千代の国 2016年名古屋(七月)場所取組内容

201607-ちよのくに

2014年5月場所、4度目の入幕を果たすが、初日の取組で土俵下に飛び落ちた際、右足踵を骨折し、二日目から休場した。通算10度目の休場。→2014年5月場所の取組内容
十両に陥落して2場所目の9月場所、七日目に膝の状態を悪化させ、中日に「両膝半月板損傷で約1カ月の安静加療が必要」との診断書を出して通算11度目の休場。千秋楽まで休み、翌11月場所、翌年1月場所と3場所連続で休場する。
2015年3月場所、三段目28枚目で出場し、全勝優勝。そこから、勝ち越し続けて番付を上げ、先場所、12勝3敗で十両優勝し、13場所ぶりに幕内復帰を果たす。三段目28枚目からの再入幕は、戦後2位の番付下位からの復帰(1位は、2015年1月、三段目84枚目から復帰した土佐豊)。
前頭9枚目で迎えた今場所、初日の豪風戦で相手に軍配があるが、「差し違え」で勝利。誕生日に3年ぶりの幕内白星を得る。
二日目、蒼国来に高々と吊り出されて初黒星。三日目も敗れて連敗。五日目を終えて2勝3敗と黒星先行。
場所に入って両膝に痛みが出、六日目は注射を打って出場。
その六日目から白星が連なり、七日目は遠藤との投げの打ち合いを制し、中日は重い逸ノ城を押し出し、十一日目まで6連勝、一気に勝ち越しを決める。幕内での勝ち越しは、2013年5月場所以来。優勝争いのトップとも1敗差で、三賞受賞の期待も高まる。
十二日目、荒鷲にとったりで敗れて4敗目。
翌十三日目から休場。数日前から右膝に違和感があり、状態が良くないとのことで、「右膝内側半月板損傷、右膝ロッキングのため、一ヶ月間の休養、加療を要する」との診断書を出し、通算14度目の休場となる。
今場所は、8勝5敗2休の成績で終える。



(初) 豪風戦 ○押し出し 7.7秒
 千代の国、仕切り線少し後方で先に手をつく。豪風、仕切り線少し後方で手をちょんとつく。千代の国、素早く立って、頭から踏み込こもうとする。豪風、その場で伸び上がり、左に変わりながら叩こうとする。千代の国、踏み止まる。豪風、叩きがやや空振り気味になるが、左で突き、更に叩こうとする。千代の国、突き放しながら前に出る。豪風、左へ回りながら叩き、土俵際、相手を上から押さえつけるように叩き、左足一本で残そうとする。千代の国、前のめりになりながら右手で相手の腹を押す。豪風、俵の外に出、千代の国、土俵下に飛び落ちる。軍配、豪風。「物言い」がつき、協議の結果、豪風の足が先に出ていると判断、「軍配差し違え」で千代の国の勝ちとなる。

(2) 蒼国来戦 ●吊り出し 7.2秒
 千代の国、仕切り線後方で先に手をつく。蒼国来、手をサッとつく。千代の国、素早く立って頭から踏み込む。蒼国来、右から張って右にずれる。千代の国、向き直る。蒼国来、右を深く差して差し手を返す。千代の国、体が傾き、左で首を巻く体勢になる。蒼国来、両下手を取る。千代の国、肩越しの右上手を探るが取れず。蒼国来、両下手を持って前に出る。千代の国、左首投げに行く。蒼国来、相手の左側につき、大きく吊り上げて俵の外に運ぶ。千代の国、足をバタつかせて逃れようとするがならず、俵の外に落ちる。

(3) 大翔丸戦 ●押し出し 2.5秒
 千代の国、仕切り線後方で先に左手をつく。大翔丸、仕切り線より前で手をサッとつく。千代の国、素早く立ち、両手を出して頭から踏み込む。大翔丸、頭から低く踏み込む。千代の国、両手で相手を押し上げるが、前に出られず叩きながら引く。大翔丸、乗じて前に出、相手の胸を押す。千代の国、土俵下に飛び落ちる。

(4) 大栄翔戦 ○押し出し 6.7秒
 大栄翔、仕切り線少し後方で先に両手をつく。千代の国、仕切り線かなり後方でサッと手をつき、素早く立って頭から踏み込む。大栄翔、少し遅れて立ち、頭から低く当たる。千代の国、顎に向かって突き上げる。大栄翔、仰け反って堪え、突っ張る。千代の国、相手の手を叩いて引く。大栄翔、泳ぎかけるが崩れず、左押っ付けで前に出る。千代の国、俵に足を掛けながら右で突き、右で後ろ廻しを取って体を入れ替え、押す。大栄翔、土俵下に落ちる。

(5) 碧山戦 ●突き出し 3.2秒
 千代の国、仕切り線後方で先に手をつく。碧山、右手をつき、少し間を空け、左手をサッと動かして素早く立つ。千代の国、遅れてその場で立つ。碧山、両手突きから突っ張りながら前に出る。千代の国、上体が起きて俵に詰まり、相手の手を叩こうとして仰け反る。碧山、そこで相手の胸を押す。千代の国、土俵下に飛び落ちる。

(6) 徳勝龍戦 ○押し出し 2.7秒
 千代の国、仕切り線かなり後方で先に手をつく。徳勝龍、手をちょんとつく。千代の国、素早く立ち、頭から踏み込む。徳勝龍、左から張り、左を差す。千代の国、右押っ付けで突いていなす。徳勝龍、向き直ろうとする。千代の国、右筈で脇を押し上げ、左喉輪で押し上げる。徳勝龍、上体が起き、右足一本で俵に詰まる。千代の国、そこを押す。徳勝龍、俵の外に出る。

(7) 遠藤戦 ○上手投げ 15.1秒
 千代の国、仕切り線後方で先に手をつく。遠藤、手をサッとつく。千代の国、素早く立ってぴょんと飛ぶ。遠藤、左を差す。千代の国、右で差し手を抱え、左喉輪で押し上げ、右喉輪で突き放す。遠藤、前に出る。千代の国、右押っ付けで押し上げ、前に出ながら右上手を取る。遠藤、左を差して下手を取る。千代の国、左を差す。遠藤、右上手も取り、引きつけて前に出る。千代の国、土俵際、俵に足を掛けながら右に回り、中に戻って右上手投げで振りながら土俵を半周する。遠藤、深い左下手を持って堪え、前に出る。千代の国、土俵際、再び右上手投げに行く。遠藤、左下手投げを返す。両者、俵の外に傾くが、遠藤が先に顔から落ちる。

(中) 逸ノ城戦 ○押し出し 16.2秒
 千代の国、仕切り線少し後方で先に手をつく。逸ノ城、仕切り線後方で手をつこうとする。千代の国、素早く立って頭から踏み込む。逸ノ城、手をサッとついて立ち、左から張り、右を差そうとする。千代の国、左へ踏み出し、左で相手の差し手を抱えて振り、体勢を低くして左から押っ付けようとする。逸ノ城、左で相手の差し手を引っ張り込もうとする。千代の国、体を離して突き放し、右で押っ付けようとする。逸ノ城、頭を叩く。千代の国、落ちずに堪え、叩きながら右に回る。逸ノ城、向き直る。千代の国、左喉輪で押し上げる。逸ノ城、押し返す。千代の国、体を離す。両者、見合う。千代の国、突っ張る。逸ノ城、突っ張り返して前に出る。千代の国、土俵際、右に開く。逸ノ城、前に泳いで俵に詰まる。千代の国、相手の左脇を右筈で押し上げる。逸ノ城、俵の上で、右、左と片足で傾くが堪える。千代の国、相手の腹を押す。逸ノ城、叩きながら俵の上を左へ回ろうとするが、右足が俵の外に出る。その後、千代の国、俵の外に飛び落ちる。

(9) 佐田の富士戦 ○寄り切り 7.7秒
 千代の国、仕切り線後方で先に手をつく。佐田の富士、仕切り線少し後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。佐田の富士、右手を出して頭から踏み込む。両者、頭で当たり合う。千代の国、突き放す。佐田の富士、突っ張ろうとする。千代の国、下からあてがい、右を差して差し手を返し、左もねじ込んで両差しになる。佐田の富士、右上手を取る。千代の国、深い両下手を取る。佐田の富士、左で小手に振ろうとする。千代の国、左下手が切れるが、右下手を引きつけて寄る。佐田の富士、上体が起きて俵を割る。

(10) 嘉風戦 ○叩き込み 3.4秒
 嘉風、先に両手をつく。千代の国、仕切り線かなり後方でサッと手をつき、素早く立って頭から踏み込む。嘉風、頭を下げ、両者、頭で当たり合う。千代の国、両手で顔を押し上げる。嘉風、左を差す。千代の国、右押っ付けるがすぐに引く。嘉風、乗じて前に出る。千代の国、土俵際、叩きながら右に回る。嘉風、前のめりになりながら相手の左足を抱え上げる。千代の国、土俵際、右足一本で堪えながら、左手で後ろにある相手の頭を叩く。嘉風、落ちて土俵下に転がり落ちる。千代の国、右足一本で残す。

(11) 北はり磨戦 ○押し倒し 3.2秒
 北はり磨、先に手をつく。千代の国、仕切り線かなり後方でサッと手をつき、素早く立って頭を下げる。北はり磨、頭から当たる。千代の国、低く当たり、押しながら前に出、左喉輪で押し上げながら右で後ろ廻しを取り、左で力強く突き放す。北はり磨、吹っ飛んで土俵に落ちる。

(12) 荒鷲戦 ●とったり 3.0秒
 荒鷲、仕切り線少し後方で先に手をつく。千代の国、仕切り線後方でサッと手をつく。荒鷲、右肘を固めて踏み込む。千代の国、左肘を固めて頭から当たる。荒鷲、左上手に手を伸ばすが取れず。千代の国、右差しで前に出る。荒鷲、相手の左腕を取り、体を開いてとったりで振る。千代の国、前に泳ぎ、土俵下に落ちる。勝負後、千代の国、左肩を気にする。

(13) 貴ノ岩戦 ■ 不戦勝 
 千代の国、「右膝内側半月板損傷 右膝ロッキング」のため、休場。

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