照ノ富士 2015年夏(五月)場所取組内容

201505てるのふじ

先場所、新三役で初日から7連勝、75年ぶりに史上1位の記録に並んだ。また、十三日目に全勝の白鵬に土をつけ、千秋楽まで優勝を争い、13勝の好成績。次場所での大関昇進の可能性が浮上した。昇進の目安は、優勝か14勝以上、または、白鵬を破って13勝とされた。
その大事な今場所初日。佐田の海に黒星。勝ったと思って力を抜いてしまったとのこと。
二日目からは7連勝。大関琴奨菊も破る。
しかし、九日目、徳勝龍に敗れて2敗目。ともに昇進への印象を悪くする平幕相手の黒星。
十一日目、先場所破った横綱白鵬と対戦するも完敗。3敗目を喫し、場所後の大関昇進は無くなったと見られた。
しかしその後、白鵬が十二日目、十四日目と大関に敗れて3敗目を喫し、白鵬と照ノ富士の二人がトップで並ぶ展開に。そこで、優勝なら大関昇進の可能性が急浮上。
千秋楽、照ノ富士は碧山を寄り切って12勝目。横綱白鵬は、照ノ富士の兄弟子でもある横綱日馬富士に敗れて11勝。照ノ富士が初優勝を果たし、場所後に大関に昇進した。

(初) 佐田の海戦 ●寄り切り 7.0秒
 佐田の海、先に手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと手をつく。佐田の海、右肘を固める。照ノ富士、右肘を固めて当たる。佐田の海、右を差して差し手を返し、深い右下手、左上手前廻しを取る。照ノ富士、深い右下手を取り、左で相手の差し手を抱える。佐田の海、両廻しを引きつけて前に出る。照ノ富士、相手を浮かせて右へ振って土俵際にし、左上手に手を伸ばして取る。佐田の海、すぐに左へ回って体を入れ替え、両廻しを引きつけ、相手に体を預けながら寄る。照ノ富士、俵に詰まって仰け反り、土俵下に落ちる。佐田の海、廻しを引っ張られて土俵下に落ちる。

(2) 大砂嵐戦 ○寄り切り 10.9秒
 照ノ富士、先に手をつく。大砂嵐、サッと手をつき、両手で相手の顎を突き上げる。照ノ富士、仰け反って堪える。大砂嵐、左を差すが止め、右下手、深い左上手を取る。照ノ富士、右下手、深い左上手を取る。両者、右四つで両廻しを取り、腰を引いた体勢。照ノ富士、両廻しを引きつけて前に出る。大砂嵐、堪えようとするが、右足が俵の外に出る。照ノ富士、気付かず、腰を下ろして更に寄り切る。

(3) 栃煌山戦 ○寄り切り 6.0秒
 両者、仕切り線少し後方。栃煌山、先に手をつく。照ノ富士、サッと手をつく。栃煌山、素早く立って踏み込もうとする。照ノ富士、右から張り、左肩から当たる。栃煌山、右肘を固めて当たり、右、左と差して両差しになり、深い右下手を取る。照ノ富士、左で相手の差し手を抱えながら右を巻き替えて差す。栃煌山、右に回りながら再び左を差そうとする。照ノ富士、乗じて左で差し手を抱えながら前に出る。栃煌山、右下手が切れて土俵際。照ノ富士、右で顎を押し上げながら体を寄せる。栃煌山、俵の外に出る。

(4) 逸ノ城戦 ○上手投げ 8.0秒
 両者、見合ってなかなか手をつかず。照ノ富士、腰を上げ、仕切り直し。2度目、照ノ富士、先に手をつく。逸ノ城、手をつかず、照ノ富士、ついていた手を引いて腰を上げ、再び仕切り直し。3度目、照ノ富士、先に手をつく。逸ノ城、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。逸ノ城、左手を出して相手の右肩を押さえる。照ノ富士、右から張ろうとするが相手の左手で当たらず、右を差す。逸ノ城、右下手を取り、左で相手の差し手を抱える。照ノ富士、前に出ながら右下手、左上手を取る。逸ノ城、右下手で振る。照ノ富士、右下手が切れるが上手は離さず、左上手を深く取り直し、上手投げで土俵際へ振り、右で顔を押し上げながら土俵外に出す。逸ノ城、俵の外に崩れ落ちる。

(5) 栃ノ心戦 ○寄り切り 16.3秒
 照ノ富士、先に手をつく。栃ノ心、手をサッとつく。照ノ富士、右肘を固めて踏み込む。栃ノ心、低く踏み込み、すぐに左上手前廻しを取り、右下手も取る。照ノ富士、左上手を引きつけて前に出、右下手も取って引きつける。栃ノ心、両廻しを持って堪え、腰を振って相手の廻しを切ろうとするが切れず。照ノ富士、両廻しを引きつけて前に出る。栃ノ心、土俵際、堪えようとする。照ノ富士、相手を浮かせて俵に追い詰め、腰を下ろして寄り切る。

(6) 北太樹戦 ○切り返し 3.7秒
 照ノ富士、先に手をつく。北太樹、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。北太樹、頭から踏み込む。照ノ富士、右肘を固めて踏み込み、右を差す。北太樹、右肘を固めて当たり、頭をつけて左で押っ付ける。照ノ富士、相手の右腕を手繰って両手で抱える。北太樹、相手に背中をつける体勢になる。照ノ富士、相手の右腕を左で引っ掛けるように下から抱え、左膝を相手の尻に当て、右筈で相手の脇腹を切り返し気味に突く。北太樹、後ろ向きに倒れる。

(7) 琴奨菊戦 ○寄り切り 14.2秒
 照ノ富士、先に手をつく。琴奨菊、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。照ノ富士、右から張る。琴奨菊、両肘を固めて踏み込む。照ノ富士、左を差し、右上手に手を伸ばす。琴奨菊、腰を引いて上手を与えず、左差し手を返す。照ノ富士、深い左下手を取り、再び右上手に手を伸ばす。琴奨菊、腰を捻って上手を与えず、左下手を探る。照ノ富士、右から押っ付けて相手に下手を与えず、右上手前廻しを取る。琴奨菊、左差し手を返しながら腰を捻り、相手の下手を切り、左半身になる。照ノ富士、右上手をガッチリ取る。琴奨菊、腰を振って上手を切ろうとするが切れず。照ノ富士、右上手を力強く引きつけ、左差し手を返して前に出る。琴奨菊、腰が浮き、相手の上手を切ろうと腰を捻るが切れず。照ノ富士、更に右上手を引きつける。琴奨菊、体が浮き、俵の上右足一本になって土俵を割る。

(中) 玉鷲戦 ○小手投げ 8.6秒
 照ノ富士、相手が腰を下ろす前に手をつく。玉鷲、腰を下ろし、手をサッとつく。照ノ富士、素早く立ち、右肩から踏み込む。玉鷲、両手突きから右喉輪で押し上げる。照ノ富士、下からあてがい、左で相手の右肘を突いて喉輪を外す。玉鷲、再び右喉輪で押し上げる。照ノ富士、すぐに左で突いて外す。玉鷲、右を差す。照ノ富士、左上手に手を伸ばすが取れず。玉鷲、右差しで前に出る。照ノ富士、外から相手の両差し手を抱え、左小手で振る。玉鷲、両差しで休まず前に出る。照ノ富士、更に左小手投げで振り回し、右で頭を押さえる。玉鷲、左膝から落ちて土俵に転がる。

(9) 徳勝龍戦 ●寄り切り 11.7秒
 照ノ富士、先に手をつく。徳勝龍、手をサッとつく。照ノ富士、素早く立って、右から張る。徳勝龍、やや右にずれて頭から当たり、左を差す。照ノ富士、右押っ付けで前に出る。徳勝龍、土俵際、右上手を取って右に回って中に戻る。照ノ富士、左下手を持って前に出る。徳勝龍、体を開いて右上手投げで振る。照ノ富士、左足外掛けで堪えようとするが位置が高く、右足一本で傾いて土俵際。徳勝龍、左を差して寄る。照ノ富士、俵に両足を掛けて堪え、伸び上がりながら右から突く。徳勝龍、左差し手を突きつけて堪え、体を預けるようにして寄る。照ノ富士、右足一本で仰け反りながら堪えるが、ついに左足が俵の外に出る。

(10) 豊ノ島戦 ○極め出し 8.7秒
 豊ノ島、先に手をつく。照ノ富士、仕切り線後方で手をつこうとする。豊ノ島、素早く立って両腕を交差させる。照ノ富士、手をサッとついて遅れて立つ。豊ノ島、両差しになる。照ノ富士、すぐに外から抱え、腹を突きつけながら前に出る。豊ノ島、堪えて左へ回る。照ノ富士、極めながら前に出る。豊ノ島、左差し手を抜こうとするがならず、堪らず土俵を割る。

(11) 白鵬戦 ●上手出投 10.0秒
 照ノ富士、相手が腰を下ろす前に手をつく。白鵬、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。白鵬、左から張り、右を差す。照ノ富士、左上手に手を伸ばして取る。白鵬、左も差して両差しになり、前に出ながら右差し手を返す。照ノ富士、左上手が切れ、左で相手の差し手を抱えながら必死に堪え、右を巻き替えて差す。白鵬、左上手を取り、足を止め、右下手に手を掛ける。照ノ富士、腰を捻って下手を切り、左で絞る。白鵬、下がって右で頭を押さえつけながら左上手出し投げ。照ノ富士、前に飛んで土俵に転がる。

(12) 稀勢の里戦 ○下手投げ 19.4秒
 稀勢の里、仕切り線少し後方で先に手をつく。照ノ富士、手をつくことが出来ず、立合いを嫌う。2度目、稀勢の里、仕切り線後方で先に手をつく。照ノ富士、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。稀勢の里、左肘を固めて頭から踏み込む。照ノ富士、右を差す。稀勢の里、左で押っ付けながら左へ回り、土俵際。照ノ富士、右差し手を抜いて右から押っ付ける。稀勢の里、押しながら前に出、左を差して差し手を返し、右上手を探る。照ノ富士、左下手を取り、腰を引いて体勢を低くし、上手を与えず。稀勢の里、左下手を取る。照ノ富士、左下手を持ち、右上手に手を伸ばすが取れず、右で差し手を抱えながら前に出る。稀勢の里、左下手を持って堪え、右上手を探る。照ノ富士、腰を捻って上手を与えず。稀勢の里、右上手に手を掛けるが切れ、何度も右上手を探りながら前に出る。照ノ富士、腰を引いて上手を与えず、やや土俵際。稀勢の里、ついに深い右上手を取る。照ノ富士、すぐに左下手投げを打ちながら体を入れ替え、そのまま下手投げ。稀勢の里、土俵に転がる。

(13) 高安戦 ○送り出し 2.7秒
 両者、仕切り線少し後方。照ノ富士、先に手をつく。高安、サッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。高安、頭から踏み込む。照ノ富士、右肘を固めて当たる。高安、右筈で胸を押し上げ、左上手に手を伸ばす。照ノ富士、両手で相手の右腕を手繰り、左で後ろ廻しを取る。高安、逃れようとするが土俵際。照ノ富士、後ろから押す。高安、土俵下に落ちる。

(14) 妙義龍戦 ○押し出し 6.4秒
 照ノ富士、仕切り線少し後方で先に手をつく。妙義龍、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。妙義龍、頭から踏み込む。照ノ富士、右肘を固め、右を差す。妙義龍、右を差し、左で押っ付ける。照ノ富士、左で相手の差し手を引っ張り込んで抱え、右を差し込みながら前に出る。妙義龍、左上手を取るが、土俵際。照ノ富士、右差し手を返しながら寄る。妙義龍、左上手が切れて上体が起き、俵伝いに右へ回る。照ノ富士、右筈で相手の胸を押す。妙義龍、後ろ向きに体勢を崩し、俵の外に出る。

(楽) 碧山戦 ○寄り切り 6.5秒
 照ノ富士、先に手をつく。碧山、仕切り線後方でサッと手をついて素早く立ち、頭から踏み込む。照ノ富士、右肘を固めて踏み込み、右を差す。碧山、左上手を探る。照ノ富士、右差し手を深くして相手に上手を与えず、前に出ながら下手を探る。碧山、頭をつけ、右下手を探りながら右に回る。照ノ富士、前に出ながら右下手、左上手を取り、両廻しを引きつけて力強くがぶる。碧山、上体が起きて俵を割る。

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