白鵬 2016年九州(十一月)場所取組内容

201611-はくほう

先場所は、7月場所で痛めた右足親指、それをかばったために再発した左膝痛のため、横綱昇進後初めて全休した。→先場所の取組内容 休場中に、右足親指の骨片除去手術をし、左膝の内視鏡手術も受けた。また、内臓を休める目的で三日間断食を行ったとのこと。
秋巡業に途中から参加。番付発表後の稽古では、右足首が不調の日もあったが、玉ノ井部屋や時津風部屋に行くなど、稽古を重ねた。
休場明けの今場所、初日は関脇隠岐の海を突き落として白星発進。
二日目、碧山を引き落として連勝。(→取組画像
三日目、魁聖を上手投げで下し、史上3人目(他は千代の富士、魁皇)の通算1000勝を達成。(→取組画像)(→花道での花束攻勢)(→1000勝達成インタビューの様子
四日目、初日に横綱日馬富士、前日に大関琴奨菊を破った小結玉鷲を突き落とし。
五日目、栃煌山も突き落とし、初日から5連勝。横綱鶴竜、大関豪栄道、蒼国来と4人でトップに並ぶ。
六日目、過去4戦全勝の遠藤に寄り切られて初黒星。(→取組画像
七日目、嘉風をあっさり送り出して連敗回避。(→勝負後戸惑いの表情) そこから再び白星を連ね、日馬富士、新入幕の石浦とともに全勝の鶴竜を1敗差で追う。
十日目、大関稀勢の里に寄り切られて2敗に後退。
十一日目、その稀勢の里が全勝の鶴竜を破ったことにより、再びトップと1差に。
十二日目、角番大関照ノ富士に寄り切られて3敗目。照ノ富士は勝ち越して角番脱出。
十三日目、1敗で再び単独トップに立った横綱鶴竜と対戦。寄り切られて連敗。4敗目を喫し、優勝争いから脱落。
十四日目、トップの鶴竜を追うただ一人の力士、横綱日馬富士を小手投げで倒し、10勝目。本人のいう「横綱としての勝ち越し」を果たす。
千秋楽、今場所綱取りが懸かっていた大関豪栄道を上手出し投げで下し、11勝4敗で今場所を終える。
2007年から9年連続で年間最多勝を受賞していたが、今年は9月場所全休の影響で逃す。しかし、勝率は82.7%で十両以上で1位だった。(→2016年ランキング



(初) 隠岐の海戦 ○突き落し 1.9秒
 隠岐の海、先に右手をつく。白鵬、右手をつく。隠岐の海、すぐに立つが、白鵬立てず。2度目、隠岐の海、先に右手をつく。白鵬、右手をつこうとする。隠岐の海、突っ掛ける。3度目、隠岐の海、先に右手をつく。白鵬、腰を下ろし、右、左と手をつく。隠岐の海、両差しを狙う。白鵬、右肘を固めて当たり、左上手前廻しを探る。隠岐の海、相手の上手を切る。白鵬、叩きながら左に開く。隠岐の海、土俵に両手をつく。

(2) 碧山戦 ○引き落し 4.5秒
 碧山、先に手をつく。白鵬、右、左とサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。碧山、両手を低く出し、頭から踏み込む。白鵬、右肘を固めて踏み込んで当たるが、差せずに体を離す。碧山、押しながら前に出る。白鵬、左を差して前に出、相手の手を叩いて体を離す。碧山、前のめりになり、土俵に両手をつく。

(3) 魁聖戦 ○上手投げ 10.5秒
 魁聖、仕切り線少し後方で先に両手をつく。白鵬、腰を下ろし、右、左手を手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立つ。白鵬、右肘を固めて踏み込む。魁聖、すぐに左上手前廻しを取り、左に回る。白鵬、左上手を取り、右差し手を返して相手の上手を切る。魁聖、右を差して右半身の体勢になるが、胸を合わせて前に出る。白鵬、堪えて中に戻る。魁聖、再び右差しで前に出る。白鵬、左に回りながら左上手投げを打ち、右で頭を押さえる。魁聖、土俵に転がる。

(4) 玉鷲戦 ○突き落し 1.5秒
 玉鷲、先に左手をつく。白鵬、腰を下ろし、手をつこうとする。玉鷲、立とうと前のめりになり、ついていた手を戻す。白鵬、腰を上げて立合いを嫌う。2度目、玉鷲、先に左手をつく。白鵬、腰を下ろし、右手をサッとついて立つ。玉鷲、頭から当たろうとする。白鵬、左から張り、右肘でかち上げ気味に当たる。玉鷲、左でかち上げを防ぎ、突き放す。白鵬、左で相手の腕を突いて左に開く。玉鷲、前につんのめり、右手を土俵について転がる。

(5) 栃煌山戦 ○突き落し 2.6秒
 栃煌山、仕切り線後方で先に左手をつく。白鵬、右、左とサッとついて、両者、ほぼ同時に立つ。栃煌山、左肘を固める。白鵬、右肘を固めて踏み込み、突き放す。両者、体が離れる。白鵬、左から張ろうとする。栃煌山、右手で張り手を防ぎ、頭を下げる。白鵬、左から突いて右で頭を押さえつける。栃煌山、土俵に転がる。

(6) 遠藤戦 ●寄り切り 4.1秒
 遠藤、先に右手をつく。白鵬、右、左とサッと手をつく。両者、ほぼ同時に立つ。白鵬、右から張る。遠藤、左肘を固めて当たり、右で押っ付ける。白鵬、押っ付けられた左腕が内になり、上体が起きて叩く。遠藤、左差しで一気に前に出る。白鵬、俵に両足を掛けて仰け反り、左を差して右上手に手を伸ばす。遠藤、左差し手を返して上手を与えず、体を預けながら寄る。白鵬、俵を割る。

(7) 嘉風戦 ○送り出し 2.3秒
 嘉風、先に両手をつく。白鵬、仕切り線後方で右、左と手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。嘉風、頭から踏み込もうとする。白鵬、右手で相手の頭を押さえ、左に動いて左上手を取ろうとする。嘉風、前に大きく泳ぎ、俵の上で棒立ちになる。白鵬、そこを後ろからそっと押す。嘉風、俵の外に出る。

(中) 御嶽海戦 ○寄り切り 3.8秒
 御嶽海、先に右手をつく。白鵬、腰を下ろし、右、左とサッと手をつく。御嶽海、左肘を固めて頭から踏み込む。白鵬、右肘を固めて当たり、やや左に踏み出し、すぐに左上手で後ろ廻しを取る。御嶽海、右差し手を返し、左をねじ込もうとする。白鵬、右上手も取り、両上手を引きつけて寄る。御嶽海、腰が伸びて俵を割る。

(9) 琴奨菊戦 ○上手投げ 42.6秒
 琴奨菊、先に左手をつく。白鵬、右、左とサッと手をつく。琴奨菊、右肘を固めて頭から踏み込む。白鵬、右肘を固めて踏み込み、右を差し勝つ。琴奨菊、右を差し、左押っ付けでがぶる。白鵬、左で差し手を抱えて右に回る。琴奨菊、右差し手を返して前に出ようとする。白鵬、その機に左上手に手を伸ばすが取れず、左で差し手を抱え直す。琴奨菊、右下手を探るが取れず、前に出ようとする。白鵬、堪える。両者、土俵中央、右四つで止まる(約4秒間)。琴奨菊、右差し手を返してがぶろうとする。白鵬、右差し手を返して堪え、右下手、左上手を取る。両者、止まる(約4秒間)。琴奨菊、右下手を取り、前に出ながら左で押っ付け、相手の下手を切る。白鵬、右に回って中に戻る。琴奨菊、腰を捻って上手を切ろうとするが切れず。両者、止まる(約5秒間)。琴奨菊、右下手を引きつけて前に出ようとする。白鵬、左上手を引きつけて一気に前に出、土俵際で上手投げを下に打つ。琴奨菊、土俵に転がる。

(10) 稀勢の里戦 ●寄り切り 20.9秒
 稀勢の里、仕切り線少し後方で先に手をつく。白鵬、右、左とサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。白鵬、左手を相手の顔の前で振る。稀勢の里、頭から当たる。白鵬、右を差す。稀勢の里、左押っ付けで突いていなす。白鵬、少し泳ぐが土俵際向き直る。稀勢の里、顎に向かって突き上げる。白鵬、右をのぞかせ、右に回って中に戻る。稀勢の里、突き放す。白鵬、突き返し、右押っ付けで前に出、少し引いて叩く。稀勢の里、向き直る。両者、押し合い。白鵬、右を差す。稀勢の里、左を巻き替えようとする。白鵬、それを許さず、右を差す。稀勢の里、左で押っ付けながら左に回って土俵際。白鵬、押しながら前に出る。稀勢の里、右足が浮き、左足が徳俵に詰まって勝負あったかに見えたが残す。白鵬、左をのぞかせ、右上手を取る。稀勢の里、左を差し、俵伝いに右に下がって右上手を取って中に戻る。白鵬、左下手を取る。稀勢の里、右上手を引きつけながら前に出る。白鵬、右足が俵に掛かる。稀勢の里、右上手を引きつけ、左下手も取って寄り立てる。白鵬、左下手を持って堪えるが、ついに俵を割る。

(11) 高安戦 ○叩き込み 16.3秒
 高安、先に右手をつく。白鵬、右、左と手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。高安、左肘を固めて頭から踏み込む。白鵬、右肘を固めて頭から低く踏み込み、当たり勝つ。両者、体が離れる。高安、左肘を固めて頭を下げる。白鵬、右肘で当たって突き放す。両者、体が離れる。白鵬、顔に向かって突き放す。高安、相手の手を払う。白鵬、前に出る。高安、両差しになり、前に出る。白鵬、下がりながら右で突き、右を差して左上手を探る。高安、土俵際、腰を遠ざけて上手を与えず。白鵬、引いて相手の右腕を叩きながら左へ回る。両者、体が離れる。高安、前に出ようとする。白鵬、叩いて左に回る。高安、向き直る。白鵬、顎に向かって突き放し、頭を押さえつけながら大きく引く。高安、前のめりになる。白鵬、左足一本で俵の中で残り、高安、前に落ちて土俵下に転がる。

(12) 照ノ富士戦 ●寄り切り 34.9秒
 照ノ富士、先に両手をつく。白鵬、右手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。照ノ富士、右肘を固める。白鵬、左から張る。照ノ富士、低く当たって左上手を狙う。白鵬、右差し手を抜いて突っ張る。照ノ富士、下からあてがって堪え、両差しになろうとしながら前に出、右を差して差し手を返す。白鵬、右を巻き替えて差すが、両足が俵に掛かる。照ノ富士、寄りながら左上手に手を伸ばす。白鵬、堪え、左に回りながら中に戻る。照ノ富士、深い右下手を取る。白鵬、左上手に手を伸ばすが届かず。照ノ富士、左を巻き替えに行く。白鵬、下手を持った右腕を返して巻き替えを許さず。両者、土俵中央で右四つ、互いに下手を持った体勢で止まる(約14秒間)。白鵬、右に回りながら左を巻き替えに行く。照ノ富士、その機に左上手を取り、両廻しを持って前に出る。白鵬、右下手で振りながら相手の上手を切ろうとするが切れず、深い左上手を取る。照ノ富士、左上手を持ち、右差し手を返して前に出る。白鵬、上体が起きて俵を割る。

(13) 鶴竜戦 ●寄り切り 8.8秒
 両者、ほぼ同時に手をサッとついて立つ。鶴竜、右肘を固めて頭から低く踏み込む。白鵬、右肘でかち上げ気味に当たる。鶴竜、すぐに左上手前廻しを取る。白鵬、突き放して廻しを切る。鶴竜、右下手に手を掛ける。白鵬、頭をつけて左で押っ付け、顎を押し上げる。鶴竜、下からあてがいながら前に出る。白鵬、俵に詰まって上体が起き、右から突こうとする。鶴竜、胸を押し上げ、両差しになって両下手を取る。白鵬、左上手を取って俵伝いに左へ回り、右を差し込む。鶴竜、両廻しを引きつけ、相手の上手を切る。白鵬、俵を割って土俵下に落ちる。

(14) 日馬富士戦 ○小手投げ 2.5秒
 日馬富士、先に左手をつき、右手もつき、前に傾く。両者、腰を上げ、仕切り直し。2度目、白鵬、手をサッとついて素早く立つ。日馬富士、手をサッとつき、右手を出して踏み込む。白鵬、左肘を固める。日馬富士、左上手を取って左に回り、一気に前に出、深い右下手も取って寄る。白鵬、土俵際、左小手投げを打ちながら体を入れ替える。日馬富士、土俵に転がる。

(楽) 豪栄道戦 ○上手出投 7.3秒
 豪栄道、先に右手をつく。白鵬、両手をサッとつく。豪栄道、素早く立ち、左肘を前に出す。白鵬、両手を出して顔を挟みながら右へ踏み出し、突き放す。豪栄道、突き返して前に出る。白鵬、叩き、左で突きながら左に回って体を離す。豪栄道、前にのめりになるが土俵際向き直る。白鵬、激しく突っ張る。豪栄道、撥ね上げながら前に出る。白鵬、機を見て、左で後ろ廻しを取って体を開きながら出し投げ。豪栄道、前に泳いで土俵下に飛び落ちる。

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