豪栄道 2015年秋(九月)場所取組内容

201509-ごうえいどう

先場所は、大関6場所目で最も良い成績、9勝6敗で終える。→先場所の取組内容
5月に痛めた肩の影響で、稽古が出来ないこともあったが、8月下旬から本格的な稽古を再開し、場所に臨んだ。
初日は大砂嵐を渡し込んで白星発進。
二日目は高安に寄り切られ、三日目は小結に復帰した栃ノ心に突き落とされて連敗。
四日目の逸ノ城戦では土俵際で捨て身の首投げ、一度相手に軍配が上がるも、差し違えで勝利し、星を五分にする。
六日目は嘉風、七日目は隠岐の海と、ともに横綱白鵬を破った二人に敗れて連敗。再び黒星先行。
八日目、同学年ライバルの関脇栃煌山を叩き込んで、また星を五分に。
九日目は大関琴奨菊、十日目は平幕の魁聖に敗れ、横綱大関戦を3番残して4勝6敗と苦しい星に。
十三日目、横綱鶴竜に寄り切られて7敗目、後がなくなる。
十四日目、前日の稀勢の里戦で右膝を負傷した照ノ富士と対戦して勝利。7勝7敗とする。
千秋楽、優勝争いから脱落した稀勢の里と対戦。寄り切りで敗れて負け越しが決まる。
秋場所で負け越したのは、入門後初。
来場所は2度目の角番となる。



(初) 大砂嵐戦 ○渡し込み 17.0秒
 大砂嵐、仕切り線少し後方で先に左手をつく。豪栄道、仕切り線少し後方でサッと手をつき、踏み込む。大砂嵐、両手突き。豪栄道、下からあてがう。大砂嵐、体を離し、土俵際、肩越しの左上手に手を伸ばしながら左へ回る。豪栄道、向き直って上手を与えず。両者、体が離れて見合う。大砂嵐、両手突きに行く。豪栄道、体勢を低くし、右下手を取り、左上手も取って前に出る。大砂嵐、左上手を取り、土俵際、右に回る。豪栄道、両廻しを持って前に出る。大砂嵐、両廻しを引きつけて前に出る。豪栄道、土俵際、右掬い投げで体を入れ替えるが、廻しが切れる。大砂嵐、右足が俵に掛かるが左上手を離さず堪え、中に戻る。豪栄道、左上手を探るが取れず。大砂嵐、体勢を低くする。豪栄道、左から押っ付ける。大砂嵐、左に下がりながら左上手投げに行こうとする。豪栄道、乗じて右差し手を返しながら前に出、左で相手の右膝裏を取る。大砂嵐、体が飛んで俵の外に倒れ、豪栄道、その上に重なる。大砂嵐、土俵下に落ちる。

(2) 高安戦 ●寄り切り 10.8秒
 高安、先に右手をつく。豪栄道、手をサッとつき、頭から踏み込む。高安、左肘を固めて当たり、左を差そうとする。豪栄道、相手に左を十分差させず、右を差し勝ち、深い左上手に手を掛ける。高安、すぐに腰を捻って相手の上手を切る。豪栄道、右下手を取る。高安、右下手、左上手を取り、少し右に回って両廻しをしっかり握り、腰を振って相手の下手を切り、両廻しを引きつけて前に出る。豪栄道、右から掬って上手を切ろうとするがならず、土俵際、左から突こうとするが俵を割る。高安、その後、土俵に落ちる。

(3) 栃ノ心戦 ●突き落し 2.5秒
 両者、ほぼ同時に手をサッとつく。豪栄道、素早く立ち、右手を出しながら低く踏み込む。栃ノ心、やや左に踏み込んで右を差す。豪栄道、頭をつけて左から押っ付ける。栃ノ心、右差し手を抜き、左で頭を叩いて右に開き、右から突く。豪栄道、前につんのめって土俵下に飛び落ちる。

(4) 逸ノ城戦 ○首投げ 21.4秒
 豪栄道、右手をつこうとする。逸ノ城、手をサッとついて素早く立ち、右肘を固めて踏み込む。豪栄道、その場で立って左から張り、右を差す。逸ノ城、左で差し手を抱える。豪栄道、左で押っ付け、右差しで一気に前に出る。逸ノ城、左足を俵に掛けて堪え、中に戻り、深い左上手を取る。豪栄道、やや右半身で体勢を低くする。両者、少し止まる(約2秒間)。逸ノ城、上手を引きつける。豪栄道、体を起こさず、右半身の体勢。両者、止まる(約6秒間)。豪栄道、左で絞り、腰を振って相手の上手を切ろうとするが切れず、深い左上手を取る。両者、胸が合う体勢に変わり、逸ノ城、右下手も取る。豪栄道、すぐに左上手を持って一気に下がり、土俵際を左へ回り、右首投げに行く。逸ノ城、左上手を持ったまま、相手に体を預けるように傾き、豪栄道、俵の外に飛び、両者、土俵に落ちる。軍配、逸ノ城。「物言い」がつき、3分近くの長い協議の結果、「逸ノ城の肘が先についている」と判断、「軍配差し違え」で豪栄道の勝ち。

(5) 碧山戦 ○寄り切り 3.1秒
 豪栄道、手をつこうと動かす。碧山、手をサッと動かし、右肘を固めて立つ。豪栄道、頭から低く当たり、すぐに左前廻しを取る。碧山、突き放そうとする。豪栄道、左廻しを持って前に出、右前廻しも取る。碧山、俵に詰まり、左から突き落とそうとする。豪栄道、廻しが切れて前のめりになるが、碧山が先に俵の外に出る。

(6) 嘉風戦 ●押し倒し 4.2秒
 嘉風、先に手をつく。豪栄道、手をサッとついて素早く立つ。嘉風、頭から踏み込む。豪栄道、低く当たって右を差そうとする。嘉風、左押っ付けで押し上げ、突っ張る。豪栄道、右を差そうとする。嘉風、左で押っ付ける。豪栄道、差し手を抜き、叩こうとする。嘉風、乗じて押しながら前に出る。豪栄道、右半身で俵に詰まる。嘉風、左から押す。豪栄道、土俵に這う。

(7) 隠岐の海戦 ●寄り倒し 5.4秒
 豪栄道、右拳を仕切り線少し上に浮かせる。隠岐の海、仕切り線後方で手をサッとつく。豪栄道、素早く立ち、低い体勢で前廻しを狙う。隠岐の海、両肘を固めて当たり、左を差す。豪栄道、左下手を取り、右を巻き替えようとするが止め、深い右上手に手を掛ける。隠岐の海、腰を捻って上手を切り、左下手を取る。豪栄道、右を巻き替えようとする。隠岐の海、それを許さず、一気に前に出る。豪栄道、土俵際、右首投げに行こうとする。隠岐の海、左差し手を返しながら寄る。豪栄道、俵の外に倒れる。

(中) 栃煌山戦 ○叩き込み 1.8秒
 豪栄道、先に手をつく。栃煌山、仕切り線少し後方でサッと手をつく。豪栄道、両腕を下げて踏み込む。栃煌山、右手を出しながら踏み込み、右で押っ付ける。豪栄道、すぐに叩きながら引き、左に開く。栃煌山、前にバッタリ落ちる。

(9) 琴奨菊戦 ●寄り切り 6.0秒
 豪栄道、先に手をつく。琴奨菊、仕切り線少し後方でサッと手をつく。豪栄道、素早く立って、右肘を固める。琴奨菊、右肘を固めて低く踏み込み、左上手前廻しを取る。豪栄道、右をねじ込む。琴奨菊、左上手を引きつけ、右を差して前に出、左上手出し投げで振り、右差し手を返しながら寄る。豪栄道、上体が起き、土俵下に落ちる。

(10) 魁聖戦 ●押し出し 3.5秒
 魁聖、先に手をつく。豪栄道、手をサッとついて素早く立つ。魁聖、遅れて立ち、両腕を下げる。豪栄道、頭から当たる。魁聖、左を差し、右も差そうとしながら前に出る。豪栄道、土俵際を左に回る。魁聖、突き放す。豪栄道、上体が起きて俵の外に出る。

(11) 玉鷲戦 ○外掛け 2.0秒
 豪栄道、先に手をつく。玉鷲、すぐに手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。豪栄道、左から張って右を差し、差し手を返す。玉鷲、左で首を巻いて投げに行こうとする。豪栄道、そこを右足で外掛け。玉鷲を下にして、両者、土俵に倒れる。

(12) 宝富士戦 ○寄り切り 4.7秒
 豪栄道、右手を仕切り線の上で浮かせる。宝富士、手をサッとつく。豪栄道、素早く立ち、右腕を内に入れながら低く当たる。宝富士、左肘を固めて当たり、左を差そうとする。豪栄道、右押っ付けで押し上げ、右を差して深い下手を取る。宝富士、左で差し手を抱え、土俵際、左小手投げに行く。豪栄道、堪えて寄る。宝富士、上体が起きて俵を割る。

(13) 鶴竜戦 ●寄り切り 6.8秒
 豪栄道、先に手をつき、ふわっと突っ掛ける。2度目、豪栄道、先に手をつく。鶴竜、手をサッとつく。豪栄道、素早く立ち、両腕を下げて頭から踏み込む。鶴竜、左から張り、右肘を固めて当たり、両差しになって左差し手を大きく返し、左下手で後ろ廻しを取る。豪栄道、右首投げに行く。鶴竜、左下手を持って前に出る。豪栄道、向き直って右を巻き替えようとするが止め、再び右首投げに行く。鶴竜、左で後ろ廻しを持って前に出る。豪栄道、土俵際、再び右首投げに行く。鶴竜、左で後ろ廻しを持ち、右で相手の脇腹を押し上げる。豪栄道、土俵下に落ちる。

(14) 照ノ富士戦 ○寄り切り 5.7秒
 豪栄道、先に手をつく。照ノ富士、仕切り線後方で手をサッとつく。豪栄道、右手を出す。照ノ富士、左から張って右を差そうとする。豪栄道、左肘を固めて当たり、両差しになる。照ノ富士、左上手に手を伸ばすが取れず。豪栄道、両下手を取る。照ノ富士、外から差し手を抱え、右から小手に振り、右をねじ込んで差す。豪栄道、左上手を引きつけ、右差し手を返しながら一気に前に出る。照ノ富士、上体が起きて俵を割る。

(楽) 稀勢の里戦 ●寄り切り 22.6秒
 豪栄道、先に手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固める。豪栄道、左から張り、左肘を固めて低く当たる。稀勢の里、左を差す。豪栄道、右上手前廻しを取り、引きつける。稀勢の里、腰を振って相手の上手を切り、左差し手を返す。豪栄道、左下手を取り、再び右上手に手を伸ばすが取れず、右手で相手の差し手を外そうとする。稀勢の里、左筈押しで前に出る。豪栄道、土俵際になるが、左下手を持って右に回り、中に戻る。稀勢の里、深い右上手を持って前に出ようとする。豪栄道、右で押っ付けながら堪え、右上手に手を伸ばして右に回る。稀勢の里、再び左を差し、右上手を持って前に出る。豪栄道、右で絞って相手の差し手を外そうとする。稀勢の里、右上手を引きつけて寄る。豪栄道、俵に足が掛かり、右で押っ付けながら右に回って中に戻り、右上手に手を伸ばすが取れず。稀勢の里、左で深い下手を取る。豪栄道、上体が起き、右首投げに行こうとするが止め、右で押っ付ける。稀勢の里、両廻しを引きつけて前に出る。豪栄道、右に回り続け、土俵際、右押っ付けで突こうとする。稀勢の里、少し傾くが堪え、腰を下ろして寄り切る。

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