玉鷲 2014年名古屋(七月)場所取組内容

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四日目まで2勝2敗と五分の星。
五日目から白星が出ず、中日からは上位戦が続いて8連敗。十日目に早くも負け越しが決まる。
十三日目に安美錦を押し倒して連敗を止めるが、このとき行司木村玉光が転倒して右足を捻挫、翌日から休場。安美錦も古傷の膝を痛める。
そこから白星を上げられず、3勝12敗で今場所を終える。
二桁負けは、3月場所以来2場所ぶり。

(初) 大砂嵐戦 ●叩き込み 1.8秒
 大砂嵐、素早く立つ。玉鷲、両手を出しながら左にずれる。大砂嵐、右かち上げで相手を起こす。玉鷲、左から突いて体を離し、前に出ようとする。大砂嵐、左、右と顔を張る。玉鷲、体勢を崩す。大砂嵐、叩く。玉鷲、土俵に落ちる。

(2) 千代鳳戦 ○小手投げ 8.4秒
 千代鳳、仕切り線少し後方から踏み込む。玉鷲、低く踏み込み、顎に向かって突っ張りながら前に出る。千代鳳、下からあてがって堪えようとするが、上体が起きて俵に詰まる。玉鷲、更に顎を突き上げようとする。千代鳳、土俵際叩いて俵伝いに左に回る。玉鷲、土俵際堪えて向き直る。千代鳳、体を入れ替え、左を差して前に出る。玉鷲、右で小手に振りながら左で頭を叩く。千代鳳、堪えようとするが、右足が俵の外に滑り出る。玉鷲、気付かず、相手を後ろから押す。千代鳳、土俵下に落ちる。

(3) 遠藤戦 ●寄り切り 18.4秒
 玉鷲、頭から低く踏み込む。遠藤、左を差す。玉鷲、右で押っ付け、左喉輪で押し上げる。遠藤、仰け反りながら堪える。玉鷲、更に右喉輪で押し上げる。遠藤、両手で相手の喉輪を外し、突き放す。玉鷲、突き返す。遠藤、右前廻しに手を掛け、左下手を取る。玉鷲、左を差し、右上手に手を伸ばすが取れず。遠藤、左下手を持って前に出る。玉鷲、右小手投げで振り回しながら左で頭を上から押さえつける。遠藤、土俵際、しゃがむような体勢で堪える。玉鷲、左を差す。遠藤、右上手に手を掛ける。玉鷲、左で相手の上手を切りながら下がる。遠藤、乗じて中に戻る。玉鷲、右で差し手を抱え、左で差し手争い。遠藤、右前廻しを取り、両廻しを引きつけて前に出る。玉鷲、左から突く。遠藤、少し振られるが堪え、両廻しを引きつけてがぶり、相手を起こしながら寄り切る。

(4) 妙義龍戦 ○押し出し 11.4秒
 妙義龍、右手を出しながら踏み込む。玉鷲、やや左にずれて当たる。妙義龍、向き直り、右を差す。玉鷲、左で押っ付け、右喉輪で押し上げ、左で相手の差し手を外す。妙義龍、突っ張る。玉鷲、突っ張り返すが前に出られず、少し引き、土俵際で右から張る。妙義龍、突き上げる。玉鷲、俵の上で堪え、右下手を探る。妙義龍、少し下がって廻しを与えず。玉鷲、押しながら前に出、右押っ付けで一気に前に出る。妙義龍、左下手を取って右足を俵に掛けるが堪えられず、俵の外に崩れ、土俵下に転がり落ちる。玉鷲、勢い余ってその上に乗る。

(5) 松鳳山戦 ●上手投げ 49.0秒
 松鳳山、両手突きで相手を突き起こし、左を差して前に出る。玉鷲、右で相手の差し手を抱え、左で相手の右腕を押さえる。松鳳山、右筈で押し上げながら前に出、左下手を取る。玉鷲、左足を俵に掛けて左を差す。松鳳山、右上手も取る。玉鷲、左差し手を返しながら体を入れ替え、深い左下手を取る。松鳳山、腰を左に捻って相手の下手を切って左に回る。玉鷲、左下手を取り直す。松鳳山、両廻しを持って更に左に回り、土俵中央に戻る。玉鷲、右上手に手を伸ばすが取れず。両者、左四つで止まり、松鳳山の持つ右上手は一枚で伸びている(開始12秒から約15秒間)。松鳳山、両廻しを引きつけて前に出る。玉鷲、右小手投げで振って堪える。松鳳山、両廻しを持って中に戻る。両者、土俵中央、左四つで止まる(開始33秒から約13秒間)。玉鷲、体を開き、左下手投げに行く。松鳳山、土俵際堪え、右上手投げで振る。玉鷲、右足一本で大きく傾く。松鳳山、右上手を持ったまま左で頭を押さえつけて下がる。玉鷲、土俵に落ちる。

(6) 嘉風戦 ●寄り切り 8.4秒
 嘉風、頭から踏み込む。玉鷲、頭を下げながら左にずれ、両手で肩を押さえる。嘉風、突き放す。玉鷲、上体を起こして右で突き放す。嘉風、左を深く差して前に出る。玉鷲、右で相手の差し手を抱えて左に回り、左で顎を押し上げる。嘉風、仰け反りながら左下手を取り、頭を下げて少し前に出る。玉鷲、土俵際、また左で押し上げる。嘉風、下がらず、右で相手の左腕を押し上げながら左下手を持って寄る。玉鷲、土俵下に落ちる。

(7) 常幸龍戦 ●上手投げ 13.2秒
 両者、頭から踏み込む。玉鷲、左にずれて当たり、右喉輪、更に両手で顎を押し上げる。常幸龍、仰け反って堪え、左から突く。玉鷲、頭を下げて押し上げようとする。常幸龍、両手で突き放し、右で肩を押さえながら左廻しを探るが取れず、左に回って突き放しながら前に出る。玉鷲、上体が起き、土俵際を右に回って堪え、押しながら中に戻る。常幸龍、右を差して前に出る。玉鷲、右下手を取り、下手投げで体を入れ替える。常幸龍、左上手を取って堪え、土俵際、左上手投げ。玉鷲、俵の外に落ちる。

(中) 琴奨菊戦 ●寄り切り 8.0秒
 琴奨菊、素早く踏み込む。玉鷲、低く当たり、右喉輪で押し上げながら前に出る。琴奨菊、下がって体を離す。玉鷲、素早く前に出、両手で顎を突き上げる。琴奨菊、土俵際を右に回る。玉鷲、押しながら前に出る。琴奨菊、更に右に回って体を入れ替え、左を差す。玉鷲、土俵際、右小手投げに行く。琴奨菊、乗じて前に出、左差しで寄り切る。琴奨菊、寄り切った後、相手の胸を押すが、落ちそうになった相手の右手を取って落とさず。勝負後、琴奨菊、相手の顔面が顔に入った痛みで顔をしかめる。

(9) 白鵬戦 ●送り出し 4.9秒
 白鵬、仕切り線少し後方から右肘を固めて踏み込み、右を差す。玉鷲、やや左にずれて当たり、左で押っ付け。右喉輪で押し上げる。白鵬、相手の喉輪を外し、左手を伸ばして上手を取り、すぐに体を開いて左上手出し投げを打ち、右で相手の腰を押す。玉鷲、土俵下に飛び落ちる。

(10) 日馬富士戦 ●とったり 2.0秒
 日馬富士、仕切り線少し後方から踏み込む。玉鷲、低く当たり、右喉輪で押しながら前に出る。日馬富士、両手で相手の喉輪を外しながら左に回る。玉鷲、前に飛び落ち、土俵下に転がり落ちる。

(11) 稀勢の里戦 ●浴せ倒し 45.9秒
 稀勢の里、仕切り線少し後方から素早く立って踏み込む。玉鷲、頭から低く当たり、押しながら一気に前に出る。稀勢の里、俵に詰まり、左をのぞかせて堪える。玉鷲、左喉輪を外して左を差し、右上手を取る。稀勢の里、少し中に戻って左下手を取る。玉鷲、右上手を引きつけて前に出る。稀勢の里、右上手も取り、振って堪える。玉鷲、左下手も取り、両廻しを持ってがぶる。稀勢の里、俵に右足を掛けて必死に堪え、少し中に戻り、左肘を張って相手の右上手を切る。玉鷲、左下手を持って左半身になる。稀勢の里、伸びた右上手を取り直す。一呼吸後、稀勢の里、両廻しを引きつけて前に出ようとする。玉鷲、そこを左下手投げで振る。稀勢の里、両廻しを持って堪え、中に戻る。玉鷲、左半身の体勢。両者、止まる(開始27秒から約12秒間)。玉鷲、左足内掛けに行く。稀勢の里、相手の足をかわし、両廻しを引きつけてじわりと前に出る。玉鷲、土俵際、左下手投げに行く。稀勢の里、両廻しを引きつけて体を寄せる。玉鷲、重心が後ろになり、背中から土俵に倒れる。稀勢の里、重なって相手の上に落ちる。

(12) 鶴竜戦 ●寄り切り 2.8秒
 玉鷲、頭から踏み込む。鶴竜、左から張り、両差しになって差し手を返す。玉鷲、上体が起きる。鶴竜、右下手を取って一気に前に出る。玉鷲、左喉輪で突き放そうとするがならず、土俵下に落ちる。

(13) 安美錦戦 ○押し倒し 2.9秒
 安美錦、早く立ち、立合い不成立。2度目、頭から踏み込む。玉鷲、左にずれて当たり、相手を右半身にし、左押っ付け右喉輪で一気に前に出る。安美錦、土俵際を右に回ろうとするが、後ろにいた行司木村玉光に左足がぶつかり、回り込めずに土俵に落ちる。玉光、前に倒れて土俵に這う。安美錦、土俵下に転がり落ち、膝を痛めたようでなかなか土俵に上がれず、下りる時も呼出しの肩を借りる。通路を歩くときには、苦痛に顔を歪める。

(14) 碧山戦 ●叩き込み 3.3秒
 玉鷲、先に左手をつく。碧山、右手をサッとついて立ち、両腕を下げて踏み込む。玉鷲、右で顔を押し上げる。碧山、顎に向かって突き放す。玉鷲、下からあてがい、突き返しながら前に出ようとする。碧山、そこを右に開いて叩く。玉鷲、前に飛び落ち、土俵に転がる。

(楽) 鏡桜戦 ●寄り切り 3.3秒
 鏡桜、先に右手をつく。玉鷲、両手をサッとついて立つ。鏡桜、素早く立ち、伸び上がって叩きながら左に回る。玉鷲、両手を出して当たり、左に回って向き直ろうとする。鏡桜、左から突いていなす。玉鷲、前に泳いで土俵際。鏡桜、素早く相手の後ろについて抱える。玉鷲、俵の上で向き直る。鏡桜、そこを突き放す。玉鷲、土俵下に落ちる。

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