鶴竜 2016年九州(十一月)場所取組内容

201611-かくりゅう

休場明けだった先場所は、10勝5敗の成績だった。→先場所の取組内容
10月4日に行われた東京五輪・パラリンピックを盛り上げるためのイベント「大相撲beyond2020場所」で日馬富士とともに20年ぶりに三段構えを披露。
不安を抱える腰の状態も、場所前、状態が良くなってきたよう。
迎えた今場所、初日は新小結の御嶽海を押し出して白星発進。(→取組画像
そのまま白星を連ね、六日目には単独トップに立つ。
七日目は白鵬から金星を獲得した遠藤、中日は好調の小結玉鷲(→勝負後の表情)、九日目は大関昇進を懸ける高安(→勝ち名乗りを受ける表情)(→土俵下での表情)、十日目は角番大関照ノ富士を下し、初日から10連勝。
十一日目、前日に横綱白鵬を破った大関稀勢の里と対戦。小手投げで敗れて初黒星。1敗で横綱日馬富士と新入幕の石浦と3人で並ぶ。(→取組画像
十二日目、既に負け越しが決まっている大関琴奨菊を寄り切り、連敗せずに1敗堅持。日馬富士と石浦が敗れたため、再び単独トップに立つ。(→取組画像
十三日目、白鵬と横綱同士で対戦。寄り切りで勝ち、トップを守る。石浦が敗れ、1敗差で追う力士は、横綱日馬富士のみに。
十四日目、結び前の一番で、日馬富士が、横綱白鵬に小手投げで敗れたため、鶴竜が勝てば優勝という状況に。鶴竜は、今場所綱取りが懸かっていた大関豪栄道と対戦。上手出し投げで勝利し、7場所ぶり3回目の優勝が決まる。(→優勝決定インタビュー)(→支度部屋でのコメント)(→鯛を掲げる鶴竜
千秋楽、日馬富士と横綱同士で対戦。寄り切りで勝ち、14勝1敗とする。
優勝インタビューでは、「ここ一、二年(肩や腰の)怪我に苦しみ、体と気持ちがうまく かみ合わなかった」「二年前に止まっていた時間が、やっと動き出した」と話す。(→優勝インタビュー全文
→賜杯を抱いての記念撮影)(→勢を旗手としてのパレード)(→奥様、お子さんとサンデースポーツにて
→優勝一夜明け会見の様子



(初) 御嶽海戦 ○押し出し 4.6秒
 御嶽海、先に手をつく。鶴竜、手をサッとつく。御嶽海、頭から踏み込む。鶴竜、右肘を固めて頭から当たる。御嶽海、右肘を固めて当たる。鶴竜、左で相手の右肘を押っ付けながら前に出る。御嶽海、右を抜く。鶴竜、顎に向かって突き上げる。御嶽海、土俵際、叩きながら左に回る。鶴竜、逃さず押す。御嶽海、上体が起きて俵を割る。

(2) 栃煌山戦 ○寄り切り 21.8秒
 栃煌山、仕切り線後方で、鶴竜、仕切り線上に、手をサッとついて立つ。鶴竜、左から張って左を差す。栃煌山、左下手、右上手を取る。鶴竜、右上手に手を伸ばす。栃煌山、左差し手を返して上手を与えず。鶴竜、深い左下手を取る。栃煌山、右上手をしっかり取り直し、引きつけて前に出る。鶴竜、土俵際、左下手投げで振って体を入れ替え、右を巻き替えようとする。栃煌山、それを許さず、左下手を取る。鶴竜、右上手に手を伸ばす。栃煌山、廻しを遠ざけて与えず。鶴竜、右上手に手を伸ばす。栃煌山、前に出、左差し手を返す。鶴竜、左足を俵に掛けて堪え、右上手に手を伸ばしながら中に戻る。栃煌山、再び左下手を取り、両廻しを引きつけて前に出る。鶴竜、土俵際、右上手を取る。栃煌山、左下手を離し、肘を張って相手の上手を切ろうとする。鶴竜、相手の上手を切って一気に前に出る。栃煌山、深い右上手を取り直すが、俵を割る。

(3) 碧山戦 ○寄り切り 10.0秒
 碧山、先に手をつく。鶴竜、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。鶴竜、頭から踏み込む。碧山、右手を出して低く当たり、突き放す。鶴竜、相手をよく見て、中に入ろうとする。碧山、少し下がって体を離し、突っ張る。鶴竜、右から突いていなす。碧山、前に泳ぐが、土俵際向き直る。鶴竜、左を差して深い下手を取り、右下手も取って寄り、廻しを引きつける。碧山、体が浮き、左足が俵の外に出る。

(4) 魁聖戦 ○寄り切り 4.9秒
 魁聖、仕切り線少し後方で先に両手をつく。鶴竜、腰を下ろし、両手をサッとつく。魁聖、両手を内に入れる。鶴竜、頭から踏み込み、左上手前廻しを取る。魁聖、右を差し込んで前に出ようとする。鶴竜、右前廻しも取り、両廻しを引きつけて一気に前に出、そのまま寄り切る。魁聖、土俵下に落ちる。

(5) 隠岐の海戦 ○上手出投 7.2秒
 隠岐の海、先に右手をつく。鶴竜、腰を下ろし、両手をサッとつく。隠岐の海、右肘を固めて踏み込む。鶴竜、頭から踏み込み、すぐに左前廻しを取る。隠岐の海、外から挟み付け、機を見て左を巻き替え、右で押っ付けながら上手を探る。鶴竜、右上手前廻しも取り、左差し手を深くし、機を見て右に開き、右上手出し投げを打ちながら相手の後ろにつく。隠岐の海、俵の外に出る。

(6) 嘉風戦 ○叩き込み 8.6秒
 嘉風、仕切り線少し後方で先に手をつく。鶴竜、手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立つ。嘉風、左肘を固めてやや左に踏み出し、頭から当たる。鶴竜、右肘を固めて当たり、押し上げて相手を起こす。嘉風、突き放し、前廻しを探ろうとする。鶴竜、顎に向かって突き放す。嘉風、右から張り、中に入ろうとする。鶴竜、叩いて右に回る。嘉風、向き直る。鶴竜、突き放し、再び叩いて土俵際右に回る。嘉風、俵に詰まるが、向き直る。鶴竜、顎に向かって突き上げ、叩きながら引く。嘉風、前に落ちて土俵に転がる。

(7) 遠藤戦 ○突き落し 4.0秒
 遠藤、仕切り線少し後方で右手をつく。鶴竜、手をサッとつく。遠藤、右手を出して頭から踏み込む。鶴竜、頭で当たり合いながら左で相手の右手首を掴み、顎に向かって突き放し、叩きながら右に下がり、堪える相手を更に右から突く。遠藤、前に落ちて転がる。

(中) 玉鷲戦 ○下手捻り 11.4秒
 両者、見合い、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。鶴竜、左から張り、右肘を固めて頭から踏み込む。玉鷲、両手を出して踏み込む。鶴竜、低く当たって左を差す。玉鷲、顎に向かって突っ張る。鶴竜、下からあてがい、少し下がって相手の手を叩く。玉鷲、突き放しながら前に出る。鶴竜、土俵際を左へ回る。玉鷲、突き放しながらどんどん前に出る。鶴竜、土俵際を右へ回り、頭を下げて左前廻しを取る。玉鷲、右で廻しを切ろうとするが切れず、右で押っ付けながら前に出る。鶴竜、土俵際を右へ回りながら左下手で捻る。玉鷲、足が流れて土俵に這う。

(9) 高安戦 ○寄り切り 9.6秒
 高安、仕切り線少し後方で先に右手をつく。鶴竜、両手をサッとつく。高安、右から張って左を差す。鶴竜、頭から低く踏み込んで当たり、左を差して差し手を返し、右で相手の左腕を極め上げる。高安、左差し手を抜き、叩き、顎に向かって突き上げ、左に開く。鶴竜、前のめりになるが堪え、向き直る。高安、土俵際左から張る。鶴竜、左上手を取ってすぐに上手出し投げ。高安、相手に背中を向ける。鶴竜、後ろから抱えて前に出る。高安、土俵際、向き直って相手の右腕を抱えるが、俵の外に出る。その後、鶴竜、俵の外に飛び出、高安、土俵下に落ちる。

(10) 照ノ富士戦 ○寄り切り 16.9秒
 照ノ富士、先に両手をつく。鶴竜、両手をサッとつく。その直前、照ノ富士、素早く立ち、右肘を固めて踏み込む。鶴竜、右肘を固め、頭から当たる。照ノ富士、右を差す。鶴竜、右を差し、すぐに左を巻き替えて差す。照ノ富士、前に出ながら右上手を探るが取れず、左上手を取る。鶴竜、両差し手を深くして両下手を取り、腰を捻って相手の上手を切り、腹をぶつけて前に出ようとする。照ノ富士、外から抱えながら堪え、左を巻き替えて差し、下手を探るす。鶴竜、すぐに腰を引いて下手を与えず、上体を起こして両廻しを引きつける。照ノ富士、左差し手を返しながら堪え、左下手を探る。鶴竜、再び頭をつけて腰を引き、相手に下手を与えず。照ノ富士、肩越しの右上手に手を掛ける。鶴竜、すぐに右に開いて右上手出し投げを打つ。照ノ富士、振られて俵に詰まる。鶴竜、右上手を引きつけながら寄る。照ノ富士、土俵下に飛び落ちる。

(11) 稀勢の里戦 ●小手投げ 7.0秒
 稀勢の里、仕切り線後方で先に両手をつく。鶴竜、手をサッとつく。稀勢の里、左肘を固め、右手を出して頭から踏み込む。鶴竜、頭から低く踏み込み、右を差し勝つ。稀勢の里、左で押っ付けて左に回る。鶴竜、右差しで向き直る。稀勢の里、土俵際、突き放そうとする。鶴竜、右で顔を押し上げる。稀勢の里、その機に左を差し、右上手を探る。鶴竜、左下手を取り、右を巻き替えに行く。稀勢の里、乗じて前に出る。鶴竜、左下手投げに行こうと左半身になる。稀勢の里、そこを右小手投げに行き、前のめりになった相手を上から押しつぶす。鶴竜、土俵に這う。

(12) 琴奨菊戦 ○寄り切り 7.7秒
 鶴竜は仕切り線すぐ後ろで、琴奨菊は仕切り線後方で、両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。鶴竜、右肘を固めて頭から踏み込む。琴奨菊、右肘を固めて当たる。鶴竜、低く当たって右を差し、左で押っ付ける。琴奨菊、右差し手を返し、左で押っ付けて前に出ようとする。鶴竜、右に回る。琴奨菊、右下手を取る。鶴竜、左を素早く巻き替え、両差しになって相手の廻しを切り、左差し手を返して深い左下手を取る。琴奨菊、右で差し手を抱え、左を巻き替えようとする。鶴竜、巻き替えを許さず、両差しで前に出る。琴奨菊、腰が伸びて俵を割る。

(13) 白鵬戦 ○寄り切り 8.8秒
 両者、ほぼ同時に手をサッとついて立つ。鶴竜、右肘を固めて頭から低く踏み込む。白鵬、右肘でかち上げ気味に当たる。鶴竜、すぐに左上手前廻しを取る。白鵬、突き放して廻しを切る。鶴竜、右下手に手を掛ける。白鵬、頭をつけて左で押っ付け、顎を押し上げる。鶴竜、下からあてがいながら前に出る。白鵬、俵に詰まって上体が起き、右から突こうとする。鶴竜、胸を押し上げ、両差しになって両下手を取る。白鵬、左上手を取って俵伝いに左へ回り、右を差し込む。鶴竜、両廻しを引きつけ、相手の上手を切る。白鵬、俵を割って土俵下に落ちる。

(14) 豪栄道戦 ○上手出投 4.9秒
 豪栄道、先に右手をつく。鶴竜、仕切り線少し後方で手をサッとついて立つ。豪栄道、立てず。2度目、豪栄道、先に右手をつく。鶴竜、仕切り線少し後方で手をサッとつく。その直前、豪栄道、素早く立ち、頭から踏み込む。鶴竜、左から張り、豪栄道、前に出る。しかし、ここで式守伊之助が止める。豪栄道の手つき不十分か。3度目、豪栄道、先に右手をつく。鶴竜、仕切り線少し後方で手をサッとつく。豪栄道、素早く立ち、頭から踏み込む。鶴竜、頭で当たり合い、左を差す。豪栄道、左差し、右押っ付けで前に出る。鶴竜、左を差し込んで差し手を返す。豪栄道、右上手に手を伸ばすが届かず、左下手を探る。鶴竜、素早く右を巻き替えて差す。豪栄道、すぐに右を巻き替えに行く。鶴竜、そこで体を開いて左上手出し投げ。豪栄道、前に泳いで土俵下に飛び落ちる。

(楽) 日馬富士戦 ○寄り切り 5.6秒
 鶴竜は両手をサッとつき、日馬富士は両手をサッと動かし、両者、ほぼ同時に立つ。鶴竜、頭を下げて踏み込もうとする。日馬富士、右手で相手の上腕を押さえながら頭から踏み込み、すぐに左に動きながら左上手、右下手を取って前に出る。鶴竜、左上手に手を伸ばすが取れず、土俵際になるが、右を深く差して下手を取り、左で押っ付けで一気に前に出る。日馬富士、土俵際、左上手投げに行こうとするが俵に詰まる。鶴竜、腰を下ろして寄る。日馬富士、力なく俵を割る。

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