佐田の海 2014年九州(十一月)場所取組内容

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入幕4場所目。初めて地元場所を幕内で迎える。
初日から5連敗。四日目の千代鳳戦では、一度は勝ち名乗りを受けたものの、髷を掴む反則を取られて白星を逃がす。
六日目に初日を出し、そこからは連敗せずに白星を積む。
十日目の貴ノ岩戦では、軍配をもらうも、相手の足が残っているとして差し違えで敗れて7敗目。あとがなくなる。
十一日目から3連勝。
十四日目に安美錦に押し出されて負け越しが決まるが、千秋楽に勝って7勝8敗。1点の負け越しに留める。
負け越しは2場所ぶり。

(初) 隠岐の海戦 ●寄り切り 3.6秒
 佐田の海、先に手をつき、相手が手をつくと素早く立って踏み込む。隠岐の海、右肘を固めて当たる。佐田の海、左肘を固めて低く当たり、左を差す。隠岐の海、左を差して差し手を返す。佐田の海、右上手に手を伸ばすが取れず。隠岐の海、右で相手の差し手を抱えて一気に前に出る。佐田の海、上体が起きて俵を割る。

(2) 栃ノ心戦 ●寄り切り 13.8秒
 栃ノ心、仕切り線後方の位置。佐田の海、先に手をつき、相手が手をつくと素早く立って頭から低く踏み込む。栃ノ心、右肘を固めて当たり、右を差す。佐田の海、左から押っ付けて前に出、左上手、右下手を取る。栃ノ心、右差し手を返し、左上手を取り、中に戻りながら右下手も取る。佐田の海、両廻しを引きつけて前に出、右足外掛けに行く。栃ノ心、土俵際、両廻しを持って堪える。佐田の海、右足を外す。栃ノ心、左に回って体を入れ替える。佐田の海、左に回って中に戻り、両廻しを引きつけて前に出る。栃ノ心、両廻しを引きつけ、右に振って寄る。佐田の海、腰が伸びて俵を割る。

(3) 遠藤戦 ●上手投げ 2.3秒
 佐田の海、先に手をつく。遠藤、サッと手をつき、両者、頭から踏み込む。遠藤、突き上げる。佐田の海、構わず前に出る。遠藤、叩きながら右に回り、右上手を取る。佐田の海、足が流れ、土俵に転がる。

(4) 千代鳳戦 ●反則 6.0秒
 佐田の海、先に右手をつく。千代鳳、仕切り線後方に左手をつこうとする。佐田の海、そこで素早く立って踏み込む。千代鳳、頭から低く当たり、突っ張りながら前に出る。佐田の海、下からあてがい、土俵際、左から突いて左に開く。千代鳳、向き直って右を差す。佐田の海、肩越しの左上手に手を伸ばして取り、右で頭を叩きながら土俵際を左に回り、左上手投げ。千代鳳、土俵に裏返る。佐田の海、初日を出して勝ち名乗りを受け、懸賞金も受け取るが、そこで「物言い」がつく。協議の結果、佐田の海が投げを打つ際に髷を掴んでいると判断、「反則」で千代鳳の勝ちとなる。

(5) 魁聖戦 ●寄り切り 4.8秒
 佐田の海、先に手をつく。魁聖、仕切り線後方にサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。佐田の海、左肘を固めながら低く踏み込む。魁聖、右肘を固めて当たり、右を差す。佐田の海、左上手前廻しを取る。魁聖、深い左上手、右下手を取り、両廻しを持って前に出る。佐田の海、腰が入ったか一瞬重心が後ろになり、上体が起きて俵を割る。

(6) 徳勝龍戦 ○寄り切り 7.0秒
 佐田の海、先に手をつく。徳勝龍、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。徳勝龍、左肘を固めて踏み込む。佐田の海、左を差す。徳勝龍、右で相手の差し手を抱え、左を差そうとしながら前に出る。佐田の海、右をねじ込んで下手を取る。徳勝龍、左を巻き替えて差す。佐田の海、左差し手を返し、右上手を引きつけて一気に前に出る。徳勝龍、左掬い投げに行く。佐田の海、右足外掛けを見せながら前に出、土俵際、右上手を離す。徳勝龍、土俵際、左で突き落とし気味に掬う。佐田の海、右腕を内に回して堪え、向き直って両差しになり、深い両下手を取って寄る。徳勝龍、上体が起きて俵を割る。

(7) 松鳳山戦 ●突き出し 6.1秒
 佐田の海、先に手をつく。松鳳山、仕切り線後方で手をサッとつき、両手で相手の顔を押し上げ、突っ張る。佐田の海、相手の手を下から撥ね上げる。松鳳山、右喉輪で押し上げて距離を取り、顎に向かって突っ張りながら前に出る。佐田の海、下からあてがうが俵に詰まり、左で相手の手をいなしながら、土俵際を左に回る。松鳳山、逃さず更に突き上げる。佐田の海、仰け反り、土俵下に飛び落ちる。

(中) 嘉風戦 ○寄り倒し 3.0秒
 嘉風、先に手をつく。佐田の海、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。佐田の海、両手を下げて踏み込む。嘉風、左に踏み出して頭から当たる。佐田の海、右を差す。嘉風、左で押っ付けながら左に回る。佐田の海、右下手に手を掛ける。嘉風、両手で相手の右腕を抱えて、土俵際で網打ちに行く。佐田の海、右差し手を突きつける。嘉風、後ろ向きに倒れ、佐田の海、その上に落ちる。

(9) 玉鷲戦 ○寄り切り 5.7秒
 佐田の海、先に手をつく。玉鷲、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立ち、頭で当たり合う。佐田の海、突き放す。玉鷲、突き放しながら前に出る。佐田の海、俵に詰まり、左から突いていなす。玉鷲、泳ぎかけるが土俵際堪える。佐田の海、その機に中に入り、両下手を持って一気に前に出る。玉鷲、右で相手の差し手を抱えて上体が起き、土俵下に落ちる。

(10) 貴ノ岩戦 ●寄り切り 7.5秒
 佐田の海、先に手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。貴ノ岩、低く踏み込み、両手で突き起こす。佐田の海、右を差して前に出ようとする。貴ノ岩、体を離し、右から張る。佐田の海、前に出て押す。貴ノ岩、堪え、左から押っ付ける。佐田の海、伸び上がって叩き、肩越しの左上手に手を伸ばすが取れず、右を差す。貴ノ岩、右を差して差し手を返し、左から押っ付ける。佐田の海、再び肩越しの左上手に手を伸ばすが取れず。貴ノ岩、左上手に手を伸ばす。佐田の海、それを嫌い、左から突きながら土俵際を左へ回ろうとする。貴ノ岩、前に出る。佐田の海、俵の外に飛び出て土俵下に落ち、貴ノ岩、左足が俵の外に滑り出て土俵に落ちる。軍配、佐田の海。「物言い」がつき、協議の結果、貴ノ岩の足が残っていると判断、「軍配差し違え」で貴ノ岩の勝ち。

(11) 大砂嵐戦 ○上手投げ 36.8秒
 佐田の海、先に手をつく。大砂嵐、仕切り線少し後方で先に左手をつき、少し間を空け、素早く立つ。佐田の海、左肘を固めて当たろうとする。大砂嵐、右肘で顎をかち上げる。佐田の海、仰け反って堪える。大砂嵐、顔に向かって激しく突っ張り、少し叩く。佐田の海、その機に右下手を取る。大砂嵐、左上手を取って前に出る。佐田の海、右下手を離して左上手を取り、土俵際を左に回る。大砂嵐、右差し手を返しながらついて行く。佐田の海、左上手を持って頭を下げ、右で激しい差し手争いの末、右下手を取り、両廻しを持って前に出る。大砂嵐、右から掬う。佐田の海、右下手が切れ、左上手を持って右足一本で堪える。大砂嵐、土俵際から中に戻り、左上手を取る。佐田の海、右差し手を返しながら休まず前に出る。大砂嵐、右から掬って堪える。佐田の海、相手の上手を切り、右を差す。大砂嵐、再び左上手に手を伸ばす。佐田の海、左上手を持って左に回り、前に出る。大砂嵐、右差し手を返しながら土俵際堪え、中に戻る。佐田の海、体勢を低くし相手の顎の下に頭を入れ、左上手を持つ。大砂嵐は右を差して右半身で高い体勢になり、両者、しばらく止まる(約15秒間)。佐田の海、左上手を引きつける。大砂嵐、右から掬って振り、左上手を探りながら前に出る。佐田の海、土俵際、左上手投げで振り、土俵際を下がる。大砂嵐、体が伸びて土俵に落ちる。

(12) 栃乃若戦 ○叩き込み 2.7秒
 佐田の海、先に手をつく。栃乃若、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。佐田の海、両腕を下げて低く当たる。栃乃若、両腕を交差させて当たり、両差しになる。佐田の海、左に回って左上手に手を伸ばすが取れず、叩いて土俵際で左に開く。栃乃若、前にバッタリ落ちる。

(13) 阿夢露戦 ○寄り切り 3.5秒
 佐田の海、先に手をつく。阿夢露、仕切り線かなり後方で手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立ち、踏み込んで頭で当たり合う。阿夢露、右で肩を押さえ、左上手に手を伸ばす。佐田の海、右で顎を押し上げて上手を与えず、浅い両差しで前に出る。阿夢露、左上手を取るが俵に詰まり、俵伝いに左へ回る。佐田の海、乗じて一気に前に出る。阿夢露、俵の外に出、両者、土俵下に落ちる。

(14) 安美錦戦 ●押し出し 5.4秒
 佐田の海、先に両手をつく。安美錦、手をサッとつき、両者、頭で当たり合う。佐田の海、両手で突き上げ、右喉輪で押し上げる。安美錦、相手の手を叩く。佐田の海、押し上げ、引いて右に回る。安美錦、乗じて突き放しながら前に出る。佐田の海、俵に詰まり、右から突こうとするが、上体が起きて俵を割る。

(楽) 荒鷲戦 ○寄り切り 2.7秒
 佐田の海、先に手をつく。荒鷲、仕切り線少し後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。佐田の海、左肘を固めて踏み込む。荒鷲、右肘を固めて当たり、左上手に手を伸ばして取る。佐田の海、両差しで一気に前に出る。荒鷲、右で首を巻き、土俵際右を巻き替える。佐田の海、左上手を引きつける。荒鷲、土俵際、左足一本で傾き、土俵下に落ちる。

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