2017年04月06日

稀勢の里 2017年春(三月)場所取組内容

201703-きせのさと

先場所は、14勝1敗の成績で初優勝を果たし、横綱に昇進した。→先場所の取組内容
横綱昇進後、優勝パレードなど、様々なイベントに多忙な日々を過ごす。(→優勝パレード→築港小学校訪問
番付発表時の会見では、新横綱で迎える春場所について、意気込みを語る。(→TBSニュース→NHKニュース
後援会からは横綱土俵入りで使われる三つ揃えの化粧回し、太刀が贈られる。(→化粧回しと太刀
稽古の様子も度々報道されるが(→二所ノ関一門連合稽古の様子)、3月6日の稽古で、目の横を11針縫う怪我を負い、心配される。しかし本人は「怪我のうちに入らない」とコメント(→負傷のニュース→心配する記者とのやりとり)。
その後も稽古を行い、出稽古に来た白鵬と横綱同士での稽古も。(→白鵬出稽古ニュース
迎えた春場所、入口に書かれた歴代横綱に名を連ねた会場に場所入りし(→歴代横綱名→場所入りする稀勢の里)、本場所で初めて土俵入りをする(→初日の横綱稀勢の里土俵入り)。
初日は、幕内最年長の豪風を押し出して白星発進。
そのまま白星を連ね(→三日目貴ノ岩戦)、五日目には幕内勝利数が歴代9位となる(→勢戦→幕内勝利数記録)。
七日目には、同部屋の関脇 高安と二人でトップに並ぶ(→七日目御嶽海戦)。
そのまま十日目まで高安と並走。
十一日目、高安が敗れ、単独トップに。十二日目、荒鷲を寄り切ってただ一人12連勝。(→成績上位力士
十三日目、日馬富士と横綱同士の対戦。立合いから一気に寄り倒されて、初黒星を喫する。勝負後、土俵下で肩を押さえて苦悶の表情。左肩から胸の辺りを負傷したとみられ、支度部屋から救急車で搬送。優勝争いどころか出場も危ぶまれる事態に。(→日馬富士戦→土俵下での苦悶の表情→花道を下がる稀勢の里→救急車に乗り込む稀勢の里
翌十四日目、出場を決断(→ニュース画像)。肩にテーピングをして土俵入りも務めた(→十四日目稀勢の里土俵入り)。取組では、横綱鶴竜に力なく寄り切られ、2敗目(→鶴竜戦)。大関照ノ富士にトップの座を明け渡す。(→取組後支度部屋の様子
千秋楽、大関照ノ富士と直接対戦。突き落としで勝って13勝2敗と星が並び、優勝決定戦へ(→照ノ富士戦)。
そして決定戦では、照ノ富士を小手投げで倒し、連続優勝を決めるとともに、22年ぶりの新横綱優勝を果たす。(→優勝決定戦
逆転優勝を果たし、君が代斉唱の際には、涙を流す。(→稀勢の里の涙
賜杯の受け渡しには、痛そうな表情を見せるが(→痛そうな表情)。
祝賀会で鯛を持ち上げる際には笑顔も見せる(→笑顔)。
千秋楽翌日、優勝一夜明け会見では「一生の思い出になるような大阪場所だった」とコメント(→ニュース画像)。
春巡業は、左上腕部の治療のため、当面休むことに(→ニュース画像)。



(初) 豪風戦 ○押し出し 4.2秒
 豪風、仕切り線後方で先に両手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。豪風、右肘を固めて低く踏み込む。稀勢の里、左肘を固めて当たる。豪風、突き放す。稀勢の里、押しながら前に出る。豪風、俵の上に追い込まれる。稀勢の里、相手の胸を押す。豪風、俵の外に出る。

(2) 正代戦 ○押し出し 8.7秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて踏み込む。正代、右肘を固めて当たり、左を差し、右も差そうとしながら前に出る。稀勢の里、上体が起きて俵に詰まるが、左を差し勝つ。正代、右を巻き替えて差す。稀勢の里、左で押っ付けながら前に出、右喉輪で押し上げる。正代、左差し手を返して掬いながら左に回る。稀勢の里、逃さず押す。正代、土俵下に落ちる。

(3) 貴ノ岩戦 ○押し出し 18.6秒
 貴ノ岩、先に右手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて踏み込む。貴ノ岩、右肘を固めて頭から当たり、左で顎を押し上げる。稀勢の里、左を差そうとしながら前に出る。貴ノ岩、左に回って差させず、右喉輪で押し上げる。稀勢の里、左で突いて喉輪を外し、前に出て左を差そうとする。貴ノ岩、左を差し、右から絞って相手に差させず。稀勢の里、突き放し、上から押さえつけ、左を差して前に出る。貴ノ岩、左下手を取って左に回る。稀勢の里、右で差し手を抱えて前に出、右上手を探るが取れず、突き放す。貴ノ岩、俵の外に出る。

(4) 蒼国来戦 ○寄り切り 9.4秒
 蒼国来、仕切り線後方で先に左手をつく。稀勢の里、仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、右肘を固めて低く踏み込む。稀勢の里、左肘を固めて当たり、左で差し手争いをしながら前に出る。蒼国来、左差しで土俵際を左へ回る。稀勢の里、前に出ながら深い右上手を取り、引きつけながら前に出る。蒼国来、土俵際、右で相手の左手首を掴み上げながら堪え、深い左下手を取る。稀勢の里、伸びた右上手を持ち、左を差し込んで差し手を返しながら寄る。蒼国来、上体が起きて俵の外に出る。

(5) 勢戦 ○寄り切り 25.8秒
 勢、先に右手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。勢、右肘を固めて低く当たる。稀勢の里、左肘を固めて当たり、左を差し勝つ。勢、頭をつけ、右押っ付けから上手を探る。稀勢の里、左下手を取り、腰を振って相手の上手を切る。勢、右で小手に巻いて右に回りながら小手に振る。稀勢の里、下手が切れるが左差し手を返して堪える。勢、右上手を探るが取れず。稀勢の里、前に出ながら右上手を探る。勢、土俵際を右へ回り、中に戻る。稀勢の里、左下手で後ろ廻しを取り、前に出ながら右上手を探る。勢、腰を引いて相手に上手を与えず、土俵際、右小手投げで振る。稀勢の里、すこし振られるが左差し手を返して堪え、再び左後ろ廻しを取り、じりじり前に出る。勢、俵に両足を掛け、右で押っ付けながら堪える。稀勢の里、左下手を持って休まず寄り立て、深い右上手も取る。勢、右に回り込もうとするがならず、俵を割る。

(6) 宝富士戦 ○寄り切り 10.5秒
 宝富士、仕切り線後方で先に両手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて踏み込む。宝富士、左手を出して頭から低く踏み込む。稀勢の里、左を差す。宝富士、頭をつけ、右上手を探る。稀勢の里、左差し手を返して上手を与えず、前に出ながら右上手を取る。宝富士、相手の上手を切り、左下手を取り、右上手を探る。稀勢の里、腰を下ろして相手の廻しを切り、右上手を取り直して寄る。宝富士、俵に両足を掛けて堪え、俵伝いに右へ回る。稀勢の里、逃さず寄り切る。

(7) 御嶽海戦 ○寄り切り 7.4秒
 御嶽海、先に手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。御嶽海、右肘を固めて頭から踏み込む。稀勢の里、左肘を固めて当たり、左を差す。御嶽海、右で押っ付け、左筈で胸を押し上げながら前に出る。稀勢の里、上体が起き、左下手を取るが土俵際。御嶽海、右上手を取る。稀勢の里、すぐに腰を捻って相手の上手を切り、深い右上手も取り、両廻しを引きつけて前に出る。御嶽海、右を巻き替えて差す。稀勢の里、両上手を引きつけて一気に前に出、寄り切る。

(中) 松鳳山戦 ○小手捻り 12.6秒
 松鳳山、先に右手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと両手をつき、左肘を固める。松鳳山、両手突きで相手を起こし、突っ張る。稀勢の里、押しながら前に出る。松鳳山、俵に詰まるが、両差しになり、前に出ながら両下手を取る。稀勢の里、肩越しの左上手を取る。松鳳山、前に出ながら相手の上手を切る。稀勢の里、土俵際、左小手投げで振り、右で相手の顔を押しながら左小手で捻り捨てる。松鳳山、土俵に落ちて転がる。

(9) 琴奨菊戦 ○突き落し 2.4秒
 稀勢の里、先に右手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。琴奨菊、右肘を固めて踏み込む。稀勢の里、右手を出して頭から当たり、少し下がって体を離し、右から張る。琴奨菊、両差しになろうとしながら前に出る。稀勢の里、俵に詰まり、左から突く。琴奨菊、土俵に転がる。

(10) 玉鷲戦 ○寄り切り 7.0秒
 玉鷲、先に左手をつき、相手が手をつく前に突っ掛ける。2度目、玉鷲、先に左手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと両手をつき、右から張って左を差す。玉鷲、上体が起き、右で差し手を抱えて右に回り、左筈を脇にあてる。稀勢の里、左下手を取り、前に出る。玉鷲、右小手投げに行こうとするが、左足が俵の外に滑り出る。

(11) 嘉風戦 ○送り出し 9.5秒
 嘉風、仕切り線少し後方で先に両手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。嘉風、頭から踏み込む。稀勢の里、左肘を固めて当たる。嘉風、右肘でかち上げ気味に当たり、突っ張りながら前に出る。稀勢の里、俵に詰まり、右で小手投げ気味に振って右に回り、体を入れ替える。嘉風、左差しで一気に前に出る。稀勢の里、土俵際、左から突き、相手の後ろについて腰を押す。嘉風、俵の外に出る。

(12) 荒鷲戦 ○寄り切り 3.3秒
 荒鷲、先に手をつく。稀勢の里、仕切り線後方で両手をサッとつき、左肘を固めて踏み込む。荒鷲、低く当たって左上手前廻しに手を掛けるが切れる。稀勢の里、左を差して前に出る。荒鷲、右上手を取り、土俵際右上手投げに行こうとするが廻しが切れる。稀勢の里、左差し手を突きつけて体を預ける。荒鷲、俵の外に出る。その後、荒鷲、土俵下に飛び落ち、稀勢の里、俵の外に転がる。

(13) 日馬富士戦 ●寄り倒し 3.1秒
 稀勢の里、先に手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと手をつく。稀勢の里、素早く立ち、右手を出して頭を下げる。日馬富士、低く踏み込み、両差しになり、左下手を取って一気に前に出る。稀勢の里、外から抱えて俵に詰まり、右で首を巻いて左から小手に振ろうとする。日馬富士、右差し手を突きつけて体を預ける。稀勢の里、土俵下に転がり落ちる。勝負後、稀勢の里、左肩を押さえて苦悶の表情を浮かべ、土俵に戻れず。

(14) 鶴竜戦 ●寄り切り 2.7秒
 両者、ほぼ同時にサッと手をつく。鶴竜、頭から踏み込もうとする。稀勢の里、右から張る。鶴竜、両差しになり、両下手を取って前に出る。稀勢の里、力なく俵を割る。

(楽) 照ノ富士戦 ○突き落し 13.7秒
 照ノ富士、手をサッとついて突っ掛ける。2度目、稀勢の里、仕切り線少し後方で先に手をつく。照ノ富士、仕切り線少し後方でサッと手をつく。稀勢の里、素早く立ち、右手で相手の肩を押さえる。照ノ富士、左を差す。稀勢の里、右で首を巻く。照ノ富士、両差しになり、左下手を取って前に出る。稀勢の里、右で小手に巻き、体を開いて右小手投げ。照ノ富士、右肘から土俵に落ちる。その後、稀勢の里、土俵下に転がり落ちる。

<優勝決定戦>照ノ富士戦 ○小手投げ 3.4秒
 照ノ富士、手をサッとついて突っ掛ける。2度目、稀勢の里、仕切り線少し後方で先に手をつく。照ノ富士、仕切り線少し後方でサッと手をつく。稀勢の里、素早く立ち、右手で相手の肩を押さえる。照ノ富士、左を差す。稀勢の里、右で首を巻く。照ノ富士、両差しになり、左下手を取って前に出る。稀勢の里、右で小手に巻き、体を開いて右小手投げ。照ノ富士、右肘から土俵に落ちる。その後、稀勢の里、土俵下に転がり落ちる。

《2017年春場所取組内容・目次へ》