魁聖 2016年夏(五月)場所取組内容

201605-かいせい

前頭7枚目だった先場所、11勝4敗と二桁勝利を上げた。→先場所の取組内容
初の三役、小結に昇進した今場所、初日から横綱大関戦が続き、3連敗スタート。
四日目、大関照ノ富士を寄り切って初白星。
五日目は今場所の優勝者横綱白鵬に、六日目は今場所優勝争いを演じた大関稀勢の里に1分20秒近い相撲の末に敗れて連敗。1勝5敗と黒星が先行。
七日目、同じ小結の隠岐の海と対戦。取り直しの末に勝って2勝目。
そこから白星が連なって4連勝。5勝5敗と星を五分にする。
十一日目、横綱日馬富士に上手出し投げで敗れて6敗目となるも、手応えを感じたよう。
十四日目の新関脇の琴勇輝戦は、土俵際で体が入れ替わる熱戦の末、寄り切って勝利。7勝7敗と五分にする。
千秋楽、栃煌山を押し出し、新三役で勝ち越す。



(初) 鶴竜戦 ●寄り切り 4.9秒
 魁聖、仕切り線少し後方で先に手をつく。鶴竜、手をサッとつく。魁聖、右肘を固めて当たる。鶴竜、右肘を固めて低く踏み込み、左上手前廻しを取り、右差し手を返す。魁聖、右をのぞかせて前に出る。鶴竜、左上手出し投げで体を入れ替え、左下手を深くし、右上手前廻しを取って引きつけて寄る。魁聖、腰が伸びて俵を割る。

(2) 琴奨菊戦 ●寄り切り 6.0秒
 魁聖、仕切り線少し後方で先に手をつく。琴奨菊、腰を下ろし、左手をつく。魁聖、素早く立つ。琴奨菊、右手をサッとついて立つ。魁聖、両腕を下げて踏み込む。琴奨菊、右肘を固めて当たり、すぐに左上手前廻しを取り、右を差して差し手を返す。魁聖、上体が起きる。琴奨菊、左上手を引きつけて前に出る。魁聖、左上手に手を伸ばすが取れず、俵に詰まる。琴奨菊、がぶって寄り切る。

(3) 豪栄道戦 ●下手捻り 10.7秒
 魁聖、先に手をつく。豪栄道、腰を下ろし、右手をちょんとついて立つ。魁聖、右肘を固める。豪栄道、左から張り、低く当たって左を差す。魁聖、右を巻き替えようとする。豪栄道、体を離し、左肘を固める。魁聖、右を差そうとする。豪栄道、左で押っ付けながら左へ回り、深い左下手を取り、右上手を探る。魁聖、腰を引いて上手を与えず。豪栄道、再び右上手に手を伸ばして取り、すぐに左下手を離し、左上手を引きつけ、頭をつけて前に出る。魁聖、左差し手を抜いて左で押っ付ける。豪栄道、頭をつけ、右下手を持って左へ回り、右下手で捻りながら左から突く。魁聖、土俵に転がる。

(4) 照ノ富士戦 ○寄り切り 6.3秒
 魁聖、仕切り線少し後方で先に手をつく。照ノ富士、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。魁聖、両腕を内に入れて踏み込む。照ノ富士、踏み込み、すぐに左上手前廻しを取り、右を差そうとするが差せず。魁聖、両差し手をねじ込みながら前に出る。照ノ富士、左上手が切れ、俵に詰まる。魁聖、右をのぞかせ、左で押し上げる。照ノ富士、上体が起きて俵を割る。

(5) 白鵬戦 ●寄り切り 7.9秒
 魁聖、仕切り線少し後方で先に手をつく。白鵬、サッと両手をつき、踏み込んで右肘を固める。魁聖、両腕を下げて踏み込む。白鵬、すぐに左上手前廻しを取る。魁聖、左上手前廻しに手を掛ける。白鵬、腰を引いて相手の上手を切り、右を差して差し手を返し、機を見て左に開き、左上手で出し投げを打って右で頭を押さえながら左へ回る。魁聖、右差し手を抜いて外から押っ付け、再び右を巻き替えて差す。白鵬、左上手を引きつけて一気に前に出る。魁聖、上体が伸びて俵の外に出る。白鵬、右で相手の胸を押しながら土俵下に落とす。

(6) 稀勢の里戦 ●寄り切り 78.7秒
 魁聖、仕切り線後方で先に手をつく。稀勢の里、腰を下ろして手をサッとつき、左肘を固めてぴょんと立つ。魁聖、両腕を下げて踏み込み、左を差して差し手を返す。稀勢の里、差し手争いの末、左を差し勝つ。魁聖、左差し手を返し、右上手を探りながら前に出る。稀勢の里、左から掬いながら堪え、左下手を取り、右上手に手を伸ばす。魁聖、腰を引いて上手を与えず、左下手を取る。両者、左四つ、互いに下手を持った体勢で止まる(約5秒間)。魁聖、右で押っ付けながら上手を探る。稀勢の里、左下手を引きつけながら前に出、右上手に手を伸ばすが取れず。両者、再び止まる(約15秒間)。魁聖、前に出ようとする。稀勢の里、左下手を引きつけながら前に出、押っ付けながら右上手に手を伸ばす。魁聖、腰を引いてそれを避けるが、左足が俵に掛かり、少し中に戻る(約11秒間)。稀勢の里、腰を振って相手の下手を切ろうとする。魁聖、すぐに下手を取り直す。稀勢の里、左下手を引きつけ、前に出て右上手に手を伸ばす。魁聖、土俵際、右に回り込んで中に戻る。両者、止まる(約19秒間)。魁聖、右上手前廻しを探る。稀勢の里、下手を持った左腕を返し、右上手を取って引きつける。魁聖、右を巻き替えて差す。稀勢の里、両上手を引きつけて前に出る。魁聖、俵に足を掛けて堪えるが、腰が伸びて俵を割る。

(7) 隠岐の海戦 ○寄り切り 10.4秒
 隠岐の海、先に右手をつく。魁聖、左手をつき、右手をサッとつく。隠岐の海、素早く立ち、左腕を内にして踏み込む。魁聖、右肘を固めて当たり、右押っ付けで前に出る。隠岐の海、土俵際で左を差す。魁聖、右上手を取って引きつける。隠岐の海、体を開いて左下手投げに行く。魁聖、右上手投げを返す。両者、体が傾き、互いに手をついて土俵に落ちる。木村容堂は軍配を魁聖に上げるが、「物言い」がつく。スローVTRで見ると、隠岐の海の手がつくのが一瞬早く見えた。協議の結果、両者が落ちるのが同体と判断。「取り直し」となる。(5.2秒)
<取り直しの相撲>隠岐の海、先に右手をつく。魁聖、仕切り線少し後方で左、右と手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。隠岐の海、両肘を固めて当たり、両差しを狙う。魁聖、左上手前廻しを取り、右押っ付けで前に出、右上手も探る。隠岐の海、右差し手を抜き、左差し手を返して深い下手を取る。魁聖、右で差し手を抱え、左下手を深くする。隠岐の海、左へ回って右を巻き替えようとする。魁聖、その機に右上手も取り、引きつけて前に出る。隠岐の海、上体が起きて俵を割る。(10.4秒)

(中) 勢戦 ○寄り切り 19.4秒
 魁聖、仕切り線少し後方で先に両手をつく。勢、仕切り線後方でサッと右手をつく。魁聖、両腕を内に入れて踏み込む。勢、左肘を固めて当たり、両差しになる。魁聖、左上手前廻しを取り、前に出ながら右上手前廻しも取り、両上手を引きつけて前に出るが、一枚廻しで伸びる。勢、俵に足を掛けて堪え、両差しで中に戻る。魁聖、再び伸びた両上手を持って前に出る。勢、土俵際、右掬い投げで体を入れ替え、右下手を取り、引きつけて前に出る。魁聖、土俵際、右上手投げに行く。勢、右下手が切れ、土俵際へ振られるが堪える。魁聖、両上手を持って寄る。勢、俵に足を掛け、両差し手を返して必死に堪え、右下手を取る。魁聖、伸びた廻しを持って休まず寄り立てる。勢、ついに俵を割る。

(9) 宝富士戦 ○押し出し 4.5秒
 魁聖、先に両手をつく。宝富士、両手をつく。魁聖、素早く立って右肘を固める。宝富士、少し遅れて立ち、左肘を固めて頭から当たる。魁聖、右押っ付けで前に出ながら右を差す。宝富士、右で押っ付けるが俵に詰まる。魁聖、両手で胸に突き放す。宝富士、上体が起きて俵の外に出る。

(10) 正代戦 ○押し出し 3.4秒
 魁聖、先に両手をつく。正代、仕切り線後方でサッと両手をつく。魁聖、素早く立ち、両腕を内に入れて踏み込む。正代、両肘を固めて当たり、右を差す。魁聖、左上手前廻しを取る。正代、右手で相手の上手を切りながら下がる。魁聖、乗じて前に出、左で押っ付け、右喉輪で押し上げる。正代、仰け反って俵を割る。

(11) 日馬富士戦 ●上手出投 17.9秒
 魁聖、仕切り線少し後方で先に両手をつく。日馬富士、両手をサッとつく。魁聖、両腕を下げる。日馬富士、右手を出して頭から踏み込み、右喉輪で押し上げる。魁聖、左で相手の喉輪を外す。日馬富士、引いて左へ回り、左上手を探る。魁聖、右を差して左に回り、上手を与えず。日馬富士、左を巻き替えようとする。魁聖、右で押っ付けながら前に出、相手に差させず。日馬富士、左差し手を抜く。魁聖、左上手に手を伸ばすが取れず。日馬富士、上手に手を伸ばす。魁聖、腰を捻って上手を与えず。日馬富士、左上手に手を伸ばしながら前に出るが取れず、左で突いて左に回り、左で押っ付ける。魁聖、右を差し、左も差そうとする。日馬富士、右で相手の左上腕を押し上げて差させず、頭をつける。魁聖、体勢を低くする。日馬富士、右で相手の左手首を掴み、両手で相手の左腕を手繰りながら引き、右足が俵に掛けながら左を差して下手を取る。魁聖、右を巻き替えて差す。日馬富士、左上手を持って左へ下がり、土俵際、右で頭を押さえつけながら出し投げ。魁聖、左肘から俵の外に落ち、日馬富士、左足一本で俵に残る。

(12) 妙義龍戦 ○寄り切り 26.5秒
 魁聖、仕切り線後方で先に両手をつく。妙義龍、右手をつき、左手をサッとついて素早く立ち、右手を出して踏み込む。魁聖、少し遅れて立ち、両腕を下げる。妙義龍、やや左にずれて当たり、左押っ付けで絞り、頭を下げ、両手で押し上げる。魁聖、右を差そうとする。妙義龍、左から絞り、右差し手を大きく返し、前に出る。魁聖、左足を俵に掛けて堪える。両者、右四つ、妙義龍が左から絞る低い体勢で少し止まる(約2秒間)。魁聖、右を差し込みながら前に出る。妙義龍、上体が起きるが、再び体勢を低くする。両者、足が止まり、妙義龍、左から絞って右差し手を返し、左で相手の右手首を掴んで差させないようにする。両者、土俵中央で止まる(約6秒間)。妙義龍、左を差し、両差しで前に出る。魁聖、体を開いて右小手投げに行く。妙義龍、振られて土俵際になる。魁聖、右で首を抱えて体を寄せる。妙義龍、左下手を取って堪えようとする。魁聖、右肘で相手の胸を押す。妙義龍、俵の外に出る。

(13) 逸ノ城戦 ●寄り切り 15.4秒
 魁聖、先に両手をつく。逸ノ城、両手をサッとつく。魁聖、素早く立ち、両腕を内に入れて踏み込む。逸ノ城、踏み込んで左上手前廻しを取り、左肘で絞る。魁聖、右半身で右下手を探るが止め、左上手に手を伸ばす。逸ノ城、左に回って上手を与えず、前に出ようとする。魁聖、左で押っ付ける。両者、土俵中央で右四つ。一呼吸後、逸ノ城、右差し手を抜いて左に回り、再び右を差し、左上手を引きつけて前に出る。魁聖、左足一本を俵に掛けて堪えようとするが、俵の外に出る。

(14) 琴勇輝戦 ○寄り切り 17.5秒
 魁聖、先に両手をつく。琴勇輝、仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。琴勇輝、右手を出して踏み込む。魁聖、両腕を下げて当たる。琴勇輝、左で相手の右腕を抱えながら左へ回る。魁聖、向き直り、右を差そうとしながら前に出る。琴勇輝、相手の腕を叩いて下がり、土俵際。魁聖、そこを押し出そうとする。琴勇輝、左に開き、体を入れ替える。魁聖、土俵際向き直る。琴勇輝、右喉輪で突き上げながら前に出る。魁聖、俵に両足を掛けて堪える。琴勇輝、胸に向かって突っ張る。魁聖、下からあてがって堪え、左で相手の腕を突き、左に回って少し中に戻り、左を差す。琴勇輝、頭をつけ、右押っ付けで押し上げながら前に出る。魁聖、左足一本を俵に掛けて堪える。琴勇輝、右喉輪で押し上げる。魁聖、左で相手の喉輪にあてがいながら左へ回り、体を入れ替えて左を差し、差し手を返して寄る。琴勇輝、上体が起きて俵を割る。

(楽) 栃煌山戦 ○押し出し 2.5秒
 魁聖、先に両手をつく。栃煌山、仕切り線後方で両手をサッとつき、左肘を固めてぴょんと立つ。魁聖、両腕を内に入れて当たる。栃煌山、左を差し、右も差そうとする。魁聖、外から押っ付けて前に出る。栃煌山、力なく俵を割る。

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