八日目・十両。(九州場所)

九州場所八日目・十両の取り組み。
十両二場所目の正代が、元幕内の東龍を寄り切り、単独トップに立つ。
十両通算3場所目の大翔丸は、肘を負傷している旭日松に叩き込みで敗れて2敗に後退。
富士東は、新十両の朝弁慶を掬い投げで倒し、2敗を守る。朝弁慶は連敗で、3敗に後退。
錦木は、千代丸を押し出して2敗を守る。
里山は、大きな相手天風を掬い投げで倒して3勝目。
初日から7連敗だった玉飛鳥が、幕下の希善龍を押し出し、初日を出した。

十両全取り組み内容は以下の通り。
カッコ内は取り組み時間です。

● 希善龍 2勝3敗 押し出し ○ 玉飛鳥 1勝7敗 (4.0秒)
 希善龍、仕切り線後方で先に手をつく。玉飛鳥、仕切り線少し後方で手をつく。希善龍、素早く立ち、右肘を固めてやや左に踏み出す。玉飛鳥、頭から当たり、左筈で脇を押そうとする。希善龍、少し叩いて下がり、左で相手の差し手を抱えようとする。玉飛鳥、乗じて両筈で押しながら前に出る。希善龍、上体が起きて俵を割る。
<玉飛鳥の押し出し>
20151115 201 玉飛鳥 押し出し 希善龍 40

○ 錦木 6勝2敗 押し出し ● 千代丸 4勝4敗 (3.4秒)
 錦木、仕切り線少し後方で先に手をつく。千代丸、仕切り線少し後方で手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。千代丸、低い姿勢で両手突きに行く。錦木、頭を下げて当たる。千代丸、突っ張る。錦木、下がらず、下から撥ね上げながら前に出る。千代丸、引く。錦木、乗じて筈で押し上げながら前に出る。千代丸、上体が起きて俵を割る。
<錦木の押し出し>
20151115 202 錦木 押し出し 千代丸 40

○ 大道 4勝4敗 引き落とし ● 徳真鵬 3勝5敗 (1.2秒)
 徳真鵬、左、右と腕を前に出し、仕切り線少し後方で先に手をつく。大道、仕切り線後方で手をサッとついて立ち、頭から踏み込む。徳真鵬、右肘を固めて胸で当たる。大道、右から突いて右に開く。徳真鵬、土俵にバッタリ落ちる。

○ 若乃島 3勝5敗 寄り切り ● 千代皇 4勝4敗 (4.3秒)
 若乃島、先に手をつく。千代皇、仕切り線少し後方で手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。千代皇、両腕を内にして踏み込む。若乃島、頭から踏み込み、やや左にずれて当たり、右で顎を押し上げ、左押っ付けで相手を半身にする。千代皇、向き直る。若乃島、突っ張り、両差しになり、深い右下手を取ってがぶりながら一気に前に出る。千代皇、上体が起きて俵を割る。

● 大翔丸 6勝2敗 叩き込み ○ 旭日松 4勝4敗 (1.9秒)
 旭日松、仕切り線後方で先に手をつく。大翔丸、体を上下に揺らしてから、手をサッとつく。旭日松、その直前、素早く立ち、右手を出して頭から踏み込む。両者、頭で当たり合う。旭日松、左前廻しに手を掛け、右喉輪で押し上げ、すぐに引いて叩く。大翔丸、土俵に転がる。

● 明瀬山 4勝4敗 上手出し投げ ○ 石浦 3勝5敗 (10.1秒)
 石浦、足元を均し、明瀬山、その間、足元を少し均す。石浦、先に腰を下ろす。明瀬山、ゆっくり腰を割る。石浦、仕切り線後方で先に手をつく。明瀬山、仕切り線後方でサッと手をつき、素早く立って両腕を内にする。石浦、右手を出して頭から踏み込む。両者、体が離れる。石浦、頭をつけて左廻しを取り、右筈で胸を押しながら左に回る。明瀬山、向き直って両差しになる。石浦、頭をつけて右上手前廻しを取る。明瀬山、左下手取り、引きつけながら前に出る。石浦、左差し手を返して堪え、頭をつける。明瀬山、右で相手の左腕を極めながら振る。石浦、俵に詰まる。明瀬山、相手の左腕を極めながら寄る。石浦、俵に両足を掛けながら左腕を抜く。明瀬山、寄る。石浦、すぐに左上手を取って右に振り、自分は俵の中に戻りながら投げ捨てる。明瀬山、俵の外に両手をついて落ちる。
<石浦、極められた左腕を抜き、左上手を取って出し投げ>
20151115 206◎ 石浦 上手出し投げ 明瀬山 25 20151115 206◎ 石浦 上手出し投げ 明瀬山 30 20151115 206◎ 石浦 上手出し投げ 明瀬山 35 20151115 206◎ 石浦 上手出し投げ 明瀬山 42

○ 里山 3勝5敗 掬い投げ ● 天風 4勝4敗 (3.1秒)
 里山、仕切り線少し後方で先に手をつく。天風、仕切り線後方でサッと手をつき、両手を出してぴょんと立つ。里山、左へ踏み出して頭から当たり、右上手前廻しを探る。天風、右で差し手を抱え、左で頭を抱えながら前に出る。里山、土俵際、左から掬い、体を入れ替えながら掬い投げ。天風、俵の外に倒れる。
<里山の掬い投げ>
20151115 207 里山 掬い投げ 天風 40

○ 天鎧鵬 5勝3敗 寄り切り ● 阿武咲 2勝6敗 (9.2秒)
 天鎧鵬、相手が腰を下ろす前に仕切り線後方で手をつく。阿武咲、腰を下ろして体を上下に揺らし、手をサッとついて立ち、右手を出して低く当たる。天鎧鵬、頭から踏み込み、右を差す。阿武咲、左押っ付け、右喉輪で押し上げる。天鎧鵬、堪えて右下手を取り、土俵際、右下手投げで振る。阿武咲、左上手を取って堪え、右で顎を押し上げながら前に出る。天鎧鵬、俵に両足を掛け、仰け反りながらも左から突く。阿武咲、体が降られるが、右で首を巻きながら堪え、左上手を離して巻き替えて差す。天鎧鵬、両廻しを持って体を入れ替える。阿武咲、左下手を探る。天鎧鵬、腰を落として廻しを与えず、寄る。阿武咲、仰け反り、堪えられずに俵を割る。
<天鎧鵬の寄り切り>
20151115 208 天鎧鵬 寄り切り 阿武咲 40

● 東龍 4勝4敗 寄り切り ○ 正代 7勝1敗 (4.4秒)
 東龍、先に手をつく。正代、仕切り線後方で手をサッとつく。東龍、素早く立ち、両手を下げて踏み込む。正代、両肘を固めて当たり、両差しになる。東龍、すぐに左上手を取る。正代、左差し手を返しながら前に出、右下手、左下手を取る。東龍、右を巻き替えようとするが止め、右上手に手を伸ばすが届かず。正代、下手を持った左腕を返しながら前に出る。東龍、俵に詰まる。正代、そのまま寄り切る。
<正代の寄り切り>
20151115 209 正代 寄り切り 東龍 40

● 朝弁慶 5勝3敗 掬い投げ ○ 富士東 6勝2敗 (17.9秒)
 朝弁慶、仕切り線後方で先に手をつく。富士東、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。朝弁慶、頭から踏み込む。富士東、低く当たって左を差す。朝弁慶、左下手を取り、右上手に手を伸ばす。富士東、左差し手を返して前に出る。朝弁慶、左下手を持って俵に詰まり、右上手に手を伸ばすが取れず、右を巻き替えようとするが止める。富士東、左に回り、少し中に戻る。両者、左四つで止まる(約5秒間)。朝弁慶、左下手を持って前に出る。富士東、堪え、左差し手を返して左に回る。朝弁慶、深い右上手を取り、前に出る。富士東、右を巻き替えて差そうとする。朝弁慶、左で押っ付けて差させず。富士東、体を開いて左から掬う。朝弁慶、右上手が切れ、土俵に落ちる。
<富士東の掬い投げ>
20151115 210 富士東 掬い投げ 朝弁慶 35

● 旭大星 3勝5敗 寄り切り ○ 常幸龍 5勝3敗 (9.8秒)
 旭大星、先に手をつく。常幸龍、仕切り線後方で右、左と手をつく。旭大星、素早く立ち、両手を出しながら左へ踏み出す。常幸龍、左で押っ付け、叩く。旭大星、堪える。常幸龍、突っ張る。旭大星、左で相手の右腕を押し上げる。常幸龍、右腕がバンザイになるが外し、右を差して下手を取る。旭大星、頭をつけて左上手を探る。常幸龍、腰を引いて廻しを与えず、右下手を取り、左で押っ付けながら前に出る。旭大星、俵に詰まる。常幸龍、腰を落とし、下手を持った右腕を返しながら寄り切る。
<常幸龍の寄り切り>
20151115 211 常幸龍 寄り切り 旭大星 40

○ 輝 4勝4敗 寄り切り ● 英乃海 3勝5敗 (8.7秒)
 英乃海、先に手をつく。輝、仕切り線後方で手をサッとついて立つ。英乃海、両腕を下げる。輝、頭から当たり、右で顎を押し上げながら前に出る。英乃海、左で相手の右腕を撥ね上げ、両差しになろうとする。輝、右前廻しを探る。英乃海、左で押っ付けながら左へ回る。輝、向き直り、左上手に手を伸ばす。英乃海、腰を左に捻って廻しを与えず。輝、左押っ付けで前に出る。英乃海、俵に詰まる。輝、左上手を取って中に戻り、右を差して前に出る。英乃海、右から掬って上手を切ろうとするが切れず、俵に詰まる。輝、左上手を持って寄る。英乃海、俵の上、左足一本で堪える。輝、左膝を相手の右足後ろにあて、右差し手を返して腰を下ろしながら寄る。英乃海、上体が起きて俵を割る。
<輝の寄り切り>
20151115 212 輝 寄り切り 英乃海 40

● 貴ノ岩 3勝5敗 下手投げ ○ 荒鷲 4勝4敗 (13.9秒)
 荒鷲、先に手をつく。貴ノ岩、手をサッとついて素早く立ち、右肘を固めて踏み込む。荒鷲、左上手前廻しを取って引きつけ、右下手も取る。貴ノ岩、右半身で右下手を取り、押っ付けから左上手を取って胸を合わせ、右下手を深くし、両廻しを引きつける。荒鷲、両廻しを引きつけ、相手とともに体を大きく下に傾けて右下手投げを打ち、相手の体勢を下にして土俵に落ちる。
<荒鷲、下手投げを打ちながら相手の体勢を下にする>
20151115 213 荒鷲 下手投げ 貴ノ岩 40 01-1 20151115 213 荒鷲 下手投げ 貴ノ岩 40 01-2 20151115 213 荒鷲 下手投げ 貴ノ岩 40 01-3

● 北はり磨 3勝5敗 引き落とし ○ 鏡桜 4勝4敗 (4.1秒)
 北はり磨、先に手をつく。鏡桜、仕切り線後方で手をサッとつき、右から張り、やや右に踏み出して左を差す。北はり磨、頭をつけて右から押っ付ける。鏡桜、前に出ながら左差し手を抜き、両手で顎を押し上げ、その手を外して左に開く。北はり磨、前に泳いで土俵に両手をつく。

★来場者アンケートによる「敢闘精神あふれる力士」
 1位:正代、2位:里山、3位:輝

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