明瀬山 2016年春(三月)場所取組内容

201603-あきせやま

十両5枚目だった先場所、8勝7敗と勝ち越し、番付運にも恵まれ、今場所新入幕となる。初土俵は2008年1月。所要48場所での新入幕は、学生相撲出身としては史上4位のスロー出世。
東前頭16枚目と幕尻で迎えた今場所、初日は北太樹を45秒の相撲の末に寄り切り、白星発進。
二日目、再入幕の里山を寄り切り、連勝。
三日目、怪我で十両に陥落した大砂嵐に突き出されて初黒星。
そこから黒星が連なって8連敗。十日目に負け越しが決まる。
十一日目の千代大龍戦、相手に軍配が上がるも、「差し違え」で勝利。3勝目を上げる。
十二日目、豊響を突き落として4勝目。
十三日目から再び黒星が連なり、千秋楽まで3連敗。4勝11敗で今場所を終える。
負け越しは昨年5月場所以来、5場所ぶり。二桁負けは、2014年1月場所以来、13場所ぶり。



(初) 北太樹戦 ○寄り切り 44.7秒
 明瀬山、仕切り線後方で先に手をつく。北太樹、手をサッと動かす。明瀬山、素早く立ち、頭から踏み込む。北太樹、頭から低く当たる。明瀬山、右を差す。北太樹、左に回って左上手を取り、右筈で押し上げて相手を起こし、左上手を引きつける。明瀬山、右下手を引きつけ、左を巻き替えて両差しになり、腰を引いて相手の上手を切る。北太樹、左で押っ付けながら切れた上手を探る。明瀬山、右下手を引きつけて前に出る。北太樹、左上手を取る。明瀬山、すぐに腰を引いて上手を切る。北太樹、左で押っ付けながら相手を起こす。明瀬山、左下手も取って、両下手。北太樹、右上手を持って左に回り、左は上から廻しを掴む。両者、廻しが緩んだ状態で止まる(約16秒間)。北太樹、頭をつける。明瀬山、伸びた両下手を引きつけて前に出る。北太樹、堪える。両者、少し止まる(約2秒間)。北太樹、右に回る。明瀬山、乗じて一気に前に出る。北太樹、土俵下に落ち、廻しを引っ張られた明瀬山も土俵下に倒れ込む。

(2) 里山戦 ○寄り切り 13.3秒
 里山、仕切り線少し後方で先に手をつく。明瀬山、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。明瀬山、左から張る。里山、低く当たる。明瀬山、前に出ながら肩を押し上げ、相手を起こす。里山、土俵際、左を差して左へ回り、掬い投げを打ちながら体を入れ替える。明瀬山、右上手で後ろ廻しを取って前に出る。里山、左半身で腰を振り、相手の上手を切ろうとするが切れず。明瀬山、右上手を横に持ち替え、引きつけながら一気に寄る。里山、土俵下に落ちる。

(3) 大砂嵐戦 ●突き出し 6.0秒
 大砂嵐、先に手をつく。明瀬山、仕切り線後方でサッと手をついて立つ。大砂嵐、少し遅れて立つが、両手を出しながらやや左に踏み出し、右で顔を押し上げ、左上手を取って左に回る。明瀬山、向き直る。大砂嵐、激しく突っ張り、右を差し、左で後ろ廻しを取り、右で頭を押さえながら左に回り、右で顎を押し上げながら一気に前に出る。明瀬山、俵に詰まる。大砂嵐、両手で胸を突く。明瀬山、土俵下に飛び落ちる。

(4) 大栄翔戦 ●押し出し 2.5秒
 大栄翔、相手が腰を下ろす前に手をつく。明瀬山、腰を下ろし、仕切り線後方でサッと手をつく。大栄翔、右手を出して頭から踏み込む。明瀬山、右を差して下手を探る。大栄翔、左喉輪で突き放す。明瀬山、重心が後ろになって下がり、俵に詰まる。大栄翔、相手の胸を押し上げる。明瀬山、俵の外に出る。

(5) 大翔丸戦 ●押し出し 8.3秒
 明瀬山、仕切り線後方で先に手をつく。大翔丸、手をサッとつく。明瀬山、頭を下げる。大翔丸、踏み込み、両者、頭で当たり合う。明瀬山、両差しになって前に出る。大翔丸、左で押っ付け、右で頭を抱えて左へ回る。明瀬山、向き直って突き放す。大翔丸、右を差して差し手を返し、左から絞って前に出る。明瀬山、左から突いて左へ回り、土俵際叩く。大翔丸、落ちずに前に出、左で相手の右膝裏を一瞬取る。明瀬山、俵伝いに左へ回る。大翔丸、右差しで前に出、左筈で脇を押し上げる。明瀬山、上体が起きて俵を割る。

(6) 阿夢露戦 ●突き落し 4.1秒
 阿夢露、相手が腰を下ろす前に、仕切り線少し後方で手をつく。明瀬山、腰を下ろし、仕切り線後方で手をサッとつき、踏み込んで右を差す。阿夢露、右手を出して低く当たって突き放す。明瀬山、突っ張り返して前に出る。阿夢露、俵に詰まり、相手の左腕を手繰り、右から突く。明瀬山、土俵に落ちる。

(7) 玉鷲戦 ●押し出し 11.5秒
 玉鷲、先に手をつく。明瀬山、仕切り線後方でサッと手をつき、両脇を開いて頭を下げる。玉鷲、両手突きで相手を起こす。明瀬山、右廻しを狙うが取れず。玉鷲、顎に向かって突き上げながら前に出る。明瀬山、仰け反って俵に詰まり、右から突いて右廻しに手を伸ばす。玉鷲、土俵際向き直り、右から突いていなす。明瀬山、大きく泳ぐが向き直る。玉鷲、顎に向かって突っ張る。明瀬山、俵の上であてがって堪え、右筈で相手の脇を押し上げる。玉鷲、体勢を崩して大きく下がる。明瀬山、乗じて一気に前に出、押す。玉鷲、堪えて右筈で押し上げ、両手で突き放しながら前に出る。明瀬山、上体が起きて俵を割る。

(中) 御嶽海戦 ●寄り切り 5.6秒
 御嶽海、相手が腰を下ろす前に手をつく。明瀬山、腰を下ろし、仕切り線かなり後方でサッと手をつき、両脇を空ける。御嶽海、右手を出し、左肘を固めて頭から踏み込む。明瀬山、両肘を固めて踏み込んで当たる。御嶽海、相手の当たりで上体が起きる。明瀬山、右で顎を押し上げて前に出る。御嶽海、左右と差し、左で掬いながら体を入れ替え、両差しで寄る。明瀬山、俵の上で堪え、右で小手に巻きながら左で叩こうとする。御嶽海、腰を下ろして寄り切る。

(9) 千代鳳戦 ●寄り切り 10.8秒
 明瀬山、仕切り線少し後方で先に手をつく。千代鳳、膝を伸ばし、両腕を振り、体を上下に揺らし、仕切り線後方でサッと手をつく。明瀬山、頭から踏み込む。千代鳳、左肘を固めて頭から低く当たる。明瀬山、左肘でかち上げ気味に当たる。千代鳳、右上手前廻しに手を伸ばす。明瀬山、腰を引いて廻しを与えず、右から押っ付ける。千代鳳、右を差す。明瀬山、左押っ付けで少し前に出、頭を叩く。千代鳳、落ちずに堪え、左から絞る。明瀬山、右差し手を抜き、左を差す。千代鳳、右押っ付けから右を差そうとする。明瀬山、左差し手を抜いて相手の差し手を極め気味に抱える。千代鳳、右差しで前に出る。明瀬山、左で小手に振りながら左に回って土俵際。千代鳳、深い左下手を取り、右差し手を返して寄る。明瀬山、腰が伸びて俵を割る。

(10) 佐田の海戦 ●寄り切り 9.6秒
 佐田の海、先に手をつく。明瀬山、ゆっくり腰を下ろし、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて頭から踏み込む。佐田の海、両手を下げて踏み込み、左を差す。明瀬山、右上手に手を掛ける。佐田の海、腰を引いて上手を切る。明瀬山、前に出ながら右を差す。佐田の海、左上手前廻しを取る。明瀬山、右下手を取る。佐田の海、右下手も取り、両廻しを引きつけて前に出る。明瀬山、右下手を持って堪える。佐田の海、左上手投げで振ってから一気に前に出、右差し手を返して相手を起こし、右筈で胸を押す。明瀬山、上体が起きて俵を割る。

(11) 千代大龍戦 ○叩き込み 2.8秒
 千代大龍、先に手をつく。明瀬山、仕切り線かなり後方でサッと手をつく。千代大龍、左肘を固めて踏み込む。明瀬山、右前廻しに手を掛ける。千代大龍、突き放して前に出る。明瀬山、土俵際、叩きながら右に回る。千代大龍、体が伸びて俵の外に落ち、明瀬山、俵の外に出る。式守与之吉、軍配を千代大龍に上げる。「物言い」がつき、協議の結果、千代大龍の体が先に落ちていると判断、「軍配差し違え」で明瀬山の勝ち。

(12) 豊響戦 ○突き落し 3.9秒
 明瀬山、仕切り線少し後方で先に手をつく。豊響、仕切り線後方でサッと手をついて素早く立ち、両手を出して頭から踏み込む。明瀬山、左肘を固めて当たり、右前廻しを狙う。豊響、突っ張りながら前に出る。明瀬山、右を差す。豊響、突き放そうとする。明瀬山、土俵際、右に開いて右から突く。豊響、土俵にバッタリ落ち、明瀬山、土俵内に残る。

(13) 貴ノ岩戦 ●寄り切り 10.0秒
 明瀬山、仕切り線後方で先に手をつく。貴ノ岩、サッと手をつく。明瀬山、素早く立ち、右を差す。貴ノ岩、右肘を固めて踏み込んで当たり、左上手を取って右差しで返す。明瀬山、右下手を取る。貴ノ岩、右下手を探る。明瀬山、左で相手の廻しを切る。貴ノ岩、肘で絞りながら左上手出し投げを打って相手の下手を切り、頭をつけて右前廻しも取り、両廻しを引きつける。明瀬山、右差し手を抜き、上体が起きる。貴ノ岩、右下手を深くする。明瀬山、左をねじ込み、差し手を返す。貴ノ岩、両廻しを引きつけて一気に前に出る。明瀬山、土俵際叩く。貴ノ岩、構わず寄る。明瀬山、土俵下に落ちる。

(14) 豪風戦 ●押し出し 4.0秒
 明瀬山、先に手をつく。豪風、すこし間を空け、手をつこうとする。明瀬山、突っ掛ける。2度目、明瀬山、先に手をつく。豪風、仕切り線少し後方でサッと手をつく。明瀬山、素早く立ち、頭から踏み込む。豪風、低く当たり、押し上げながら前に出る。明瀬山、突き放そうとするが俵に詰まる。豪風、相手の胸を押す。明瀬山、土俵下に落ちる。

(楽) 魁聖戦 ●押し出し 2.9秒
 魁聖、先に手をつく。明瀬山、仕切り線後方で手をサッとついて立つ。魁聖、両腕を下げる。明瀬山、やや左にずれて当たり、右喉輪で押し上げる。魁聖、右から相手の腕を突き、両手で押しながら前に出る。明瀬山、下からあてがうが、左足が俵の外に出る。

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