白鵬、36回目優勝インタビュー全文(2016年春場所)

2016年春場所、36回目の優勝を果たした 横綱白鵬の館内インタビューは以下の通り。

20160327 325 白鵬優勝インタビュー 01

<それでは優勝インタビューです。36回目の優勝を果たしました、白鵬関です。おめでとうございます>
どうも、ありがとうございます。(白鵬、礼)(館内、拍手と歓声)

<4場所ぶりに抱いた賜杯の感触、喜びはどうですか>
そうですね、やっぱり、8ヶ月の長い間、優勝から遠ざかっていましたので…(「変わって、勝って嬉しいんかー」等のヤジもあり、場内ざわつく)
(白鵬、9秒間沈黙の後、「はい」とささやいて うなずき、唇を噛み締める)

<この優勝までの間は、横綱として初めての休場もあって、そして終盤星を落とす場面もありました。やはり何かこう、色々、苦悩、思う所があったんでしょうか>
まあ、今までね、(「勝ったらなんでもええんかー」の声とざわつき)
(白鵬、沈黙)
(励ます声と交錯し、場内ざわつき、拍手が起こる)
(白鵬、30秒ほどの沈黙後、「すみません」とささやく)
20160327 325 白鵬優勝インタビュー 10 30秒の沈黙

<今場所は、ただ終盤、初優勝を目指している両大関に対して、本当に、気迫、内容で圧倒しました。やはり、強い思いというのはありましたか>
ええ、本当に、地元の大関・豪栄道関、また稀勢関がね、引っ張ったから、私も、いい相撲が取れんじゃないかなと思います。はい。
(館内拍手)

<そういった意味では、あの、横綱、今場所、初日に敗れてしまいました。そこからの巻き返し、どんな思いで今場所臨んでいましたか>
あの黒星が、私にとっては、いい薬だったんじゃないかと、思います。
20160327 325 白鵬優勝インタビュー 15 黒星がいい薬

(語気を強めて)二日目から、いい相撲ではありましたけれども、本当に、千秋楽、ああいう、変化で決まると思わなかったんで、本当に、申し訳ないと思います。
(館内拍手と声)
20160327 325 白鵬優勝インタビュー 16 変化すみません

<まあ、今日、勝てば優勝という一番で、立合いの狙いというのは>
(白鵬、唇を噛み締め、5秒程沈黙。目に涙を浮かべて「すみません」とささやく)
20160327 325 白鵬優勝インタビュー 19 すみません

<ただ、今、この大阪のファンは、温かい拍手と厳しい声、それぞれありますが、今、前人未到の36回の優勝を果たして、>(白鵬、涙をぬぐい、場内色んな声が飛ぶ)
20160327 325 白鵬優勝インタビュー 21 前人未到の36回を果たして 01 20160327 325 白鵬優勝インタビュー 21 前人未到の36回を果たして 05
<どうでしょう?>
(白鵬、目元に手をやり、涙をぬぐう。場内、「白鵬―」という声と拍手)
<こみあげてくるものは、何ですか?>
(白鵬、涙をぬぐい、「すみません」とささやく)
20160327 325 白鵬優勝インタビュー 24 すみません

<しかしながら…4場所ぶりの優勝です。36回目です。胸を張っていいんじゃないでしょうか>
(場内、拍手と歓声)
(白鵬、約9秒間の沈黙ののち、)ま、これで、やっと父と並んで、(はー)…
(場内、色んな声が飛び、白鵬、沈黙)

<ひとつ目標としていた、お父さんの(年に1度のモンゴル相撲の大会での)優勝回数6回。(年6回開催の)日本にしては36回に並びました。>
…ま、本当に、十五日間、温かい応援、ありがとうございました! 以上です。
20160327 325 白鵬優勝インタビュー 27 十五日間ありがとう

<最後に、次の目標をひとことお願いします>(白鵬、答えず)
<ありがとうございました! 白鵬関でした>

インタビュアー:沢田石和樹アナウンサー

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