白鵬 2015年初(一月)場所取組内容

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先場所、大鵬が持つ最多優勝記録32回に並ぶ。
照ノ富士、逸ノ城戦はやや長めの取組、遠藤戦ではやや乱暴に見える相撲、高安戦で物言いがつく薄氷の勝利と、様々な取組がありながらも、初日から白星を連ねる。
十三日目、勝てば早くも優勝決定の大関稀勢の里戦で、軍配をもらうも「物言い」。「取り直し」の末にかち、史上最多33回目の優勝を決める。
十四日目、千秋楽と2横綱を倒し、11度目の全勝優勝を果たした。全勝優勝は、2013年5月以来10場所ぶり。
また、史上初の年6場所すべて全勝優勝も達成。1月(2015年)、3月(2009年、2010年、2013年)、5月(2007年、2010年、2013年)、7月(2008年、2010年)、9月(2010年)、11月(2009年)
しかし、優勝一夜明け会見にて、十三日目の稀勢の里戦で「物言い」がついたことに対して不満を表明。物議を醸した。

(初) 栃煌山戦 ○突き落し 3.9秒
 栃煌山、先に手をつく。白鵬、右手をつき、左手をサッとつき、右肘を固めて踏み込む。栃煌山、頭から踏み込み、左で押っ付ける。白鵬、引いて左に回り、土俵際で体を離す。栃煌山、前に出る。白鵬、そこを叩きながら肩越しの左上手を探る。栃煌山、土俵に転がる。

(2) 栃ノ心戦 ○下手投げ 14.3秒
 栃ノ心、先に手をつく。白鵬、仕切り線後方で、右、左と手をつく。両者、ほぼ同時に立ち、右肘を固めて踏み込み、左上手前廻しを取る。栃ノ心、左上手を引きつける。白鵬、左上手を引きつけ、右下手を取る。栃ノ心、前に出ようとする。白鵬、右差し手を返して堪え、左上手を引きつけ、右下手を取り直す。両者、右四つがっぷり。栃ノ心、両廻しを引きつけて前に出ようとする。白鵬、両廻しを引きつけて堪え、左上手を離し、体を開いて下手投げを打ちながら左で頭を押さえつける。栃ノ心、上手が切れて土俵に転がる。

(3) 宝富士戦 ○押し出し 2.1秒
 宝富士、先に両手をつく。白鵬、仕切り線少し後方で、右、左と手をつき、右肘を固めて低く踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たるが、相手の当たりに上体が起きる。白鵬、左下手を取って一気に前に出る。宝富士、土俵下に落ちる。

(4) 照ノ富士戦 ○掬い投げ 32.8秒
 照ノ富士、先に手をつく。白鵬、仕切り線少し後方で、右、左と手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。白鵬、右肘を固めて踏み込む。照ノ富士、すぐに左上手を取る。白鵬、右下手を取り、下手を引きつけながら左を巻き替えて両差しになる。照ノ富士、右上手を探る。白鵬、腰を引いて相手の廻しを切る。照ノ富士、外から抱える。両者、少し止まる(約4秒間)。照ノ富士、極めながら前に出ようとする。白鵬、堪えて前に出ようとするがならず、少し右に回る。両者、しばらく止まる(約13秒間)。照ノ富士、極めながら前に出ようとする。白鵬、堪え、機を見て左差し手を抜き、右から掬いながら左で首後ろを押さえて右に回る。照ノ富士、宙で裏返って土俵に転がる。

(5) 勢戦 ○寄り切り 6.0秒
 勢、相手が腰を下ろす前に手をつく。白鵬、仕切り線少し後方で右、左と手をつこうとする。勢、相手が左手をつく前に素早く立ち、左肘を固めて踏み込む。白鵬、右肘を固めて当たり、左上手を取って右を差す。勢、右下手前廻しに手を掛ける。白鵬、左上手を持って左に回る。勢、右下手が切れる。白鵬、左廻しを引きつけて前に出る。勢、土俵際で右を差し、俵の上で右から掬いながら左で叩く。白鵬、前に飛んで土俵に落ち、勢、俵の外に出る。軍配、白鵬。微妙に見えたが、物言いなし。VTRでは、白鵬が落ちる前に、勢の右踵がわずかに俵の外についていた。

(6) 遠藤戦 ○押し出し 8.4秒
 遠藤、先に手をつく。白鵬、仕切り線後方で右、左と手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。白鵬、右から張ってやや右に踏み出す。遠藤、左肘を固めて低く当たる。白鵬、突き放す。遠藤、左足が前に出過ぎ、少し体勢を崩しかけるが堪える。両者、体が離れる。白鵬、左で頭を抱え、右肘でかち上げる。遠藤、上体が起きて下がり、両者、体が離れる。白鵬、前に出る。遠藤、深い右下手を取り、両差しになる。白鵬、左で差し手を抱え、右押っ付けで押し上げる。遠藤、上体が浮いて右に振られるが、右下手を離さず。白鵬、叩きながら右に飛んで廻しを切るが、俵に両足が掛かる。遠藤、前に出る。白鵬、左を差して体を入れ替える。遠藤、土俵際で左半身になる。白鵬、相手の後ろから押す。遠藤、土俵下に飛び落ちる。

(7) 高安戦 ○寄り切り 12.7秒
 高安、先に手をつく。白鵬、右手をつき、左手をサッとついて立ち、左から張り、右肘でかち上げる。高安、上体が起きる。白鵬、左喉輪で押し上げ、叩きながら下がる。高安、乗じて前に出、左を差して深い下手を取る。白鵬、俵に詰まるが、右で小手に巻いて相手の下手を切り、両手で相手の左腕を抱えたまま土俵際を右に回って中に戻り、押し上げる。高安、体が離れる。白鵬、左から張り、両差しになって寄る。高安、土俵際、外から抱えながら堪え、左で小手に振りながら右で叩く。白鵬、前のめりになる。高安、土俵下に落ち、白鵬、土俵に落ちる。軍配、白鵬。「物言い」がつき、協議の結果、高安の足が先に出ていると判断、「軍配通り」、白鵬の勝ち。

(中) 安美錦戦 ○引き落し 4.9秒
 両者、ほぼ同時に手をつく。安美錦、素早く立って頭から踏み込む。白鵬、その場で立って左から張り、右を差す。安美錦、左にずれて当たり、左から押っ付け、右で胸を押し上げる。白鵬、体勢を低くする。安美錦、右で頭を叩く。白鵬、右喉輪で押し上げる。安美錦、左で相手の手を叩く。両者、体が離れる。白鵬、頭を叩く。安美錦、両手で胸を押しながら一気に前に出る。白鵬、相手の右腕を手繰りながら下がり、土俵際、その手を離して右へいなす。安美錦、俵の外へ前のめりに落ちる。

(9) 逸ノ城戦 ○寄り切り 31.3秒
 逸ノ城、先に手をつく。白鵬、右手をつき、左手をサッとついて立ち、右肘を固めて踏み込む。逸ノ城、右肘を固めて当たり、左上手前廻しに手を掛ける。白鵬、腰を引いて相手に上手を与えず、叩きながら右へ下がり、土俵際、左で顔を突き放し、右から張り、その手を下げて右を差す。逸ノ城、左上手を探るが取れず、右下手を取る。白鵬、深い右下手を取り、じりじり右に回り、腰を振って相手の下手を切ろうとするがならず。両者、少し止まる(約2秒間)。白鵬、左上手を取り、引きつけて前に出る。逸ノ城、右下手投げで振って堪える。白鵬は両廻し、逸ノ城は右下手を持って左で押っ付ける体勢で、両者、止まる(約9秒間)。白鵬、右下手を離して差し手を返し、左上手を引きつけて前に出る。逸ノ城、左上手を取るが、俵に詰まる。白鵬、腰を下ろして寄り切る。逸ノ城、土俵下に落ちる。

(10) 碧山戦 ○肩透かし 15.5秒
 碧山、先に手をつく。白鵬、右、左と手をつく。碧山、素早く立って頭から踏み込む。白鵬、右肘を固めて低く踏み込み、右を差す。碧山、頭をつけて左から押っ付ける。白鵬、右差し手を返して相手を起こし、左上手を取る。碧山、右喉輪で押して廻しを切る。白鵬、相手の右腕を叩いて外し、右から張って右を差し、両差しになり、右差し手を返しながら前に出る。碧山、左で差し手を抱えながら頭をつけ、右押っ付けで前に出、右を差そうとする。白鵬、左肘を固めて差させず、腰を沈め、立ち上がりながら右差し手を返し、左上手前廻しを探るが取れず。碧山、左で差し手を抱え、右筈で相手の胸を押し体勢。白鵬、左手で相手の右手を外し、右差し手を返しながら左で絞る。碧山、右半身になるが、向き直って再び右筈で相手の胸を押そうとする。白鵬、左で相手の右手首を掴んで外す。碧山、取られた手を振りほどき、右で相手の左肩を押す。白鵬、右に体を開き、左で叩いて肩透かしを引き、前のめりになった相手の頭を押さえつける。碧山、前に飛び落ち、両足を上に上げて大きく前転。

(11) 豪栄道戦 ○突き出し 5.3秒
 豪栄道、先に手をつく。白鵬、手をサッとつく。豪栄道、右手を出し、左肘を固めて当たろうとする。白鵬、両手で顔を挟んで押し上げる。豪栄道、両手で突き放す。白鵬、叩きながら左に回る。豪栄道、前にぴょんと飛んで、向き直る。白鵬、顔に向かって突っ張る。豪栄道相手の手を叩くが、両足が俵に詰まる。白鵬、両手で突き上げる。豪栄道、後ろに飛び、俵の外に出る。

(12) 琴奨菊戦 ○寄り切り 10.5秒
 琴奨菊、先に手をつく。白鵬、手をつこうとするが止め、立合いを嫌う。2度目、琴奨菊、先に手をつく。白鵬、仕切り線少し後方で手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。白鵬、左から張り、右を差し、すぐに左上手を取り、右差し手を返す。琴奨菊、右下手を取り、左押っ付けでがぶって前に出る。白鵬、やや土俵際になるが、左上手を持って右に回って中に戻り、腰を引き、相手の右肩に顎を乗せ、左上手を手前に持ち替える。琴奨菊、右下手を持って腰を振り、相手の上手を切ろうとするがならず。白鵬、左上手を離さず、引きつけて一気に前に出、相手を浮かせるように寄り切る。

(13) 稀勢の里戦 ○押し倒し 6.9秒
 稀勢の里、先に手をつく。白鵬、右、左と手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。白鵬、右から張る。稀勢の里、左肘を固めて当たり、左を差す。白鵬、体勢を低くし、右押っ付けで一気に前に出る。稀勢の里、上体が起きて俵に詰まり、土俵際、右小手投げに行く。両者、体が傾いて倒れ、足を上にして土俵下に転落。軍配、白鵬。「物言い」がつき、協議の結果、両者が落ちるのが同時と判断、「取り直し」となる(2.9秒)。
<取り直しの相撲>稀勢の里、先に手をつく。白鵬、右、左と手をつく。稀勢の里、左肘を固めて頭から踏み込む。白鵬、その場で立って左から張り、左に回って左上手を取ろうとするが取れず、相手の右腕を手繰り、頭をつけて左押っ付けで前に出る。稀勢の里、左足が俵に掛かる。白鵬、右喉輪で押す。稀勢の里、俵に足を掛けて左から突く。白鵬、右半身になるが上体を仰け反らせながら向き直る。稀勢の里、相手の胸を押す。白鵬、相手の手を叩きながら下がる。稀勢の里、右から張る。白鵬、押しながら前に出、土俵際の相手の両脇を筈で押し上げる。稀勢の里、上体が起き、俵の上で叩こうとする。白鵬、右で押し上げる。稀勢の里、俵の外に倒れ、両足を上げて土俵下に落ちる(6.9秒)。白鵬、史上最多33回目の優勝決定。

(14) 日馬富士戦 ○寄り切り 9.1秒
 日馬富士、仕切り線よりはるかに前に手をつき、平蜘蛛の体勢になる。両者、腰を上げて仕切り直し。2度目、白鵬、先に手をつく。日馬富士、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。日馬富士、頭から踏み込む。白鵬、左で少し張って、右を差す。日馬富士、左押っ付けから左上手を探る。白鵬、左で相手の差し手を引っ張り込む。日馬富士、右下手を取る。白鵬、右差し手を返して一気に前に出る。日馬富士、左上手も取るが俵に詰まる。白鵬、右下手を取り、少し下がって土俵内に右下手投げで振り回し、腰を下ろして左を差そうとする。日馬富士、右肘を固めて差させず。白鵬、右下手を持ったまま、左押っ付けで一気に前に出る。日馬富士、上体が起きて俵を割る。

(楽) 鶴竜戦 ○寄り切り 68.9秒
 白鵬、先に手をつく。鶴竜、すぐに手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。白鵬、左から張る。鶴竜、頭から踏み込み、右下手を取る。白鵬、右下手を取り、腰を引き、右に回る。鶴竜、左上手を探りながら前に出る。白鵬、土俵際、左に腰を振って上手を与えず、左上手を取って左に回って中に戻り、左上手を引きつけて前に出ようとするが一枚廻しが伸びる。鶴竜、右下手投げで振る。白鵬、少し傾くが堪え、中に戻って腰を振って下手を切ろうとするがならず。鶴竜、前に出る。白鵬、土俵際近くから、じわじわ右に回って中に戻り、腰を振って相手の下手を切ろうとするがならず。両者土俵中央、白鵬は伸びた左上手と右下手、鶴竜は頭をつけて右下手を持って左から押っ付ける体勢で止まる(約10秒間)。鶴竜、左押っ付けで前に出、土俵際、左上手を取って寄る。白鵬、俵に詰まるが堪え、中に戻りながら腰を振って相手の上手を切り、じわりと左に回る。両者、止まる(約8秒間)。白鵬、右足を飛ばして相手の右足を蹴る。鶴竜、動じず。両者、少し止まる(約3秒間)。鶴竜、左上手に手を伸ばす。白鵬、腕を返しながら腰を捻って上手を与えず。両者、止まる(約5秒間)。白鵬、廻しを引きつけて前に出る。鶴竜、体を開いて右下手投げに行く。白鵬、右下手が切れるが、すぐに向き直って取り直す。両者、止まる(約5秒間)。白鵬、腰を振って相手の下手を切って頭をつけ、左上手で絞りながら前に出る。鶴竜、上体が起きて下がり、土俵下に落ちる。

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