豊ノ島 2016年初(一月)場所取組内容

201601-とよのしま

前頭3枚目だった先場所、負け越しが決まった翌日の十四日目から「左足底筋断裂」で休場。5勝9敗1休の成績だった。→先場所の取組内容
前頭7枚目の今場所、初日二日目と連勝スタート。
三日目、高安に叩き込まれて初黒星。
五日目の隠岐の海戦、先に土俵に落ちたように見えたが、軍配をもらい、「物言い」もつかず、寄り切りで勝利した。
六日目、妙義龍の首投げに敗れて2敗目。
七日目から白星を連ね、十三日目、全勝で単独トップの大関琴奨菊と対戦。とったりで勝利し、1敗差で優勝争いに食らいつく。
十四日目、関脇嘉風を叩き込み、1敗差を守る。
千秋楽、同じ高知県出身の関脇栃煌山と対戦。突き出しで敗れ、12勝3敗で今場所を終える。
大関琴奨菊が、14勝1敗で初優勝を果たしたため、優勝力士に土をつけた唯一人の力士となり、殊勲賞を獲得。三賞獲得は、2012年3月場所以来。
勝ち越しは昨年9月場所以来、2場所ぶり。12勝以上の成績は、2010年11月場所の14勝1敗以来。



(初) 玉鷲戦 ○寄り切り 5.9秒
 豊ノ島、先に手をつく。玉鷲、仕切り線少し後方で手をサッとつく。豊ノ島、両腕を交差する。玉鷲、左手を出して頭から踏み込む。豊ノ島、左を差す。玉鷲、左で顎を押し上げる。豊ノ島、仰け反りながら堪え、右で相手の喉輪を外し、右を差し、両差しになって前に出る。玉鷲、右を巻き替えて差すが、土俵際。豊ノ島、深い左上手を取って引きつけ、右差し手を返しながら寄る。玉鷲、上体が起きて俵を割る。

(2) 徳勝龍戦 ○寄り切り 3.9秒
 豊ノ島、先に手をつく。徳勝龍、手をサッとつき、左肘を固めて当たる。豊ノ島、両腕を交差させ、左を差す。徳勝龍、右上手を取り、右に回りながら左で頭を叩く。豊ノ島、乗じて前に出、右下手を取って引きつける。徳勝龍、俵の上で、左小手で振ろうとするが、上体が起きて俵を割る。

(3) 高安戦 ●叩き込み 32.2秒
 豊ノ島、先に手をつく。高安、手をサッとつく。豊ノ島、素早く立って、両腕を交差する。高安、頭から踏み込む。豊ノ島、右を差す。高安、顎に向かって突き放す。豊ノ島、堪え、左で相手の肩を押さえながら、右で相手の左手首を掴む。高安、相手の左手を手繰って外す。豊ノ島、叩きながら右に回り、両差しになろうとする。高安、右上手を探る。豊ノ島、腰を捻って上手を与えず。両者、頭をつけて押し合う(約20秒間)。高安、機を見て、叩きながら右に回る。豊ノ島、前に落ちて土俵に転がる。

(4) 琴勇輝戦 ○寄り切り 6.1秒
 豊ノ島、先に手をつく。琴勇輝、仕切り線後方で手をサッとつく。豊ノ島、素早く立ち、両腕を交差させる。琴勇輝、左に踏み出し、左で相手の肩を押し上げて右から押っ付け、左喉輪で押し上げる。豊ノ島、相手の手を叩いて右に開く。琴勇輝、向き直るが土俵際。豊ノ島、左を差して寄る。琴勇輝、右から突こうとするが、上体が起きて俵を割る。

(5) 隠岐の海戦 ○寄り切り 10.0秒
 豊ノ島、先に手をつく。隠岐の海、サッと手をついて突っ掛ける。2度目、豊ノ島、先に手をつく。隠岐の海、手をサッとつく。豊ノ島、その直前、素早く立ち、両腕を交差させて踏み込む。隠岐の海、右肘を固めて当たり、右上手を取る。豊ノ島、両差しになってがぶろうとする。隠岐の海、左上手に手を伸ばす。豊ノ島、腰を落として左上手を与えず、両差し手を返して相手を起こし、腰を振って相手の右上手を切って前に出る。隠岐の海、右上手前廻しを取るが土俵際。豊ノ島、左差し手を抜き、右差し手を返し、左で押っ付けながら寄る。隠岐の海、俵に両足を掛けながら右差し手を大きく返して堪え、右下手取って下手投げを打ちながら俵の上を右に回ろうとする。豊ノ島、土俵に落ち、隠岐の海、俵の外に出る。隠岐の海が勝ったと思われたが、軍配、豊ノ島、物言いはなし。勝ち名乗りの際、自分が勝ったと思った隠岐の海は蹲踞、豊ノ島は負けたと思って立ったままだったが、行司に促されて勝ち名乗りを受ける。

(6) 妙義龍戦 ●首投げ 15.4秒
 豊ノ島、先に手をつく。妙義龍、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。妙義龍、頭から踏み込む。豊ノ島、両腕を交差させて当たりを受け、両差しになろうとする。妙義龍、左で押っ付けながら前に出、右を巻き替えながら下がる。豊ノ島、巻き替え返して両差しになる。妙義龍、右に回って体を離す。両者、押し合い、体が離れて見合う。豊ノ島、当たって両差しになろうとする。妙義龍、外から抱えて一気に前に出る。豊ノ島、土俵際、左から掬いながら左へ回ろうとする。妙義龍、右で首を巻き、首投げで相手を捻り崩しながら体を預ける。豊ノ島、下手を取るが後ろ向きに倒れ、妙義龍、その上に乗る。

(7) 魁聖戦 ○寄り切り 9.8秒
 豊ノ島、先に手をつく。魁聖、仕切り線少し後方で手をつく。豊ノ島、素早く立ち、両腕を交差せて踏み込む。魁聖、右肘を固めて当たる。豊ノ島、左を差し、右から押っ付け、左差し手を大きく返しながら、右上手前廻しを取る。魁聖、右上手に手を伸ばす。豊ノ島、腰を捻って上手を与えず、右上手を引きつけて前に出る。魁聖、肩越しの右上手を取る。豊ノ島、すぐに相手の上手を切り、左差し手を返しながら寄る。魁聖、上体が起きて俵を割る。

(中) 旭秀鵬戦 ○渡し込み 4.8秒
 豊ノ島、先に手をつく。旭秀鵬、仕切り線後方でサッと手をつく。豊ノ島、素早く立ち、両腕を交差させる。旭秀鵬、右肘を固めて当たる。豊ノ島、左を差す。旭秀鵬、左で頭を叩きながら引く。豊ノ島、乗じて前に出ながら右も差す。旭秀鵬、俵伝いに右へ回り、俵の上で叩く。豊ノ島、右で相手の左膝裏を抱えながら堪える。旭秀鵬、左足が俵の外に出る。その後、豊ノ島、土俵に落ちる。

(9) 阿夢露戦 ○下手出投 46.4秒
 豊ノ島、先に手をつく。阿夢露、仕切り線後方で手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。豊ノ島、両腕を交差させる。阿夢露、頭から低く踏み込み、右で押っ付け、左で肩を押し上げる。豊ノ島、押し上げ、両手で相手の頭を挟みながら引き、左を差して左から掬う。阿夢露、右上手を取る。豊ノ島、中に戻って左下手を取る。両者、止まる(約10.間)。豊ノ島、右で絞って相手の差し手を外しながら前に出る。阿夢露、左上手前廻しを取る。豊ノ島、右で相手の左腕を引っ張り込む。阿夢露、左差し手を抜き、再び左前廻しを探る。豊ノ島、左下手を持ち、右手で相手の左手首を掴む。阿夢露、頭をつけ、左手首を振り解こうとする。豊ノ島、相手の手首を離さず、腰を捻って相手の上手を切り、右下手も取る。阿夢露、右から押っ付け、右肘で押しながら前に出る。豊ノ島、左下手が切れて左に回り、左で頭を叩いて右に回るが俵に詰まる。阿夢露、寄る。豊ノ島、仰け反って堪え、右下手を持って俵伝いに右へ回る。阿夢露、外から挟み付けながらついて行く。豊ノ島、左から振って少し前に出る。阿夢露、頭をつける。豊ノ島、すぐに体を開いて右下手出し投げ。阿夢露、体が飛んで土俵に落ちる。

(10) 佐田の海戦 ○寄り切り 3.8秒
 佐田の海、先に手をつく。豊ノ島、右手をつき、左手をサッとついて素早く立ち、両腕を交差させる。佐田の海、頭から低く踏み込み、両上手前廻しを探る。豊ノ島、両差しで前に出る。佐田の海、廻しが取れず、右で頭を抱えながら土俵際を左に回るが、上体が起きる。豊ノ島、腰を下ろして寄り切る。

(11) 千代大龍戦 ○突き落し 1.3秒
 豊ノ島、先に手をつく。千代大龍、仕切り線後方で手をサッとつく。豊ノ島、両腕を交差させる。千代大龍、左肘を固めて当たり、突き放そうとする。豊ノ島、すぐに下がりながら左で突く。千代大龍、前にバッタリ落ちる。

(12) 蒼国来戦 ○寄り切り 4.9秒
 豊ノ島、先に手をつく。蒼国来、仕切り線後方でサッと手をつく。豊ノ島、その直前、素早く立ち、両腕を交差させる。蒼国来、左肘を固めて当たり、右上手前廻しを狙う。豊ノ島、右を差し、左も差そうとしながら前に出る。蒼国来、右を巻き替えて差す。豊ノ島、右差しで寄る。蒼国来、俵に両足を掛けて堪えながら右下手を取る。豊ノ島、右差しでがぶる。蒼国来、俵を割る。

(13) 琴奨菊戦 ○とったり 2.4秒
 豊ノ島、先に手をつく。琴奨菊、仕切り線後方で手をサッとついて踏み込む。豊ノ島、両肘を固めて頭から踏み込む。琴奨菊、右肘を固めて当たる。豊ノ島、右をのぞかせ、左から押っ付ける。琴奨菊、左で押っ付けて前に出ようとする。豊ノ島、相手の右腕を両手で抱え、左へ回り、土俵際、体を開いてとったり。琴奨菊、土俵に転がる。 豊ノ島、俵に足を掛けて残し、勢い余って前に転がる。

(14) 嘉風戦 ○叩き込み 10.8秒
 豊ノ島、相手が腰を下ろす前に手をつく。嘉風、腰を下ろし、仕切り線後方で手をサッとつく。豊ノ島、両腕を交差させる。嘉風、頭から踏み込み、左押っ付け、右喉輪で押し上げる。豊ノ島、突き放す。嘉風、相手の右腕を手繰りながら左へ回り、右から張って左を差す。豊ノ島、左を差し込む。嘉風、土俵際、右上手を取る。豊ノ島、左差しで寄る。嘉風、右上手を持って残し、一呼吸後、右上手を引きつけて一気に前に出る。豊ノ島、俵に詰まるが、右から突く。嘉風、前のめりになるが堪える。豊ノ島、更に右で突きながら左で頭を押さえる。嘉風、右手で相手の左膝裏を抱えながら土俵に落ちる。豊ノ島、残ってから、前のめりに土俵に落ちる。勝負後、豊ノ島、左足を痛そうにする。

(楽) 栃煌山戦 ●突き出し 3.9秒
 豊ノ島、相手が腰を下ろす前に手をつく。栃煌山、腰を下ろし、仕切り線後方で手をサッとつく。豊ノ島、素早く立ち、両腕を交差させる。栃煌山、左手を出して踏み込み、右肘を固めて当たり、突っ張りながら前に出る。豊ノ島、俵に詰まり、相手の手を叩きながら左に回ろうとするが、重心が後ろになり、俵を割る。

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