2017年04月15日

勢 2017年春(三月)場所取組内容

201703-いきおい

前頭3枚目だった先場所は、8勝7敗の成績だった。→先場所の取組内容
場所前、祖母のふるさとである福井県若狭町のふるさと大使に任命される。(→ニュース記事 記事が表示されない場合は→こちら→NHK福井放送局アナウンサー・キャスターのひとりごと 記事が表示されない場合は→こちら
前頭筆頭で迎えたご当所場所、初日は同じ大阪府出身の大関 豪栄道と対戦。上手出し投げで敗れて黒星発進。
二日目、横綱 日馬富士戦は物言いがつくも、叩き込みで敗れる。三日目、横綱 鶴竜に敗れて3連敗。
四日目、横綱白鵬戦は、物言いがつく微妙な相撲ながら、寄り倒しで勝って初日を出し、3個目の金星を獲得する。(→白鵬戦→殊勲インタビューを受ける勢) しかしこの取組で、右腕上腕の筋肉を断裂を痛めていたことが後で明らかに。(→日刊スポーツ記事 記事が表示されない場合は→こちら
五日目、新横綱の稀勢の里に寄り切られてから黒星が連なり、十日目まで6連敗。負け越しが決まる。
十一日目、今場所大関復帰を懸ける 関脇 琴奨菊を叩き込んで2勝目。
十二日目、小結 正代を引き落として連勝。この白星が通算400勝目となる。
十三日目、豪風戦は今場所3回目の物言いがつく相撲となるが、叩き込みで敗れて10敗目。「物言い」3回は、今場所、隠岐の海と並んで幕内で最多。(→2017年3月(春)場所 幕内取組 各種データ順位
十四日目、千秋楽と連勝。5勝10敗で今場所を終える。
負け越しは昨年九月場所以来、3場所ぶり。



(初) 豪栄道戦 ●上手出投 2.4秒
 豪栄道、先に右手をつく。勢、仕切り線後方で両手をサッとつく。豪栄道、頭から低く踏み込む。勢、右肩から踏み込む。豪栄道、左上手前廻しを取り、右で頭を叩きながら左に開く。勢、向き直ろうとするが、左足が送れず体勢を崩す。豪栄道、そこを押す。勢、尻餅をついて土俵に転がる。

(2) 日馬富士戦 ●叩き込み 4.5秒
 勢、先に右手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと両手をつく。勢、素早く立ち、両腕を内に入れて踏み込む。日馬富士、頭から踏み込み、右喉輪で相手を起こし、再び頭から当たって押しながら前に出る。勢、俵に両足を掛ける。日馬富士、大きく引き、土俵際で叩く。勢、前に飛ぶ。日馬富士、俵の上、勢、土俵に落ちて転がり、両者、土俵下に落ちる。軍配、日馬富士。「物言い」がつき、協議の結果、日馬富士の足が残っていると判断、「軍配通り」日馬富士の勝ち。

(3) 鶴竜戦 ●寄り切り 19.4秒
 勢は仕切り線後方で、鶴竜は仕切り線上で、両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。鶴竜、頭から低く踏み込む。勢、両差しを狙う。鶴竜、突っ張る。勢、突き返し、押し上げながら前に出る。鶴竜、土俵際、両差しになる。勢、右小手投げで振る。鶴竜、左差しで前に出、深い左下手を取る。勢、俵に詰まるが、左を差して中に戻る。鶴竜、深い左下手を持ち、右上手も取って両廻し。勢、右上手に手を伸ばすが取れず。鶴竜、両廻しを引きつけて前に出る。勢、俵に両足を掛ける。鶴竜、寄り立てる。勢、俵に両足を掛けて左差し手を返しながら堪え、右から突き落とそうとする。鶴竜、構わず寄る。勢、土俵下に落ちる。

(4) 白鵬戦 ○寄り倒し 4.9秒
 勢、先に右手をつく。白鵬、右、左とサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。白鵬、右肘を固めてぴょんと立ち、右肘から当たって左上手前廻しを探るが取れず、右を差す。勢、左で押っ付けて前に出る。白鵬、ずるずる下がって左足が俵に詰まる。勢、右差し、左押っ付けで寄る。白鵬、上体が起き、左から小手投げに行く。両者、俵の外に倒れ、白鵬、土俵下に落ちる。軍配、勢。勝ち名乗りを受けた後に「物言い」。勢の手が落ちるのが早いか協議した結果、「勢の手がつく前に白鵬の体がなくなっている」と判断、「軍配通り」勢の勝ちとなる。

(5) 稀勢の里戦 ●寄り切り 25.8秒
 勢、先に右手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。勢、右肘を固めて低く当たる。稀勢の里、左肘を固めて当たり、左を差し勝つ。勢、頭をつけ、右押っ付けから上手を探る。稀勢の里、左下手を取り、腰を振って相手の上手を切る。勢、右で小手に巻いて右に回りながら小手に振る。稀勢の里、下手が切れるが左差し手を返して堪える。勢、右上手を探るが取れず。稀勢の里、前に出ながら右上手を探る。勢、土俵際を右へ回り、中に戻る。稀勢の里、左下手で後ろ廻しを取り、前に出ながら右上手を探る。勢、腰を引いて相手に上手を与えず、土俵際、右小手投げで振る。稀勢の里、すこし振られるが左差し手を返して堪え、再び左後ろ廻しを取り、じりじり前に出る。勢、俵に両足を掛け、右で押っ付けながら堪える。稀勢の里、左下手を持って休まず寄り立て、深い右上手も取る。勢、右に回り込もうとするがならず、俵を割る。

(6) 蒼国来戦 ●叩き込み 6.3秒
 勢、先に右手をつく。蒼国来、仕切り線少し後方で左手をつき、右手をサッとついて立ち、右肘を固めてやや左へ踏み込む。勢、少し遅れて立ち、両腕を交差させて当たる。両者、押しながら差し手争い。蒼国来、叩きながら引く。勢、足がついて行かずに前に飛ぶ。勢、土俵に落ち、蒼国来、俵の中で残してから土俵下に落ちる。

(7) 玉鷲戦 ●押し出し 5.0秒
 勢、先に手をつく。玉鷲、両手をサッとつく。勢、右肩から踏み込む。玉鷲、頭から踏み込み、突き放しながらどんどん前に出る。勢、俵に詰まる。玉鷲、休まず突っ張り、押す。勢、俵の外に出る。

(中) 高安戦 ●下手投げ 54.7秒
 勢、先に手をつく。高安、仕切り線後方でサッと手をつき、両腕を内に入れて踏み込む。勢、右肘を固めて頭から当たる。高安、突き放し、少し引く。勢、乗じて前に出る。高安、再び突っ張る。勢、相手の手を叩く。高安、左を差す。勢、右押っ付けから右上手を取る。高安、左半身で左下手を取り、腰を振って相手の上手を切り、左下手を深くして胸を合わせる。両者、左四つ、高安が左下手を持った体勢で、しばらく止まる(約16秒間)。勢、右で小手に巻く。高安、右上手に手を伸ばす。勢、腰を捻って上手を与えず。高安、左下手を持って前に出る。勢、俵に両足を掛け、右上手を探るが取れず、左差し手を返し、俵伝いに右へ回りながら左で頭を押さえて右小手投げに行く。高安、堪えて中に戻る。両者、土俵中央、左四つで足が止まり、高安が何度か右上手に手を伸ばすが取れず(約19秒間)。高安、機を見て体を開き、左下手投げ。勢、土俵に落ちる。

(9) 照ノ富士戦 ●寄り切り 11.9秒
 勢、先に右手をつく。照ノ富士、両手をサッとつく。勢、両肘を固めて踏み込む。照ノ富士、踏み込んで左上手前廻しを取り、右で押っ付けながら前に出る。勢、左差し手を抜き、土俵際、右から掬い投げに行こうとする。照ノ富士、左上手を深くして堪える。勢、右差しで前に出、右下手を取る。照ノ富士、左上手投げで振る。勢、堪える。照ノ富士、更に左上手で振り、上手を引きつけ、右差し手を返しながら寄る。勢、腰が伸びて俵を割る。

(10) 御嶽海戦 ●送り出し 2.2秒
 勢、先に右手をつく。御嶽海、両手をサッとつく。勢、素早く立ち、右肩から踏み込む。御嶽海、左に動いて左で後ろ廻しを取り、出し投げで後ろについて送り出す。

(11) 琴奨菊戦 ○叩き込み 5.2秒
 勢、先に手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつく。勢、素早く立ち、両腕を内に入れて踏み込む。琴奨菊、左へ変わって左上手を狙う。勢、向き直って右を差す。琴奨菊、左押っ付けで前に出る。勢、土俵際、左で叩いて右に開く。琴奨菊、土俵に落ちる。

(12) 正代戦 ○引き落し 14.7秒
 勢、先に右手をつく。正代、仕切り線後方でサッと手をつく。勢、素早く立って右肩から踏み込む。正代、両肘を固めて当たる。勢、右を差そうとする。正代、左を差し勝ち、左下手を取って前に出る。勢、右上手を取り、土俵際、右上手で振る。正代、右も差して前に出る。勢、下がりながら右を巻き替えて差すが、俵に詰まる。正代、左上手で土俵内に振り回す。勢、再び俵に詰まるが、相手の上手を切って押す。正代、俵に詰まる。勢、引いて体を離す。正代、土俵に落ちる。勢、鼻から出血。

(13) 豪風戦 ●叩き込み 2.6秒
 勢、先に手をつく。豪風、仕切り線後方でサッと手をつき、右手を出して頭から踏み込む。勢、右を差す。豪風、左に回って土俵際で叩く。勢、前に飛び、豪風、土俵下に飛び落ちる。木村容堂、軍配を豪風に上げる。「物言い」がつき、豪風の体が先に飛んでいるか協議した結果、藤島審判長は「豪風が飛ぶ前に、勢の手がついている」と説明、「軍配通り」豪風の勝ち。

(14) 貴ノ岩戦 ○下手出投 21.2秒
 勢、先に右手をつく。貴ノ岩、手をサッと動かし、右肘を前に出して踏み込む。勢、右肩から当たる。貴ノ岩、左上手前廻しを取り、右を差す。勢、左押っ付けで前に出、右上手を探るが取れず、右で突きながら引き、右を差す。貴ノ岩、左上手を離さず。勢、右下手を取る。貴ノ岩、左上手を持って左へ回る。勢、右下手を持って右半身の体勢。両者、少し止まる(約6秒間)。貴ノ岩、左上手を引きつけて頭をつける。勢、体を開いて右下手出し投げ。貴ノ岩、土俵に這う。

(楽) 魁聖戦 ○突き落し 15.1秒
 魁聖、先に両手をつく。勢、腰を下ろし、仕切り線後方でサッと手をつく。魁聖、両腕を内に入れる。勢、左肘を固めて踏み込み、両差しになろうとする。魁聖、両上手前廻しを取って前に出る。勢、左差し手を抜き、土俵際、右差し手を返しながら相手の両廻しを切り、右に回って中に戻る。魁聖、左上手を取り直し、引きつけて前に出る。勢、土俵際、右から掬う。魁聖、左上手を持って堪え、右差し手を返しながら寄る。勢、左に開いて左から突き落としに行く。魁聖、土俵に転がる。

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