豪栄道 2015年名古屋(七月)場所取組内容

201507-ごうえいどう

先場所、横綱白鵬を首投げで破った際、俵で打ち付けた左肩を剥離骨折したため、最後の二日間を休場。→先場所の取組内容
申し合い稽古を始めたのは、初日6日前の7月6日という、急仕上げで場所に臨んだ。
初日は高安に敗れて黒星発進。
二日目の宝富士戦では、一度軍配をもらうも、「差し違え」。2連敗となる。
三日目、四日目と連勝し、星を五分に。
五日目は逸ノ城に押し出され、2勝3敗と黒星先行。
七日目は、新大関の照ノ富士を切り返しで破り、先輩大関の意地を見せるとともに、4勝3敗と初めて白星を先行させる。
中日は角番大関琴奨菊に敗れ、4勝4敗と再び五分。
九日目からは白星を連ね、十一日目は勝ちっ放しの両横綱を破った栃煌山に勝利。そのまま4連勝し、十二日目に勝ち越しを決める。
十三・十四日目と両横綱に敗れるも、千秋楽で大関稀勢の里に勝利。大関になって初めて、9勝目を上げる。



(初) 高安戦 ●寄り倒し 2.9秒
 高安、先に右手をつく。豪栄道、手をつかずに立ち、右を差そうと腕を下げる。高安、左を差し勝ち、深い左下手を取る。豪栄道、左下手を取る。高安、右上手に手を伸ばす。豪栄道、右を巻き替えに行く。高安、右上手を取り、両上手を引きつけて前に出る。豪栄道、上体が起き、右差し手を抜いて後ろ向きになり、俵の外に両手をつく。

(2) 宝富士戦 ●突き落し 9.1秒
 宝富士、先に両手をつく。豪栄道、手をサッとついて低く踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たり、左をのぞかせ、右で押っ付ける。豪栄道、左に開いて叩く。宝富士、落ちずについて行き、左肘を固めて当たる。豪栄道、右押っ付けで押し上げ、右を差して前に出る。宝富士、土俵際、左から突く。豪栄道、堪え、再び右を差して前に出る。宝富士、土俵際を右に回る。豪栄道、押す。宝富士、土俵際、上体が起きて右足一本になりながら左で突く。豪栄道、前のめりに土俵外に倒れ、宝富士、俵の外に出、土俵下に飛び落ちる。軍配、豪栄道。「物言い」がつき、協議の結果、豪栄道の手が先についていると判断、「軍配差し違え」で宝富士の勝ちとなる。

(3) 碧山戦 ○突き落し 14.3秒
 豪栄道、先に右手をつく。碧山、仕切り線少し後方で、手をサッとついて両手突き。豪栄道、左前廻しに手を伸ばして取り、頭をつけて右上手前廻しも取る。碧山、右を差し、左もねじ込んで左下手を取る。豪栄道、両上手を持って前に出ようとする。碧山、堪える。豪栄道、左から捻りながら右に回る。碧山、左下手を持ってついて行く。豪栄道、右上手を離して巻き替えに行く。碧山、左上手を引きつけて一気に前に出る。豪栄道、そこを右から掬う。碧山、左上手を離す。両者、体が離れ、豪栄道、相手に背中を見せる。碧山、そこを左で押そうとする。豪栄道、くるっと回ってそれをかわしながら左手で後ろの相手を突く。碧山、土俵に転がる。

(4) 勢戦 ○寄り切り 3.3秒
 勢、先に右手をつく。豪栄道、両手をサッとついて頭から踏み込む。勢、右を差す。豪栄道、左上手前廻しを取る。勢、右差し手を抜き、右で相手の差し手を引っ張り込む。豪栄道、右前廻し、深い左下手を取って前に出る。勢、右を巻き替えて差すが、土俵際。豪栄道、腰を下ろしながら寄る。勢、俵の上で仰け反りながら右で掬って相手の上手を切るが、土俵下に飛び落ちる。

(5) 逸ノ城戦 ●押し出し 3.5秒
 逸ノ城、先に両手をつく。豪栄道、サッと手をつき、素早く立って頭から踏み込む。逸ノ城、両手を下げて当たる。豪栄道、右をのぞかせ、左上手に手を伸ばすが取れず、左で押っ付ける。逸ノ城、左から押っ付ける。豪栄道、体を離し、左で突きながら左に回って土俵際。逸ノ城、向き直り、前に出て押す。豪栄道、左廻しに手を伸ばすが取れず、相手の押しに仰け反り、土俵下に落ちる。

(6) 栃ノ心戦 ○押し出し 2.1秒
 栃ノ心、手をつこうとする。豪栄道、手をサッとついて素早く立ち、左肘を固めて頭から踏み込む。栃ノ心、右肘を固めて当たるが、上体が起きて左で首を巻く。豪栄道、左押っ付けで一気に前に出る。栃ノ心、右を差すが、上体が起きて俵を割る。

(7) 照ノ富士戦 ○切り返し 8.9秒
 両者、ほぼ同時に腰を下ろす。豪栄道、仕切り線のすぐ上で右拳を浮かせる。照ノ富士、仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。照ノ富士、右肘を固めて右肩から踏み込む。豪栄道、左肘を固めて低く当たり、左、右と差して両差しになる。照ノ富士、左で差し手を抱えながら、右を巻き替えて差す。豪栄道、すぐに左を巻き替えようとする。照ノ富士、左で差し手を抱えながら再び右を巻き替える。豪栄道、前に出ながら左を差し込み、両差しで前に出る。照ノ富士、外から相手の両差し手を抱えて土俵際になり、左小手で振って左上手に手を伸ばす。豪栄道、その機に深い右下手を取り、左前廻しを取って相手の左側につき、前に出る。照ノ富士、右足を俵に掛けて堪え、左で肩越しの上手を取る。豪栄道、右膝を相手の左膝後ろに当て、切り返す。照ノ富士、土俵に尻餅をつく。

(中) 琴奨菊戦 ●押し出し 6.4秒
 豪栄道、先に右手をつく。琴奨菊、サッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。豪栄道、右肘を固める。琴奨菊、左肘を固めて頭から踏み込む。豪栄道、低く当たって左を差し、左下手を取る。琴奨菊、右で差し手を抱え、左を差そうとする。豪栄道、右を差そうとするがならず、右上手を取る。琴奨菊、左差し手を返して相手の上手を切る。豪栄道、下がりながら右を巻き替えて差す。琴奨菊、乗じて右で差し手を抱えて前に出ながら左を巻き替える。豪栄道、左下手を持って俵に詰まり、再び右を差そうとするが差せず、上体が起きる。琴奨菊、両手で相手の胸を押し上げる。豪栄道、左廻しを持って堪えようとするが、ついに土俵下に落ちる。

(9) 魁聖戦 ○掬い投げ 9.3秒
 魁聖、先に手をつく。豪栄道、手をサッとついて素早く立ち、左肘を固めて頭から踏み込む。魁聖、両腕を下げて当たる。豪栄道、一瞬両差しになるが、左差し手を抜き、左上手に手を伸ばすが取れず、右で頭を叩きながら左へ回って土俵際。魁聖、乗じて前に出る。豪栄道、俵の上を際どく左へ回り、左上手で後ろ廻しを取って頭をつける。魁聖、土俵際向き直って相手の上手を切り、左を差して両差しになる。豪栄道、右上手を探るが止め、右を巻き替えて差す。魁聖、深い左上手を取る。豪栄道、右下手を探るが止め、引いて土俵際、右掬い投げを打ち、右足で相手の左足を跳ね上げる。魁聖、右足一本で振られて俵の外に裏返る。

(10) 安美錦戦 ○叩き込み 2.0秒
 豪栄道、仕切り線すぐ上で右拳を浮かせる。安美錦、両手をサッとつき、叩きながら左へ変わる。豪栄道、前のめりになるが落ちずに堪え、向き直る。安美錦、左押っ付けで前に出よう当するが、足が流れる。豪栄道、そこを叩く。安美錦、左膝から土俵に落ちる。

(11) 栃煌山戦 ○首投げ 5.5秒
 栃煌山、仕切り線後方で先に左手をつく。豪栄道、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。栃煌山、右肘を固めて踏み込む。豪栄道、両肘を固めて当たり、左を差して下手を取る。栃煌山、左を差し、右上手を取る。豪栄道、右上手も取る。栃煌山、腰を捻って相手の上手を切る。豪栄道、素早く左差し手を抜き、右で首を巻いて下がりながら体を回して首投げ。栃煌山、右膝から土俵に落ちる。

(12) 豪風戦 ○叩き込み 1.2秒
 豪栄道、仕切り線すぐ上で右拳を浮かせて待つ。豪風、仕切り線少し後方で手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。豪風、頭から踏み込む。豪栄道、左肘を固めて当たり、左に開きながら叩く。豪風、前に落ちて土俵に転がる。

(13) 白鵬戦 ●寄り切り 2.5秒
 豪栄道、手を動かして素早く立ち、両肘を固める。白鵬、右手をサッとついて立ち、右から張って右に踏み出し、低い体勢で両差しになり、一気に前に出る。豪栄道、上体が起きて右で首を巻いて首投げに行こうとする。白鵬、密着して前に出、腰を下ろして寄り切る。豪栄道、土俵下に飛び落ちる。

(14) 鶴竜戦 ●寄り切り 19.7秒
 豪栄道、先に右手をつく。鶴竜、両手をサッとつく。豪栄道、その瞬間、手を引く。鶴竜、突っ掛ける。2度目、豪栄道、先に右手をつく。鶴竜、右手をつく。豪栄道、その場でふわっと立つ。3度目、鶴竜は両手を、豪栄道は右手を、ほぼ同時にサッとつく。豪栄道、素早く立ち、両肘を固めて踏み込む。鶴竜、左から張る。豪栄道、一瞬右で首を巻き、左を差して下手を取る。鶴竜、右上手に手を伸ばすが届かず、左を差して後ろ廻しを取る。豪栄道、左下手を持ち、右から押っ付けながら前に出る。鶴竜、右から押っ付けるが俵に詰まり、深い右上手を取って左下手を離し、左に回って中に戻り、左下手を取り直して両廻しになる。豪栄道、右を巻き替え、右差し手を返して相手を起こそうとする。鶴竜、両上手を持って頭をつけて堪え、左上手を手前にする。豪栄道、右差し手を抜き、肩透かしに行きながら左へ一回転し、再び右を差し込み、前に出ながら右下手を探る。鶴竜、土俵際堪え、両上手を持って一気に前に出る。豪栄道、右差し手を返すが相手の上手を切れず、俵に詰まり、右から掬い投げに行く。鶴竜、右に傾くが堪えて寄る。豪栄道、上体が起きて俵の外に出る。

(楽) 稀勢の里戦 ○突き落し 6.0秒
 豪栄道、右手を仕切り線の上に浮かせる。稀勢の里、手をサッとつき、左肘を固めて踏み込む。豪栄道、手をつかずに立ち、左で張るような動きを見せ、左を差して前に出ようとする。稀勢の里、左に回って左下手を取る。豪栄道、左差し手を返しながら右上手を探る。稀勢の里、腰を捻って上手を与えず、左下手を持って前に出る。豪栄道、土俵際、右押っ付けで右から突き、左で頭を叩く。稀勢の里、土俵に裏返る。

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