正代 2016年九州(十一月)場所取組内容

201611-しょうだい

前頭2枚目だった先場所は、7勝8敗の成績だった。→先場所の取組内容
前頭3枚目で迎えた今場所、初日から3連勝スタート。(→三日目松鳳山戦取組画像
四日目、角番大関照ノ富士に寄り切られて初黒星。
七日目、大関稀勢の里を押し出して5勝目。稀勢の里とは4回目の対戦で初勝利。(→殊勲インタビューの様子
中日、栃ノ心戦では、相手に叩き込まれて敗れたかに見えたが「取り直し」に(→取り直しとなった一番)。その相撲で寄り切って6勝目。
九日目には豪風を押し出して3連勝。勝ち越しまであと1つとする。
十日目、宝富士に押し出されて3敗目。
十一日目、ともに勝てば勝ち越しの勢と対戦。勢が一気に寄り切ったかに見えたが、勇み足を取られ、「差し違え」で正代が勝ち越しを決める。
そこから白星が連なり、十四日目、新入幕の石浦との対戦では、「取り直し」の末に押し出し、4連勝で幕内で自己最多の11勝目を上げる。
千秋楽、荒鷲に敗れるが、2度目の敢闘賞を受賞(→敢闘賞受賞インタビュー)。11勝4敗で今場所を終える。
今場所の関取訪問では、ご家族や相撲を始めたきっかけなどが放送される。(→ご両親→正代正代おばあさま→相撲へスカウトされたとき→子どもの頃の正代
今場所の物言いがついた回数は、3回で幕内最多。2016年の十両以上取組では7回と、1位の隠岐の海の8回に次ぐ回数だった。(→2016年ランキング



(初) 琴勇輝戦 ○送り出し 11.8秒
 琴勇輝、先に左手をつく。正代、仕切り線かなり後方でサッと手をつく。琴勇輝、素早く立ち、両手で相手の顎に突き上げる。正代、仰け反るが、下から撥ね上げて外し、突き放そうとする。琴勇輝、顎に向かって突き上げる。正代、下がらず、差そうとする。琴勇輝、左喉輪、右押っ付けで押し上げる。正代、土俵際、左から突く。琴勇輝、土俵際横向きになるが、堪える。正代、押しながら前に出る。琴勇輝、少し下がって体を離し、再び顎に向かって突き上げながら前に出る。正代、右から突いていなし、泳いだ相手を後ろから押す。琴勇輝、土俵下に落ち、控えていた嘉風の上に倒れ込む。

(2) 千代の国戦 ○寄り切り 4.6秒
 千代の国、仕切り線少し後方で先に手をつく。正代、仕切り線かなり後方でサッと手をつく。その直前、千代の国、素早く立って頭から踏み込む。正代、その場で当たって両差しになる。千代の国、右上手に手を掛けるが取れず、左首投げに行く。正代、堪え、両下手を取って前に出る。千代の国、右足を俵に掛けながら再び左首投げに行く。正代、深い右下手を持って堪えて寄る。千代の国、土俵下に転がり落ちる。

(3) 松鳳山戦 ○突き落し 4.9秒
 松鳳山、先に右手をつく。正代、仕切り線かなり後方でサッと手をつく。松鳳山、両腕を内にして踏み込む。正代、右を差そうとする。松鳳山、突き放し、左を差す。正代、左を差す。松鳳山、右上手を探る。正代、右から突いて下がる。松鳳山、前のめりになる。正代、俵の外へ体が飛ぶ。土俵際、微妙に見えたが、正代が飛び出る前に、松鳳山が右手を土俵につく。その後、正代、土俵下に転がり落ちる。

(4) 照ノ富士戦 ●寄り切り 4.3秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。照ノ富士、仕切り線少し後方で左、右とサッと手をつき、素早く立つ。正代、右肘を固めて踏み込み、両差しになろうとする。照ノ富士、低く踏み込み、左上手前廻しに手を掛ける。正代、腰を引いて上手を切る。照ノ富士、左上手を取り直し、右で押っ付けながら前に出、右上手も探る。正代、左差し手を返して上手を嫌うが土俵際。照ノ富士、そのまま寄る。正代、土俵下に飛び落ちる。

(5) 錦木戦 ○寄り切り 6.6秒
 錦木、先に手をつく。正代、腰を下ろし、仕切り線かなり後方でサッと手をつく。錦木、頭から踏み込む。正代、両腕を前に出して当たり、左を差して差し手を返し、右も差し込んで両下手を取り、一気に前に出る。錦木、上体が起きて俵に詰まる。正代、腰を下ろして寄り切る。

(6) 日馬富士戦 ●押し出し 4.8秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。日馬富士、腰を下ろし、仕切り線少し後方でサッと両手をついて素早く立ち、左手を出して踏み込む。正代、その場で立つ。日馬富士、頭を相手の左肩にぶつけ、左喉輪、右押っ付けで一気に前に出る。正代、俵に詰まり、仰け反りながら右で相手の喉輪を外す。日馬富士、体が右へ飛ぶが立て直し、左から張り、右上手を探るが取れず、頭をつけて右押っ付けで前に出る。正代、上体が起きて俵を割る。

(7) 稀勢の里戦 ○押し出し 11.4秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。稀勢の里、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて頭から踏み込む。正代、右肘を固めて当たり、左を差して右で差し手争い。稀勢の里、右で差し手を抱え、左で差し手争いをしながら前に出る。正代、土俵際、左から掬う。稀勢の里、振られて俵に詰まるが向き直る。正代、右も差して前に出る。稀勢の里、土俵際、左から突く。正代、相手に体を預ける。稀勢の里、土俵下に飛び落ちる。

(中) 栃ノ心戦 ○寄り切り 8.2秒
 栃ノ心、先に左手をつく。正代、仕切り線かなり後方で手をつこうとする。その直前、栃ノ心、素早く立って右肘を固めて踏み込む。正代、その場で立ち、左肘を固めて当たり、左を差そうとする。栃ノ心、右で押っ付けながら腰を引いて相手の差し手を外す。正代、右を差し、左をねじ込んで前に出る。栃ノ心、右肘を固める。正代、前に出ながら左を差す。栃ノ心、土俵際、叩く。正代、右膝から土俵に落ち、栃ノ心、俵の外に飛び出る。両者、土俵下に落ちる。軍配、栃ノ心。「物言い」がつき、協議の結果、栃ノ心が出るのと正代が落ちるのが同時と判断、「取り直し」となる。VTRでは栃ノ心が残っているように見えた。(4.9秒)
<取り直しの相撲>栃ノ心、先に左手をつく。正代、仕切り線かなり後方でサッと手をつく。その直前、栃ノ心、素早く立ち、右肘でかち上げる。正代、顎が上がるが、左を差す。栃ノ心、左前廻しを取り、右で押っ付ける。正代、左に回って体を離す。栃ノ心、左から張り、右を差す。正代、左上手に手を伸ばす。栃ノ心、腰を引いて上手を与えず、突っ張りながら前に出る。正代、左下手を取って前に出る。栃ノ心、右で小手に巻いて相手の下手を切り、土俵際、右小手投げに行きながら左で頭を押さえつける。正代、左差し手を突きつけて寄る。栃ノ心、土俵下に落ちる。

(9) 豪風戦 ○押し出し 3.4秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。豪風、仕切り線後方で、左、右とサッと手をつき、素早く立って頭から踏み込む。正代、右肘を固めて胸で当たる。豪風、突き放して引く。正代、乗じて前に出る。豪風、土俵際、左に開くが上体が起きる。正代、そこを押す。豪風、土俵下に飛び落ちる。

(10) 宝富士戦 ●押し出し 12.6秒
 宝富士、先に両手をつく。正代、仕切り線かなり後方でサッと手をつく。宝富士、左肘を固めて踏み込む。正代、右肘を固めて当たり、両差しになろうとしながら前に出る。宝富士、下がりながら左を巻き替えて差し、土俵際を左に回って中に戻る。正代、左下手を取る。宝富士、左差しで一気に前に出る。正代、土俵際、左から掬う。宝富士、その機に右上手を取って堪え、上手を引きつけて前に出る。正代、俵に詰まるが、右から突こうとする。宝富士、突き放す。正代、俵の上で仰け反る。宝富士、相手の腹を押す。正代、土俵下に落ちる。

(11) 勢戦 ○勇み足 5.5秒
 勢、先に右手をつく。正代、仕切り線かなり後方でサッと手をつく。勢、素早く立ち、右肩から踏み込む。正代、左肘を固めて当たり、左を差す。勢、右で差し手を抱えるが離し、右で突き放し、両差しになって一気に前に出る。正代、下がりながら左を巻き替えようとするがならず、俵に詰まる。勢、両差しで相手に体を預ける。正代、左へ振ろうとする。勢、右足が俵の外に出、正代、俵の外に倒れ、両者、土俵下に転落。軍配、勢。「物言い」がつき、協議の結果、正代が倒れるよりも先に勢の足が出ていると判断、「軍配差し違え」で正代の勝ちとなる。

(12) 妙義龍戦 ○押し出し 7.4秒
 妙義龍は仕切り線上で、正代は仕切り線かなり後方で、両者、ほぼ同時に手をつく。妙義龍、素早く立ち、右手を出してやや左へ踏み出す。正代、胸を出して当たり、右を差す。妙義龍、右を差す。正代、左を巻き替えようとするがならず。妙義龍、左押っ付け、右筈押しで前に出る。正代、一瞬俵に詰まるが、両手で相手の右腕を持ちながら堪え、左押っ付けで突き、左を差して前に出る。妙義龍、右で首を巻き、土俵際首投げに行こうとする。正代、頭を下げて投げをかわす。妙義龍、後ろ向きになり、俵伝いに回りながら向き直ろうとする。正代、そこを押す。妙義龍、土俵下に吹っ飛ぶ。

(13) 千代鳳戦 ○寄り切り 4.2秒
 正代、仕切り線少し後方で先に両手をつく。千代鳳、仕切り線後方でサッと手をつき、素早く立って頭から踏み込む。正代、左を差し、左から掬いながら左に回って相手の右側につき、抱えて寄る。千代鳳、なすすべなく俵を割る。

(14) 石浦戦 ○押し出し 3.8秒
 石浦、仕切り線少し後方で先に右手をつく。正代、仕切り線後方でサッと手をつく。石浦、素早く立ってぴょんと跳び、右手を出して頭を下げる。正代、左を差す。石浦、左差し手を返し、頭をつけ、右で押っ付ける。正代、左差しで前に出、肩越しの右上手を取る。石浦、相手の胸の下に潜り、低い体勢のまま前に出る。正代、両足が大きく広がり、足が流れて体勢を崩しそうになるが堪え、土俵際、上体を起こし、右上手で左へ振る。石浦、右足一本で堪えながら右手で渡し込みに行く。両者、俵の外に落ち、正代、土俵下に滑り落ちる。軍配、石浦。「物言い」がつき、協議の結果、同体と判断、「取り直し」となる。(12.5秒)
<取り直しの相撲>石浦、先に右手をつく。正代、仕切り線かなり後方でサッと手をつく。石浦、素早く立ち、右手を出して低い体勢でやや左へ踏み出す。正代、右肘でかち上げて突き放し、左を差そうとしながら一気に前に出る。石浦、右から絞るが俵に詰まり、両手で相手の左腕を抱えて回り込もうとする。正代、右押っ付けで押す。石浦、土俵下に飛び落ちる。

(楽) 荒鷲戦 ●上手投げ 10.3秒
 荒鷲、先に右手をつく。正代、仕切り線後方で両手をつく。荒鷲、素早く立ち、右肘を固めて踏み込む。正代、両腕を内に入れて両差しを狙う。荒鷲、低く当たって右を差そうとする。正代、左を巻き替えようとする。荒鷲、右肘を固めて差させず。正代、左で相手の差し手を引っ張り込む。荒鷲、右を差して下手を取る。正代、左上手を取る。荒鷲、右下手投げで振り回し、相手を土俵際にして前に出る。正代、土俵際、左上手投げに行こうとする。荒鷲、右下手を離し、左を差して両廻しを取って前に出る。正代、左下手を取って土俵内に戻る。荒鷲、止まらず、豪快な右上手投げ。正代、土俵に転がり、荒鷲、その上に乗る。

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