2017年04月16日

蒼国来 2017年春(三月)場所取組内容

201703-そうこくらい

前頭10枚目だった先場所は、幕内で初めて12勝3敗の成績を上げた。→先場所の取組内容
自己最高位の前頭2枚目で迎えた今場所、初日は角番大関照ノ富士に寄り切られて黒星発進。
二日目、横綱白鵬に寄り切られて連敗。
三日目、初めて結びの土俵に上がる。横綱 日馬富士と対戦し、叩き込みで勝ち、初日を出すとともに 初の金星を獲得。33歳2か月での初金星は、外国出身力士では史上最年長。2011年4月に八百長を疑われて解雇され、裁判で解雇無効を勝ち取って2013年7月場所で復帰。その約2年のブランクを 乗り越えての金星。(→殊勲インタビュー
四日目は新横綱 稀勢の里に、五日目は横綱 鶴竜に敗れて連敗。
六日目、勢を叩き込んで2勝目。
七日目、関脇 高安、中日 大関復帰を目指す 関脇 琴奨菊に敗れて再び連敗。
九日目、関脇 玉鷲を送り出して3勝目。
十日目、松鳳山に寄り切られて7敗目。後がなくなる。
十一日目、小結 正代に寄り切られて負け越し決定。
十二日目、北勝富士を肩透かしで倒して4勝目。
十三日目は小結御嶽海に寄り切られて9敗目。
十四日目、御嶽海戦では、相手のいなしに泳ぐも俵の上で残ったかに見えたが、足が出たとして取組を止められて10敗目。VTRでは、控え力士の頭で、出たとされる蒼国来の爪先が見えなかった。(→その画像
千秋楽、旭秀鵬に寄り切られ、4勝11敗で今場所を終える。
負け越しは昨年九月場所以来、3場所ぶり。



(初) 照ノ富士戦 ●寄り切り 10.8秒
 蒼国来、先に左手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、右手を出してやや左へ踏み出す。照ノ富士、踏み込む。蒼国来、突き放す。照ノ富士、前に出ながら右を差し、左上手に手を伸ばす。蒼国来、右を差して右下手を取る。照ノ富士、左上手を取る。蒼国来、右下手を持って少し右に回る。一呼吸後、照ノ富士、左上手を引きつけ、相手を浮かせながら前に出る。蒼国来、俵を割り、両者、土俵下に落ちる。

(2) 白鵬戦 ●寄り切り 5.5秒
 蒼国来、先に左手をつく。白鵬、右、左手を手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、両肘を固める。白鵬、固めた右肘から当たり、すぐに左上手前廻しを取る。蒼国来、左上手に手を掛ける。白鵬、腰を左へ遠ざけて相手の上手を切り、左上手を引きつけ、右差し手を返す。蒼国来、両廻しに手を掛ける。白鵬、前に出ながら相手の上手を切り、土俵際で腰を下ろす。蒼国来、上体が起きて土俵下に落ちる。

(3) 日馬富士戦 ○叩き込み 6.4秒
 両者、仕切り線少し後方でほぼ同時にサッと手をついて立つ。日馬富士、左手を出して低く踏み込む。蒼国来、やや右に踏み出して左を差す。日馬富士、右押っ付け、左喉輪で前に出る。蒼国来、土俵際、右から突いて体を離す。日馬富士、向き直って押す。蒼国来、左をのぞかせる。日馬富士、叩きながら左へ回り、左上手に手を伸ばすが取れず、押しながら前に出ようとする。蒼国来、そこを叩きながら引く。日馬富士、体が飛び、蒼国来、俵の上で残す。日馬富士、土俵に落ちる。蒼国来、初金星獲得。

(4) 稀勢の里戦 ●寄り切り 9.4秒
 蒼国来、仕切り線後方で先に左手をつく。稀勢の里、仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、右肘を固めて低く踏み込む。稀勢の里、左肘を固めて当たり、左で差し手争いをしながら前に出る。蒼国来、左差しで土俵際を左へ回る。稀勢の里、前に出ながら深い右上手を取り、引きつけながら前に出る。蒼国来、土俵際、右で相手の左手首を掴み上げながら堪え、深い左下手を取る。稀勢の里、伸びた右上手を持ち、左を差し込んで差し手を返しながら寄る。蒼国来、上体が起きて俵の外に出る。

(5) 鶴竜戦 ●押し出し 3.5秒
 蒼国来、先に左手をつく。鶴竜、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。鶴竜、両手を出して低く当たり、相手の顔を押し上げながら前に出る。蒼国来、相手の左喉輪を外すが、土俵際。鶴竜、相手の胸に突っ張り、腹を押す。蒼国来、土俵下に落ちる。

(6) 勢戦 ○叩き込み 6.3秒
 勢、先に右手をつく。蒼国来、仕切り線少し後方で左手をつき、右手をサッとついて立ち、右肘を固めてやや左へ踏み込む。勢、少し遅れて立ち、両腕を交差させて当たる。両者、押しながら差し手争い。蒼国来、叩きながら引く。勢、足がついて行かずに前に飛ぶ。勢、土俵に落ち、蒼国来、俵の中で残してから土俵下に落ちる。

(7) 高安戦 ●突き出し 2.8秒
 高安、先に右手をつく。蒼国来、仕切り線かなり後方でサッと手をつき、右肘を固めて踏み込み、左上手前廻しを狙う。高安、両肘を固めて当たり、相手を弾く。蒼国来、体が浮いて土俵際。高安、突っ張って土俵外に出す。

(中) 琴奨菊戦 ●寄り切り 19.9秒
 蒼国来、先に左手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、右肘を固め、やや左へ踏み出す。琴奨菊、左肘を固め、右で相手の左腕を引っ張り込む。蒼国来、左差し手を返し、右を差そうとしながら前に出る。琴奨菊、左で差し手争いをし、前に出ながら左を差し込み、がぶる。蒼国来、土俵際を左へ回って堪えようとする。琴奨菊、休まず前に出る。蒼国来、俵の外に出る。

(9) 玉鷲戦 ○送り出し 8.0秒
 蒼国来、仕切り線少し後方で先に左手をつく。玉鷲、左手をつき、右手をサッとついて素早く立ち、両手を出して頭から踏み込む。蒼国来、右肘を固めて当たる。玉鷲、突っ張りながら前に出る。蒼国来、下からあてがい、土俵際を右へ回る。玉鷲、右喉輪で押し出そうとする。蒼国来、相手の右腕を手繰っていなす。玉鷲、前に泳ぎ、俵の上左足一本で傾く。蒼国来、そこを後ろから押す。玉鷲、俵の外に出る。

(10) 松鳳山戦 ●寄り切り 4.6秒
 蒼国来、サッと手をついて突っ掛ける。2度目、松鳳山、先に右手をつく。蒼国来、仕切り線後方でサッと手をつき、素早く立って右肘から踏み込む。松鳳山、左肘を固めて当たり、突き放し、右から張り、左を差して前に出る。蒼国来、俵に詰まる。松鳳山、右で相手の顔を押し上げる。蒼国来、左で首を巻くが、土俵下に落ちる。

(11) 正代戦 ●寄り切り 6.2秒
 正代、先に両手をつく。蒼国来、左手をつき、右手をサッとついてやや左へ踏み出し、左肘を固めて右手を出しながら当たる。正代、右肘でかち上げ、左を差して前に出る。蒼国来、頭をつけて右で押っ付ける。正代、右もねじ込みながら寄る。蒼国来、上体が起きて土俵下に落ちる。

(12) 北勝富士戦 ○肩透かし 12.3秒
 北勝富士、仕切り線少し後方で先に右手をつく。蒼国来、仕切り線少し後方で左手をつき、時をおき、右手をサッとついて素早く立つ。北勝富士、遅れて立ち、頭から当たる。しかし、行司 木村庄太郎が止める。2度目、北勝富士、仕切り線少し後方で先に右手をつく。蒼国来、仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、左肘を固めてやや右へ踏み出す。北勝富士、やや右にずれて頭から当たり、突き放しながら前に出る。蒼国来、右を差す。北勝富士、少し引いて体を離し、左で後ろ廻しに手を掛ける。蒼国来、向き直って上手を与えず、右を差す。北勝富士、左で押っ付け、右喉輪で押し上げる。蒼国来、相手の右腕を手繰って左へ回る。両者、体が離れる。北勝富士、前に出る。蒼国来、左をのぞかせ、右で叩いて肩透かし。北勝富士、右足を大きく上げて土俵に落ちる。

(13) 御嶽海戦 ●寄り切り 15.0秒
 御嶽海、先に右手をつく。蒼国来、仕切り線後方で両手をサッとついて立ち、右肘を固めて踏み込む。御嶽海、左手を出し、右肘を固めて当たり、前に出る。蒼国来、土俵際を右へ回る。御嶽海、押し上げながら前に出る。蒼国来、相手の左腕を手繰りながら右へ回る。御嶽海、右を差し、取られていたひだりうでを抜く。蒼国来、左上手を取る。御嶽海、右差し、左押っ付けで寄る。蒼国来、上体が起きて俵を割る。

(14) 豪風戦 ●引き落し 14.1秒
 豪風、先に左手をつく。蒼国来、左手をつく。豪風、立とうとするが止めて手を戻す。蒼国来、手を戻す。豪風、手をつく。蒼国来、仕切り線後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、踏み込んで左を差す。豪風、頭から当たる。蒼国来、右で顔を押す。豪風、左で脇を突き放す。両者、押し合う。豪風、叩きながら土俵際を左へ回る。蒼国来、ついて行き、押しながら前に出る。豪風、土俵際、相手の腕を叩いて左へ大きく開く。蒼国来、前に泳ぎ、俵の上で残して向き直る。豪風、右押っ付けで前に出る。しかし、土俵下の田子ノ浦審判らが手を上げていることに気づき、行司 木村容堂が止める。蒼国来が俵の上で残したと見えたときに、足が出ていたよう。

(楽) 旭秀鵬戦 ●寄り切り 7.6秒
 旭秀鵬、先に手をつく。蒼国来、仕切り線後方でサッと手をつく。旭秀鵬、踏み込んで右を差し、深い左上手を取る。蒼国来、左上手、深い右下手を取る。両者、廻しを引きつけ合う。旭秀鵬、右差し手を返し、左上手を引きつけて前に出る。蒼国来、俵を割る。

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