白鵬 2016年初(一月)場所取組内容

201601-はくほう

先々場所は横綱昇進後初の休場。休場明けだった先場所は、初日から12連勝と単独トップを走り続けるも、十三日目から3連敗して優勝を逃す。→先場所の取組内容
場所前の稽古総見では、ぶつかり稽古で胸を出すだけで、相撲は取らなかった。
また、1月3日の稽古始めには、古傷の左肘を気にする様子が見られたが、5日の連合稽古では、特に気にせず相撲を取った。また通常なら休養日とする初日の二日前に、稽古を行った。
迎えた今場所、初日に再小結の勢と対戦。突き落として軍配をもらうも「物言い」がつき、白鵬が取組の途中で足を出していないか協議し、出ていなかったため軍配通り、白星発進となった。
そこから白星を連ね、初日から10連勝する。
十一日目、同じく勝ちっ放しの大関琴奨菊と対戦。押し出されて初黒星を喫する。
十二日目は大関豪栄道に、十三日目は横綱鶴竜に勝ち、一敗を守る。十三日目、唯一人全勝だった琴奨菊が初黒星を喫し、再びトップに並ぶ。
十四日目、大関稀勢の里にややあっけなく押し出されて、2敗に後退。トップの琴奨菊と1敗差となる。
千秋楽、琴奨菊の優勝決定。その後、土俵に上がって横綱日馬富士と対戦するも、相手の上手投げであっさり土俵に手をつき、12勝3敗で今場所を終えた。



(初) 勢戦 ○突き落し 7.3秒
 勢、先に手をつく。白鵬、右、左とサッと手をつく。勢、右肩から踏み込む。白鵬、右肘を固めて当たり、左上手前廻しに手を掛ける。勢、右差し手を抜いて相手に上手を与えず、頭をつけて左から押っ付ける。白鵬、相手の右腕を手繰りながら左へ下がり、左上手に手を掛ける。勢、向き直って上手を与えず。白鵬、再び相手の右腕を手繰りながら左へ回り、左上手に手を伸ばす。勢、上手を与えず、前に出ながら押す。白鵬、俵の上で左から突く。勢、前のめりになって土俵に落ち、その後、白鵬、前のめりに土俵内に飛んで土俵に転がる。軍配、白鵬。勝ち名乗りを受けようとする際、「物言い」がつき、白鵬が取組の途中で足を出してないか協議した結果、出ていないと判断、「軍配通り」、白鵬の勝ちとなる。

(2) 安美錦戦 ○押し出し 2.2秒
 両者、ほぼ同時に手をついて立つ。白鵬、右から張って両差しになる。安美錦、上体が起き、一気に引く。白鵬、乗じて前に出る。安美錦、土俵下に飛び落ちる。

(3) 松鳳山戦 ○寄り切り 5.3秒
 白鵬は仕切り線少し後方で、松鳳山は仕切り線より少し前気味で、ほぼ同時に手をサッとついて立つ。松鳳山、右肘を固めて踏み込む。白鵬、左で相手の顔辺りを押さえ、右に動いて右で押っ付ける。松鳳山、向き直る。白鵬、突き放しながらどんどん前に出る。松鳳山、上体が起きて俵に詰まる。白鵬、両上手を取って引きつけ、腰を下ろして寄る。松鳳山、土俵下に落ち、白鵬、そのまま相手に圧し掛かるようにして土俵下に飛び落ち、両者、客席に倒れ込む。

(4) 宝富士戦 ○寄り切り 4.7秒
 宝富士、先に両手をつく。白鵬、右、左と手をついて立つ。宝富士、頭から踏み込もうとする。白鵬、左で相手の肩を押さえ、右に回って右で押っ付け、左喉輪で押し上げ、右を差して、左上手を取る。宝富士、左上手に手を伸ばす。白鵬、右差し手を返して上手を与えず、左上手を引きつけて前に出る。宝富士、俵の外に出る。

(5) 碧山戦 ○上手投げ 2.9秒
 碧山、先に手をつく。白鵬、右手をつき、左手をサッと動かして立ち、右肘を固める。碧山、両腕を下げて頭から低く踏み込む。白鵬、すぐに左上手前廻しを取ってしっかり握り、左に回りながら上手投げを下に打つ。碧山、土俵に転がる。

(6) 栃ノ心戦 ○上手投げ 13.3秒
 栃ノ心、先に手をつく。白鵬、右手をつき、左手をサッと動かして素早く立つ。栃ノ心、右肘を固める。白鵬、右肘を固めて踏み込み、すぐに低い姿勢で左上手前廻しを取る。栃ノ心、左上手前廻しに手を掛ける。白鵬、腰を引いて上手を与えず、右差し手を大きく返す。栃ノ心、深い右下手を取り、左上手に手を伸ばしながら前に出る。白鵬、腰を左に捻って相手の上手を遠ざけながら、左上手を引きつけて前に出る。栃ノ心、右下手を持って堪える。白鵬、左上手投げで振りながら腰を引いて相手の下手を切り、右差し手を返す。栃ノ心、中に戻り、少し右から掬う。白鵬、左上手を離さず、右差し手を返し、すぐに左へ開いて左上手投げを下に打つ。栃ノ心、土俵に転がる。

(7) 逸ノ城戦 ○上手投げ 7.4秒
 逸ノ城、先に手をつく。白鵬、右手をつき、左手をサッとついて素早く立ち、右肘を固めて踏み込む。逸ノ城、少し遅れて立ち、右肘を固める。白鵬、低い体勢ですぐに左上手前廻しを取り、右差し手を返して前に出る。逸ノ城、俵に詰まるが、右差しで少し中に戻る。白鵬、右下手も取り、両廻しを引きつける。逸ノ城、腰を捻って相手の下手を切る。白鵬、すぐに体を開き、左上手投げを下に打つ。逸ノ城、土俵に転がる。

(中) 嘉風戦 ○寄り切り 10.6秒
 嘉風、先に両手をつく。白鵬、手をサッとつき、左から張る。嘉風、左肘を固めて当たる。白鵬、左喉輪で突き放す。嘉風、低く当たって右で押っ付ける。白鵬、左差し手を抜く。嘉風、顎に向かって突き放し、頭を下げて当たり、相手の腕を少し叩き、右、左と顔に向かって突き放す。白鵬、相手の圧力に下がる。嘉風、両肘を固めて当たる。白鵬、低い姿勢で左廻しを取って前に出る。嘉風、右から押っ付ける。白鵬、左差し手を返して前に出、右上手を取る。嘉風、左を差し、俵に両足を掛けて堪える。白鵬、左差し手を返し、掬い投げ気味に寄る。嘉風、土俵下に転がり落ちる。

(9) 栃煌山戦 ○上手出投 1.1秒
 栃煌山、仕切り線少し後方で先に手をつく。白鵬、右、左とサッと手をつき、右手で相手の額を触り、左にひらりとかわしながら左上手に手を掛ける。栃煌山、土俵下に転がり落ちる。

(10) 魁聖戦 ○上手投げ 13.1秒
 魁聖、先に手をつく。白鵬、右、左とサッと手をつく。魁聖、両腕を下げる。白鵬、右肘を固めて低く踏み込み、すぐに左上手前廻しを取って左に回る。魁聖、左を巻き替えて差し、両差しになろうとする。白鵬、右から押っ付ける。魁聖、左差し手を抜き、右下手を探る。白鵬、腰を引いて廻しを与えず、左上手を引きつける。魁聖、右下手を探る。白鵬、再び腰を引いて廻しを与えず、機を見て左上手投げ。魁聖、土俵に転がる。

(11) 琴奨菊戦 ●押し出し 6.9秒
 琴奨菊、先に手をつく。白鵬、仕切り線少し後方で手をサッとつく。琴奨菊、左肘を固めて立つ。白鵬、左から張る。琴奨菊、構わず踏み込み、両差しになろうとする。白鵬、左を巻き替えて差す。琴奨菊、左差し手を返し、右で差し手を抱えてがぶる。白鵬、土俵際を左へ回りながら右上手に手を伸ばすが取れず。琴奨菊、休まずどんどん前に出る。白鵬、俵に両足を掛けて右から押っ付けるが、上体が起きる。琴奨菊、右筈で押す。白鵬、土俵下に飛び落ちる。

(12) 豪栄道戦 ○突き落し 2.0秒
 豪栄道、ゆっくり手をつこうとする。白鵬、合わせてサッと手をつく。豪栄道、左肘を固め、両足でりょんと立つ。白鵬、やや右にぴょんと立って両手突きに行く。豪栄道、相手の腕にあてがいながら前に出る。白鵬、押し上げながら下がり、土俵際、右から突く。豪栄道、土俵にバッタリ落ちる。

(13) 鶴竜戦 ○送り出し 12.9秒
 白鵬、手をサッとついて立つ。鶴竜、手をサッとつく。白鵬、左から張り、右肘を固めて当たり、右を差す。鶴竜、頭から低く当たり、左押っ付けで前に出ながら右を差す。白鵬、右下手を取るが、俵に詰まって堪え、左上手に手を掛ける。鶴竜、左上手を取り、腰を引いて上手を切る。白鵬、すぐに体を開き、右下手投げを打ちながら体を入れ替える。鶴竜、左上手を持って前に出る。白鵬、左上手も取り、土俵際、右下手投げで振る。鶴竜、俵に詰まるが、右下手も取って中に戻る。白鵬、すぐに土俵中央で左上手投げ。鶴竜、右下手を持って堪える。白鵬、左に回り、右手で相手の右足を押さえながら更に左上手投げ。鶴竜、廻しが切れて、相手に背中を見せる。白鵬、後ろから抱えて前に出る。鶴竜、俵の外に出る。

(14) 稀勢の里戦 ●押し出し 2.2秒
 稀勢の里、仕切り線後方で右拳を浮かせる。白鵬、右手をつき、左手をサッとつく。稀勢の里、その直前、素早く立ち、頭から踏み込もうとする。白鵬、左手を出しながらやや右に踏み出し、左で肩を押さえながら右から押っ付け、左で顎を押し上げる。稀勢の里、右で喉輪にあてがいながら前に出る。白鵬、上体が起きて俵に詰まり、相手の手を叩こうとする。稀勢の里、押す。白鵬、あっけなく土俵下に落ちて倒れ込む。

(楽) 日馬富士戦 ●上手投げ 1.1秒
 日馬富士、相手が手をつく前に、サッと手をついて突っ掛ける。2度目、白鵬、先に右手をつき、左手をサッとつく。日馬富士、手をサッとついて立つ。白鵬、右肘を固める。日馬富士、鋭く踏み込み、すぐに左にずれて左上手を取り、体を開いて手前に上手投げ。白鵬、あっさり土俵に手をつく。

《2016年初場所取組内容・目次へ》