照ノ富士 2014年名古屋(七月)場所取組内容

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入幕3場所目。
初日から力強い相撲で3連勝スタート。
四日目から3連敗するが、七日目、中日と連勝。
九日目の千代大龍戦では、今場所幕内最長の約3分の取組の末に敗れる。
十日目からは、今場所2つの金星を獲得した大砂嵐、好調の妙義龍、初金星を獲得した嘉風を破って3連勝。十二日目に勝ち越しを決める。
今場所は9勝6敗の成績。新入幕から3場所連続で勝ち越し。幕下時代から含めて11場所連続の勝ち越し。

(初) 遠藤戦 ○寄り切り 57.4秒
 照ノ富士、仕切り線少し後方から素早く立つ。遠藤、両肘を固めて低く当たり、左を差す。照ノ富士、右で相手の差し手を抱えながら前に出る。遠藤、右前廻しを取り、その右上手で絞りながら中に戻り、頭をつけて左差し手を返す。照ノ富士、やや左半身で上体が起きた体勢。遠藤、右上手で絞りながら前に出ようとする。照ノ富士、左前廻しを持って堪え、右で相手の左手首を掴む。遠藤、取られた左手首を振りほどき、左を差して前に出ようとするがならず、頭をつける。照ノ富士、右から絞り、右前廻しも探る。遠藤、それを許さず前に出ようとする。照ノ富士、堪える。遠藤、右足を飛ばして相手の左足を蹴る。照ノ富士、蹴られた左足が流れて体勢を崩す。遠藤、右上手を持って右に回る。照ノ富士、向き直り、右上手を取る。遠藤、体勢を低くして左下手を取る。照ノ富士、左差し手を返して相手を起こす。遠藤、右上手が切れ、右腕バンザイになって体勢が起きる。照ノ富士、そのまま力強く前に出て寄る。遠藤、俵の上で左下手出し投げに行こうとするが、その前に俵の外に出る。

(2) 栃乃若戦 ○寄り切り 26.9秒
 栃乃若、仕切り線後方から両腕を交差させて踏み込む。照ノ富士、低く当たる。栃乃若、両差しになって前に出る。照ノ富士、左上手を取って左に回りながら堪える。栃乃若、深い右下手を取って前に出る。照ノ富士、左上手で振りながら堪え、更に上手投げで相手を土俵際にし、寄り立てる。栃乃若、左足を俵に掛けて堪える。照ノ富士、左上手投げで土俵内に振る。栃乃若、右下手が切れるが、すぐに取り直して寄る。照ノ富士、土俵際右足一本で左上手投げを打ちながら堪える。栃乃若、再び右下手が切れるが、右で結び目付近を取る。照ノ富士、土俵際、左上手投げで体を入れ替えようとする。栃乃若、左足一本で堪え、中に戻る。照ノ富士、腰を引いて相手の下手を切り、頭をつけ、右から押っ付ける。栃乃若、右から掬おうとする。照ノ富士、左足で外掛けに行く。栃乃若、掛けられた足を外すが土俵際。照ノ富士、再び体勢を低くし、頭をつける。栃乃若、叩きながら引く。照ノ富士、乗じて前に出、寄り切る。

(3) 千代鳳戦 ○寄り切り 6.1秒
 両者、仕切り線少し後方で仕切る。千代鳳、頭から低く踏み込む。照ノ富士、右膝を低くし、左上手を狙う。千代鳳、右喉輪で押し上げる。照ノ富士、左上手を掴んで離さず。千代鳳、右を差し、掬いながら上手を切ろうとする。照ノ富士、左上手を掴んで離さず、右下手も取る。千代鳳、右下手を取る。照ノ富士、左上手で振りながら左に回って相手を俵に追いつめる。千代鳳、左足が俵の外に出る。照ノ富士、そのまま手前に上手投げを打ち、右で頭を押さえつける。千代鳳、土俵に手をつく。

(4) 豊響戦 ●突き倒し 3.9秒
 豊響、頭から踏み込む。照ノ富士、右を差す。豊響、右喉輪で押し上げ、突き放す。照ノ富士、再び差そうとする。豊響、体を離し、左で顎を突き上げる。照ノ富士、後ろに飛んで土俵に倒れる。

(5) 豪風戦 ●押し出し 3.1秒
 豪風、頭から踏み込む。照ノ富士、両手を下げて当たる。豪風、両筈で押し上げながら前に出る。照ノ富士、上体が起き、土俵際胸を出して仰け反る。豪風、腹を押し上げる。照ノ富士、俵の上で右から突こうとして空振り、くるっと回って後ろ向きに俵を飛び出る。

(6) 北太樹戦 ●寄り切り 7.1秒
 照ノ富士、なかなか手をつかず、北太樹、一度ついた手を引く。照ノ富士、仕切り線少し後方に手をつき、両者、合わせて立つ。北太樹、頭から踏み込む。照ノ富士、右肘を固めて当たり、右を差す。北太樹、左で押っ付け、右差し手を返して前に出る。照ノ富士、左で差し手を抱えて小手投げに行く。北太樹、右足外掛けで堪え、左で相手の左膝を押さえながら右差し手を突きつけて寄り切る。

(7) 徳勝龍戦 ○寄り切り 18.8秒
 照ノ富士は仕切り線少し後方。徳勝龍、頭から踏み込む。照ノ富士、右肘を固めて踏み込む。徳勝龍、当たる直前に左に変わり、両手で相手の右腕を取り、とったりで振り回す。照ノ富士、土俵際、取られた腕を抜いて向き直る。徳勝龍、左下手、右上手を取り、前に出ようとする。照ノ富士、左から掬いながら体を入れ替え、左下手を探る。徳勝龍、両廻しを引きつけて前に出る。照ノ富士、左下手投げを打ちながら体を入れ替える。徳勝龍、左下手が切れて傾くが堪え、土俵際を右に回る。照ノ富士、乗じて左差しで前に出る。徳勝龍、俵の上で残して中に戻る。照ノ富士、左下手を取る。徳勝龍、伸びた右上手を持って前に出る。照ノ富士、土俵際、左下手投げで振る。徳勝龍、土俵際堪え、伸びた右上手を持って俵伝いに右に回る。照ノ富士、ついて行く。徳勝龍、俵に足を掛けながら左上手前廻しを探るが取れず、右上手を離して右を巻き替えて差し、左も巻き替えようとして上体が起きる。照ノ富士、左下手を持ち、右で押し上げながら寄り切る。

(中) 豊ノ島戦 ○極め出し 11.3秒
 照ノ富士、仕切り線後方。豊ノ島、素早く立ち、両腕を交差させながら頭から踏み込む。照ノ富士、右肘を固めて当たる。豊ノ島、右を差し、左で押っ付けながら前に出る。照ノ富士、左で極めながら前に出る。豊ノ島、土俵際、右差し手を抜いてから両差しになり、中に戻る。照ノ富士、外から抱えて堪え、一呼吸置いてから極めながら前に出る。豊ノ島、土俵際を左に回るが、両腕を極められて顔をしかめる。照ノ富士、そのまま極め出す。

(9) 千代大龍戦 ●押し出し 179.2秒
 照ノ富士を右肘、千代大龍を左肘を固めて踏み込み、胸で当たり合う。千代大龍、突き放す。照ノ富士、右前廻しを探る。千代大龍、相手の手を叩く。照ノ富士、右から張ろうとするが空振り、左で押し上げ、右で相手の腕を引っ張り込む。千代大龍、左差しで頭を下げる。照ノ富士、体勢を低くし、両手で相手の差し手を抱える。千代大龍、左下手を取り、右で相手の左手首を掴む。両者、しばらく止まる(開始6秒から約53秒間)。照ノ富士、少し右小手で振って相手を起こそうとする。千代大龍、堪える。照ノ富士、相手の両腕を外から抱える体勢になる。両者、しばらく止まる(開始64秒から約20秒間)。千代大龍、右手で相手の左膝下を内無双気味に叩く。照ノ富士、少し右に動くが堪える。千代大龍、少し上体が起きる。照ノ富士、外から極めながら前に出る。千代大龍、右差し手を抜き、土俵際再び頭を下げる。照ノ富士、一呼吸後、右小手投げで振る。千代大龍、向き直って再び頭をつけ、左下手を持ったまま右で押っ付け、じわりと中に戻る。両者、止まり、照ノ富士、相手の左腕に体重を乗せ、相手の腕をたわませる(開始120秒から27秒間)。千代大龍、じわりと前に出、左腕をまっすぐにする。両者、止まり、照ノ富士、再び相手の左腕に体重を乗せてたわませる(開始132秒から約18秒間)。照ノ富士、少し腰を振って相手の下手を切ろうとするが、千代大龍、離さず。両者、しばらく止まる(開始153秒から約24秒間)。千代大龍、左下手を引きつけて前に出る。照ノ富士、上体が起きて俵に詰まり、俵の上で右から突き落とそうとする。千代大龍、廻しを離して押す。照ノ富士、土俵下に飛び落ちる。

(10) 大砂嵐戦 ○上手投げ 42.6秒
 両者、仕切り線少し後方。大砂嵐、素早く立って踏み込み、右肘でかち上げる。照ノ富士、右肘を固めて当たるが、相手のかち上げが顎に入って仰け反る。大砂嵐、右で差し手を抱え、体勢を低くして右に回る。照ノ富士、左腕を極められそうになって抜く。大砂嵐、顔に向かって突っ張る。照ノ富士、下からあてがって堪える。大砂嵐、右から張って右に回り、頭を下げて右を差す。照ノ富士、右をのぞかせ、左上手に手を伸ばすが取れず、右下手を取り、左で相手の差し手を抱える。大砂嵐、左上手を取る。両者、少し止まる(3秒間)。照ノ富士、左を巻き替えに行くがならず、右下手で振ってから再び巻き替えに行く。大砂嵐、右から押っ付けて相手に差させず、左上手を持ったまま頭をつけて右前廻しを取る。照ノ富士、機を見て左を巻き替え、両差しになる。大砂嵐、右から押っ付け、右上手前廻しも取って両廻し。照ノ富士、両下手前廻しを持ってじわじわ前に出る。大砂嵐、両上手を持って右に回るが、左上手が切れ、右上手で絞る。照ノ富士、左差し手を抜き、手を伸ばして左上手を取る。大砂嵐、右下手を深くする。前に出ながら左上手をしっかり取り直す。大砂嵐、左上手に手を伸ばすが取れず。照ノ富士、両廻しを引きつけて前に出る。大砂嵐、土俵際を右に回り、右から掬って堪える。照ノ富士、少し振られるが、両廻しを持ち、左膝で相手の足を阻みながら前に出続け、土俵際、左上手で投げ捨てる。大砂嵐、俵の外に尻もち。

(11) 妙義龍戦 ○掬い投げ 11.2秒
 照ノ富士、仕切り線やや後方。妙義龍、頭から踏み込む。照ノ富士、右を差す。妙義龍、左押っ付け、右喉輪で前に出る。照ノ富士、左で喉輪を外す。妙義龍、堪えて、再び左押っ付け、右喉輪で突き放す。照ノ富士、俵に足を掛けながら堪え、左で相手の右腕を引っ張り込み、右を差して前に出る。妙義龍、深い右下手を取って右に回る。照ノ富士、深い左上手を取って引きつけ、右差し手を返しながら寄る。妙義龍、左腕がバンザイになって俵に詰まる。照ノ富士、右差し手を大きく返す。妙義龍、俵の上右足一本で傾き、その足を軸にくるっと回って土俵に尻もち。

(12) 嘉風戦 ○極め倒し 9.7秒
 照ノ富士は仕切り線後方、嘉風はやや後方の位置。嘉風、頭から踏み込む。照ノ富士、右肘を固め、やや仰け反りながら当たりを受ける。嘉風、突き放し、両差しになり、深い右下手を取って下手投げを打ちながら左で相手の左足を抱えて前に出る。前に出る。照ノ富士、上体が起きて俵に詰まり、左小手投げに行く。嘉風、右差し手を突きつけて堪える。照ノ富士、右を差そうとしながら中に戻ろうとする。嘉風、左押っ付けで前に出る。照ノ富士、左小手投げで振って相手を俵に追い詰め、そのまま体を寄せる。嘉風、俵の外に倒れる。

(13) 高安戦 ●寄り切り 12.7秒
 照ノ富士、仕切り線少し後方に手をつき、相手が手をつこうとした瞬間に立つ。高安、頭から低く当たる。照ノ富士、右肘を固めてたり、右を差す。高安、顎に向かって突き放す。照ノ富士、突っ張り返し、左を差す。高安、左下手を取り、右上手に手を伸ばす。照ノ富士、右で差し手を抱え、腰を捻って上手を与えず。高安、右上手を取り、両廻しを引きつけてやや仰け反りながら前に出る。照ノ富士、土俵際、体を開いて左下手投げに行く。両者、ともに廻しが切れて片足で傾く。高安、堪えて右を差し、左で押っ付けながら前に出る。照ノ富士、右を差し、左で差し手を抱えながら俵の上で堪え、右から掬う。高安、少し傾くが俵伝いに下がって体を離し、左上手を探る。照ノ富士、両手で顎を突き放す。高安、右から突く。照ノ富士、左半身になる。高安、左喉輪で押し上げる。照ノ富士、仰け反りながら堪え、右を差して差し手を返すが、ここで行司、審判長が手を上げているのに気付き、取組を止める。何が起こったか分からず、場内がざわめく中、軍配は高安。説明はなし。VTRで見ると、高安が寄ったときに、俵の上で残したと見えた照ノ富士の左足が俵の外の砂をわずかに動かしていた。

(14) 豪栄道戦 ●寄り切り 11.0秒
 照ノ富士、仕切り線少し後方に手をつく。豪栄道、手をサッとつき、頭から低く踏み込み、右を差す。照ノ富士、右を差し、左で相手の差し手を抱える。豪栄道、右差しで前に出る。照ノ富士、左で差し手を極めながら右に振る。豪栄道、振られるが、左で相手の右足を抱えながら堪え、左前廻しを取る。照ノ富士、右を差そうとするが十分差せず、右手を伸ばして深い上手を取る。豪栄道、右に回って右下手投げで振って相手の上手を切り、頭をつけて左上手で絞り、下手を持った右腕を返す。照ノ富士、上体が起き、左で差し手を抱え、右を差そうとした体勢。豪栄道、すぐに両廻しを引きつけて前に出る。照ノ富士、左上手で後ろ廻しを探るが取れず、俵に詰まる。豪栄道、低い体勢でがぶり、相手を起こして寄り切る。

(楽) 蒼国来戦 ○寄り切り 21.9秒
 照ノ富士、仕切り線少し後方で先に両手をつく。蒼国来、両手をサッとついて立ち、右手を出しながら頭を下げて踏み込む。照ノ富士、右肘を固めて踏み込み、右を差す。蒼国来、左上手前廻しを探るが取れず、左で押っ付ける。照ノ富士、右差し手を抜き、相手の差し手を引っ張り込む。蒼国来、深い左下手を取る。照ノ富士、左下手を取り、相手の左腕に体重を掛ける。蒼国来、両廻しを引きつけて前に出ようとする。照ノ富士、左下手を持って堪える。両者、左四つで少し止まる(約5秒間)。蒼国来、両廻しを引きつけて前に出ようとする。照ノ富士、左下手で振りながら肩越しの右上手を取り、一呼吸後、両廻しを引きつけて前に出る。蒼国来、両廻しを持って堪えようとするが、照ノ富士、左へ左へと前に出、力強く寄り切る。

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