安美錦 2016年初(一月)場所取組内容

201601-あみにしき

前頭3枚目だった先場所、8勝7敗と勝ち越した。→先場所の取組内容
前頭筆頭の今場所、初日の大関稀勢の里戦では、取り直しの末に白星発進。
二日目、横綱白鵬に敗れて初黒星。
三日目は、横綱鶴竜を押し出しで破り、7年ぶりに8個目の金星を獲得。37歳3ヶ月での金星は歴代5位の年長記録。また、対戦した横綱5人全てから金星を得たことになる。
四日目大関琴奨菊、五日目関脇栃煌山と敗れて連敗。
六日目からインフルエンザのため、休場。
八日目から再出場。碧山戦で、変わり気味に手を手繰ろうとするがすっぽ抜けて土俵に落ち、勘が戻っていないことを感じさせた。
九日目、旭秀鵬を裾払いで倒してからは連敗せず、十一日目前頭筆頭まで戻った松鳳山、十二日目は新関脇の嘉風を破って連勝。
十三日目、琴勇輝にいきなり叩き込まれて負け越し決定。
十四日目の栃ノ心戦では、相手に軍配が上がるも、差し違えで勝利して6勝目。
千秋楽は、足を負傷している勢と対戦。叩きに落ちなかった相手に押し出され、8敗目を喫した。
今場所は、6勝8敗1休の成績で終える。負け越しは、昨年7月場所以来、3場所ぶり。



(初) 稀勢の里戦 ○押し倒し 2.4秒
 稀勢の里、先に手をつく。安美錦、仕切り線少し後方でサッと手をつき、右から張ってから踏み込み、左を差す。稀勢の里、上体が起きる。安美錦、右で頭を押さえながら左へ下がる。稀勢の里、前に飛んで土俵に転がり、安美錦、土俵下に飛び、両者、土俵下に落ちる。軍配、安美錦。「物言い」がつき、協議の結果、稀勢の里の肘がつくのと、安美錦の体が落ちるのが同時と見て、「取り直し」となる。(2.7秒)
<取り直しの相撲>稀勢の里、先に手をつく。安美錦、いきなり叩いて左に変わる。稀勢の里、前に泳ぎ、土俵際向き直る。安美錦、右喉輪で突き放す。稀勢の里、俵の外に尻餅をつき、土俵下に落ちる。(2.4秒)

(2) 白鵬戦 ●押し出し 2.2秒
 両者、ほぼ同時に手をついて立つ。白鵬、右から張って両差しになる。安美錦、上体が起き、一気に引く。白鵬、乗じて前に出る。安美錦、土俵下に飛び落ちる。

(3) 鶴竜戦 ○押し出し 3.5秒
 安美錦、右手をつくがすぐに引き、立ち上がる。2度目、安美錦、相手が手をつく前に、仕切り線少し後方で手をついて立つ。鶴竜、遅れて、手をついて立つ。安美錦、左を差し、その手を抜いて右に開きながら叩いて大きく引く。鶴竜、前のめりになるが向き直る。安美錦、右押っ付け左筈押しで一気に前に出、相手の胸を押す。鶴竜、土俵下に飛び落ちる。

(4) 琴奨菊戦 ●押し出し 2.4秒
 安美錦、先に手をつく。琴奨菊、仕切り線かなり後方でサッと手をつく。安美錦は右から、琴奨菊は左から張る動きを見せる。安美錦、踏み込んで左を差し、右で叩きながら肩透かし。琴奨菊、足が流れて前のめりになり、安美錦、俵の外に出、琴奨菊、土俵に腹這いになり、安美錦、土俵下に落ちて両足バンザイ。両者のタイミングが微妙に見えたが、軍配、琴奨菊、物言いは無し。VTRでは、安美錦の足が出るよりも、琴奨菊の足の甲が返るのが早く見えた。

(5) 栃煌山戦 ●押し出し 5.4秒
 安美錦、先に手をつく。栃煌山、仕切り線後方でサッと手をつく。安美錦、素早く立ち、右手を出して頭から踏み込む。栃煌山、その場で立って右を差す。安美錦、左押っ付け、右喉輪で突き放す。両者、体が離れ、右から張るが、栃煌山はきちんと当たらず。安美錦、顎に向かって突き上げる。栃煌山、土俵際、両差しになる。安美錦、両手で頭を抱えて一気に引く。栃煌山、乗じて押しながら一気に前に出る。安美錦、土俵下に飛び、客席に倒れ込み、その後、栃煌山、土俵下に落ちる。

(6) 豪栄道戦 ■ 不戦勝 
 安美錦、「インフルエンザ」のため、休場。

(7) 休場
 
(中) 碧山戦 ●突き倒し 1.2秒
 碧山、先に手をつく。安美錦、手をサッとつく。碧山、素早く立って両手突きに行く。安美錦、左に変わりながら相手の右手を手繰る。碧山、右腕を外す。安美錦、すっぽ抜ける形になり、土俵に落ちる。

(9) 旭秀鵬戦 ○裾払い 2.7秒
 旭秀鵬、先に手をサッとついて突っ掛ける。2度目、安美錦、先に手をつく。旭秀鵬、仕切り線少し後方で手をサッとつく。安美錦、左に変わって左上手を取り、右で頭を押さえながら左上手で振り、相手を土俵際にする。旭秀鵬、土俵際、堪えようとする。安美錦、左上手を持ったまま、左足で相手の右足を後ろから蹴って崩し、上手を持ったまま下がる。旭秀鵬、体勢が崩れ、後ろに倒れる。

(10) 蒼国来戦 ●小手投げ 8.2秒
 蒼国来、先に手をつく。安美錦、サッと手をつき、頭から踏み込む。蒼国来、やや右に踏み出し、左肘を固めて当たり、左を差す。安美錦、顎に向かって突き上げ、両手で押す。蒼国来、下からあてがう。安美錦、叩きながら左へ回り、左下手を取る。蒼国来、右で差し手を抱えながら前に出る。安美錦、右下手も取り、両下手を引きつけて一気に前に出る。蒼国来、下がりながら右を巻き替えて差し、土俵際、左に回りながら左小手投げを打ち、更に右で頭を押さえつける。安美錦、俵の外に転がり、蒼国来、相手の上に乗る形になり、両者、土俵下に落ちる。

(11) 松鳳山戦 ○叩き込み 2.9秒
 両者、ほぼ同時に立つ。松鳳山、両手突きで相手を起こし、左を差そうとする。安美錦、右で頭を抱えながら一気に引き、土俵際で叩く。松鳳山、土俵に転がり、その後、安美錦、土俵下に落ちる。

(12) 嘉風戦 ○叩き込み 3.2秒
 嘉風、相手が腰を下ろす前に手をつく。安美錦、腰を下ろし、手をサッとつく。嘉風、頭から踏み込もうとする。安美錦、いきなり叩きながら左に回る。嘉風、向き直る。安美錦、再び叩きながら一気に引く。嘉風、前のめりになり、土俵に両手をつく。

(13) 琴勇輝戦 ●叩き込み 1.0秒
 安美錦、仕切り線少し後方でサッと手をついて立つ。琴勇輝、手をサッと動かし、その場で伸び上がり、叩きながら右に開く。安美錦、右手で相手の左膝裏を持ちながら向き直ろうとするが、土俵に転がる。

(14) 栃ノ心戦 ○打っ棄り 18.4秒
 栃ノ心、仕切り線後少し後方で先に手をつく。安美錦、手をサッとつく。栃ノ心、両肘を固めて踏み込む。安美錦、左に変わって左上手を取って左に回り、頭をつけ、左上手を離し、両手で相手の右足を持ち上げようとする。栃ノ心、左で相手の右腕を引っ張り込み、右差し手を返して相手を起こす。安美錦、左上手、右下手を取り、頭をつけようとする。栃ノ心、左で差し手を抱え、右下手を取って引きつけ、腹を突き出し、相手を浮かせながら前に出る。安美錦、俵に詰まるが堪える。栃ノ心、左上手も取って寄り立てる。安美錦、俵に両足を掛けて必死に残し、右に振ってうっちゃろうとする。栃ノ心、相手に体を預ける。安美錦、俵の上で仰け反る。栃ノ心、相手に覆いかぶさる体勢で左足をつき、安美錦、左踵が俵の外に出て尻餅をつき、栃ノ心、左手をつきながら相手の上に乗る。軍配、栃ノ心。「物言い」がつき、協議の結果、栃ノ心の左足が先に出ていると判断、「軍配差し違え」で安美錦の勝ちとなる。VTRでは、安美錦の左足踵が残っているか、はっきり映っていなかった。また、うっちゃりとしては体が割れておらず、疑問の残る判定だった。

(楽) 勢戦 ●押し出し 7.0秒
 勢、先に手をつく。安美錦、手をサッとつく。勢、右肩から踏み込む。安美錦、左に変わって左上手を取り、出し投げを打つ。勢、向き直る。安美錦、右喉輪で押し上げる。勢、相手の手を叩いて右に回る。安美錦、左喉輪で押し上げる。勢、右に回りながら右で突いて喉輪を外す。安美錦、向き直って両手で押す。勢、右喉輪で距離を取る。安美錦、右喉輪で押し、相手の手を叩き、頭を叩きながら一気に下がる。勢、落ちずに前に出ながら押す。安美錦、土俵下に飛び落ち、客席に倒れ込む。

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