勢 2016年春(三月)場所取組内容

201603-いきおい

2度目の小結だった先場所は、六日目に左脛を負傷した影響もあり、5勝10敗と大きく負け越す。→先場所の取組内容
前頭4枚目の今場所、初日から白星を連ね、大関照ノ富士を含めて7連勝。同じく初日から勝ちっ放しの大関稀勢の里と並んでトップに立つ。
八日目、その大関稀勢の里と直接対戦。寄り切られて初黒星を喫する。
九日目は横綱日馬富士、十日目は魁聖と対戦して3連敗。
十日目、逸ノ城を寄り切り、連敗を止めると同時に勝ち越しを決める。そこから3連勝し、10勝と二桁勝利を上げる。
十四日目、優勝争いをしている豪栄道と対戦。首投げで敗れて4敗目。
千秋楽、今場所好調で殊勲賞受賞を決めている琴勇輝と対戦。勝てば敢闘賞が懸かる一番だったが、引き落としで敗れて受賞を逃す。
地元の大阪場所を10勝5敗と二桁勝利で終えた。二桁勝利は、昨年11月場所以来、2場所ぶり。



(初) 安美錦戦 ○押し出し 2.2秒
 勢、仕切り線少し後方で先に手をつく。安美錦、手をサッとつき、右から張る。勢、右肘を固めて当たり、右を差す。安美錦、右で頭を叩きながら引く。勢、乗じて一気に前に出る。安美錦、土俵下に落ちる。

(2) 旭秀鵬戦 ○下手投げ 19.7秒
 勢、先に手をつく。旭秀鵬、仕切り線少し後方でサッと手をつく。勢、右肩から踏み込む。旭秀鵬、左肘を固めて当たり、突き放す。勢、下からあてがい、右を差す。旭秀鵬、左上手に手を伸ばすが取れず。勢、右差し手を返して前に出る。両者、右下手を取る。旭秀鵬、左上手に手を伸ばして取る。勢、左上手も取り、両廻しを引きつけて前に出る。旭秀鵬、右下手を離し、左足を俵に掛けながら右から掬い、深い右上手を探る。勢、腰を落として下手を与えず、左上手を引きつけて相手を傾かせながら寄る。旭秀鵬、俵に両足を掛けながら堪え、左上手を引きつけて上手投げに行く。勢、左上手が切れ、右下手投げで堪える。旭秀鵬、左上手を持って中に戻る。両者、右四つ、勢が右下手、旭秀鵬が左上手を持ち、廻しを持っていない方で差し手争い。旭秀鵬、腰を引いてから右を差し込む。勢、前に出ながら右下手投げ。旭秀鵬、土俵に転がる。

(3) 松鳳山戦 ○小手投げ 12.7秒
 勢、先に手をつく。松鳳山、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。松鳳山、右手を出す。勢、右肩から踏み込む。松鳳山、やや左にずれて当たり、突き上げる。勢、右肘を固めて当たる。松鳳山、突き放し、左を差し、右で押っ付け、左下手を取る。勢、右上手に手を伸ばす。松鳳山、腰を捻って上手を与えず、右上手に手を伸ばすが取れず。両者、左四つ。勢、左差しで一歩前に出、体を開いて右小手投げ。松鳳山、土俵に転がる。

(4) 照ノ富士戦 ○寄り切り 8.9秒
 勢、先に手をつく。照ノ富士、仕切り線後方で手をサッとつく。勢、右肩から踏み込む。照ノ富士、両腕を下げて踏み込み、左上手前廻しを取る。勢、浅い両差しになり、右差し手を返しながら腰を引いて上手を切る。照ノ富士、左で相手の差し手を抱え、やや強引に小手に振って呼び込む。勢、乗じて、右差し手を返して前に出る。照ノ富士、両足を俵に掛けてながら仰け反って堪える。勢、左筈で押し上げながら寄る。照ノ富士、堪え切れずに俵を割る。

(5) 正代戦 ○寄り切り 8.1秒
 勢、先に手をつく。正代、仕切り線後方で手をサッとつく。勢、右肩から踏み込む。正代、両肘を固めて踏み込んで当たり、両差しになろうとしながら前に出る。勢、左から押っ付け、右喉輪で押し上げてから右を差し、土俵際から前に出る。正代、頭をつけ、左上手を取る。勢、右掬い投げで大きく振る。正代、左上手が切れて土俵際。勢、右差し手を返し、左筈で押し上げながら寄る。正代、上体が起きて土俵下に落ちる。勢、土俵の上から正代の肩に右手を乗せる。

(6) 宝富士戦 ○寄り倒し 11.7秒
 宝富士、相手が腰を下ろす前に手をつく。勢、腰を下ろし、相手に見せるように仕切り線後方でトンと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。宝富士、左肘を固めて頭から踏み込む。勢、右肘を固めて踏み込んで当たり、両差しになろうとする。宝富士、左肘を固めて差させず、右から押っ付ける。勢、右差し手を抜き、深い右上手を取る。宝富士、左半身で左下手を取り、腰を振って相手の上手を切ろうとする。勢、上手を離さず、前に出る。宝富士、左下手投げに行く。勢、堪え、右上手を引きつけて前に出、左腰をぶつけるようにして寄る。宝富士、下手が切れ、俵の外に崩れ落ちる。

(7) 妙義龍戦 ○小手投げ 7.1秒
 妙義龍、手をつくがその手を戻す。勢、手をつくが、相手つかず、立合いを嫌う。2度目、妙義龍、先に手をつく。勢、仕切り線後方でサッと手をつく。妙義龍、その直前素早く立ち、右手を出して頭から踏み込む。勢、右肩から当たって右を差そうとする。妙義龍、左押っ付け、右喉輪で押し上げる。勢、右差し手を抜いて右で差し手を抱える。妙義龍、左差し手を返し、右から絞りながら右上手前廻しを取り、前に出ようとする。勢、土俵際、体を開いて右小手投げ。妙義龍、土俵に裏返る。

(中) 稀勢の里戦 ●寄り切り 25.4秒
 稀勢の里、サッと手をつき、右手を出して頭から踏み込む。勢、右肩から踏み込み、右肘を固めて当たる。稀勢の里、右で肩を、左は押っ付けで押し上げる。勢、右差し手を抜いて右で抱える。稀勢の里、左差し手を返し、深い左下手を取る。勢、土俵際、左をのぞかせ、右上手に手を伸ばすが取れず。稀勢の里、右上手に手を伸ばす。勢、体を開いて右小手投げを打ち、体を離す。稀勢の里、向き直る。勢、右から突き、右で押っ付け、頭をつける。稀勢の里、前に出ながら両差しになり、左差し手を大きく返し、深い左下手を取る。勢、右小手投げで振る。稀勢の里、左足外掛けで堪える。勢、土俵中央に戻る。稀勢の里、切れた左下手を取り直し、右上手を取って両廻し。勢、深い右上手を取る。稀勢の里、両廻しを引きつけて前に出る。勢、右上手を持って土俵際。稀勢の里、左下手を離し、左肘を張って上手を切ろうとする。勢、少し右に回って右上手を離さず、左下手を取る。稀勢の里、左肘を張りながら腰を振って相手の廻しを切り、右上手を引きつけて前に出る。勢、土俵際、やや仰け反りながら右小手投げで振る。稀勢の里、少し振られるが堪え、左差し手を返し、右上手を引きつけて腰を下ろす。勢、上体が起きて俵を割る。

(9) 日馬富士戦 ●押し出し 13.5秒
 勢、先に手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと手をつく。勢、右肩から踏み込む。日馬富士、頭から鋭く踏み込み、左で押っ付け、右で肩を押し上げる。両者、体が離れる。日馬富士、左から張り、右をのぞかせる。勢、左から押っ付ける。日馬富士、すぐに差し手を抜き、左で顎下を触り、頭を下げて両手で突き放す。両者、体が離れる。日馬富士、低く当たり、両手で突き放しながら前に出る。勢、土俵際、左前廻し、右上手を探る。日馬富士、右に回って体を離す。勢、左肘を固めて当たり、右で顎を押し上げる。日馬富士、左に回って体を離し、右、左と喉輪で突き上げ、相手の右について左で押っ付ける。勢、向き直る。日馬富士、右喉輪で押し上げ、左から張って低く当たり、左押っ付け、右筈で胸を押し上げる。勢、土俵下に落ちる。

(10) 魁聖戦 ●寄り切り 11.2秒
 魁聖、先に手をつく。勢、相手に見せるように手をトンとつき、両者、ほぼ同時に立つ。魁聖、両腕を下げて踏み込む。勢、右肩から踏み込む。魁聖、左上手前廻しを取って前に出る。勢、右をねじ込み、土俵際、体を開いて右掬い投げに行く。魁聖、振られて左上手が切れるが、再び左上手を取って前に出る。勢、俵に詰まる。魁聖、右差し手を返して寄る。勢、上体が起きて俵を割る。

(11) 逸ノ城戦 ○寄り切り 4.4秒
 勢、先に手をつく。逸ノ城、仕切り線少し後方で手をサッとつく。勢、素早く立ち、右肩から踏み込む。逸ノ城、右肘を固めて当たり、左上手に手を伸ばすが取れず。勢、右を差し、左で押っ付ける。逸ノ城、右を差し、左で差し手を抱える。勢、右差し手を返して一気に前に出る。逸ノ城、上体が起きて俵に詰まる。勢、左で押っ付けながら寄り立てる。逸ノ城、腰が伸びて俵の外に出る。

(12) 貴ノ岩戦 ○寄り切り 5.5秒
 勢、先に手をつく。貴ノ岩、サッと手をつく。その直前、勢、素早く立ち、右肩から踏み込む。貴ノ岩、右手を出して低く当たり、左上手前廻しを取る。勢、右差し手を抜き、右小手投げで相手の廻しを切る。貴ノ岩、低い体勢で向き直る。勢、右を差して差し手を返す。貴ノ岩、左首投げに行こうとする。勢、その機に右下手後ろ廻しを取り、一気に前に出る。貴ノ岩、土俵下に落ちる。

(13) 臥牙丸戦 ○寄り切り 4.2秒
 臥牙丸、仕切り線少し後方で先に手をつく。勢、仕切り線少し後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。臥牙丸、頭を下げる。勢、右肩から踏み込み、右を差す。臥牙丸、突き放す。勢、左を差し、前に出ながら右も差し、そのまま両差しで寄る。臥牙丸、俵を割る。

(14) 豪栄道戦 ●首投げ 3.3秒
 豪栄道、先に手をつく。勢、仕切り線後方で手をサッとつく。豪栄道、素早く立ち、両肘を固めて頭から踏み込む。勢、右肩から踏み込み、右を差そうとする。豪栄道、左で押っ付けながら前に出る。勢、左を差し、右もねじ込もうとする。豪栄道、右で首を巻き、素早く下がりながら体を回して首投げ。勢、体が伸びて土俵に転がる。

(楽) 琴勇輝戦 ●引き落し 11.8秒
 勢、先に手をつく。琴勇輝、仕切り線かなり後方で手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。勢、踏み込もうとする。琴勇輝、両手突きから左喉輪で押す。勢、右で突いて喉輪を外す。琴勇輝、突っ張る。勢、下からあてがって堪える。琴勇輝、少し左へ回り、両手で押し上げる。勢、相手の手を叩いて右に回り、相手の後ろにつこうとする。琴勇輝、素早く向き直り、土俵際から突っ張りながら前に出る。勢、あてがって堪えるが、徐々に下がる。琴勇輝、左へ開いて体を離す。勢、前にバッタリ落ちる。

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