玉鷲 2015年夏(五月)場所取組内容

201505たまわし

先場所、新三役に昇進したが、4勝11敗と負け越した。 →先場所の取組内容
今場所は、前頭5枚目。
初日、過去対戦成績9勝1敗と分のいい臥牙丸と対戦し、白星発進。
二日目から3連敗。
五日目に佐田の富士を押し出して2勝目。
六日目から伊勢ヶ濱部屋力士に3連敗。中日の照ノ富士戦では、休まず攻めるも、豪快な小手投げで裏返し。
九日目、横綱日馬富士と対戦。突き落としで破って初めての金星を獲得。30歳6ヶ月の金星は、外国出身力士では最も遅い記録となった。初金星に顔が緩みっぱなしだったよう。
十日目、北太樹を押し出して初めて連勝。
十一日目から3連敗し、負け越し決定。
十四日目は豊ノ島、千秋楽は荒鷲に勝って連勝。6勝9敗で今場所を終える。

(初) 臥牙丸戦 ○押し出し 9.3秒
 臥牙丸、先に手をつく。玉鷲、仕切り線少し後方でサッと手をつき、頭から踏み込む。臥牙丸、低く当たって押し上げる。玉鷲、突っ張り、相手を起こす。臥牙丸、押し返す。玉鷲、左喉輪で押し上げる。臥牙丸、俵に詰まって仰け反り、体勢を崩す。玉鷲、相手の左脇腹を押す。臥牙丸、相手に背中を向けて俵の外に出、土俵の端で踏み止まる。

(2) 徳勝龍戦 ●寄り切り 8.2秒
 玉鷲、先に手をつく。徳勝龍、サッと手をつく。両者、ほぼ同時に立って、頭から当たり、互いに右で顎を押し上げる。徳勝龍、左を差す。玉鷲、右喉輪で押し上げる。徳勝龍、突き放す。玉鷲、土俵際、頭を下げて押す。徳勝龍、左を差し、前に出ながら右上手を取る。玉鷲、一瞬、右足が俵の外に出るが、両者、気付かず。徳勝龍、右上手を引きつけて前に出、寄り切る。

(3) 高安戦 ●引き落し 4.2秒
 高安、先に手をつく。玉鷲、ちょんと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。玉鷲、頭から低く踏み込む。高安、相手を突き起こし、顎に突き上げながら前に出る。玉鷲、土俵際堪える。高安、叩いて左に開く。玉鷲、土俵に両手をつく。

(4) 豪風戦 ●引き落し 1.6秒
 玉鷲、先に手をつく。豪風、仕切り線後方で手をサッとつき、素早く立って頭から踏み込む。両者、頭で当たり合う。豪風、押し上げ、相手の手を叩きながら左に開く。玉鷲、土俵に両手をつく。

(5) 佐田の富士戦 ○押し出し 9.0秒
 佐田の富士、先に手をつく。玉鷲、仕切り線後方で手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。玉鷲、頭から低く踏み込み、突き放す。佐田の富士、左喉輪で突き放して相手を下がらせ、両手で押し上げる。両者、押し合う。佐田の富士、押しながら前に出る。玉鷲、あてがって堪え、体勢を低くし、両手で突き放しながらどんどん前に出る。佐田の富士、上体が起きて俵の外に出る。

(6) 宝富士戦 ●送り出し 3.5秒
 宝富士、先に手をつく。玉鷲、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。玉鷲、頭から低く踏み込む。宝富士、胸で当たりを受ける。玉鷲、突き放す。宝富士、下がらず、左押っ付けで前に出る。玉鷲、右半身で俵に詰まる。宝富士、後ろから抱えて俵の外に出す。

(7) 誉富士戦 ●寄り切り 10.0秒
 誉富士、両腕を交差させ、仕切り線少し上に手を浮かせる。玉鷲、仕切り線少し後方。両者、ほぼ同時に手をサッとついて立つ。玉鷲、頭から踏み込む。誉富士、突き放す。玉鷲、突っ張りながら前に出る。誉富士、下からあてがい、突っ張り返す。玉鷲、顎に向かって突っ張り、右喉輪で突き上げる。誉富士、仰け反りながら喉輪を外し、土俵際を左へ回る。玉鷲、突き放しながら前に出る。誉富士、土俵際を左へ回り、右から突いていなし、右で廻しを取って捕まえ、前に出る。玉鷲、左で押っ付けるが、上体が起きて俵を割る。

(中) 照ノ富士戦 ●小手投げ 8.6秒
 照ノ富士、相手が腰を下ろす前に手をつく。玉鷲、腰を下ろし、手をサッとつく。照ノ富士、素早く立ち、右肩から踏み込む。玉鷲、両手突きから右喉輪で押し上げる。照ノ富士、下からあてがい、左で相手の右肘を突いて喉輪を外す。玉鷲、再び右喉輪で押し上げる。照ノ富士、すぐに左で突いて外す。玉鷲、右を差す。照ノ富士、左上手に手を伸ばすが取れず。玉鷲、右差しで前に出る。照ノ富士、外から相手の両差し手を抱え、左小手で振る。玉鷲、両差しで休まず前に出る。照ノ富士、更に左小手投げで振り回し、右で頭を押さえる。玉鷲、左膝から落ちて土俵に転がる。

(9) 日馬富士戦 ○突き落し 6.8秒
 玉鷲、先に手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと手をつく。玉鷲、素早く立って両手突き。日馬富士、低く当たって左廻しに手を掛ける。玉鷲、突き放して相手の廻しを切り、突っ張る。日馬富士、下からあてがい、突き返す。両者、体が離れて見合う。日馬富士、相手の顔の前で左から張る動きを見せて中に入り、深い左下手を探る。玉鷲、体を開いて右押っ付けで突く。日馬富士、前のめりになり、俵に足を掛けながら向き直る。このとき日馬富士の左足が俵の外に出るが、両者、気づかず。日馬富士、右で廻しを取る。玉鷲、顔を押し上げる。日馬富士、俵に足を掛けて仰け反りながら堪え、右下手を取って前に出る。ここで両者が気づき、動きを止める。勝負は、日馬富士の足が出た所でついた。

(10) 北太樹戦 ○押し出し 5.8秒
 玉鷲、先に手をつく。北太樹、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。北太樹、頭から踏み込む。玉鷲、相手の肩を押して頭をつける。北太樹、頭を下げる。玉鷲、両手で押し上げながら前に出る。北太樹、俵に詰まって上体が起き、俵に足を掛けながら左下手を取る。ここで北太樹の左足が俵の外に滑り出るが、両者、気づかず。玉鷲、右で相手の差し手を抱え、下がりながら右小手投げを下に打つ。北太樹、右肘から落ちて土俵に座る。

(11) 妙義龍戦 ●寄り切り 9.2秒
 妙義龍、先に手をつく。玉鷲、仕切り線少し後方で手をサッとつく。妙義龍、右手を出して頭から踏み込む。玉鷲、その場で立ち、両者、頭で当たり合う。妙義龍、突き上げて相手を起こす。玉鷲、体勢を低くして押そうとする。妙義龍、相手の手を叩きながら下がり、右に回って叩く。玉鷲、土俵際向き直り、突き放しながら前に出、顔に向かって突っ張り、叩く。妙義龍、乗じて左を差して前に出る。玉鷲、上体が起きて俵を割る。

(12) 栃煌山戦 ●押し出し 6.8秒
 玉鷲、先に手をつく。栃煌山、腰を下ろし、じりっじりっと足を前にすり、手をサッとついて頭から踏み込む。玉鷲、その場で立って頭から当たる。栃煌山、両差しになる。玉鷲、左で押っ付け、突き放すが、前に出られず土俵際。栃煌山、右を差す。玉鷲、両手で突き放して中に戻る。栃煌山、右押っ付けで前に出る。玉鷲、左差し手を抜く。栃煌山、両筈で押し上げる。玉鷲、上体が起きて俵を割る。

(13) 栃ノ心戦 ●寄り切り 21.9秒
 栃ノ心、先に手をつく。玉鷲、仕切り線少し後方でサッと手をつく。栃ノ心、素早く立って、右肘を固める。玉鷲、頭から当たる。栃ノ心、左で廻しを狙うが取れず。玉鷲、右喉輪で押し上げる。栃ノ心、左で突いて喉輪を外し、顎に向かって突き上げる。玉鷲、下からあてがう。栃ノ心、右を差して左上手を取り、引きつけて前に出ようとする。玉鷲、右から掬いながら堪え、右下手を取る。栃ノ心、左上手を引き付ける。玉鷲、堪える。両者、右四つ、玉鷲がやや右半身で下手を持ち、栃ノ心が上手を持った体勢で、少し足の位置を変えたり、廻しを握り直したりする(約10秒間)。栃ノ心、右下手も取り、両廻しを引きつけ、相手を一瞬浮かせて前に出る。玉鷲、土俵際、左上手も取るが、上体が起きて俵を割る。

(14) 豊ノ島戦 ○押し出し 8.4秒
 豊ノ島、相手が腰を下ろす前に右手をつく。玉鷲、ゆっくり腰を下ろし、時間を置いて左手をつき、止まる。豊ノ島、先に立って両腕を交差させる。玉鷲、遅れてその場で立ち、両手突きから左喉輪で押し上げ、左に回りながら右喉輪で突き上げ、突っ張る。豊ノ島、下からあてがいながら前に出る。玉鷲、左足を俵に掛けながら左喉輪、右押っ付けで押し上げる。豊ノ島、左喉輪で押し上げる。玉鷲、右から突いて右に回る。豊ノ島、左を差そうとする。玉鷲、右で突く。豊ノ島、前に踏み出し、俵で踏み止まろうとする。玉鷲、そこを後ろから押す。豊ノ島、俵の上を回って向き直ろうとするが、右足が俵の外に出る。

(楽) 荒鷲戦 ○小手投げ 10.8秒
 両者、仕切り線少し後方。荒鷲、先に手をつく。玉鷲、サッと手をつく。荒鷲、その直前、素早く立って踏み込み、右を差す。玉鷲、少し遅れてその場で立ち、左で押っ付けながら左に回る。荒鷲、右前廻しを取って向き直り、体勢を低くして左前廻しも取って前に出る。玉鷲、右押っ付けで突き、左で相手の右廻しを切ろうとする。荒鷲、右下手を離し、左下手で出し投げを打ちながら左へ回る。玉鷲、向き直り、右で小手に巻くが止め、左で小手に巻いて左に回り、土俵際、強烈な小手投げを下に打つ。荒鷲、左足を軸に宙で裏返り、背中から土俵に落ちる。

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