鶴竜 2015年名古屋(七月)場所取組内容

201507-かくりゅう

→先場所の取組内容
左肩の怪我で、三月場所、五月場所を休場。
先場所後、第一子となる女の子が誕生。
7月に入ってから、2ヶ月ぶりに関取と稽古し、場所に臨んだ。
休場明けの初日、関脇逸ノ城を押し出して白星発進。
その後、白星を連ね、中日勝ち越し。
九日目、関脇栃煌山に押し出されて、初黒星。これにより、横綱白鵬が単独トップに立つ。
しかし、十日目に栃煌山が白鵬を破ったことにより、再び並ぶ。
十三日目、大関稀勢の里に敗れて2敗に後退。白鵬が再び単独トップに。
千秋楽、1敗差で横綱白鵬と直接対戦。勝てば、優勝決定戦に持ち込めたが、51秒の相撲の末に寄り切られ、横綱としての初優勝は逃した。



(初) 逸ノ城戦 ○押し出し 5.3秒
 逸ノ城、相手が腰を下ろす前に両手をつく。鶴竜、腰を下ろし、手をサッとついて素早く立ち、左から張り、右を差す。逸ノ城、左上手に手を伸ばすが取れず、左で差し手を抱える。鶴竜、右下手を取り、左を巻き替えて両差しになろうとする。逸ノ城、腰を振って下手を切り、右を固めて両差しを許さず。鶴竜、右差し手を抜き、肩越しの左上手を取って左に回る。逸ノ城、向き直って相手の上手を切る。鶴竜、突き放しながら前に出る。逸ノ城、俵に詰まる。鶴竜、左押っ付けで押し上げる。逸ノ城、俵の外に出る。

(2) 佐田の海戦 ○寄り切り 5.5秒
 佐田の海、先に手をつく。鶴竜、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。鶴竜、低く踏み込み、顎に向かって突っ張る。佐田の海、下がらず、あてがいながら前に出る。鶴竜、右を差す。佐田の海、左上手に手を伸ばす。鶴竜、右差し手を返して上手を与えず、前に出る。佐田の海、土俵際、左で突こうとする。鶴竜、構わず寄る。佐田の海、土俵下に落ちる。

(3) 高安戦 ○押し出し 10.2秒
 高安、先に右手をつく。鶴竜、サッと手をつき、両者、ほぼ同時に立ち、頭で当たり合う。鶴竜、低い体勢で左をのぞかせる。高安、前に出ながら右上手を探る。鶴竜、その機に左を深く差して下手を取り、腰を引いて相手に右上手を与えず。高安、左上手を取り、右で差し手を抱えながら前に出る。鶴竜、左に回って腰を引き、相手の左上手を切る。高安、右で差し手を抱えながら左を差そうとする。鶴竜、右から押っ付けて右前廻しを探り、機を見て素早く右を巻き替えて差し、左上手を持って前に出る。高安、左に回りながら右を差し、右から掬う。鶴竜、左上手を離す。高安、体が離れて相手に背中を見せる体勢になり、くるっと向き直ろうとする。鶴竜、右で後ろ廻しを取ろうとする。高安、向き直って左を差すが土俵際。鶴竜、右押っ付けで押し上げる。高安、土俵際、上体が起き、右で叩こうとする。鶴竜、下から押し上げる。高安、土俵下に落ちる。

(4) 栃ノ心戦 ○寄り切り 23.3秒
 栃ノ心、先に左手をつく。鶴竜、両手をサッとつく。栃ノ心、素早く立ち、右肘を固めて踏み込む。鶴竜、頭から踏み込み、左上手前廻しに手を掛ける。栃ノ心、腰を引いて相手に上手を与えず。鶴竜、左で押っ付ける。栃ノ心、右差しで前に出る。鶴竜、深い右下手を取る。栃ノ心、深い左上手を取る。鶴竜、左を巻き替えようとするが止め、左で差し手を抱え、右下手投げで振りながら左を素早く巻き替える。栃ノ心、投げに振られるが左上手を持って堪え、右上手前廻しを探りながら前に出る。鶴竜、右下手を持ち、左下手前廻しを探る。栃ノ心、両上手を持って前に出る。鶴竜、右に回りながら相手の右上手を切り、胸を合わせながら少し体勢を低くする。栃ノ心、深い左上手を持ち、肩越しの右上手を取る。鶴竜、両下手を持って少し前に出、左から振って寄ろうとする。栃ノ心、やや仰け反って堪える。鶴竜、一呼吸置き、両肘を張りながら両下手を持って前に出る。栃ノ心、両廻しが切れ、腰が伸びて俵を割る。

(5) 妙義龍戦 ○叩き込み 7.1秒
 妙義龍、先に右手をつく。鶴竜、手をつかず。妙義龍、一度ついた手を引き、もう一度、右、左とサッと手をついて立つ。鶴竜、頭から低く当たる。妙義龍、相手を突き起こしながら前に出、右を差す。鶴竜、左で押っ付ける。妙義龍、右差し手を抜いて突き放す。両者、体が離れて見合う。鶴竜、左で張る動きを見せ、頭を下げて中に潜る。妙義龍、体を離す。両者、見合う。鶴竜、左から張り、低く当たって突き放し、再び左から張る。妙義龍、右手を出して相手の張りを防ぎ、頭を下げる。鶴竜、そこを右に開いて叩きながら下がる。妙義龍、前に落ちる。

(6) 碧山戦 ○寄り切り 11.9秒
 碧山、先に両手をつく。鶴竜、サッと手をつく。碧山、右手を出しながら低く当たる。鶴竜、右肘を固めて低く踏み込む。碧山、突き放す。鶴竜、左から張る。碧山、両手で突き放す。鶴竜、左で相手の手を突き、頭を下げて左上手に手を伸ばす。碧山、前に出る。鶴竜、右前廻しに手を掛けるが取れず。碧山、両手で突き放す。鶴竜、左で相手の手を突き、右前廻しを探る。碧山、体を離す。鶴竜、左で張る動きを見せ、頭を下げて押しながら前に出る。碧山、両手で顎を押し上げる。鶴竜、下からあてがい、中に入って両下手を取る。碧山、土俵際、右で首を巻きながら中に戻り、相手の差し手を外から抱え、機を見て左を巻き替える。鶴竜、乗じて両廻しを引きつけて前に出、寄り切る。

(7) 魁聖戦 ○寄り切り 10.8秒
 魁聖、相手が腰を下ろす前に手をつく。鶴竜、腰を下ろし、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。鶴竜、右肘を固めて頭から踏み込む。魁聖、右肘を固めて当たる。鶴竜、低く当たって左上手前廻しを取る。魁聖、右を差す。鶴竜、右下手も取って両廻しを引きつけ、左上手を離して左を素早く巻き替え、左差し手を返して深い左下手を取る。魁聖、右で相手の差し手を抱えながら前に出、手を伸ばして肩越しの右上手を取る。両者、少し止まる(約2秒間)。鶴竜、両下手を引きつけて前に出、相手の上手を切る。魁聖、上体が起きて土俵際。鶴竜、腰を下ろして寄り切る。

(中) 勢戦 ○上手投げ 19.5秒
 勢、先に右手をつくが、相手が手をつく前に、ガクッと前のめりになり、仕切り直し。2度目、勢、相手が腰を下ろす前に右手をつく。鶴竜、腰を下ろし、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。勢、右肩から踏み込む。鶴竜、頭から低く踏み込んで当たり、左前廻しを探るが取れず、左で押っ付ける。勢、両手で突き放す。鶴竜、体を離し、左から張って体勢を低くして右前廻しを取り、前に出ながら左前廻しも取る。勢、右を巻き替えて差す。鶴竜、深い左上手を取る。勢、右差し手を返し、左で押っ付ける。鶴竜、深い左上手を持ってやや左半身。両者、止まる(約7秒間)。勢、右掬い投げで振り回し、左も差して両差しになる。鶴竜、俵に足が掛かるが、上手を引きつけて上体を起こし、少し中に戻る。勢、右下手を取り、両差しで前に出る。鶴竜、下がりながら左を巻き替え、土俵際で右上手投げ。勢、土俵下に転がり落ちる。

(9) 栃煌山戦 ●押し出し 6.7秒
 栃煌山、仕切り線後方で先に手をつく。鶴竜、サッと両手をつく。栃煌山、素早く立って右を出しながら踏み込む。鶴竜、低く踏み込み、左で押っ付ける。栃煌山、突き放して右を差す。鶴竜、左を巻き替えようとする。栃煌山、突き放す。両者、体が離れて見合う。鶴竜、左から張る動きを見せて、低く当たる。栃煌山、右から張って両差しになり、体勢を低くする。鶴竜、左で首を巻く。栃煌山、深い右下手を取る。鶴竜、左で首を巻いて引く。栃煌山、両手で胸を押し上げながら前に出る。鶴竜、土俵下に飛び落ちる。

(10) 宝富士戦 ○叩き込み 12.4秒
 宝富士、先に両手をつく。鶴竜、手をサッとつき、頭から踏み込む。宝富士、両腕を下げ、当たりを胸で受ける。鶴竜、左喉輪で突き放す。宝富士、仰け反るが堪え、左下手を探る。鶴竜、再び左喉輪で突き上げ、右を差そうとする。宝富士、右で押っ付け、左をのぞかせる。鶴竜、左喉輪で押し上げ、右廻しを探りながら頭をつける。宝富士、廻しを与えず、右で押っ付ける。鶴竜、左喉輪で突き上げ、左で頭を叩いて右に回る。宝富士、向き直って押そうとする。鶴竜、頭を下げ、右前廻しを探る。宝富士、左で顔を押し上げて相手を起こし、右で押っ付ける。鶴竜、左喉輪で突き放し、前に出て両肘を固めて当たる。宝富士、両肘を固めて差させず。両者、体が離れて見合う。鶴竜、伸び上がって叩きながら右に開く。宝富士、前に泳いでバッタリ落ちる。

(11) 琴奨菊戦 ○寄り切り 13.5秒
 両者、一緒に腰を下ろし、ほぼ同時に手をつこうとする。琴奨菊、サッと手をついて立ち、右肘を固めて頭から踏み込む。鶴竜、低く当たって左で押っ付ける。琴奨菊、左で絞り、右を差し込む。鶴竜、左で押っ付け、左上手に手を伸ばすが取れず。琴奨菊、右をのぞかせて前に出る。鶴竜、左押っ付けから上手を取る。琴奨菊、右下手を取って引きつけながら腰を振り、相手の上手を切る。鶴竜、深い左上手を取り直し、右前廻しを取る。琴奨菊、左で相手に右手首を掴む。鶴竜、左上手を引きつけて前に出る。琴奨菊、右下手を持って堪え、左押っ付けで前に出る。鶴竜、両廻しを引きつけながら左上手で振り、相手を土俵際にする。琴奨菊、左足を俵に掛けて堪える。鶴竜、両廻しを引きつけて前に出る。琴奨菊、腰が伸びて俵を割る。

(12) 照ノ富士戦 ○掬い投げ 40.5秒
 照ノ富士、仕切り線少し後方で先に両手をつく。鶴竜、手をサッとつく。照ノ富士、右肘を固めて踏み込む。鶴竜、両腕を下げて頭から踏み込んで当たり、左上手前廻しを取る。照ノ富士、右差し手を返す。鶴竜、右下手を取り、素早く左を巻き替えて差し、両差しになる。照ノ富士、上体を起こしながら右を巻き替えようとする。鶴竜、左差し手を返してそれを許さず、深い両下手を取る。照ノ富士、外から抱えて左小手投げで振る。鶴竜、右足外掛けで堪える。照ノ富士、肩越しの右上手を取る。鶴竜、腰を振って相手の上手を切り、一呼吸後、深い両下手を持って前に出る。照ノ富士、左小手投げで振ろうとする。鶴竜、右足外掛けで堪える。照ノ富士、掛けられた左足を外す。両者、止まる(約5秒間)。照ノ富士、外から極めて仰け反りながら前に出ようとする。鶴竜、右足で外掛け。両者、少し止まる(約2秒間)。照ノ富士、腰を振って相手の廻しを切ろうとする。鶴竜、両下手を持って前に出る。照ノ富士、左小手投げで振ろうとする。鶴竜、右外掛けで崩しながら前に出る。照ノ富士、俵に詰まる。鶴竜、深い両下手を持ち、腰をぶつけるようにして正面から寄り立てる。照ノ富士、外から抱え、俵に両足を掛け、弓なりになりながら堪える。鶴竜、体を開き、土俵内に右掬い投げ。照ノ富士、宙で裏返って土俵に落ちる。

(13) 稀勢の里戦 ●寄り切り 4.2秒
 稀勢の里、仕切り線少し後方で先に右手をつく。鶴竜、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。稀勢の里、左肘を固めて頭から踏み込む。鶴竜、右肘を固めて頭から低く踏み込み、下から掬うように左を差す。稀勢の里、左を差して相手を起こし、右で差し手を抱えながら前に出る。鶴竜、右上手に手を伸ばすが取れず、左下手を取る。稀勢の里、前に出ながら左下手、右上手を取る。鶴竜、右を巻き替えに行こうとするが止め、俵に詰まる。稀勢の里、両廻しを持ってがぶる。鶴竜、俵の上で右上手を探るが取れず、上体が起きて俵を割る。

(14) 豪栄道戦 ○寄り切り 19.7秒
 豪栄道、先に右手をつく。鶴竜、両手をサッとつく。豪栄道、その瞬間、手を引く。鶴竜、突っ掛ける。2度目、豪栄道、先に右手をつく。鶴竜、右手をつく。豪栄道、その場でふわっと立つ。3度目、鶴竜は両手を、豪栄道は右手を、ほぼ同時にサッとつく。豪栄道、素早く立ち、両肘を固めて踏み込む。鶴竜、左から張る。豪栄道、一瞬右で首を巻き、左を差して下手を取る。鶴竜、右上手に手を伸ばすが届かず、左を差して後ろ廻しを取る。豪栄道、左下手を持ち、右から押っ付けながら前に出る。鶴竜、右から押っ付けるが俵に詰まり、深い右上手を取って左下手を離し、左に回って中に戻り、左下手を取り直して両廻しになる。豪栄道、右を巻き替え、右差し手を返して相手を起こそうとする。鶴竜、両上手を持って頭をつけて堪え、左上手を手前にする。豪栄道、右差し手を抜き、肩透かしに行きながら左へ一回転し、再び右を差し込み、前に出ながら右下手を探る。鶴竜、土俵際堪え、両上手を持って一気に前に出る。豪栄道、右差し手を返すが相手の上手を切れず、俵に詰まり、右から掬い投げに行く。鶴竜、右に傾くが堪えて寄る。豪栄道、上体が起きて俵の外に出る。

(楽) 白鵬戦 ●寄り切り 51.3秒
 白鵬、先に右手をつくが、相手が手をつく前に、ふわっと立つ。2度目、鶴竜、右手を出して仕切り線すぐ上で浮かせる。白鵬、手をサッとついて素早く立ち、左から張る。鶴竜、右肘を固め、頭から低く踏み込む。白鵬、右肘でかち上げ、左上手に手を伸ばすが取れず。鶴竜、頭を上げず、左前廻しに手を掛けるが取れず。白鵬、右を差す。鶴竜、左で押っ付け、右下手を取る。白鵬、右下手を取る。鶴竜、左を巻き替えて両差しになる。白鵬、すぐに左を巻き替え返し、左下手を取る。両者、左四つ、互いに両廻しを持つ体勢。鶴竜、右上手を手前に持ち替える。白鵬、両廻しを引きつけて前に出る。鶴竜、両廻しを持って堪える。白鵬、左下手を深くする。両者、左四つがっぷりで少し止まる(約4秒間)。鶴竜、両廻しを引きつけて前に出る。白鵬、両廻しを引きつけ返して堪えるが、じりじり後退して俵に足が掛かる。鶴竜、寄り切れず。白鵬、土俵内に少し戻る。両者、しばらく止まる(約20秒間)。鶴竜、両廻しを引きつける。白鵬、左下手で振ろうとする。鶴竜、右足外掛けに行くが、腰が浮いて足を外す。両者、左四つがっぷりで少し止まる(約2秒間)。白鵬、両廻しを引きつけて前に出る。鶴竜、右足を俵に掛けて堪える。白鵬、腰を下ろしながら寄る。鶴竜、俵の外に出る。

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