右腕を抱える。鶴竜、左上手を引きつけて寄る。豪風、上体が起きて俵を割る。

(3) 白鵬戦 ●寄り切り 26.8秒
 豪風、仕切り線後方で先に左手をつく。白鵬、右、左とサッと手をつく。豪風、右手を出し、左肘を固めて頭から踏み込む。白鵬、左肘を固めて当たる。豪風、左を差し、右も差そうとしながら前に出る。白鵬、右で差し手を抱えながら左へ回り、左上手を探る。豪風、腰を引いて上手を与えず。白鵬、体を離して左から突き、顔を押し上げ、右で頭を押さえながら左上手を取る。豪風、両差しになる。白鵬、左上手を持ち、右で差し手を抱えた体勢。豪風、左下手で後ろ廻しを取る。白鵬、相手の下手を切って右で押っ付ける。両者、止まる(約4秒間)。白鵬、右で押っ付け、左上手を引きつけながら前に出る。豪風、上体が起きて俵を割る。

(4) 日馬富士戦 ●寄り切り 3.4秒
 豪風、仕切り線後方で先に手をつく。日馬富士、手をサッとつく。豪風、素早く立つ。日馬富士、頭から低く踏み込む。豪風、叩いて左に回る。日馬富士、突き放す。豪風、土俵際。日馬富士、左で廻しを探る。豪風、相手の左腕を抱えて振るが、俵の外に出る。勝負後、日馬富士、左目を痛そうにする。

(5) 豪栄道戦 ○肩透かし 3.6秒
 豪栄道、先に右手をつく。豪風、仕切り線後方でサッと手をつき、頭から踏み込む。豪栄道、頭を下げて左肘を固めて当たり、右を差す。豪風、左押っ付けで突き、右で頭を叩きながら左へ回る。豪栄道、落ちずに堪え、頭を下げる。豪風、左をのぞかせ、肩透かしを引く。豪栄道、足を前に出せず、土俵に這う。

(6) 正代戦 ●押し出し 2.6秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。豪風、仕切り線後方でサッと手をつき、素早く立って頭から踏み込む。正代、胸で当たり、右肘でかち上げる。豪風、左をのぞかせ、左へ回りながら肩透かしに行く。正代、前のめりになる。豪風、相手が落ちる前に俵の外に出る。その後、正代、俵の外に落ちる。

(7) 照ノ富士戦 ●吊り出し 10.1秒
 豪風、仕切り線少し後方で先に両手をつく。照ノ富士、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。豪風、右手を出して頭から踏み込む。照ノ富士、左から張り、右を差し、左上手に手を伸ばしながら前に出る。豪風、左を巻き替えようとするがならず。照ノ富士、左上手、右下手を取る。豪風、右を差して右半身の体勢。照ノ富士、両廻しを引きつけ、相手を高々と吊り上げて前に出る。豪風、土俵外に下ろされる。

(中) 玉鷲戦 ○叩き込み 1.2秒
 玉鷲、先に手をつく。豪風、仕切り線少し後方で左手をサッとつく。玉鷲、素早く立って頭から踏み込む。豪風、その場で立ち、叩きながら左に変わる。玉鷲、土俵に手をつく。

(9) 高安戦 ●叩き込み 2.0秒
 高安、先に右手をつく。豪風、仕切り線後方でサッと両手をつく。高安、素早く立って、両腕を内に入れる。豪風、頭から当たり、左に開いて左から突く。高安、向き直って叩く。豪風、土俵に落ちる。

(10) 琴奨菊戦 ●小手投げ 3.1秒
 豪風、先に左手をつく。琴奨菊、仕切り線少し後方で左、右とサッと手をつく。豪風、右肘を固めて頭から踏み込む。琴奨菊、踏み込む。豪風、両差しになり、左差し手を返す。琴奨菊、右で小手に振って左を差す。豪風、体勢を崩して左膝から土俵に落ちる。

(11) 宝富士戦 ○突き落し 7.7秒
 宝富士、先に両手をつく。豪風、仕切り線後方でサッと手をついて素早く立ち、右肘を固めて頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。豪風、左に回り、押しながら前に出る。宝富士、下からあてがいながら左へ回り、相手を土俵際にする。豪風、土俵際、左から突いていなす。宝富士、前に泳いで土俵下に落ちる。

(12) 御嶽海戦 ●押し出し 3.9秒
 御嶽海、先に両手をつく。豪風、仕切り線後方でサッと手をつき、頭から踏み込む。御嶽海、右手を出して頭から当たる。豪風、叩きながら左へ回る。御嶽海、突き放しながらついて行く。豪風、俵の外に出る。

(13) 勢戦 ○叩き込み 2.6秒
 勢、先に手をつく。豪風、仕切り線後方でサッと手をつき、右手を出して頭から踏み込む。勢、右を差す。豪風、左に回って土俵際で叩く。勢、前に飛び、豪風、土俵下に飛び落ちる。木村容堂、軍配を豪風に上げる。「物言い」がつき、豪風の体が先に飛んでいるか協議した結果、藤島審判長は「豪風が飛ぶ前に、勢の手がついている」と説明、「軍配通り」豪風の勝ち。

(14) 蒼国来戦 ○引き落し 14.1秒
 豪風、先に左手をつく。蒼国来、左手をつく。豪風、立とうとするが止めて手を戻す。蒼国来、手を戻す。豪風、手をつく。蒼国来、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、踏み込んで左を差す。豪風、頭から当たる。蒼国来、右で顔を押す。豪風、左で脇を突き放す。両者、押し合う。豪風、叩きながら土俵際を左へ回る。蒼国来、ついて行き、押しながら前に出る。豪風、土俵際、相手の腕を叩いて左へ大きく開く。蒼国来、前に泳ぎ、俵の上で残して向き直る。豪風、右押っ付けで前に出る。しかし、土俵下の田子ノ浦審判らが手を上げていることに気づき、行司 木村容堂が止める。蒼国来が俵の上で残したと見えたときに、足が出ていたよう。

(楽) 松鳳山戦 ●押し出し 2.0秒
 松鳳山、右手をつくが戻す。両者、見合う。豪風、手をつこうとするが止める。松鳳山、右手をつく。豪風、すぐに仕切り線後方でサッと手をつく。松鳳山、左肘を固め、右から張る。豪風、頭から当たる。松鳳山、左を差す。豪風、引く。松鳳山、乗じて押しながら前に出る。豪風、上体が起きて俵を割る。

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正代 2017年春(三月)場所取組内容

201703-しょうだい

新三役で関脇だった先場所は、7勝8敗の成績だった。→先場所の取組内容
先場所後、兄弟子で元時天空の間垣親方が亡くなった。(→日刊スポーツ【正代、間垣親方への恩返し誓う 時津風部屋稽古始め】 記事が表示されない場合は→こちら
小結で迎えた今場所、初日は横綱白鵬と3度目の対戦。突き落として初めて勝ち、白星発進。(→殊勲インタビューを受ける正代
二日目、新横綱稀勢の里を土俵際まで追い詰めるも残され、押し出されて初黒星。
三日目、大関豪栄道を土俵際での掬い投げで倒し、2勝目。(→殊勲インタビューを受ける正代
四日目は玉鷲、五日目は高安と関脇に連敗。2勝3敗と黒星先行。
六日目、幕内最年長の豪風を押し出して星を五分に。
七日目、横綱日馬富士に寄り倒されてから黒星が連なり、横綱鶴竜、小結御嶽海、大関照ノ富士と4連敗。7敗と後がなくなる。
十一日目、蒼国来を寄り切って4勝目。
十二日目、勢に引き落とされて負け越し決定。
そこから黒星が連なり、千秋楽まで4連敗。4勝11敗で今場所を終える。
負け越しは2場所連続。



(初) 白鵬戦 ○突き落し 6.1秒
 正代、先に両手をつく。白鵬、腰を下ろし、両手をサッとついて素早く立ち、右肘を固める。正代、両肘を固めて当たる。白鵬、左上手に手を掛ける。正代、やや左に回って体を離し、相手の上手を切る。白鵬、左で顎を押し上げる。正代、差そうとしながら前に出る。白鵬、叩きながら下がって右に回る。正代、落ちずについて行き、左から突く。白鵬、前のめりになって土俵に両手をつく。

(2) 稀勢の里戦 ●押し出し 8.7秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて踏み込む。正代、右肘を固めて当たり、左を差し、右も差そうとしながら前に出る。稀勢の里、上体が起きて俵に詰まるが、左を差し勝つ。正代、右を巻き替えて差す。稀勢の里、左で押っ付けながら前に出、右喉輪で押し上げる。正代、左差し手を返して掬いながら左に回る。稀勢の里、逃さず押す。正代、土俵下に落ちる。

(3) 豪栄道戦 ○掬い投げ 6.5秒
 豪栄道は仕切り線上で、正代は仕切り線後方で、両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。豪栄道、頭から踏み込む。正代、右肘を固めて胸で当たる。豪栄道、左上手に手を掛ける。正代、腰を引いて相手の上手を切り、両差しになろうとする。豪栄道、右喉輪で突き放す。正代、再び両差しになろうとする。豪栄道、右を巻き替えて差し、前に出る。正代、左で差し手を抱え、左に回りながら土俵際で右を差し、俵に両足を掛けながら右掬い投げ。豪栄道、体が裏返って土俵に尻餅。

(4) 玉鷲戦 ●小手投げ 6.9秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。玉鷲、左手をつき、時をおいて右手をサッとついて立ち、頭から踏み込む。正代、右肘でかちあげる。玉鷲、突っ張る。正代、あてがって前に出、左を差す。玉鷲、体を離し、両手で突き放し、右で小手に巻いて強烈に投げ捨てる。正代、土俵に転がる。

(5) 高安戦 ●叩き込み 3.1秒
 正代、仕切り線少し後方で先に両手をつく。高安、仕切り線後方でサッと両手をつき、素早く立って両腕を内に入れる。正代、右肘を固めて当たる。高安、かち上げ気味に当たって相手を弾き、左喉輪で押し上げる。正代、俵に詰まる。高安、そこを左で叩く。正代、土俵にバッタリ落ちる。

(6) 豪風戦 ○押し出し 2.6秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。豪風、仕切り線後方でサッと手をつき、素早く立って頭から踏み込む。正代、胸で当たり、右肘でかち上げる。豪風、左をのぞかせ、左へ回りながら肩透かしに行く。正代、前のめりになる。豪風、相手が落ちる前に俵の外に出る。その後、正代、俵の外に落ちる。

(7) 日馬富士戦 ●寄り倒し 5.5秒
 正代、仕切り線少し後方で先に両手をつく。日馬富士、仕切り線後方で両手をサッとつき、頭から踏み込む。正代、右肘を固めて当たる。日馬富士、突き放し、右から張り、外から挟みつけて前に出る。正代、少し引き、左足を俵に掛けながら体を離す。日馬富士、右から張りに行くが空振り。正代、左を差そうとする。日馬富士、左から張り、頭をつけて両差しになり、深い左下手を取って一気に寄る。正代、相手の廻しを切るが上体が起き、俵の外に倒れ、土俵下に転落。

(中) 鶴竜戦 ●寄り切り 18.8秒
 正代、仕切り線後方でサッと手をつく。鶴竜、ほぼ同時にサッと両手をつき、右肘を固めて踏み込む。正代、右肘を固めて当たる。鶴竜、突っ張る。正代、下からあてがって下がらず。鶴竜、左喉輪で押し上げ、頭をつけて廻しを探る。正代、少し引いて廻しを与えず。鶴竜、左喉輪で突き放す。正代、右から突いて喉輪を外すが、俵に詰まる。鶴竜、叩く。正代、落ちずに堪え、前に出ようとする。鶴竜、左から張り、左を差して右上手を取り、頭をつけ、右上手を引きつけて前に出る。正代、土俵際堪える。鶴竜、左で胸を押し上げながら寄る。正代、上体が起きて俵を割る。

(9) 御嶽海戦 ●寄り切り 9.3秒
 御嶽海、先に手をつく。正代、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。御嶽海、右手を出し、左肘を固めて頭から踏み込む。正代、右肘でかち上げ気味に当たる。御嶽海、突き放す。正代、左で押っ付けて前に出、左を差す。御嶽海、右押っ付け、左喉輪で押し上げ、両差しになって前に出る。正代、上体が起きて俵に詰まる。御嶽海、差し手を返し、腰を下ろして寄り切る。

(10) 照ノ富士戦 ●上手投げ 27.3秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。照ノ富士、手をサッとついて素早く立ち、左上手前廻しを狙う。正代、両肘を固めて当たり、腰を引いて相手に上手を与えず。照ノ富士、左押っ付けから左を差す。正代、左差し手を返して頭をつけ、右で押っ付ける。照ノ富士、左下手を取り、右から絞りながら上手前廻しを探る。正代、右を巻き替えて両差しになる。照ノ富士、左上手を引きつけて前に出る。正代、右に回る。照ノ富士、左上手を持ち、右で押っ付けながら前に出る。正代、左差し手を抜き、俵に足を掛けながら両廻しを探る。照ノ富士、腰を引いて廻しを与えず、体を開いて左上手で投げ捨てる。正代、土俵に落ちる。

(11) 蒼国来戦 ○寄り切り 6.2秒
 正代、先に両手をつく。蒼国来、左手をつき、右手をサッとついてやや左へ踏み出し、左肘を固めて右手を出しながら当たる。正代、右肘でかち上げ、左を差して前に出る。蒼国来、頭をつけて右で押っ付ける。正代、右もねじ込みながら寄る。蒼国来、上体が起きて土俵下に落ちる。

(12) 勢戦 ●引き落し 14.7秒
 勢、先に右手をつく。正代、仕切り線後方でサッと手をつく。勢、素早く立って右肩から踏み込む。正代、両肘を固めて当たる。勢、右を差そうとする。正代、左を差し勝ち、左下手を取って前に出る。勢、右上手を取り、土俵際、右上手で振る。正代、右も差して前に出る。勢、下がりながら右を巻き替えて差すが、俵に詰まる。正代、左上手で土俵内に振り回す。勢、再び俵に詰まるが、相手の上手を切って押す。正代、俵に詰まる。勢、引いて体を離す。正代、土俵に落ちる。勢、鼻から出血。

(13) 琴奨菊戦 ●押し出し 4.6秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。琴奨菊、腰を下ろし、仕切り線後方でサッと手をつき、右肘を固めて頭から踏み込み、左上手前廻しに手を掛ける。正代、両差しになり、腰を引いて相手に廻しを与えず。琴奨菊、右で差し手を抱え、左で押っ付けながら前に出る。正代、上体が起きて俵を割る。

(14) 松鳳山戦 ●押し出し 11.8秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。松鳳山、手をサッとついて素早く立ち、右喉輪で押し上げ、突っ張る。正代、下からあてがって下がらず。松鳳山、突き放し、両差しで前に出る。正代、外から押っ付けるが俵に詰まる。松鳳山、引く。正代、乗じて前に出る。松鳳山、左を差して差し手を返し、右上手を探る。正代、腰を引いて上手を与えず。松鳳山、右小手で極め気味に振り、押す。正代、土俵下に飛び落ちる。

(楽) 貴ノ岩戦 ●寄り切り 19.7秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。貴ノ岩、右肘を固めて頭から低く踏み込み、右を差す。正代、左から押っ付ける。貴ノ岩、突っ張り、右上手に手を伸ばすが取れず、右で押っ付けながら右へ回り、右上手を取る。正代、両差しになって前に出る。貴ノ岩、右足を俵に掛け、左上手前廻しも取る。正代、左差し手を返しながら寄り、左下手を探る。貴ノ岩、腰を引いて廻しを与えず。両上手を持って中に戻り、頭をつけて左上手で絞る体勢。正代、右下手前廻しを探る。貴ノ岩、両上手を引きつけて前に出る。正代、上体が起きて俵を割る。

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御嶽海 2017年春(三月)場所取組内容

201703-みたけうみ

前頭筆頭だった先場所は、2横綱を撃破して11勝4敗の成績を上げ、技能賞を受賞した。→先場所の取組内容
2度目の小結で迎えた今場所、初日は先場所破った横綱鶴竜と対戦。下手出し投げで敗れて黒星発進。
二日目、松鳳山を押し出して初白星。
三日目、過去5戦5勝と分のいい 関脇 玉鷲を上手出し投げで倒して連勝。白星を先行させる。
四日目、勝ちっ放しの関脇 高安に寄り切られて2勝2敗に。
五日目、白鵬が休場したことによる不戦勝で再び白星先行。
六日目は大関復帰を目指す関脇 琴奨菊に、七日目は勝ちっ放しの新横綱 稀勢の里に、中日は好調な 大関 照ノ富士に敗れて3連敗。(→琴奨菊戦→稀勢の里戦
九日目、同じ小結の正代を寄り切り。十日目の勢戦は、立合い変わって取った廻しでの出し投げで崩して連勝。5勝5敗と星を五分に。
十一日目、先場所破った横綱日馬富士に寄り切られて6敗目。
十二日目、幕内最年長の豪風を押し出し。
そこから白星を連ね、十四日目に三役で初めて勝ち越しを決める。(→勝ち越しインタビュー
千秋楽も勝ち、9勝6敗の成績で今場所を終える。
勝ち越しは2場所連続。



(初) 鶴竜戦 ●下手出投 11.6秒
 両者、ほぼ同時に立とうと動く。鶴竜は右手をサッとつき、御嶽海は手をつかずに立つ。鶴竜、頭を下げて踏み込む。御嶽海、右喉輪で相手を起こし、左喉輪で押し上げながら前に出る。鶴竜、右で突いて喉輪を外すが、左足が俵に掛かる。御嶽海、右を差す。鶴竜、右喉輪で突き放そうとする。御嶽海、左押っ付けで突く。鶴竜、右半身で前のめりになるが向き直り、左から張って右を差し、右下手を取る。御嶽海、右を差し、左押っ付けで前に出る。鶴竜、両足が俵に詰まるが、左で頭を叩き、右に回りながら右下手で手前に引く。御嶽海、土俵に這う。

(2) 松鳳山戦 ○押し出し 3.1秒
 御嶽海、手をつこうとする。松鳳山、両手をサッとついて両手突きに行く。御嶽海、遅れてその場で立つ。不成立かに見えたが、行司 木村容堂はハッキヨイ。御嶽海、下から両差しになって前に出る。松鳳山、右で首投げに行く。御嶽海、振られるが堪え、押す。松鳳山、俵の外に出る。

(3) 玉鷲戦 ○上手出投 9.4秒
 御嶽海、先に両手をつく。玉鷲、左手をつき、時をおいて右手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。玉鷲、頭から踏み込み、突き放し、突っ張る。御嶽海、下からあてがって下がらず、押し返して前に出る。玉鷲、土俵際突っ張り、叩くが腕がすっぽ抜けて前のめりになり、その低い体勢で右を差す。御嶽海、左で後ろ廻しを取り、左に回りながら左上手で振り回し、右で頭を叩きながら左上手出し投げ。玉鷲、土俵に落ちる。

(4) 高安戦 ●寄り切り 23.4秒
 御嶽海、右手をつく。高安、すぐに仕切り線少し後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。高安、左肘を固めて踏み込む。御嶽海、両肘を固めて頭から当たる。高安、左を差す。御嶽海、左を差し、右で絞りながら右に回り、右上手前廻しを取る。高安、左半身の体勢で左下手を取る。御嶽海、右上手を引きつけて前に出る。高安、左下手を持って土俵際堪え、中に戻り、腰を捻って相手の上手を切る。御嶽海、左差しで胸が合う体勢になる。高安、右上手に手を伸ばして取る。御嶽海、右で押っ付けながら腰を振って相手の両廻しを切り、右に回る。高安、右上手に手を伸ばすが取れず、左下手を取り、右で押っ付け、腹を突き出しながら前に出る。御嶽海、上体が起きて俵を割る。

(5) 白鵬戦 □ 不戦勝
 白鵬、「右母趾捻挫(平成28年9月の手術部位の再損傷)、右大腿筋群損傷」のため、休場。

(6) 琴奨菊戦 ●寄り切り 6.2秒
 御嶽海、先に手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。琴奨菊、右肘を固めて頭から踏み込む。御嶽海、右肘を固めて頭から当たる。琴奨菊、突き放して左を差す。御嶽海、左を差して右上手を取り、右に回りながら左で頭を叩いて呼び込む形。琴奨菊、乗じて前に出、両差しでがぶる。御嶽海、右上手が切れて俵を割るが、その際、行司 木村玉治郎とぶつかる。木村玉治郎、土俵下に落ちる。

(7) 稀勢の里戦 ●寄り切り 7.4秒
 御嶽海、先に手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。御嶽海、右肘を固めて頭から踏み込む。稀勢の里、左肘を固めて当たり、左を差す。御嶽海、右で押っ付け、左筈で胸を押し上げながら前に出る。稀勢の里、上体が起き、左下手を取るが土俵際。御嶽海、右上手を取る。稀勢の里、すぐに腰を捻って相手の上手を切り、深い右上手も取り、両廻しを引きつけて前に出る。御嶽海、右を巻き替えて差す。稀勢の里、両上手を引きつけて一気に前に出、寄り切る。

(中) 照ノ富士戦 ●押し出し 3.1秒
 御嶽海、先に手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと手をつく。御嶽海、素早く立ち、右手を出し、左肘を固めて頭から踏み込む。照ノ富士、左上手に手を伸ばすが取れず。御嶽海、両差しになろうとする。照ノ富士、右で極めながら前に出る。御嶽海、下がって体を離す。照ノ富士、乗じて前に出ながら押す。御嶽海、土俵下に落ちる。

(9) 正代戦 ○寄り切り 9.3秒
 御嶽海、先に手をつく。正代、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。御嶽海、右手を出し、左肘を固めて頭から踏み込む。正代、右肘でかち上げ気味に当たる。御嶽海、突き放す。正代、左で押っ付けて前に出、左を差す。御嶽海、右押っ付け、左喉輪で押し上げ、両差しになって前に出る。正代、上体が起きて俵に詰まる。御嶽海、差し手を返し、腰を下ろして寄り切る。

(10) 勢戦 ○送り出し 2.2秒
 勢、先に右手をつく。御嶽海、両手をサッとつく。勢、素早く立ち、右肩から踏み込む。御嶽海、左に動いて左で後ろ廻しを取り、出し投げで後ろについて送り出す。

(11) 日馬富士戦 ●寄り切り 2.5秒
 御嶽海、先に両手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと両手をつく。御嶽海、素早く立ち、頭から当たろうとする。日馬富士、頭から低く踏み込み、深い左下手、右上手前廻しを取って一気に寄り切る。

(12) 豪風戦 ○押し出し 3.9秒
 御嶽海、先に両手をつく。豪風、仕切り線後方でサッと手をつき、頭から踏み込む。御嶽海、右手を出して頭から当たる。豪風、叩きながら左へ回る。御嶽海、突き放しながらついて行く。豪風、俵の外に出る。

(13) 蒼国来戦 ○寄り切り 15.0秒
 御嶽海、先に右手をつく。蒼国来、仕切り線後方で両手をサッとついて立ち、右肘を固めて踏み込む。御嶽海、左手を出し、右肘を固めて当たり、前に出る。蒼国来、土俵際を右へ回る。御嶽海、押し上げながら前に出る。蒼国来、相手の左腕を手繰りながら右へ回る。御嶽海、右を差し、取られていたひだりうでを抜く。蒼国来、左上手を取る。御嶽海、右差し、左押っ付けで寄る。蒼国来、上体が起きて俵を割る。

(14) 千代の国戦 ○押し出し 2.5秒
 千代の国、仕切り線少し後方で先に手をつく。御嶽海、手をサッとつく。千代の国、素早く立ち、両手を出して頭から踏み込む。御嶽海、右手を出して頭から当たる。両者、突き放し合う。御嶽海、左を差す。千代の国、叩いて下がる。御嶽海、乗じて押し出す。

(楽) 栃煌山戦 ○引き落し 7.1秒
 御嶽海、先に手をつく。栃煌山、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。御嶽海、右肘を固めて踏み込む。栃煌山、低く当たる。御嶽海、両差しになろうとしながら前に出る。栃煌山、俵に詰まり、左から突いて左へ回る。御嶽海、向き直る。栃煌山、右喉輪で押し上げながら前に出る。御嶽海、土俵際から押しながら前に出る。栃煌山、俵に詰まる。御嶽海、引いて体を離す。栃煌山、土俵に這う。

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琴奨菊 2017年春(三月)場所取組内容

201703-ことしょうぎく

7度目の角番大関だった先場所、5勝10敗と負け越し、関脇への陥落が決まった。→先場所の取組内容
二所ノ関連合稽古などで、積極的に稽古。春場所について「苦しい中一生懸命頑張って、壊れてもいいからやるだけ」と意欲を語った。(→新横綱稀勢の里への水付け→高安との稽古→荒鷲らとの稽古→春場所へのコメント
二桁勝利での大関復帰を目指す今場所、初日は、横綱日馬富士と対戦。4連敗中だった横綱に押し出しで勝利する。
二日目、貴ノ岩を寄り倒して連勝。
三日目、同じ関脇の高安に下手投げで敗れて初黒星。
四日目、初日から3連勝だった横綱鶴竜を掬い投げで倒し、3勝目を上げる。
五日目、関脇 玉鷲に土俵際突き落とされて2敗目。
六日目に小結 御嶽海を寄り切ってから3連勝。6勝2敗と白星先行。(→御嶽海戦
九日目、勝ちっ放しの新横綱 稀勢の里に土俵際で突き落とされて3敗目。
十一日目の勢戦では、珍しく立合い変わって上手を狙うも取れず、土俵際で叩き込まれて4敗目。十二日目も敗れ、5敗目を喫し、二桁勝利にあとが無くなる。
十三日目、正代を押し出して勝ち越しを決めるとともに、二桁勝利に望みをつなげる。
十四日目、優勝争いをする大関 照ノ富士に、立合い変化から叩き込まれて6敗目。場所後の大関復帰の可能性が消える。この取組で、館内は照ノ富士へのやじが飛ぶ異様なムードに。また、やじの中には「モンゴルへ帰れ」など差別的なものがあったと報じられる。(→サンケイスポーツ【照ノ富士への“差別的”なヤジ 「事実確認し適切に対応」と文科相】 記事が表示されない場合は→こちら
千秋楽、嘉風をがぶって寄り切り、9勝6敗で今場所を終える。



(初) 日馬富士戦 ○押し出し 5.8秒
 両者、ほぼ同時にサッと手をつく。琴奨菊、素早く立って左肘を固める。日馬富士、右手で相手の肩を押さえて踏み込み、左下手を取り、右上手を探る。琴奨菊、左差し手を返して相手を起こし、右で抱えながら前に出る。日馬富士、左下手を持って左へ回る。琴奨菊、どんどん前に出る。日馬富士、上体が起きて俵を割る。

(2) 貴ノ岩戦 ○寄り倒し 7.4秒
 貴ノ岩、右手をつく。琴奨菊、すぐに仕切り線後方で左手をサッとつく。貴ノ岩、素早く立ち、右肘を固めて低く踏み込む。琴奨菊、頭から当たり、右を差そうとする。貴ノ岩、左押っ付けから左を差す。琴奨菊、右で差し手を抱えて前に出る。貴ノ岩、左差しで土俵際を左へ回る。琴奨菊、がぶってどんどん前に出る。貴ノ岩、相手の圧力で、俵の外に尻餅をつく。

(3) 高安戦 ●下手投げ 15.2秒
 高安、先に右手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。琴奨菊、右肘を固めて頭から踏み込む。高安、両肘を固めて当たり、左を差して差し手を返し、前に出る。琴奨菊、土俵際。高安、左から掬って前に出る。琴奨菊、すぐに左から掬い返して寄る。高安、俵に右足を一本を掛けて堪え、残して少し中に戻る。琴奨菊、右上手を取る。高安、腰を振って上手を切ろうとするが切れず、左下手を取る。琴奨菊、右上手を引きつけて前に出る。高安、体を開いて左下手投げ。琴奨菊、土俵に裏返る。

(4) 鶴竜戦 ○掬い投げ 8.8秒
 鶴竜は仕切り線上、琴奨菊は仕切り線後方でサッと手をついて立つ。琴奨菊、右肘を固めて頭から踏み込む。鶴竜、頭から低く当たり、右をのぞかせ、左で押っ付けて相手に差し手を抜かせ、左筈で押し上げる。琴奨菊、下がらず、左で押っ付け、右で差し手を抱えながら前に出る。鶴竜、右差し手を抜き、俵に左足を掛けて堪える。琴奨菊、左差しでがぶり寄り、体を開いて土俵内に左掬い投げを打つ。鶴竜、土俵に転がり、その後、琴奨菊も転がる。

(5) 玉鷲戦 ●突き落し 4.4秒
 琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をついて突っ掛ける。2度目、玉鷲、先に左手をつく。琴奨菊、仕切り線後方で手をサッとつき、頭から踏み込む。玉鷲、右手を出して頭から当たり、右喉輪で押し上げようとする。琴奨菊、構わず左を差して一気に前に出る。玉鷲、俵に両足を掛けて堪え、右上手に手を伸ばす。琴奨菊、足が流れて土俵に転がる。

(6) 御嶽海戦 ○寄り切り 6.2秒
 御嶽海、先に手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。琴奨菊、右肘を固めて頭から踏み込む。御嶽海、右肘を固めて頭から当たる。琴奨菊、突き放して左を差す。御嶽海、左を差して右上手を取り、右に回りながら左で頭を叩いて呼び込む形。琴奨菊、乗じて前に出、両差しでがぶる。御嶽海、右上手が切れて俵を割るが、その際、行司 木村玉治郎とぶつかる。木村玉治郎、土俵下に落ちる。

(7) 松鳳山戦 ○寄り切り 4.2秒
 松鳳山は仕切り線上で、琴奨菊は仕切り線後方で、両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。琴奨菊、頭から踏み込む。松鳳山、左肘を固めて左から当たり、左を差す。琴奨菊、左を差す。松鳳山、右上手に手を伸ばすが取れず。琴奨菊、左差しでどんどん前に出る。松鳳山、俵に詰まる。琴奨菊、左差し手を大きく返し、がぶる。松鳳山、上体が起きて俵を割る。

(中) 蒼国来戦 ○寄り切り 19.9秒
 蒼国来、先に左手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、右肘を固め、やや左へ踏み出す。琴奨菊、左肘を固め、右で相手の左腕を引っ張り込む。蒼国来、左差し手を返し、右を差そうとしながら前に出る。琴奨菊、左で差し手争いをし、前に出ながら左を差し込み、がぶる。蒼国来、土俵際を左へ回って堪えようとする。琴奨菊、休まず前に出る。蒼国来、俵の外に出る。

(9) 稀勢の里戦 ●突き落し 2.4秒
 稀勢の里、先に右手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。琴奨菊、右肘を固めて踏み込む。稀勢の里、右手を出して頭から当たり、少し下がって体を離し、右から張る。琴奨菊、両差しになろうとしながら前に出る。稀勢の里、俵に詰まり、左から突く。琴奨菊、土俵に転がる。

(10) 豪風戦 ○小手投げ 3.1秒
 豪風、先に左手をつく。琴奨菊、仕切り線少し後方で左、右とサッと手をつく。豪風、右肘を固めて頭から踏み込む。琴奨菊、踏み込む。豪風、両差しになり、左差し手を返す。琴奨菊、右で小手に振って左を差す。豪風、体勢を崩して左膝から土俵に落ちる。

(11) 勢戦 ●叩き込み 5.2秒
 勢、先に手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつく。勢、素早く立ち、両腕を内に入れて踏み込む。琴奨菊、左へ変わって左上手を狙う。勢、向き直って右を差す。琴奨菊、左押っ付けで前に出る。勢、土俵際、左で叩いて右に開く。琴奨菊、土俵に落ちる。

(12) 宝富士戦 ●叩き込み 7.0秒
 宝富士、先に両手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつく。宝富士、左肘を固めて当たる。琴奨菊、右肘を固めて当たり、左喉輪で押し上げる。宝富士、左上手を取る。琴奨菊、両差しになろうとしながら前に出る。宝富士、左上手が切れ、土俵際、左から突き、右で叩く。琴奨菊、土俵に両手をつく。

(13) 正代戦 ○押し出し 4.6秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。琴奨菊、腰を下ろし、仕切り線後方でサッと手をつき、右肘を固めて頭から踏み込み、左上手前廻しに手を掛ける。正代、両差しになり、腰を引いて相手に廻しを与えず。琴奨菊、右で差し手を抱え、左で押っ付けながら前に出る。正代、上体が起きて俵を割る。

(14) 照ノ富士戦 ●叩き込み 0.9秒
 照ノ富士、先に両手をつく。琴奨菊、手をつこうと動く。照ノ富士、突っ掛ける。2度目、照ノ富士、先に両手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつき、頭から踏み込む。照ノ富士、その場で立ち、叩きながら右に変わる。琴奨菊、前に落ちて土俵に転がる。

(楽) 嘉風戦 ○寄り切り 6.3秒
 嘉風、先に両手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつき、右肘を固めて頭から踏み込む。嘉風、頭から当たる。琴奨菊、両差しを狙う。嘉風、左から押っ付ける。琴奨菊、右を差せずに抜き、左を差し、右で差し手を抱えて前に出る。嘉風、俵に足を掛けて堪えようとする。琴奨菊、左差し手を返してがぶり寄る。嘉風、上体が起きて俵を割る。

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高安 2017年春(三月)場所取組内容

201703-たかやす

小結だった先場所は、11勝4敗の成績を上げ、4度目の敢闘賞を受賞した。→先場所の取組内容
兄弟子 稀勢の里が横綱に昇進し、「いずれ自分も(昇進伝達式を)という気持ちを持ってやりたい」と大関昇進への意欲を見せる。(→共同通信【大相撲、高安が兄弟子稀勢に刺激】 記事が表示されない場合は→こちら)。また、稀勢の里の土俵入りでは太刀持ちを務める(→明治神宮奉納土俵入り)。
迎えた今場所、初日、松鳳山に土俵際まで追い込まれるも、しのいで寄り切り、白星発進。(→松鳳山戦
二日目、大関豪栄道を叩き込んで連勝。
三日目、今場所大関復帰を懸ける関脇 琴奨菊を寄り切り。
そのまま白星を連ね、六日目、大関照ノ富士と6連勝同士で対戦。押し出しで勝利し、横綱稀勢の里、平幕の栃煌山と3人でトップに並ぶ。
七日目、栃煌山が敗れたことにより、稀勢の里と同部屋二人でトップに。そこからさらに白星を連ね、十日目まで10連勝で並走。
十一日目、横綱鶴竜に上手出し投げで敗れて初黒星。
翌十二日目、横綱日馬富士に小股掬いで敗れて連敗。(→日馬富士戦
更に十三日目、嘉風に押し出され、3連敗と失速。
十四日目は宝富士と対戦。途中、廻し待ったを挟む長い相撲の末、押し出して勝利。連敗を止めて11勝目を上げる。この取組は、今場所の幕内で最長。(→2017年3月(春)場所 幕内取組 各種データ順位
千秋楽、関脇 玉鷲と対戦。寄り切りで勝ち、12勝3敗の成績を上げ、殊勲賞も受賞。また、平均取組時間16.2秒は、今場所の幕内で最長。(→2017年3月(春)場所 幕内取組 各種データ順位
自身の取組後、兄弟子で新横綱の稀勢の里が、怪我を負いながら、本割、優勝決定戦と連勝して逆転優勝を果たし、支度部屋で涙を流す。(→支度部屋の高安→殊勲賞受賞インタビュー



(初) 松鳳山戦 ○寄り切り 14.1秒
 高安、先に右手をつく。松鳳山、手をサッとついて踏み込む。高安、両腕を内に入れて当たる。松鳳山、低く当たって突き放す。高安、突っ張る。松鳳山、右から張り、左を差し、右で後ろ廻しを取って引きつける。高安、外から抱えてやや高い体勢。松鳳山、右下手投げで振り、両差しで前に出る。高安、左半身で俵に詰まる。松鳳山、左喉輪で押し上げる。高安、右足を俵に掛けて仰け反りながら相手の喉輪を外し、突っ張って中に戻る。松鳳山、左を差す。高安、左を差し、右上手を取って前に出る。松鳳山、両手で相手の左腕を抱えるが、右足が俵の外に滑り出る。

(2) 豪栄道戦 ○叩き込み 6.1秒
 豪栄道、右手をつく。高安、すぐに右、左と手をつく。豪栄道、素早く立ち、頭から踏み込む。高安、左肘を固めて当たり、左を差そうとする。豪栄道、右で差し手を抱えながら前に出る。高安、一旦左を抜き、再び差す。豪栄道、右で押っ付け、左で顎を押し上げる。高安、両手で顎を押し上げ、突っ張り、相手の足が揃ったところを叩く。豪栄道、土俵にバッタリ落ちる。

(3) 琴奨菊戦 ○下手投げ 15.2秒
 高安、先に右手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。琴奨菊、右肘を固めて頭から踏み込む。高安、両肘を固めて当たり、左を差して差し手を返し、前に出る。琴奨菊、土俵際。高安、左から掬って前に出る。琴奨菊、すぐに左から掬い返して寄る。高安、俵に右足を一本を掛けて堪え、残して少し中に戻る。琴奨菊、右上手を取る。高安、腰を振って上手を切ろうとするが切れず、左下手を取る。琴奨菊、右上手を引きつけて前に出る。高安、体を開いて左下手投げ。琴奨菊、土俵に裏返る。

(4) 御嶽海戦 ○寄り切り 23.4秒
 御嶽海、右手をつく。高安、すぐに仕切り線少し後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。高安、左肘を固めて踏み込む。御嶽海、両肘を固めて頭から当たる。高安、左を差す。御嶽海、左を差し、右で絞りながら右に回り、右上手前廻しを取る。高安、左半身の体勢で左下手を取る。御嶽海、右上手を引きつけて前に出る。高安、左下手を持って土俵際堪え、中に戻り、腰を捻って相手の上手を切る。御嶽海、左差しで胸が合う体勢になる。高安、右上手に手を伸ばして取る。御嶽海、右で押っ付けながら腰を振って相手の両廻しを切り、右に回る。高安、右上手に手を伸ばすが取れず、左下手を取り、右で押っ付け、腹を突き出しながら前に出る。御嶽海、上体が起きて俵を割る。

(5) 正代戦 ○叩き込み 3.1秒
 正代、仕切り線少し後方で先に両手をつく。高安、仕切り線後方でサッと両手をつき、素早く立って両腕を内に入れる。正代、右肘を固めて当たる。高安、かち上げ気味に当たって相手を弾き、左喉輪で押し上げる。正代、俵に詰まる。高安、そこを左で叩く。正代、土俵にバッタリ落ちる。

(6) 照ノ富士戦 ○押し出し 3.6秒
 高安、先に右手をつく。照ノ富士、時をおき、仕切り線後方で両手をサッと動かし、両者、ほぼ同時に立つ。照ノ富士、右腕を内に入れて踏み込む。高安、両肘を固めて当たり、左、右と喉輪で押し上げながら前に出る。照ノ富士、俵に詰まり、左で相手の喉輪を外しながら左へ回ろうとする。高安、逃さず押す。照ノ富士、土俵下に落ちる。

(7) 蒼国来戦 ○突き出し 2.8秒
 高安、先に右手をつく。蒼国来、仕切り線かなり後方でサッと手をつき、右肘を固めて踏み込み、左上手前廻しを狙う。高安、両肘を固めて当たり、相手を弾く。蒼国来、体が浮いて土俵際。高安、突っ張って土俵外に出す。

(中) 勢戦 ○下手投げ 54.7秒
 勢、先に手をつく。高安、仕切り線後方でサッと手をつき、両腕を内に入れて踏み込む。勢、右肘を固めて頭から当たる。高安、突き放し、少し引く。勢、乗じて前に出る。高安、再び突っ張る。勢、相手の手を叩く。高安、左を差す。勢、右押っ付けから右上手を取る。高安、左半身で左下手を取り、腰を振って相手の上手を切り、左下手を深くして胸を合わせる。両者、左四つ、高安が左下手を持った体勢で、しばらく止まる(約16秒間)。勢、右で小手に巻く。高安、右上手に手を伸ばす。勢、腰を捻って上手を与えず。高安、左下手を持って前に出る。勢、俵に両足を掛け、右上手を探るが取れず、左差し手を返し、俵伝いに右へ回りながら左で頭を押さえて右小手投げに行く。高安、堪えて中に戻る。両者、土俵中央、左四つで足が止まり、高安が何度か右上手に手を伸ばすが取れず(約19秒間)。高安、機を見て体を開き、左下手投げ。勢、土俵に落ちる。

(9) 豪風戦 ○叩き込み 2.0秒
 高安、先に右手をつく。豪風、仕切り線後方でサッと両手をつく。高安、素早く立って、両腕を内に入れる。豪風、頭から当たり、左に開いて左から突く。高安、向き直って叩く。豪風、土俵に落ちる。

(10) 貴ノ岩戦 ○叩き込み 1.9秒
 高安、仕切り線後方で先に右手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。高安、踏み込む。貴ノ岩、その場で立って左に大きく変わる。高安、すぐに向き直って叩く。貴ノ岩、土俵に両手をつく。

(11) 鶴竜戦 ●上手出投 26.2秒
 高安、仕切り線後方で先に右手をつく。鶴竜、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。鶴竜、左手を出して頭から踏み込む。高安、両肘を固めて当たる。鶴竜、突っ張り、右上手を取って頭をつける。高安、左下手を取って左半身、右で差し手争い。鶴竜、頭をつけて右上手を持ち、左差し手を返して相手に差させず。鶴竜、右上手を取れず、体を開いて左下手投げに行く。鶴竜、右上手を持って向き直り、再び頭をつける。高安、右を巻き替えようとするがならず、体を開いて再び下手投げに行く。鶴竜、再び向き直って頭をつけ、すぐに右に回りながら左で頭を押さえて右上手出し投げ。高安、土俵下に転がり落ちる。

(12) 日馬富士戦 ●小股掬い 4.1秒
 高安、先に右手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと両手をつく。高安、素早く立ち、両腕を内に入れる。日馬富士、頭から踏み込み、右上手前廻しを取る。高安、上体が起き、左で首を巻く。日馬富士、右下手を深くし、左手で相手の左足を持ち上げ、一気に前に出る。高安、土俵に転がる。

(13) 嘉風戦 ●押し出し 7.3秒
 嘉風、先に右手をつく。高安、腰を下ろし、仕切り線後方でサッと手をつく。両者、ほぼ同時に立つ。嘉風、右肘を固めて頭から踏み込む。高安、左肘を固めて当たり、左を差そうとする。嘉風、突き放す。高安、右で押っ付け、左で顎を押し上げながら前に出る。嘉風、突っ張り、両差しになって前に出る。高安、右で首を巻いて俵に詰まる。嘉風、押す。高安、土俵下に落ちる。

(14) 宝富士戦 ○押し出し 75.2秒
 宝富士、先に両手をつく。高安、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。宝富士、頭から低く踏み込み、右廻しに手を伸ばす。高安、両手突きから、左喉輪、右押っ付けで押し上げる。宝富士、下がらず、左を差して下手を取る。高安、左下手を取り、右で相手の差し手を抱える。両者、互いに上手に手を伸ばすが取れず。高安、右押っ付けで相手の下手を切り、右から突きながら右に回る。宝富士、右上手を取り、左差し手を返す。高安、左差し手を返しながら腰を振り、相手の上手を切る。ここで行司 式守勘太夫が止め、「廻し待った」。<約32秒間中断>宝富士、右から押っ付ける。高安、腰を振って相手の下手を切る。宝富士、右上手に手を伸ばすが取れず、右から絞って左差し手を返す。高安、やや左半身の体勢。両者、しばらく止まる(約14秒間)。互いに右上手に手を伸ばすが取れず。両者、胸が合う体勢に変わって少し止まる(約3秒間)。高安、左下手を取り、前に出ようとする。宝富士、右で押っ付けながら堪える。両者、止まる(約3秒間)。高安、右押っ付けで前に出る。宝富士、左下手が切れ、土俵下に落ちる。

(楽) 玉鷲戦 ○寄り切り 3.2秒
 高安、先に右手をつく。玉鷲、左手をつき、右手をサッとついて素早く立ち、頭から踏み込む。高安、右から張って左を差す。玉鷲、右で極め、下がりながら小手に振る。高安、前のめりになる。玉鷲、土俵を割り、両者、土俵下に落ちる。式守勘太夫、軍配を高安に上げる。「物言い」がつき、同体か協議した結果、友綱審判長は「玉鷲の踵が出ている」と説明、「軍配通り」、高安の勝ち。

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玉鷲 2017年春(三月)場所取組内容

201703-たまわし

新関脇だった先場所は、9勝6敗と勝ち越した。→先場所の取組内容
場所前の健康診断で、握力92kgを記録した。(→日刊スポーツ【玉鷲、握力測定おかわり92キロで「チャンピオン」】 記事が表示されない場合は→こちら
関脇2場所目で迎えた今場所、初日は貴ノ岩を突き落として白星発進。
二日目、角番大関照ノ富士に押し出されて初黒星。三日目、小結御嶽海に上手出し投げで倒されて連敗。
四日目 小結正代を小手投げで倒してから白星が連なり、五日目は大関復帰を懸ける琴奨菊を突き落とし、不戦勝を含めて4連勝。5勝2敗と白星先行。
中日、幕内最年長の豪風に叩き込まれて3敗目。そこから黒星が連なり、新横綱 稀勢の里を含めて4連敗。5勝6敗と黒星が上回る。
十二日目、先場所破った横綱 鶴竜を押し出して今場所も勝ち、星を五分に。(→殊勲インタビューを受ける玉鷲
十三日目、宝富士を押し出し、7勝6敗と再び白星先行。
十四日目、横綱 日馬富士を寄り倒して勝ち越し決定。直前の照ノ富士-琴奨菊戦で、照ノ富士がブーイングを浴びた荒れた雰囲気の後、殊勲インタビューで「インタビュールームは夢の部屋みたいな」「また楽しくやる」との発言で、相撲ファンを和ませた。(→殊勲インタビューを受ける玉鷲
千秋楽、関脇の高安と対戦。物言いがつくも、寄り切りで敗れ、8勝7敗で今場所を終える。
勝ち越しは5場所連続。関脇で2場所、三役で3場所連続の勝ち越し。



(初) 貴ノ岩戦 ○突き落し 2.7秒
 玉鷲、先に左手をつく。貴ノ岩、手をつこうとする。玉鷲、素早く立って両手突きに行く。貴ノ岩、遅れてその場で立つ。行司 木村容堂はハッキヨイ。貴ノ岩、右下手を取る。玉鷲、左で押っ付け、右で顎を押し上げてから突く。貴ノ岩、前のめりになり、土俵に両手をつく。

(2) 照ノ富士戦 ●押し出し 7.5秒
 照ノ富士、少し動く。玉鷲、それに合わせて手をつこうとして止め、腰を上げる。2度目、玉鷲、先に左手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと両手をつき、右肘を固めて踏み込む。玉鷲、右手を出して頭から踏み込み、右喉輪で押し上げる。照ノ富士、一瞬仰け反るが堪え、左上手に手を伸ばすが取れず。玉鷲、押し上げ、右から突く。照ノ富士、前のめりになるが堪え、左上手を取る。玉鷲、下がりながら右で相手の上手を切るが俵に詰まる。照ノ富士、相手の腹を押す。玉鷲、土俵下に飛び落ちる。

(3) 御嶽海戦 ●上手出投 9.4秒
 御嶽海、先に両手をつく。玉鷲、左手をつき、時をおいて右手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。玉鷲、頭から踏み込み、突き放し、突っ張る。御嶽海、下からあてがって下がらず、押し返して前に出る。玉鷲、土俵際突っ張り、叩くが腕がすっぽ抜けて前のめりになり、その低い体勢で右を差す。御嶽海、左で後ろ廻しを取り、左に回りながら左上手で振り回し、右で頭を叩きながら左上手出し投げ。玉鷲、土俵に落ちる。

(4) 正代戦 ○小手投げ 6.9秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。玉鷲、左手をつき、時をおいて右手をサッとついて立ち、頭から踏み込む。正代、右肘でかちあげる。玉鷲、突っ張る。正代、あてがって前に出、左を差す。玉鷲、体を離し、両手で突き放し、右で小手に巻いて強烈に投げ捨てる。正代、土俵に転がる。

(5) 琴奨菊戦 ○突き落し 4.4秒
 琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をついて突っ掛ける。2度目、玉鷲、先に左手をつく。琴奨菊、仕切り線後方で手をサッとつき、頭から踏み込む。玉鷲、右手を出して頭から当たり、右喉輪で押し上げようとする。琴奨菊、構わず左を差して一気に前に出る。玉鷲、俵に両足を掛けて堪え、右上手に手を伸ばす。琴奨菊、足が流れて土俵に転がる。

(6) 豪栄道戦 □ 不戦勝
 豪栄道、「右足関節外側靱帯損傷」のため、休場。

(7) 勢戦 ○押し出し 5.0秒
 勢、先に手をつく。玉鷲、両手をサッとつく。勢、右肩から踏み込む。玉鷲、頭から踏み込み、突き放しながらどんどん前に出る。勢、俵に詰まる。玉鷲、休まず突っ張り、押す。勢、俵の外に出る。

(中) 豪風戦 ●叩き込み 1.2秒
 玉鷲、先に手をつく。豪風、仕切り線少し後方で左手をサッとつく。玉鷲、素早く立って頭から踏み込む。豪風、その場で立ち、叩きながら左に変わる。玉鷲、土俵に手をつく。

(9) 蒼国来戦 ●送り出し 8.0秒
 蒼国来、仕切り線少し後方で先に左手をつく。玉鷲、左手をつき、右手をサッとついて素早く立ち、両手を出して頭から踏み込む。蒼国来、右肘を固めて当たる。玉鷲、突っ張りながら前に出る。蒼国来、下からあてがい、土俵際を右へ回る。玉鷲、右喉輪で押し出そうとする。蒼国来、相手の右腕を手繰っていなす。玉鷲、前に泳ぎ、俵の上左足一本で傾く。蒼国来、そこを後ろから押す。玉鷲、俵の外に出る。

(10) 稀勢の里戦 ●寄り切り 7.0秒
 玉鷲、先に左手をつき、相手が手をつく前に突っ掛ける。2度目、玉鷲、先に左手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと両手をつき、右から張って左を差す。玉鷲、上体が起き、右で差し手を抱えて右に回り、左筈を脇にあてる。稀勢の里、左下手を取り、前に出る。玉鷲、右小手投げに行こうとするが、左足が俵の外に滑り出る。

(11) 松鳳山戦 ●上手投げ 21.3秒
 松鳳山、先に右手をつく。玉鷲、手をつこうとする。松鳳山、ふわっと突っ掛ける。2度目、松鳳山、右手をつく。玉鷲、すぐに手をサッとつく。松鳳山、左肘を固めて頭から踏み込む。玉鷲、両手突きから突っ張る。松鳳山、下からあてがい、突っ張り返して前に出る。玉鷲、右で押っ付けながら右に回る。松鳳山、俵に詰まる。玉鷲、相手の胸を突く。松鳳山、左から突きながら俵伝いに左へ開く。玉鷲、俵に詰まるが向き直る。松鳳山、右で廻しに手を掛ける。玉鷲、引いて廻しを切るが、俵に詰まる。松鳳山、前に出、右上手を取る。玉鷲、右足を俵に掛けながら左から掬う。松鳳山、右上手を離さず。玉鷲、左下手を取る。両者、止まる(約5秒間)。松鳳山、右上手を引きつけて寄る。玉鷲、俵に足を掛けながら堪える。松鳳山、相手の下手を切り、体を開いて土俵内へ上手投げ。玉鷲、土俵に転がる。

(12) 鶴竜戦 ○押し出し 6.5秒
 両者、手をサッとついて立つ。鶴竜、頭から低く踏み込む。玉鷲、両手突きで相手を起こし、突っ張りながら前に出る。鶴竜、左喉輪で押す。玉鷲、相手の腕を右から突く。鶴竜、体が泳いで俵に詰まる。玉鷲、そこを突き放す。鶴竜、右前廻しに手を掛けていたが切れ、土俵下に吹っ飛ぶ。

(13) 宝富士戦 ○押し出し 5.8秒
 宝富士、先に両手をつく。玉鷲、左手をつき、右手をサッとついて頭から踏み込む。宝富士、左を差す。玉鷲、左、右と喉輪で突き放し、どんどん突き放し続けて前に出る。宝富士、仰け反って俵を割る。

(14) 日馬富士戦 ○寄り倒し 4.8秒
 玉鷲、先に手をつく。日馬富士、仕切り線かなり後方でサッと手をつく。玉鷲、右手を出して頭から踏み込む。日馬富士、頭から低く踏み込み、右前廻しを取る。玉鷲、左手で廻しを切り、突っ張る。日馬富士、下からあてがい、左から張って右を差す。玉鷲、すぐに右差しで前に出る。日馬富士、俵に詰まり、背中から土俵に落ちる。

(楽) 高安戦 ●寄り切り 3.2秒
 高安、先に右手をつく。玉鷲、左手をつき、右手をサッとついて素早く立ち、頭から踏み込む。高安、右から張って左を差す。玉鷲、右で極め、下がりながら小手に振る。高安、前のめりになる。玉鷲、土俵を割り、両者、土俵下に落ちる。式守勘太夫、軍配を高安に上げる。「物言い」がつき、同体か協議した結果、友綱審判長は「玉鷲の踵が出ている」と説明、「軍配通り」、高安の勝ち。

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照ノ富士 2017年春(三月)場所取組内容

201703-てるのふじ

先場所は、4勝11敗の成績だった。→先場所の取組内容
4度目の角番で迎えた今場所、初日は蒼国来を寄り切って白星発進。
そのまま白星を連ね、五日目まで5連勝。(→三日目松鳳山戦→五日目貴ノ岩戦後
六日目、同じく初日から5連勝と好調の 関脇 高安と対戦。押し出されて初黒星を喫する。本人によると、立合いの呼吸が合わず、先に立った感じになって体が浮いたよう。(→日刊スポーツ関連記事 記事が表示されない場合は→こちら
七日目、豪風を豪快に吊り出して連敗回避。(→豪風戦
再び白星を連ね、九日目に勝ち越して角番脱出。
十三日目、横綱鶴竜を34秒の相撲の末に寄り切って勝利。この日、全勝で単独トップだった新横綱 稀勢の里に兄弟子の日馬富士が土をつけ、トップに並ぶ。(→照ノ富士から日馬富士への水付け→取組後支度部屋コメント
十四日目、今場所二桁勝利を上げれば大関復帰となる 関脇 琴奨菊と対戦。立合い変化で叩き込んで勝つ。この取組により、琴奨菊の二桁勝利は無くなり、館内は照ノ富士へのやじが飛ぶ異様なムードに。また、やじの中には「モンゴルへ帰れ」など差別的なものがあったと報じられる。(→サンケイスポーツ【照ノ富士への“差別的”なヤジ 「事実確認し適切に対応」と文科相】 記事が表示されない場合は→こちら)この日、稀勢の里が連敗したことで、照ノ富士が単独トップに。(→取組後支度部屋コメント
千秋楽、1差をつけている横綱 稀勢の里と直接対戦。勝てば優勝の一番で、土俵際での突き落としで敗れ、13勝2敗で星が並び、優勝は決定戦に持ち込まれる。(→稀勢の里戦
優勝決定戦では、両差しで前に出るも、土俵際の小手投げで倒され、惜しくも優勝を逃す。(→優勝決定戦
照ノ富士は、十三日目の横綱鶴竜戦で、痛めていた膝をまた負傷したようで、十四日目の琴奨菊戦、千秋楽の連敗に影響があったと想像される。(→日刊スポーツ【照ノ富士V逸、連日ブーイング「やっと終わった」】 記事が表示されない場合は→こちら



(初) 蒼国来戦 ○寄り切り 10.8秒
 蒼国来、先に左手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、右手を出してやや左へ踏み出す。照ノ富士、踏み込む。蒼国来、突き放す。照ノ富士、前に出ながら右を差し、左上手に手を伸ばす。蒼国来、右を差して右下手を取る。照ノ富士、左上手を取る。蒼国来、右下手を持って少し右に回る。一呼吸後、照ノ富士、左上手を引きつけ、相手を浮かせながら前に出る。蒼国来、俵を割り、両者、土俵下に落ちる。

(2) 玉鷲戦 ○押し出し 7.5秒
 照ノ富士、少し動く。玉鷲、それに合わせて手をつこうとして止め、腰を上げる。2度目、玉鷲、先に左手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと両手をつき、右肘を固めて踏み込む。玉鷲、右手を出して頭から踏み込み、右喉輪で押し上げる。照ノ富士、一瞬仰け反るが堪え、左上手に手を伸ばすが取れず。玉鷲、押し上げ、右から突く。照ノ富士、前のめりになるが堪え、左上手を取る。玉鷲、下がりながら右で相手の上手を切るが俵に詰まる。照ノ富士、相手の腹を押す。玉鷲、土俵下に飛び落ちる。

(3) 松鳳山戦 ○押し倒し 8.2秒
 松鳳山、先に右手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。松鳳山、両腕を内に入れて踏み込む。照ノ富士、左上手前廻しを探る。松鳳山、引いて廻しを与えず、右に回って左喉輪で押し上げる。照ノ富士、右で相手の腕を外し、突き放す。両者、体が離れる。照ノ富士、左から張り、右肘を固めて当たり、右を差そうとする。松鳳山、左肘を固めて差させず。照ノ富士、叩きながら右に回り、押しながら前に出る。松鳳山、俵に詰まって仰け反る。照ノ富士、そこを押す。松鳳山、俵の外に尻餅をつく。

(4) 嘉風戦 ○寄り切り 3.0秒
 嘉風、先に両手をつく。照ノ富士、手をサッとついて立つ。嘉風、立てず。2度目、嘉風、先に両手をつく。照ノ富士、手をサッとつき、右腕を内に入れて踏み込む。嘉風、両肘を固めて頭から当たる。照ノ富士、左上手前廻しを取って前に出る。嘉風、右差し手を抜いて右から突こうとする。照ノ富士、相手の左側について前に出る。嘉風、土俵下に飛び落ちる。

(5) 貴ノ岩戦 ○寄り切り 9.5秒
 貴ノ岩、先に右手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。貴ノ岩、右肘を固めて低く踏み込む。照ノ富士、右肘を固めて低く踏み込み、左上手前廻しを取る。貴ノ岩、腰を引いて相手の廻しを切り、叩きながら右へ回る。照ノ富士、向き直る。貴ノ岩、左上手に手を伸ばして取り、右を差す。照ノ富士、相手の上手を切り、左で差し手を抱えて前に出る。貴ノ岩、左上手を取り直し、右下手も取るが土俵際。照ノ富士、仰け反りながら相手を浮かせ、寄り切る。

(6) 高安戦 ●押し出し 3.6秒
 高安、先に右手をつく。照ノ富士、時をおき、仕切り線後方で両手をサッと動かし、両者、ほぼ同時に立つ。照ノ富士、右腕を内に入れて踏み込む。高安、両肘を固めて当たり、左、右と喉輪で押し上げながら前に出る。照ノ富士、俵に詰まり、左で相手の喉輪を外しながら左へ回ろうとする。高安、逃さず押す。照ノ富士、土俵下に落ちる。

(7) 豪風戦 ○吊り出し 10.1秒
 豪風、仕切り線少し後方で先に両手をつく。照ノ富士、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。豪風、右手を出して頭から踏み込む。照ノ富士、左から張り、右を差し、左上手に手を伸ばしながら前に出る。豪風、左を巻き替えようとするがならず。照ノ富士、左上手、右下手を取る。豪風、右を差して右半身の体勢。照ノ富士、両廻しを引きつけ、相手を高々と吊り上げて前に出る。豪風、土俵外に下ろされる。

(中) 御嶽海戦 ○押し出し 3.1秒
 御嶽海、先に手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと手をつく。御嶽海、素早く立ち、右手を出し、左肘を固めて頭から踏み込む。照ノ富士、左上手に手を伸ばすが取れず。御嶽海、両差しになろうとする。照ノ富士、右で極めながら前に出る。御嶽海、下がって体を離す。照ノ富士、乗じて前に出ながら押す。御嶽海、土俵下に落ちる。

(9) 勢戦 ○寄り切り 11.9秒
 勢、先に右手をつく。照ノ富士、両手をサッとつく。勢、両肘を固めて踏み込む。照ノ富士、踏み込んで左上手前廻しを取り、右で押っ付けながら前に出る。勢、左差し手を抜き、土俵際、右から掬い投げに行こうとする。照ノ富士、左上手を深くして堪える。勢、右差しで前に出、右下手を取る。照ノ富士、左上手投げで振る。勢、堪える。照ノ富士、更に左上手で振り、上手を引きつけ、右差し手を返しながら寄る。勢、腰が伸びて俵を割る。

(10) 正代戦 ○上手投げ 27.3秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。照ノ富士、手をサッとついて素早く立ち、左上手前廻しを狙う。正代、両肘を固めて当たり、腰を引いて相手に上手を与えず。照ノ富士、左押っ付けから左を差す。正代、左差し手を返して頭をつけ、右で押っ付ける。照ノ富士、左下手を取り、右から絞りながら上手前廻しを探る。正代、右を巻き替えて両差しになる。照ノ富士、左上手を引きつけて前に出る。正代、右に回る。照ノ富士、左上手を持ち、右で押っ付けながら前に出る。正代、左差し手を抜き、俵に足を掛けながら両廻しを探る。照ノ富士、腰を引いて廻しを与えず、体を開いて左上手で投げ捨てる。正代、土俵に落ちる。

(11) 荒鷲戦 ○上手投げ 39.8秒
 荒鷲、仕切り線少し後方で先に右手をつく。照ノ富士、両手をサッと動かして立ち、右肘を固めて踏み込む。荒鷲、右肘を固めて当たる。照ノ富士、左上手前廻しを取る。荒鷲、頭をつけ、右差し手を抜いて右上手を取り、左下手も取る。照ノ富士、左下手を深くし、腰を振って相手の下手を切る。荒鷲、右上手を引きつける。照ノ富士、右を巻き替えて両差しになる。荒鷲、両上手を引きつけて前に出る。照ノ富士、俵に両足を掛け、右差し手を大きく返して相手の左上手を切る。荒鷲、左腕がバンザイになり、右上手で土俵内へ振り、左上手を取り直す。照ノ富士、右差し手を返して前に出、左差し手を抜いて左上手を取る。荒鷲、左に回って土俵内へ戻る。両者、土俵中央で右四つ、両廻しを取る体勢で止まる(約11秒間)。照ノ富士、相手を吊り上げて前に出る。荒鷲、土俵際、右下手投げに行く。照ノ富士、少し下がって左上手投げ。荒鷲、土俵に転がる。

(12) 遠藤戦 ○浴せ倒し 15.6秒
 遠藤、仕切り線少し後方で先に右手をつく。照ノ富士、手をサッとつく。遠藤、頭から踏み込む。照ノ富士、左から張り、右肘でかち上げ、左を差そうとする。遠藤、右に回り、右喉輪で押し上げる。照ノ富士、喉輪を外し、右を差す。遠藤、すぐに左を巻き替え、差し手を返す。照ノ富士、肩越しの右上手を取る。遠藤、右も差して両差しになり、両下手を取ってがぶり寄る。照ノ富士、右上手を持ち、左で差し手を抱えながら俵に両足を掛けて堪え、腹を突き出すように前に出、右膝を相手の左足にあてて足を送らせないようにする。遠藤、体勢を崩して土俵に倒れる。照ノ富士、その上に乗る。

(13) 鶴竜戦 ○寄り切り 33.9秒
 照ノ富士、先に両手をつく。鶴竜、手をサッとつき、右肘を固めて頭から踏み込む。照ノ富士、右を差す。鶴竜、左を巻き替える。照ノ富士、前に出ながら右上手を取る。鶴竜、両下手を取る。照ノ富士、両上手を引きつけて前に出る。鶴竜、土俵際堪えて中に戻る。両者、少し止まる(約2秒間)。鶴竜、両下手を引きつけて前に出ようとする。照ノ富士、左を巻き替えて差し、両廻しを取り、左肘を張って相手の上手を切ろうとする。鶴竜、その機に再び右を差して両下手になり、前に出て右足外掛けに行く。照ノ富士、少し下がって足を外し、右上手が離れるが再び取る。両者、土俵中央、鶴竜は両下手、照ノ富士は両上手の体勢で止まる(約5秒間)。照ノ富士、両上手を引きつけて前に出る。鶴竜、土俵際堪える。照ノ富士、右上手を引きつけて寄る。鶴竜、土俵下に落ちる。

(14) 琴奨菊戦 ○叩き込み 0.9秒
 照ノ富士、先に両手をつく。琴奨菊、手をつこうと動く。照ノ富士、突っ掛ける。2度目、照ノ富士、先に両手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつき、頭から踏み込む。照ノ富士、その場で立ち、叩きながら右に変わる。琴奨菊、前に落ちて土俵に転がる。

(楽) 稀勢の里戦 ●突き落し 13.7秒
 稀勢の里、仕切り線少し後方で先に手をつく。照ノ富士、仕切り線少し後方で両手をサッとついて立ち、踏み込む。稀勢の里、遅れて左肘を固めてその場で立ち、右にずれて当たる。照ノ富士、左を差してついて行く。式守伊之助が止める。2度目、稀勢の里、先に手をつく。照ノ富士、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。稀勢の里、左に変わる。照ノ富士、右を差して向き直る。稀勢の里、右喉輪で押し上げ、左を巻き替えて差す。照ノ富士、頭をつけて右で押っ付ける。稀勢の里、右足が俵に掛かる。照ノ富士、叩きながら体を離す。稀勢の里、押しながら前に出、左を差す。照ノ富士、左差し手を返し、右で押っ付け、右上手前廻しを取って引きつけながら前に出る。稀勢の里、左差し手を抜き、土俵際、右に回りながら右で突く。照ノ富士、土俵に落ちる。

<優勝決定戦>稀勢の里戦 ●小手投げ 3.4秒
 照ノ富士、手をサッとついて突っ掛ける。2度目、稀勢の里、仕切り線少し後方で先に手をつく。照ノ富士、仕切り線少し後方でサッと手をつく。稀勢の里、素早く立ち、右手で相手の肩を押さえる。照ノ富士、左を差す。稀勢の里、右で首を巻く。照ノ富士、両差しになり、左下手を取って前に出る。稀勢の里、右で小手に巻き、体を開いて右小手投げ。照ノ富士、右肘から土俵に落ちる。その後、稀勢の里、土俵下に転がり落ちる。

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豪栄道 2017年春(三月)場所取組内容

201703-ごうえいどう

先場所は、右足首を痛めて途中休場。8勝5敗2休の成績だった。→先場所の取組内容
場所前は、JR大阪駅前で行われた相撲イベント「うめきた場所」や、大阪市での昨年九月場所に果たした全勝優勝の祝賀会などに出席した。
春場所への出場は危ぶまれていたが、直前に急ピッチで仕上げ、地元大阪での場所への出場を決断。
迎えた今場所、初日は同じ大阪出身の勢と対戦。上手出し投げで倒して白星発進。
二日目、関脇 高安に叩き込まれて初黒星。
三日目は小結 正代に、四日目はまだ白星がない貴ノ岩に、五日目も4連敗スタートのベテラン豪風に敗れ、4連敗。先場所痛めた右足首の影響を感じさせた。
六日目に休場を決断。「右足関節外側靱帯損傷で約5週間の加療を要する」との診断書を提出し、1勝5敗9休の成績で今場所を終える。
来場所は角番となる。



(初) 勢戦 ○上手出投 2.4秒
 豪栄道、先に右手をつく。勢、仕切り線後方で両手をサッとつく。豪栄道、頭から低く踏み込む。勢、右肩から踏み込む。豪栄道、左上手前廻しを取り、右で頭を叩きながら左に開く。勢、向き直ろうとするが、左足が送れず体勢を崩す。豪栄道、そこを押す。勢、尻餅をついて土俵に転がる。

(2) 高安戦 ●叩き込み 6.1秒
 豪栄道、右手をつく。高安、すぐに右、左と手をつく。豪栄道、素早く立ち、頭から踏み込む。高安、左肘を固めて当たり、左を差そうとする。豪栄道、右で差し手を抱えながら前に出る。高安、一旦左を抜き、再び差す。豪栄道、右で押っ付け、左で顎を押し上げる。高安、両手で顎を押し上げ、突っ張り、相手の足が揃ったところを叩く。豪栄道、土俵にバッタリ落ちる。

(3) 正代戦 ●掬い投げ 6.5秒
 豪栄道は仕切り線上で、正代は仕切り線後方で、両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。豪栄道、頭から踏み込む。正代、右肘を固めて胸で当たる。豪栄道、左上手に手を掛ける。正代、腰を引いて相手の上手を切り、両差しになろうとする。豪栄道、右喉輪で突き放す。正代、再び両差しになろうとする。豪栄道、右を巻き替えて差し、前に出る。正代、左で差し手を抱え、左に回りながら土俵際で右を差し、俵に両足を掛けながら右掬い投げ。豪栄道、体が裏返って土俵に尻餅。

(4) 貴ノ岩戦 ●寄り切り 8.7秒
 豪栄道、先に右手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつく。豪栄道、左肘を固めて頭から踏み込む。貴ノ岩、頭から低く踏み込み、左上手を取る。豪栄道、右を差し、左も差そうとする。貴ノ岩、右を巻き替えて差し、右下手も取り、両廻しを引きつけて前に出る。豪栄道、左上手を取り、右で頭を叩きながら土俵際を左に回る。貴ノ岩、乗じて前に出る。豪栄道、先に俵を割り、両者、土俵下に飛び落ちる。

(5) 豪風戦 ●肩透かし 3.6秒
 豪栄道、先に右手をつく。豪風、仕切り線後方でサッと手をつき、頭から踏み込む。豪栄道、頭を下げて左肘を固めて当たり、右を差す。豪風、左押っ付けで突き、右で頭を叩きながら左へ回る。豪栄道、落ちずに堪え、頭を下げる。豪風、左をのぞかせ、肩透かしを引く。豪栄道、足を前に出せず、土俵に這う。

(6) 玉鷲戦 ■ 不戦勝
 豪栄道、「右足関節外側靱帯損傷」のため、休場。

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稀勢の里 2017年春(三月)場所取組内容

201703-きせのさと

先場所は、14勝1敗の成績で初優勝を果たし、横綱に昇進した。→先場所の取組内容
横綱昇進後、優勝パレードなど、様々なイベントに多忙な日々を過ごす。(→優勝パレード→築港小学校訪問
番付発表時の会見では、新横綱で迎える春場所について、意気込みを語る。(→TBSニュース→NHKニュース
後援会からは横綱土俵入りで使われる三つ揃えの化粧回し、太刀が贈られる。(→化粧回しと太刀
稽古の様子も度々報道されるが(→二所ノ関一門連合稽古の様子)、3月6日の稽古で、目の横を11針縫う怪我を負い、心配される。しかし本人は「怪我のうちに入らない」とコメント(→負傷のニュース→心配する記者とのやりとり)。
その後も稽古を行い、出稽古に来た白鵬と横綱同士での稽古も。(→白鵬出稽古ニュース
迎えた春場所、入口に書かれた歴代横綱に名を連ねた会場に場所入りし(→歴代横綱名→場所入りする稀勢の里)、本場所で初めて土俵入りをする(→初日の横綱稀勢の里土俵入り)。
初日は、幕内最年長の豪風を押し出して白星発進。
そのまま白星を連ね(→三日目貴ノ岩戦)、五日目には幕内勝利数が歴代9位となる(→勢戦→幕内勝利数記録)。
七日目には、同部屋の関脇 高安と二人でトップに並ぶ(→七日目御嶽海戦)。
そのまま十日目まで高安と並走。
十一日目、高安が敗れ、単独トップに。十二日目、荒鷲を寄り切ってただ一人12連勝。(→成績上位力士
十三日目、日馬富士と横綱同士の対戦。立合いから一気に寄り倒されて、初黒星を喫する。勝負後、土俵下で肩を押さえて苦悶の表情。左肩から胸の辺りを負傷したとみられ、支度部屋から救急車で搬送。優勝争いどころか出場も危ぶまれる事態に。(→日馬富士戦→土俵下での苦悶の表情→花道を下がる稀勢の里→救急車に乗り込む稀勢の里
翌十四日目、出場を決断(→ニュース画像)。肩にテーピングをして土俵入りも務めた(→十四日目稀勢の里土俵入り)。取組では、横綱鶴竜に力なく寄り切られ、2敗目(→鶴竜戦)。大関照ノ富士にトップの座を明け渡す。(→取組後支度部屋の様子
千秋楽、大関照ノ富士と直接対戦。突き落としで勝って13勝2敗と星が並び、優勝決定戦へ(→照ノ富士戦)。
そして決定戦では、照ノ富士を小手投げで倒し、連続優勝を決めるとともに、22年ぶりの新横綱優勝を果たす。(→優勝決定戦
逆転優勝を果たし、君が代斉唱の際には、涙を流す。(→稀勢の里の涙
賜杯の受け渡しには、痛そうな表情を見せるが(→痛そうな表情)。
祝賀会で鯛を持ち上げる際には笑顔も見せる(→笑顔)。
千秋楽翌日、優勝一夜明け会見では「一生の思い出になるような大阪場所だった」とコメント(→ニュース画像)。
春巡業は、左上腕部の治療のため、当面休むことに(→ニュース画像)。



(初) 豪風戦 ○押し出し 4.2秒
 豪風、仕切り線後方で先に両手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。豪風、右肘を固めて低く踏み込む。稀勢の里、左肘を固めて当たる。豪風、突き放す。稀勢の里、押しながら前に出る。豪風、俵の上に追い込まれる。稀勢の里、相手の胸を押す。豪風、俵の外に出る。

(2) 正代戦 ○押し出し 8.7秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて踏み込む。正代、右肘を固めて当たり、左を差し、右も差そうとしながら前に出る。稀勢の里、上体が起きて俵に詰まるが、左を差し勝つ。正代、右を巻き替えて差す。稀勢の里、左で押っ付けながら前に出、右喉輪で押し上げる。正代、左差し手を返して掬いながら左に回る。稀勢の里、逃さず押す。正代、土俵下に落ちる。

(3) 貴ノ岩戦 ○押し出し 18.6秒
 貴ノ岩、先に右手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて踏み込む。貴ノ岩、右肘を固めて頭から当たり、左で顎を押し上げる。稀勢の里、左を差そうとしながら前に出る。貴ノ岩、左に回って差させず、右喉輪で押し上げる。稀勢の里、左で突いて喉輪を外し、前に出て左を差そうとする。貴ノ岩、左を差し、右から絞って相手に差させず。稀勢の里、突き放し、上から押さえつけ、左を差して前に出る。貴ノ岩、左下手を取って左に回る。稀勢の里、右で差し手を抱えて前に出、右上手を探るが取れず、突き放す。貴ノ岩、俵の外に出る。

(4) 蒼国来戦 ○寄り切り 9.4秒
 蒼国来、仕切り線後方で先に左手をつく。稀勢の里、仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、右肘を固めて低く踏み込む。稀勢の里、左肘を固めて当たり、左で差し手争いをしながら前に出る。蒼国来、左差しで土俵際を左へ回る。稀勢の里、前に出ながら深い右上手を取り、引きつけながら前に出る。蒼国来、土俵際、右で相手の左手首を掴み上げながら堪え、深い左下手を取る。稀勢の里、伸びた右上手を持ち、左を差し込んで差し手を返しながら寄る。蒼国来、上体が起きて俵の外に出る。

(5) 勢戦 ○寄り切り 25.8秒
 勢、先に右手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。勢、右肘を固めて低く当たる。稀勢の里、左肘を固めて当たり、左を差し勝つ。勢、頭をつけ、右押っ付けから上手を探る。稀勢の里、左下手を取り、腰を振って相手の上手を切る。勢、右で小手に巻いて右に回りながら小手に振る。稀勢の里、下手が切れるが左差し手を返して堪える。勢、右上手を探るが取れず。稀勢の里、前に出ながら右上手を探る。勢、土俵際を右へ回り、中に戻る。稀勢の里、左下手で後ろ廻しを取り、前に出ながら右上手を探る。勢、腰を引いて相手に上手を与えず、土俵際、右小手投げで振る。稀勢の里、すこし振られるが左差し手を返して堪え、再び左後ろ廻しを取り、じりじり前に出る。勢、俵に両足を掛け、右で押っ付けながら堪える。稀勢の里、左下手を持って休まず寄り立て、深い右上手も取る。勢、右に回り込もうとするがならず、俵を割る。

(6) 宝富士戦 ○寄り切り 10.5秒
 宝富士、仕切り線後方で先に両手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて踏み込む。宝富士、左手を出して頭から低く踏み込む。稀勢の里、左を差す。宝富士、頭をつけ、右上手を探る。稀勢の里、左差し手を返して上手を与えず、前に出ながら右上手を取る。宝富士、相手の上手を切り、左下手を取り、右上手を探る。稀勢の里、腰を下ろして相手の廻しを切り、右上手を取り直して寄る。宝富士、俵に両足を掛けて堪え、俵伝いに右へ回る。稀勢の里、逃さず寄り切る。

(7) 御嶽海戦 ○寄り切り 7.4秒
 御嶽海、先に手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。御嶽海、右肘を固めて頭から踏み込む。稀勢の里、左肘を固めて当たり、左を差す。御嶽海、右で押っ付け、左筈で胸を押し上げながら前に出る。稀勢の里、上体が起き、左下手を取るが土俵際。御嶽海、右上手を取る。稀勢の里、すぐに腰を捻って相手の上手を切り、深い右上手も取り、両廻しを引きつけて前に出る。御嶽海、右を巻き替えて差す。稀勢の里、両上手を引きつけて一気に前に出、寄り切る。

(中) 松鳳山戦 ○小手捻り 12.6秒
 松鳳山、先に右手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと両手をつき、左肘を固める。松鳳山、両手突きで相手を起こし、突っ張る。稀勢の里、押しながら前に出る。松鳳山、俵に詰まるが、両差しになり、前に出ながら両下手を取る。稀勢の里、肩越しの左上手を取る。松鳳山、前に出ながら相手の上手を切る。稀勢の里、土俵際、左小手投げで振り、右で相手の顔を押しながら左小手で捻り捨てる。松鳳山、土俵に落ちて転がる。

(9) 琴奨菊戦 ○突き落し 2.4秒
 稀勢の里、先に右手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。琴奨菊、右肘を固めて踏み込む。稀勢の里、右手を出して頭から当たり、少し下がって体を離し、右から張る。琴奨菊、両差しになろうとしながら前に出る。稀勢の里、俵に詰まり、左から突く。琴奨菊、土俵に転がる。

(10) 玉鷲戦 ○寄り切り 7.0秒
 玉鷲、先に左手をつき、相手が手をつく前に突っ掛ける。2度目、玉鷲、先に左手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと両手をつき、右から張って左を差す。玉鷲、上体が起き、右で差し手を抱えて右に回り、左筈を脇にあてる。稀勢の里、左下手を取り、前に出る。玉鷲、右小手投げに行こうとするが、左足が俵の外に滑り出る。

(11) 嘉風戦 ○送り出し 9.5秒
 嘉風、仕切り線少し後方で先に両手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。嘉風、頭から踏み込む。稀勢の里、左肘を固めて当たる。嘉風、右肘でかち上げ気味に当たり、突っ張りながら前に出る。稀勢の里、俵に詰まり、右で小手投げ気味に振って右に回り、体を入れ替える。嘉風、左差しで一気に前に出る。稀勢の里、土俵際、左から突き、相手の後ろについて腰を押す。嘉風、俵の外に出る。

(12) 荒鷲戦 ○寄り切り 3.3秒
 荒鷲、先に手をつく。稀勢の里、仕切り線後方で両手をサッとつき、左肘を固めて踏み込む。荒鷲、低く当たって左上手前廻しに手を掛けるが切れる。稀勢の里、左を差して前に出る。荒鷲、右上手を取り、土俵際右上手投げに行こうとするが廻しが切れる。稀勢の里、左差し手を突きつけて体を預ける。荒鷲、俵の外に出る。その後、荒鷲、土俵下に飛び落ち、稀勢の里、俵の外に転がる。

(13) 日馬富士戦 ●寄り倒し 3.1秒
 稀勢の里、先に手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと手をつく。稀勢の里、素早く立ち、右手を出して頭を下げる。日馬富士、低く踏み込み、両差しになり、左下手を取って一気に前に出る。稀勢の里、外から抱えて俵に詰まり、右で首を巻いて左から小手に振ろうとする。日馬富士、右差し手を突きつけて体を預ける。稀勢の里、土俵下に転がり落ちる。勝負後、稀勢の里、左肩を押さえて苦悶の表情を浮かべ、土俵に戻れず。

(14) 鶴竜戦 ●寄り切り 2.7秒
 両者、ほぼ同時にサッと手をつく。鶴竜、頭から踏み込もうとする。稀勢の里、右から張る。鶴竜、両差しになり、両下手を取って前に出る。稀勢の里、力なく俵を割る。

(楽) 照ノ富士戦 ○突き落し 13.7秒
 照ノ富士、手をサッとついて突っ掛ける。2度目、稀勢の里、仕切り線少し後方で先に手をつく。照ノ富士、仕切り線少し後方でサッと手をつく。稀勢の里、素早く立ち、右手で相手の肩を押さえる。照ノ富士、左を差す。稀勢の里、右で首を巻く。照ノ富士、両差しになり、左下手を取って前に出る。稀勢の里、右で小手に巻き、体を開いて右小手投げ。照ノ富士、右肘から土俵に落ちる。その後、稀勢の里、土俵下に転がり落ちる。

<優勝決定戦>照ノ富士戦 ○小手投げ 3.4秒
 照ノ富士、手をサッとついて突っ掛ける。2度目、稀勢の里、仕切り線少し後方で先に手をつく。照ノ富士、仕切り線少し後方でサッと手をつく。稀勢の里、素早く立ち、右手で相手の肩を押さえる。照ノ富士、左を差す。稀勢の里、右で首を巻く。照ノ富士、両差しになり、左下手を取って前に出る。稀勢の里、右で小手に巻き、体を開いて右小手投げ。照ノ富士、右肘から土俵に落ちる。その後、稀勢の里、土俵下に転がり落ちる。

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日馬富士 2017年春(三月)場所取組内容

201703-はるまふじ

先場所は、右足肉離れのため七日目から休場。4勝3敗8休の成績だった。→先場所の取組内容
先場所の優勝者、稀勢の里が横綱に昇進して4横綱となり、揃って住吉大社で土俵入りを行った。(→ニュース画像
場所前、休場明けの春場所について意気込みを語る。(→インタビュー画像
迎えた今場所、初日は、今場所二桁勝利での大関復帰を狙う 関脇 琴奨菊と対戦。どんどん前に出られて押し出され、初日黒星。
二日目の勢戦では、物言いがつく勝負を制し、連敗回避。
昨年4場所連続で黒星、先場所も黒星だった鬼門の三日目、初めて結びで相撲を取る 蒼国来と対戦。叩き込まれて2敗目を喫する。蒼国来は初金星。
四日目、幕内最年長の豪風を寄り切って連敗回避。しかし、左目を痛そうにする。(→目を閉じたまま勝ち名乗りを受ける日馬富士
そこから白星を連ね、中日まで5連勝。
九日目、ここまで1勝7敗と不調の荒鷲に寄り切られ、3敗目。
十日目、遠藤を叩き込んで連敗回避。
十一日目は小結 御嶽海を寄り切り、十二日目は前日初黒星を喫した 関脇 高安を小股掬いで倒し、3連勝。(→高安戦画像
十三日目、ただ一人初日から勝ちっ放しの 新横綱 稀勢の里と対戦。立合いから一気に前に出て圧倒。新横綱に初めて土をつける。しかし、この取り組みで、稀勢の里が左肩付近を痛める。(→取組前に優勝争いをする弟弟子 照ノ富士から水をつけられる→稀勢の里戦画像→取組後、稀勢の里の怪我を心配する日馬富士
十四日目、関脇の玉鷲に寄り倒されて4敗目。
千秋楽、横綱 鶴竜に36秒の取組の末に寄り切られ、10勝5敗で今場所を終える。



(初) 琴奨菊戦 ●押し出し 5.8秒
 両者、ほぼ同時にサッと手をつく。琴奨菊、素早く立って左肘を固める。日馬富士、右手で相手の肩を押さえて踏み込み、左下手を取り、右上手を探る。琴奨菊、左差し手を返して相手を起こし、右で抱えながら前に出る。日馬富士、左下手を持って左へ回る。琴奨菊、どんどん前に出る。日馬富士、上体が起きて俵を割る。

(2) 勢戦 ○叩き込み 4.5秒
 勢、先に右手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと両手をつく。勢、素早く立ち、両腕を内に入れて踏み込む。日馬富士、頭から踏み込み、右喉輪で相手を起こし、再び頭から当たって押しながら前に出る。勢、俵に両足を掛ける。日馬富士、大きく引き、土俵際で叩く。勢、前に飛ぶ。日馬富士、俵の上、勢、土俵に落ちて転がり、両者、土俵下に落ちる。軍配、日馬富士。「物言い」がつき、協議の結果、日馬富士の足が残っていると判断、「軍配通り」日馬富士の勝ち。

(3) 蒼国来戦 ●叩き込み 6.4秒
 両者、仕切り線少し後方でほぼ同時にサッと手をついて立つ。日馬富士、左手を出して低く踏み込む。蒼国来、やや右に踏み出して左を差す。日馬富士、右押っ付け、左喉輪で前に出る。蒼国来、土俵際、右から突いて体を離す。日馬富士、向き直って押す。蒼国来、左をのぞかせる。日馬富士、叩きながら左へ回り、左上手に手を伸ばすが取れず、押しながら前に出ようとする。蒼国来、そこを叩きながら引く。日馬富士、体が飛び、蒼国来、俵の上で残す。日馬富士、土俵に落ちる。蒼国来、初金星獲得。

(4) 豪風戦 ○寄り切り 3.4秒
 豪風、仕切り線後方で先に手をつく。日馬富士、手をサッとつく。豪風、素早く立つ。日馬富士、頭から低く踏み込む。豪風、叩いて左に回る。日馬富士、突き放す。豪風、土俵際。日馬富士、左で廻しを探る。豪風、相手の左腕を抱えて振るが、俵の外に出る。勝負後、日馬富士、左目を痛そうにする。

(5) 松鳳山戦 ○押し出し 5.9秒
 松鳳山、先に右手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと手をつく。松鳳山、素早く立ち、右手を出して頭を下げる。日馬富士、頭から踏み込む。松鳳山、左にずれて当たり、突っ張る。日馬富士、右押っ付けで前に出、突っ張る。松鳳山、土俵際、叩きながら右に回る。日馬富士、前のめりになるが堪え、松鳳山、土俵下に落ちる。

(6) 嘉風戦 ○引き落し 8.9秒
 嘉風、先に両手をつく。日馬富士、仕切り線後方で両手をサッとつき、左手を出して頭から踏み込む。両者、頭で当たり合う。日馬富士、左で突き放し、右から張る。嘉風、左から張り、左をのぞかせて前に出る。日馬富士、右を巻き替えて差す。嘉風、左上手を取り、右で頭を叩きながら左に回る。日馬富士、廻しを切って向き直る。嘉風、突き放しながら前に出る。日馬富士、左足を俵に掛けながら押す。嘉風、少し引いて体を離す。日馬富士、前に出て右上手を探るが、左足が前に滑って重心が後ろになり、引いて体勢を立て直す。嘉風、前のめりになって土俵に落ちる。

(7) 正代戦 ○寄り倒し 5.5秒
 正代、仕切り線少し後方で先に両手をつく。日馬富士、仕切り線後方で両手をサッとつき、頭から踏み込む。正代、右肘を固めて当たる。日馬富士、突き放し、右から張り、外から挟みつけて前に出る。正代、少し引き、左足を俵に掛けながら体を離す。日馬富士、右から張りに行くが空振り。正代、左を差そうとする。日馬富士、左から張り、頭をつけて両差しになり、深い左下手を取って一気に寄る。正代、相手の廻しを切るが上体が起き、俵の外に倒れ、土俵下に転落。

(中) 貴ノ岩戦 ○上手投げ 1.8秒
 貴ノ岩、先に手をつく。日馬富士、仕切り線後方で両手をサッとつく。貴ノ岩、素早く立ち、右肘を前に出して踏み込む。日馬富士、頭から当たりながら左上手を取って左へ回り、上手投げで相手を土俵外に出す。貴ノ岩、土俵下に転がり落ち、日馬富士、土俵下に飛び落ちる。

(9) 荒鷲戦 ●寄り切り 4.3秒
 荒鷲、先に右手をつく。日馬富士、仕切り線後方で両手をサッとつく。荒鷲、素早く立ち、右肘を固めて踏み込む。日馬富士、右手を出して踏み込み、左上手を取る。荒鷲、右下手を取り、すぐに下手投げで振って相手を俵に追い詰め、左で押っ付けながら寄る。日馬富士、左上手を持ち、右で叩こうとするが、左足が俵の外に出る。その後、荒鷲、土俵に転がる。

(10) 遠藤戦 ○叩き込み 6.4秒
 遠藤、先に右手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと両手をつく。遠藤、左肩から踏み込む。日馬富士、頭から素早く踏み込む。遠藤、左を差す。日馬富士、引いて体を離す。遠藤、土俵際の相手を押す。日馬富士、右を差して中に戻る。遠藤、左押っ付けで前に出る。日馬富士、叩きながら下がり、土俵際左に開く。遠藤、前に飛び落ち、日馬富士、左足一本で残す。

(11) 御嶽海戦 ○寄り切り 2.5秒
 御嶽海、先に両手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと両手をつく。御嶽海、素早く立ち、頭から当たろうとする。日馬富士、頭から低く踏み込み、深い左下手、右上手前廻しを取って一気に寄り切る。

(12) 高安戦 ○小股掬い 4.1秒
 高安、先に右手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと両手をつく。高安、素早く立ち、両腕を内に入れる。日馬富士、頭から踏み込み、右上手前廻しを取る。高安、上体が起き、左で首を巻く。日馬富士、右下手を深くし、左手で相手の左足を持ち上げ、一気に前に出る。高安、土俵に転がる。

(13) 稀勢の里戦 ○寄り倒し 3.1秒
 稀勢の里、先に手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと手をつく。稀勢の里、素早く立ち、右手を出して頭を下げる。日馬富士、低く踏み込み、両差しになり、左下手を取って一気に前に出る。稀勢の里、外から抱えて俵に詰まり、右で首を巻いて左から小手に振ろうとする。日馬富士、右差し手を突きつけて体を預ける。稀勢の里、土俵下に転がり落ちる。勝負後、稀勢の里、左肩を押さえて苦悶の表情を浮かべ、土俵に戻れず。

(14) 玉鷲戦 ●寄り倒し 4.8秒
 玉鷲、先に手をつく。日馬富士、仕切り線かなり後方でサッと手をつく。玉鷲、右手を出して頭から踏み込む。日馬富士、頭から低く踏み込み、右前廻しを取る。玉鷲、左手で廻しを切り、突っ張る。日馬富士、下からあてがい、左から張って右を差す。玉鷲、すぐに右差しで前に出る。日馬富士、俵に詰まり、背中から土俵に落ちる。

(楽) 鶴竜戦 ●寄り切り 35.6秒
 両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。日馬富士、右手を出して頭から低く踏み込む。鶴竜、頭から当たり、両差しになる。日馬富士、やや深い左上手を取って左に回り、右を差し、更に左に回って右差し手を返す。鶴竜、右下手を持って右半身の体勢。日馬富士、右下手も取る。鶴竜、左を巻き替えて両差しになる。日馬富士、右上手で絞る。鶴竜、左差し手を抜き、腰を引いて相手の下手を切る。日馬富士は腰を引いて左上手を持ち頭をつけた体勢、鶴竜は右下手を持って左で差し手を抱えてやや高い体勢で、両者、止まる(約5秒間)。日馬富士、右下手を探る。鶴竜、左を巻き替えようとするが止め、左上手を探るが取れず。日馬富士、両廻しを引きつけて前に出る。鶴竜、左押っ付けで堪え、右下手を持って前に出る。日馬富士、土俵際になるが、左上手を持って再び体勢を低くする。両者、止まる(約6秒間)。日馬富士、前に出ながら右下手を取る。鶴竜、左を巻き替えて差し、左下手を取り、土俵際から両廻しを持って前に出る。日馬富士、下がる際に行司 式守伊之助に当たり、力なく俵を割る。

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鶴竜 2017年春(三月)場所取組内容

201703-かくりゅう

初の連覇を目指した先場所は、「頸椎斜角筋損傷、左肩鎖関節脱臼」のため、十一日目から途中休場し、5勝6敗9休の成績だった。→先場所の取組内容
2月5日の大相撲トーナメントから復帰。
新横綱の稀勢の里を加えた4人で住吉神社奉納土俵入りも行った。(→ニュース画像
場所前、途中休場した先場所の悔しさを、春場所にぶつけたいと意欲を語る。(→インタビュー画像
迎えた今場所、小結 御嶽海に土俵際まで追い込まれるも、下手出し投げで倒し、白星発進。(→勝負後の鶴竜の表情
二日目は幕内最年長の豪風、三日目は勢を寄り切って3連勝。
四日目、今場所二桁勝利を上げて大関復帰を狙う 関脇 琴奨菊と対戦。掬い投げで敗れて初黒星。
六日目、松鳳山に12回目の対戦で初めて敗れ、2敗目。全勝の稀勢の里ら3人と2差がつく。
七日目から3連勝し、7勝2敗に。
十日目、35歳の嘉風に寄り切られて3敗目を喫する。
十一日目、初日から勝ちっ放しの 関脇 高安を上手出し投げで倒す。横綱としての存在感を見せるとともに、勝ち越しを決める。
十二日目、先場所敗れている関脇 玉鷲に押し出されて4敗目。
十三日目、トップと1差で優勝争いをしている大関 照ノ富士に寄り切られて連敗。
十四日目、前日初黒星を喫した際に、左肩付近を負傷して出場も危ぶまれた新横綱 稀勢の里と対戦。寄り切りで勝利する。(→取組画像)この取り組みについて、「こんなにやりづらいものはない」とコメント。(→サタデースポーツで流れた鶴竜のコメント
千秋楽、結びで横綱 日馬富士と対戦。36秒の相撲の末に寄り切り、10勝5敗で今場所を終える。



(初) 御嶽海戦 ○下手出投 11.6秒
 両者、ほぼ同時に立とうと動く。鶴竜は右手をサッとつき、御嶽海は手をつかずに立つ。鶴竜、頭を下げて踏み込む。御嶽海、右喉輪で相手を起こし、左喉輪で押し上げながら前に出る。鶴竜、右で突いて喉輪を外すが、左足が俵に掛かる。御嶽海、右を差す。鶴竜、右喉輪で突き放そうとする。御嶽海、左押っ付けで突く。鶴竜、右半身で前のめりになるが向き直り、左から張って右を差し、右下手を取る。御嶽海、右を差し、左押っ付けで前に出る。鶴竜、両足が俵に詰まるが、左で頭を叩き、右に回りながら右下手で手前に引く。御嶽海、土俵に這う。

(2) 豪風戦 ○寄り切り 11.9秒
 豪風、仕切り線後方で先に手をつく。鶴竜、手をサッとつく。豪風、両手を出して頭から踏み込む。鶴竜、踏み込み、左上手を狙うが取れず。豪風、突き放す。鶴竜、左から張って差そうとする。豪風、押して体を離し、左喉輪で距離を取る。鶴竜、右で相手の左腕を外し、突き放し、左から張って押しながら前に出る。豪風、左で押っ付けるが土俵際。鶴竜、左で押っ付け、左上手前廻しを取る。豪風、両手で相手の右腕を抱える。鶴竜、左上手を引きつけて寄る。豪風、上体が起きて俵を割る。

(3) 勢戦 ○寄り切り 19.4秒
 勢は仕切り線後方で、鶴竜は仕切り線上で、両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。鶴竜、頭から低く踏み込む。勢、両差しを狙う。鶴竜、突っ張る。勢、突き返し、押し上げながら前に出る。鶴竜、土俵際、両差しになる。勢、右小手投げで振る。鶴竜、左差しで前に出、深い左下手を取る。勢、俵に詰まるが、左を差して中に戻る。鶴竜、深い左下手を持ち、右上手も取って両廻し。勢、右上手に手を伸ばすが取れず。鶴竜、両廻しを引きつけて前に出る。勢、俵に両足を掛ける。鶴竜、寄り立てる。勢、俵に両足を掛けて左差し手を返しながら堪え、右から突き落とそうとする。鶴竜、構わず寄る。勢、土俵下に落ちる。

(4) 琴奨菊戦 ●掬い投げ 8.8秒
 鶴竜は仕切り線上、琴奨菊は仕切り線後方でサッと手をついて立つ。琴奨菊、右肘を固めて頭から踏み込む。鶴竜、頭から低く当たり、右をのぞかせ、左で押っ付けて相手に差し手を抜かせ、左筈で押し上げる。琴奨菊、下がらず、左で押っ付け、右で差し手を抱えながら前に出る。鶴竜、右差し手を抜き、俵に左足を掛けて堪える。琴奨菊、左差しでがぶり寄り、体を開いて土俵内に左掬い投げを打つ。鶴竜、土俵に転がり、その後、琴奨菊も転がる。

(5) 蒼国来戦 ○押し出し 3.5秒
 蒼国来、先に左手をつく。鶴竜、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。鶴竜、両手を出して低く当たり、相手の顔を押し上げながら前に出る。蒼国来、相手の左喉輪を外すが、土俵際。鶴竜、相手の胸に突っ張り、腹を押す。蒼国来、土俵下に落ちる。

(6) 松鳳山戦 ●突き出し 6.4秒
 松鳳山、両手をサッとついて突っ掛ける。2度目、両者、手をサッとついて立つ。鶴竜、右肘を固める。松鳳山、右手を出してやや左へ踏み出し、突っ張る。鶴竜、左から張って左を差そうとする。松鳳山、右押っ付け、左喉輪で押し上げる。鶴竜、引いて体を離す。松鳳山、押しながら前に出る。鶴竜、叩きながら左へ回る。松鳳山、乗じて前に出ながら押す。鶴竜、土俵下に飛び落ちる。

(7) 貴ノ岩戦 ○叩き込み 7.7秒
 両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。鶴竜、右肘を固めて頭から踏み込む。貴ノ岩、右を差す。鶴竜、左押っ付けで押し上げ、両手で顎を押し上げる。貴ノ岩、下がらず前に出、叩いて右に下がる。鶴竜、向き直り、叩いて右に開く。貴ノ岩、土俵に落ちる。

(中) 正代戦 ○寄り切り 18.8秒
 正代、仕切り線後方でサッと手をつく。鶴竜、ほぼ同時にサッと両手をつき、右肘を固めて踏み込む。正代、右肘を固めて当たる。鶴竜、突っ張る。正代、下からあてがって下がらず。鶴竜、左喉輪で押し上げ、頭をつけて廻しを探る。正代、少し引いて廻しを与えず。鶴竜、左喉輪で突き放す。正代、右から突いて喉輪を外すが、俵に詰まる。鶴竜、叩く。正代、落ちずに堪え、前に出ようとする。鶴竜、左から張り、左を差して右上手を取り、頭をつけ、右上手を引きつけて前に出る。正代、土俵際堪える。鶴竜、左で胸を押し上げながら寄る。正代、上体が起きて俵を割る。

(9) 宝富士戦 ○寄り切り 10.4秒
 宝富士、仕切り線後方で先に両手をつく。鶴竜、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。鶴竜、左手を出して頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。鶴竜、左喉輪、右押っ付けで押し上げながら前に出、両差しになって右下手を取る。宝富士、右で差し手を抱えながら俵伝いに右へ回ろうとするが、右足が俵の外に出る。

(10) 嘉風戦 ●寄り切り 7.5秒
 嘉風、仕切り線後方で先に両手をつく。鶴竜、両手をサッとついて素早く立つ。嘉風、遅れて立ち「待った」。2度目、嘉風、仕切り線後方で先に両手をつく。鶴竜、手をサッとついて立ち、右肘を固めて踏み込む。嘉風、左肘を固めて頭から当たり、突っ張り、前に出ながら左を差す。鶴竜、上体が起き、土俵際、左で首を巻いて右小手投げに行こうとする。嘉風、左下手を取り、右を巻き替えて差す。鶴竜、右で首を巻いて左へ回る。嘉風、左下手を持って一気に前に出る。鶴竜、土俵下に飛び落ちる。

(11) 高安戦 ○上手出投 26.2秒
 高安、仕切り線後方で先に右手をつく。鶴竜、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。鶴竜、左手を出して頭から踏み込む。高安、両肘を固めて当たる。鶴竜、突っ張り、右上手を取って頭をつける。高安、左下手を取って左半身、右で差し手争い。鶴竜、頭をつけて右上手を持ち、左差し手を返して相手に差させず。鶴竜、右上手を取れず、体を開いて左下手投げに行く。鶴竜、右上手を持って向き直り、再び頭をつける。高安、右を巻き替えようとするがならず、体を開いて再び下手投げに行く。鶴竜、再び向き直って頭をつけ、すぐに右に回りながら左で頭を押さえて右上手出し投げ。高安、土俵下に転がり落ちる。

(12) 玉鷲戦 ●押し出し 6.5秒
 両者、手をサッとついて立つ。鶴竜、頭から低く踏み込む。玉鷲、両手突きで相手を起こし、突っ張りながら前に出る。鶴竜、左喉輪で押す。玉鷲、相手の腕を右から突く。鶴竜、体が泳いで俵に詰まる。玉鷲、そこを突き放す。鶴竜、右前廻しに手を掛けていたが切れ、土俵下に吹っ飛ぶ。

(13) 照ノ富士戦 ●寄り切り 33.9秒
 照ノ富士、先に両手をつく。鶴竜、手をサッとつき、右肘を固めて頭から踏み込む。照ノ富士、右を差す。鶴竜、左を巻き替える。照ノ富士、前に出ながら右上手を取る。鶴竜、両下手を取る。照ノ富士、両上手を引きつけて前に出る。鶴竜、土俵際堪えて中に戻る。両者、少し止まる(約2秒間)。鶴竜、両下手を引きつけて前に出ようとする。照ノ富士、左を巻き替えて差し、両廻しを取り、左肘を張って相手の上手を切ろうとする。鶴竜、その機に再び右を差して両下手になり、前に出て右足外掛けに行く。照ノ富士、少し下がって足を外し、右上手が離れるが再び取る。両者、土俵中央、鶴竜は両下手、照ノ富士は両上手の体勢で止まる(約5秒間)。照ノ富士、両上手を引きつけて前に出る。鶴竜、土俵際堪える。照ノ富士、右上手を引きつけて寄る。鶴竜、土俵下に落ちる。

(14) 稀勢の里戦 ○寄り切り 2.7秒
 両者、ほぼ同時にサッと手をつく。鶴竜、頭から踏み込もうとする。稀勢の里、右から張る。鶴竜、両差しになり、両下手を取って前に出る。稀勢の里、力なく俵を割る。

(楽) 日馬富士戦 ○寄り切り 35.6秒
 両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。日馬富士、右手を出して頭から低く踏み込む。鶴竜、頭から当たり、両差しになる。日馬富士、やや深い左上手を取って左に回り、右を差し、更に左に回って右差し手を返す。鶴竜、右下手を持って右半身の体勢。日馬富士、右下手も取る。鶴竜、左を巻き替えて両差しになる。日馬富士、右上手で絞る。鶴竜、左差し手を抜き、腰を引いて相手の下手を切る。日馬富士は腰を引いて左上手を持ち頭をつけた体勢、鶴竜は右下手を持って左で差し手を抱えてやや高い体勢で、両者、止まる(約5秒間)。日馬富士、右下手を探る。鶴竜、左を巻き替えようとするが止め、左上手を探るが取れず。日馬富士、両廻しを引きつけて前に出る。鶴竜、左押っ付けで堪え、右下手を持って前に出る。日馬富士、土俵際になるが、左上手を持って再び体勢を低くする。両者、止まる(約6秒間)。日馬富士、前に出ながら右下手を取る。鶴竜、左を巻き替えて差し、左下手を取り、土俵際から両廻しを持って前に出る。日馬富士、下がる際に行司 式守伊之助に当たり、力なく俵を割る。

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白鵬 2017年春(三月)場所取組内容

201703-はくほう

先場所は、大関稀勢の里と優勝争いするも、十四日目に優勝を逃し、11勝4敗の成績だった。→先場所の取組内容
2月21日、金沢学院大学 中村友哉が宮城野部屋に入門し、山口、石浦に続く、白鵬の3人目の内弟子となる。(→ニュース画像
場所前、田子ノ浦部屋へ出稽古。横綱に昇進したばかりの稀勢の里とも稽古をする。(→ニュース画像)しかしこの日、高安との稽古中、右足裏の皮がむける怪我をしたよう。
春場所は、稀勢の里が横綱に加わって4横綱となり、白鵬も意欲を示す。(→インタビューの様子
迎えた今場所、初日に小結正代に突き落とされて黒星発進。
二日目は、蒼国来を寄り切って白星。
三日目は、幕内最年長の豪風を寄り切って連勝。
四日目、勢に一気に寄られ、土俵際で小手投げに行くも、軍配は相手の寄り倒しに。「物言い」がつく際どい勝負だったが、軍配通り勢の勝ちに。2敗目を喫する。(→取組画像
五日目、「右母趾捻挫と右大腿筋群損傷で今場所の休場と3週間の加療を要する」との診断書を提出して休場。初日の正代戦で右足裏の傷が悪化。更に四日目の勢戦で、昨年秋に手術を受けた右足親指と右足太腿を痛めたとのこと。(→ニュース画像→大相撲中継画像
今場所は、2勝3敗10休で終える。白鵬の休場は、全休した昨年秋場所以来。通算5度目。



(初) 正代戦 ●突き落し 6.1秒
 正代、先に両手をつく。白鵬、腰を下ろし、両手をサッとついて素早く立ち、右肘を固める。正代、両肘を固めて当たる。白鵬、左上手に手を掛ける。正代、やや左に回って体を離し、相手の上手を切る。白鵬、左で顎を押し上げる。正代、差そうとしながら前に出る。白鵬、叩きながら下がって右に回る。正代、落ちずについて行き、左から突く。白鵬、前のめりになって土俵に両手をつく。

(2) 蒼国来戦 ○寄り切り 5.5秒
 蒼国来、先に左手をつく。白鵬、右、左手を手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、両肘を固める。白鵬、固めた右肘から当たり、すぐに左上手前廻しを取る。蒼国来、左上手に手を掛ける。白鵬、腰を左へ遠ざけて相手の上手を切り、左上手を引きつけ、右差し手を返す。蒼国来、両廻しに手を掛ける。白鵬、前に出ながら相手の上手を切り、土俵際で腰を下ろす。蒼国来、上体が起きて土俵下に落ちる。

(3) 豪風戦 ○寄り切り 26.8秒
 豪風、仕切り線後方で先に左手をつく。白鵬、右、左とサッと手をつく。豪風、右手を出し、左肘を固めて頭から踏み込む。白鵬、左肘を固めて当たる。豪風、左を差し、右も差そうとしながら前に出る。白鵬、右で差し手を抱えながら左へ回り、左上手を探る。豪風、腰を引いて上手を与えず。白鵬、体を離して左から突き、顔を押し上げ、右で頭を押さえながら左上手を取る。豪風、両差しになる。白鵬、左上手を持ち、右で差し手を抱えた体勢。豪風、左下手で後ろ廻しを取る。白鵬、相手の下手を切って右で押っ付ける。両者、止まる(約4秒間)。白鵬、右で押っ付け、左上手を引きつけながら前に出る。豪風、上体が起きて俵を割る。

(4) 勢戦 ●寄り倒し 4.9秒
 勢、先に右手をつく。白鵬、右、左とサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。白鵬、右肘を固めてぴょんと立ち、右肘から当たって左上手前廻しを探るが取れず、右を差す。勢、左で押っ付けて前に出る。白鵬、ずるずる下がって左足が俵に詰まる。勢、右差し、左押っ付けで寄る。白鵬、上体が起き、左から小手投げに行く。両者、俵の外に倒れ、白鵬、土俵下に落ちる。軍配、勢。勝ち名乗りを受けた後に「物言い」。勢の手が落ちるのが早いか協議した結果、「勢の手がつく前に白鵬の体がなくなっている」と判断、「軍配通り」勢の勝ちとなる。

(5) 御嶽海戦 ■ 不戦勝
 白鵬、「右母趾捻挫(平成28年9月の手術部位の再損傷)、右大腿筋群損傷」のため、休場。

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2017年3月(春)場所 十両取組 各種データ順位

2017年3月(春)場所 十両全取り組みを対象に、各種データを順位化しました。
扱ったデータは「勝ち星数」、「同一決まり手勝利数」、「待った回数」、「物言い回数」、全取り組み時間のうちの「最長取組時間」、「最短取組時間」、及び「長取組平均時間」、「短取組平均時間」です。

■十両優勝
 十両優勝:西十両3枚目豊響(3回目) 10勝5敗

■勝ち星数
 10勝 豊響(優勝)、大砂嵐、朝乃山

■最多同一決まり手勝利数(カッコ内は全勝利数に占めるその決まり手の割合)
 6回 千代丸 押し出し(75.0%)、小柳 押し出し(75.0%)、旭大星 押し出し(66.7%)

■待った回数
 8回 力真、照強
 5回 阿武咲、旭日松
 4回 竜電、東龍、里山、富士東

■最多物言い回数
 2回 照強

※以下の取り組み時間の順位はこのブログ独自に計測した取り組み時間を元にしています。

■最長取り組み時間
 89.8秒 大砂嵐-里山戦

■最短取り組み時間
 0.8秒 旭日松-力真戦

■長平均取組時間
1位 34.7秒 里山
2位 17.6秒 照強
3位 15.3秒 英乃海

■短平均取組時間
1位 4.5秒 山口
2位 5.5秒 旭日松
3位 5.6秒 琴恵光

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2017年3月(春)場所 幕内取組 各種データ順位

2017年3月(春)場所 幕内全取り組みを対象に、各種データを順位化しました。
扱ったデータは「勝ち星数」、「同一決まり手勝利数」、「待った回数」、「物言い回数」、全取り組み時間のうちの「最長取組時間」、「最短取組時間」、及び「長取組平均時間」、「短取組平均時間」です。

■幕内優勝
 西横綱(2) 稀勢の里(2回目)  (13勝2敗)

■三賞
 殊勲賞:西関脇 高安(3回目)(12勝3敗)
 敢闘賞:東前頭13枚目 貴景勝(初)(11勝4敗)
 技能賞:該当なし

■勝ち星数
 13勝 稀勢の里(優勝)、照ノ富士
 12勝 高安
 11勝 大栄翔、貴景勝
 10勝 鶴竜、日馬富士、隠岐の海、栃煌山

■最多同一決まり手勝利数(カッコ内は全勝利数に占めるその決まり手の割合)
 6回 遠藤 寄り切り(75.0%)、鶴竜 寄り切り(60.0%)、大栄翔 押し出し(54.5%)、稀勢の里(46.2%)

■待った回数
 5回 嘉風
 4回 照ノ富士、玉鷲、千代翔馬、妙義龍、錦木

■最多物言い回数
 3回 勢、隠岐の海

※以下の取り組み時間の順位はこのブログ独自に計測した取り組み時間を元にしています。

■最長取組時間
 75.2秒 高安-宝富士戦

■最短取組時間
 0.6秒 栃ノ心-妙義龍戦

■長平均取組時間
1位 16.2秒 高安
2位 14.1秒 鶴竜
3位 13.2秒 照ノ富士

■短平均取組時間
1位 4.2秒 栃煌山
2位 4.4秒 千代の国
3位 5.2秒 大翔丸

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