千代の国 2016年秋(九月)場所取組内容

201609-ちよのくに

13場所ぶりに幕内に復帰した先場所は、勝ち越しを決めた後、膝の状態が悪くなって十三日目から休場。8勝5敗2休の成績だった。→先場所の取組内容
名古屋場所後の7月31日、師匠の元横綱千代の富士が死去。通夜・告別式に参列した。部屋は、元大関千代大海が継ぎ、新しい九重親方の下で稽古。
4年半ぶりに自己最高位を更新し、前頭6枚目で迎えた今場所、初日は初対戦の御嶽海に敗れて黒星発進。
二日目、先場所敗れた碧山を押し出し、初日を出す。
四日目、五日目と連勝し、3勝2敗と白星先行。
六日目は嘉風に敗れたものの、七日目は過去3戦全敗の栃ノ心を押し出して4勝目。(→張り手をかわす千代の国
中日、琴勇輝に立合い変化からの叩き込みで敗れ、4敗目。4勝4敗と星が五分になる。
九日目、十日目と連勝し、6勝4敗と再び白星先行。
十一日目、松鳳山と激しい相撲の末に敗れて5敗目。しかし、笑顔で花道を下がる(→画像)。4年半ぶりの対戦に感慨深かったよう。(日刊スポーツより 記事が表示されない場合は→こちら
十二日目、十三日目と連勝し、勝ち越しを決める。
十四日目、千秋楽は連敗し、8勝7敗で今場所を終える。
勝ち越しは3場所連続休場明けで三段目だった昨年3月場所以来、10場所連続。



(初) 御嶽海戦 ●押し出し 16.6秒
 御嶽海、先に手をつく。千代の国、仕切り線かなり後方でさっと手をつく。御嶽海、頭から踏み込む。千代の国、低く当たって突き上げる。御嶽海、押しながら前に出る。千代の国、土俵際を右へ右へ回る。御嶽海、押しながら前に出、右を差して寄る。千代の国、俵に足を掛け、左で首投げに行って残す。御嶽海、相手の左側につき、右で相手の後ろ廻しを取って寄る。千代の国、再び土俵際、左で首を巻いて両足を俵に掛けて堪える。御嶽海、右下手を取り直して土俵内へ振る。千代の国、土俵中央で右を差し、左上手を取って少し止まり、右下手を探るが止め、下がりながら左上手投げに行く。御嶽海、乗じて前に出る。千代の国、土俵際、上手を離して突き放すが土俵際。御嶽海、押す。千代の国、土俵下に落ちる。

(2) 碧山戦 ○押し出し 5.2秒
 千代の国、仕切り線少し後方で先に手をつく。碧山、手をつこうとする。千代の国、突っ掛ける。2度目、千代の国、仕切り線後方で先に手をつく。碧山、サッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。千代の国、頭から踏み込もうとする。碧山、両手で相手の肩を押さえ、突っ張る。千代の国、下から撥ね上げる。碧山、叩きながら右へ下がり、土俵際。千代の国、前に出て押し出す。碧山、土俵下に落ちそうになるが、千代の国、相手の右腕を取って落ちないようにする。

(3) 勢戦 ●寄り切り 22.9秒
 両者、仕切り線少し後方でサッと手をついて立つ。千代の国、頭から踏み込む。勢、右肩から踏み込んで当たり、右肘でかち上げて相手を起こす。千代の国、突き放し、しゃがんで体勢を低くする。勢、身構える。千代の国、突き放して前に出る。勢、右に回って右から突こうとする。千代の国、向き直って突き放す。勢、右から突く。千代の国、しゃがんで堪え、向き直る。勢、両差しになろうとする。千代の国、突き放す。勢、突き返しながら両差しを狙う。千代の国、突き放して前に出る。勢、叩いて右に開く。千代の国、向き直り、右から張る。勢、顔を下に向け、差そうとする。千代の国、突き放す。両者、体が離れて見合う。千代の国、前に出る。勢、右で後ろ廻しを狙う。千代の国、向き直って廻しを与えず、顎に向かって突き放しながら前に出る。勢、叩きながら右に回り、右上手を探る。千代の国、向き直る。勢、頭をつけ、左で押っ付け、右上手を引きつけて前に出る。千代の国、右で首を巻き、土俵際、左から掬おうとするが、土俵下に落ちる。勢、俵の外に倒れる。

(4) 佐田の海戦 ○叩き込み 3.7秒
 佐田の海、先に手をつく。千代の国、仕切り線かなり後方でサッと手をかすらせて立ち、両者、頭から踏み込むが、行司 木村寿之介が止める。2度目、佐田の海、先に手をつく。千代の国、仕切り線かなり後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。千代の国、頭から踏み込み、突き放す。佐田の海、右から突く。千代の国、一瞬左半身になる。佐田の海、右上手を取る。千代の国、叩きながら下がって廻しを切り、俵の上で更に叩く。佐田の海、土俵に落ち、千代の国、俵の上で残す。両者、土俵下に落ちる。

(5) 蒼国来戦 ○送り倒し 5.3秒
 千代の国、仕切り線後方で先に手をつく。蒼国来、仕切り線少し後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。蒼国来、右肘を固めてやや左へ踏み出す。千代の国、右手を出して左へ踏み出し、相手の右腕を小手に巻いて振る。蒼国来、向き直る。千代の国、突きあげながら前に出る。蒼国来、右を差そうとする。千代の国、左で押っ付け、半身になった相手を後ろから押す。蒼国来、俵の外に手をつき、土俵下に落ちる。

(6) 嘉風戦 ●寄り倒し 3.8秒
 嘉風、先に手をつく。千代の国、仕切り線かなり後方でサッと手をつき、頭から踏み込む。嘉風、頭を下げて当たる。千代の国、突き上げる。嘉風、突き返し、左を差して力強く前に出る。千代の国、右小手投げに行こうとするが、俵の外に倒れる。

(7) 栃ノ心戦 ○押し出し 4.8秒
 両者、仕切り線少し後方でサッと手をついて立つ。栃ノ心、右肘を固めて踏み込む。千代の国、右手を出し、頭を下げてやや左へ踏み出し、左で小手に巻き、体を開いて小手投げ気味に突く。栃ノ心、向き直り、左から張ろうとする。千代の国、頭を下げてかわす。栃ノ心、両手で突き放し、右を差そうとする。千代の国、右で相手の左上腕を突く。栃ノ心、前に泳ぎ、土俵際で向き直る。千代の国、そこを押す。栃ノ心、土俵下に落ちる。

(中) 琴勇輝戦 ●叩き込み 1.2秒
 千代の国、仕切り線少し後方で先に手をつく。琴勇輝、仕切り線後方で手をサッとつく。その直前、千代の国、素早く立ち、頭から踏み込む。琴勇輝、両手を出し、叩きながら右に変わる。千代の国、向き直ろうとするが前に落ちる。

(9) 荒鷲戦 ○寄り倒し 6.5秒
 荒鷲、右手をつく。千代の国、仕切り線後方で手をサッとつき、頭を下げてぴょんと立つ。荒鷲、右肘を固めて踏み込み、左上手に手を伸ばすが取れず。千代の国、左に回って上手を与えず、激しく突っ張る。荒鷲、右から張って左を差す。千代の国、深い右上手を取り、右に回って体を開き、上手投げで振る。荒鷲、土俵際、体勢を崩す。千代の国、そこを左喉輪で押す。荒鷲、俵の外に転がる。

(10) 大翔丸戦 ○押し出し 11.4秒
 千代の国、仕切り線後方で先に手をつく。大翔丸、サッと手をつく。千代の国、素早く立って左から張る。大翔丸、頭から踏み込む。千代の国、右肘でかち上げ、突き放し、両筈で脇を押しながら前に出る。大翔丸、右で首を巻き、土俵際を左へ回る。千代の国、押しながら前に出る。大翔丸、土俵際、右から突いていなす。千代の国、左半身になるが向き直る。大翔丸、右で押っ付けながら右に回り、体を入れ替える。千代の国、土俵際、叩いて右に開く。大翔丸、前に泳ぐ。両者、体が離れ、向き直る。千代の国、突き放しながら前に出る。大翔丸、叩きながら引く。千代の国、乗じて前に出ながら押す。大翔丸、土俵下に落ち、友綱審判長にぶつかる。

(11) 松鳳山戦 ●押し出し 12.5秒
 千代の国、仕切り線後方で先に手をつく。松鳳山、サッと手をついて素早く立ち、右から張って左を差す。千代の国、遅れてやや左に踏み出す。松鳳山、左差しで前に出る。千代の国、右押っ付けで突こうとするが俵に詰まり、両足を俵に掛けて堪える。松鳳山、突っ張る。千代の国、前のめりになる。松鳳山、そこを引いて右に開く。千代の国、体勢を立て直す。松鳳山、右から張り、右手を伸ばして廻しを探る。千代の国、体を離して廻しを与えず。松鳳山、右から張りに行くが、千代の国、それをかわす。松鳳山、顔に向かって突っ張る。千代の国、両手で突き放す。両者、突っ張り合う。松鳳山、右に回りながら右廻しを探るが取れず、叩いて左をのぞかせる。千代の国、叩きながら後ろへ飛ぶ。松鳳山、乗じて前に出る。千代の国、俵の外に飛び出、その後、松鳳山、土俵に落ちる。

(12) 妙義龍戦 ○引き落し 8.5秒
 千代の国、仕切り線少し後方で先に手をつく。妙義龍、右手をつき、両者、見合う。妙義龍、左手をサッとついて素早く立ち、右腕を前に出して踏み込み、右を差す。千代の国、突き放すが下がり、土俵際。妙義龍、突き放しながら前に出る。千代の国、俵に足を掛けながら突き返し、右に回って中に戻り、右から突いて右で後ろ廻しを探る。妙義龍、向き直って突き放し、右を差す。千代の国、左で押っ付け、突き放す。妙義龍、叩きながら少し引く。千代の国、突っ張る。妙義龍、下から撥ね上げる。千代の国、相手の手を叩き、右に開く。妙義龍、前に落ちる。

(13) 玉鷲戦 ○叩き込み 4.7秒
 千代の国、仕切り線少し後方で先に手をつく。玉鷲、左手をつき、右手をサッとついて立つ。千代の国、頭から踏み込む。玉鷲、両手突きで相手を起こし、突っ張る。千代の国、下がらず、右から突き、左喉輪で突き上げて相手を土俵際にし、叩きながら大きく引く。玉鷲、前のめりになり、土俵に落ちて転がる。

(14) 輝戦 ●寄り切り 4.7秒
 千代の国、先に手をつく。輝、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。千代の国、頭から踏み込む。輝、両手突きから突っ張る。千代の国、下から撥ね上げ、右で突き、深い右上手に手を掛ける。輝、前に出ながら深い左下手を取る。千代の国、上手が切れ、右で小手に巻くが、右足が俵の外に出る。輝、気づかず、右押っ付けで押し上げる。千代の国、俵の外で左足を上げて傾く。

(楽) 隠岐の海戦 ●押し出し 8.6秒
 隠岐の海、先に右手をつく。千代の国、仕切り線かなり後方でサッとっ手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。隠岐の海、右肘を固めて踏み込む。千代の国、頭から踏み込み、左肘でかち上げながら左に開く。隠岐の海、向き直る。千代の国、右喉輪で突き上げる。隠岐の海、左を差そうとする。千代の国、左喉輪で突き上げる。隠岐の海、少し叩き、突っ張り、左を差す。千代の国、叩きながら右へ下がる。隠岐の海、乗じて前に出、相手の腹を押す。千代の国、俵の外に飛び出る。

《2016年秋場所取組内容・目次へ》