2017年04月08日

照ノ富士 2017年春(三月)場所取組内容

201703-てるのふじ

先場所は、4勝11敗の成績だった。→先場所の取組内容
4度目の角番で迎えた今場所、初日は蒼国来を寄り切って白星発進。
そのまま白星を連ね、五日目まで5連勝。(→三日目松鳳山戦→五日目貴ノ岩戦後
六日目、同じく初日から5連勝と好調の 関脇 高安と対戦。押し出されて初黒星を喫する。本人によると、立合いの呼吸が合わず、先に立った感じになって体が浮いたよう。(→日刊スポーツ関連記事 記事が表示されない場合は→こちら
七日目、豪風を豪快に吊り出して連敗回避。(→豪風戦
再び白星を連ね、九日目に勝ち越して角番脱出。
十三日目、横綱鶴竜を34秒の相撲の末に寄り切って勝利。この日、全勝で単独トップだった新横綱 稀勢の里に兄弟子の日馬富士が土をつけ、トップに並ぶ。(→照ノ富士から日馬富士への水付け→取組後支度部屋コメント
十四日目、今場所二桁勝利を上げれば大関復帰となる 関脇 琴奨菊と対戦。立合い変化で叩き込んで勝つ。この取組により、琴奨菊の二桁勝利は無くなり、館内は照ノ富士へのやじが飛ぶ異様なムードに。また、やじの中には「モンゴルへ帰れ」など差別的なものがあったと報じられる。(→サンケイスポーツ【照ノ富士への“差別的”なヤジ 「事実確認し適切に対応」と文科相】 記事が表示されない場合は→こちら)この日、稀勢の里が連敗したことで、照ノ富士が単独トップに。(→取組後支度部屋コメント
千秋楽、1差をつけている横綱 稀勢の里と直接対戦。勝てば優勝の一番で、土俵際での突き落としで敗れ、13勝2敗で星が並び、優勝は決定戦に持ち込まれる。(→稀勢の里戦
優勝決定戦では、両差しで前に出るも、土俵際の小手投げで倒され、惜しくも優勝を逃す。(→優勝決定戦
照ノ富士は、十三日目の横綱鶴竜戦で、痛めていた膝をまた負傷したようで、十四日目の琴奨菊戦、千秋楽の連敗に影響があったと想像される。(→日刊スポーツ【照ノ富士V逸、連日ブーイング「やっと終わった」】 記事が表示されない場合は→こちら



(初) 蒼国来戦 ○寄り切り 10.8秒
 蒼国来、先に左手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、右手を出してやや左へ踏み出す。照ノ富士、踏み込む。蒼国来、突き放す。照ノ富士、前に出ながら右を差し、左上手に手を伸ばす。蒼国来、右を差して右下手を取る。照ノ富士、左上手を取る。蒼国来、右下手を持って少し右に回る。一呼吸後、照ノ富士、左上手を引きつけ、相手を浮かせながら前に出る。蒼国来、俵を割り、両者、土俵下に落ちる。

(2) 玉鷲戦 ○押し出し 7.5秒
 照ノ富士、少し動く。玉鷲、それに合わせて手をつこうとして止め、腰を上げる。2度目、玉鷲、先に左手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと両手をつき、右肘を固めて踏み込む。玉鷲、右手を出して頭から踏み込み、右喉輪で押し上げる。照ノ富士、一瞬仰け反るが堪え、左上手に手を伸ばすが取れず。玉鷲、押し上げ、右から突く。照ノ富士、前のめりになるが堪え、左上手を取る。玉鷲、下がりながら右で相手の上手を切るが俵に詰まる。照ノ富士、相手の腹を押す。玉鷲、土俵下に飛び落ちる。

(3) 松鳳山戦 ○押し倒し 8.2秒
 松鳳山、先に右手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。松鳳山、両腕を内に入れて踏み込む。照ノ富士、左上手前廻しを探る。松鳳山、引いて廻しを与えず、右に回って左喉輪で押し上げる。照ノ富士、右で相手の腕を外し、突き放す。両者、体が離れる。照ノ富士、左から張り、右肘を固めて当たり、右を差そうとする。松鳳山、左肘を固めて差させず。照ノ富士、叩きながら右に回り、押しながら前に出る。松鳳山、俵に詰まって仰け反る。照ノ富士、そこを押す。松鳳山、俵の外に尻餅をつく。

(4) 嘉風戦 ○寄り切り 3.0秒
 嘉風、先に両手をつく。照ノ富士、手をサッとついて立つ。嘉風、立てず。2度目、嘉風、先に両手をつく。照ノ富士、手をサッとつき、右腕を内に入れて踏み込む。嘉風、両肘を固めて頭から当たる。照ノ富士、左上手前廻しを取って前に出る。嘉風、右差し手を抜いて右から突こうとする。照ノ富士、相手の左側について前に出る。嘉風、土俵下に飛び落ちる。

(5) 貴ノ岩戦 ○寄り切り 9.5秒
 貴ノ岩、先に右手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。貴ノ岩、右肘を固めて低く踏み込む。照ノ富士、右肘を固めて低く踏み込み、左上手前廻しを取る。貴ノ岩、腰を引いて相手の廻しを切り、叩きながら右へ回る。照ノ富士、向き直る。貴ノ岩、左上手に手を伸ばして取り、右を差す。照ノ富士、相手の上手を切り、左で差し手を抱えて前に出る。貴ノ岩、左上手を取り直し、右下手も取るが土俵際。照ノ富士、仰け反りながら相手を浮かせ、寄り切る。

(6) 高安戦 ●押し出し 3.6秒
 高安、先に右手をつく。照ノ富士、時をおき、仕切り線後方で両手をサッと動かし、両者、ほぼ同時に立つ。照ノ富士、右腕を内に入れて踏み込む。高安、両肘を固めて当たり、左、右と喉輪で押し上げながら前に出る。照ノ富士、俵に詰まり、左で相手の喉輪を外しながら左へ回ろうとする。高安、逃さず押す。照ノ富士、土俵下に落ちる。

(7) 豪風戦 ○吊り出し 10.1秒
 豪風、仕切り線少し後方で先に両手をつく。照ノ富士、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。豪風、右手を出して頭から踏み込む。照ノ富士、左から張り、右を差し、左上手に手を伸ばしながら前に出る。豪風、左を巻き替えようとするがならず。照ノ富士、左上手、右下手を取る。豪風、右を差して右半身の体勢。照ノ富士、両廻しを引きつけ、相手を高々と吊り上げて前に出る。豪風、土俵外に下ろされる。

(中) 御嶽海戦 ○押し出し 3.1秒
 御嶽海、先に手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと手をつく。御嶽海、素早く立ち、右手を出し、左肘を固めて頭から踏み込む。照ノ富士、左上手に手を伸ばすが取れず。御嶽海、両差しになろうとする。照ノ富士、右で極めながら前に出る。御嶽海、下がって体を離す。照ノ富士、乗じて前に出ながら押す。御嶽海、土俵下に落ちる。

(9) 勢戦 ○寄り切り 11.9秒
 勢、先に右手をつく。照ノ富士、両手をサッとつく。勢、両肘を固めて踏み込む。照ノ富士、踏み込んで左上手前廻しを取り、右で押っ付けながら前に出る。勢、左差し手を抜き、土俵際、右から掬い投げに行こうとする。照ノ富士、左上手を深くして堪える。勢、右差しで前に出、右下手を取る。照ノ富士、左上手投げで振る。勢、堪える。照ノ富士、更に左上手で振り、上手を引きつけ、右差し手を返しながら寄る。勢、腰が伸びて俵を割る。

(10) 正代戦 ○上手投げ 27.3秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。照ノ富士、手をサッとついて素早く立ち、左上手前廻しを狙う。正代、両肘を固めて当たり、腰を引いて相手に上手を与えず。照ノ富士、左押っ付けから左を差す。正代、左差し手を返して頭をつけ、右で押っ付ける。照ノ富士、左下手を取り、右から絞りながら上手前廻しを探る。正代、右を巻き替えて両差しになる。照ノ富士、左上手を引きつけて前に出る。正代、右に回る。照ノ富士、左上手を持ち、右で押っ付けながら前に出る。正代、左差し手を抜き、俵に足を掛けながら両廻しを探る。照ノ富士、腰を引いて廻しを与えず、体を開いて左上手で投げ捨てる。正代、土俵に落ちる。

(11) 荒鷲戦 ○上手投げ 39.8秒
 荒鷲、仕切り線少し後方で先に右手をつく。照ノ富士、両手をサッと動かして立ち、右肘を固めて踏み込む。荒鷲、右肘を固めて当たる。照ノ富士、左上手前廻しを取る。荒鷲、頭をつけ、右差し手を抜いて右上手を取り、左下手も取る。照ノ富士、左下手を深くし、腰を振って相手の下手を切る。荒鷲、右上手を引きつける。照ノ富士、右を巻き替えて両差しになる。荒鷲、両上手を引きつけて前に出る。照ノ富士、俵に両足を掛け、右差し手を大きく返して相手の左上手を切る。荒鷲、左腕がバンザイになり、右上手で土俵内へ振り、左上手を取り直す。照ノ富士、右差し手を返して前に出、左差し手を抜いて左上手を取る。荒鷲、左に回って土俵内へ戻る。両者、土俵中央で右四つ、両廻しを取る体勢で止まる(約11秒間)。照ノ富士、相手を吊り上げて前に出る。荒鷲、土俵際、右下手投げに行く。照ノ富士、少し下がって左上手投げ。荒鷲、土俵に転がる。

(12) 遠藤戦 ○浴せ倒し 15.6秒
 遠藤、仕切り線少し後方で先に右手をつく。照ノ富士、手をサッとつく。遠藤、頭から踏み込む。照ノ富士、左から張り、右肘でかち上げ、左を差そうとする。遠藤、右に回り、右喉輪で押し上げる。照ノ富士、喉輪を外し、右を差す。遠藤、すぐに左を巻き替え、差し手を返す。照ノ富士、肩越しの右上手を取る。遠藤、右も差して両差しになり、両下手を取ってがぶり寄る。照ノ富士、右上手を持ち、左で差し手を抱えながら俵に両足を掛けて堪え、腹を突き出すように前に出、右膝を相手の左足にあてて足を送らせないようにする。遠藤、体勢を崩して土俵に倒れる。照ノ富士、その上に乗る。

(13) 鶴竜戦 ○寄り切り 33.9秒
 照ノ富士、先に両手をつく。鶴竜、手をサッとつき、右肘を固めて頭から踏み込む。照ノ富士、右を差す。鶴竜、左を巻き替える。照ノ富士、前に出ながら右上手を取る。鶴竜、両下手を取る。照ノ富士、両上手を引きつけて前に出る。鶴竜、土俵際堪えて中に戻る。両者、少し止まる(約2秒間)。鶴竜、両下手を引きつけて前に出ようとする。照ノ富士、左を巻き替えて差し、両廻しを取り、左肘を張って相手の上手を切ろうとする。鶴竜、その機に再び右を差して両下手になり、前に出て右足外掛けに行く。照ノ富士、少し下がって足を外し、右上手が離れるが再び取る。両者、土俵中央、鶴竜は両下手、照ノ富士は両上手の体勢で止まる(約5秒間)。照ノ富士、両上手を引きつけて前に出る。鶴竜、土俵際堪える。照ノ富士、右上手を引きつけて寄る。鶴竜、土俵下に落ちる。

(14) 琴奨菊戦 ○叩き込み 0.9秒
 照ノ富士、先に両手をつく。琴奨菊、手をつこうと動く。照ノ富士、突っ掛ける。2度目、照ノ富士、先に両手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつき、頭から踏み込む。照ノ富士、その場で立ち、叩きながら右に変わる。琴奨菊、前に落ちて土俵に転がる。

(楽) 稀勢の里戦 ●突き落し 13.7秒
 稀勢の里、仕切り線少し後方で先に手をつく。照ノ富士、仕切り線少し後方で両手をサッとついて立ち、踏み込む。稀勢の里、遅れて左肘を固めてその場で立ち、右にずれて当たる。照ノ富士、左を差してついて行く。式守伊之助が止める。2度目、稀勢の里、先に手をつく。照ノ富士、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。稀勢の里、左に変わる。照ノ富士、右を差して向き直る。稀勢の里、右喉輪で押し上げ、左を巻き替えて差す。照ノ富士、頭をつけて右で押っ付ける。稀勢の里、右足が俵に掛かる。照ノ富士、叩きながら体を離す。稀勢の里、押しながら前に出、左を差す。照ノ富士、左差し手を返し、右で押っ付け、右上手前廻しを取って引きつけながら前に出る。稀勢の里、左差し手を抜き、土俵際、右に回りながら右で突く。照ノ富士、土俵に落ちる。

<優勝決定戦>稀勢の里戦 ●小手投げ 3.4秒
 照ノ富士、手をサッとついて突っ掛ける。2度目、稀勢の里、仕切り線少し後方で先に手をつく。照ノ富士、仕切り線少し後方でサッと手をつく。稀勢の里、素早く立ち、右手で相手の肩を押さえる。照ノ富士、左を差す。稀勢の里、右で首を巻く。照ノ富士、両差しになり、左下手を取って前に出る。稀勢の里、右で小手に巻き、体を開いて右小手投げ。照ノ富士、右肘から土俵に落ちる。その後、稀勢の里、土俵下に転がり落ちる。

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