錦木 2016年九州(十一月)場所取組内容

201611-にしきぎ

前頭9枚目だった先場所は、8勝7敗の成績だった。→先場所の取組内容
巡業では、幕内でただ一人22日間すべてで稽古に参加した。
二場所連続で自己最高位を更新し、前頭6枚目で迎えた今場所、初日は宝富士に寄り切られて黒星発進。
二日目、豪風に叩き込まれて連敗。(→兄弟子で付き人をしたこともある勢に、水をつけてもらう
三日目琴勇輝、四日目佐田の海に勝って、2連勝。2勝2敗と星を五分にする。
五日目から黒星が連なって3連敗。
中日、輝を押し出して3勝目。
九日目は貴ノ岩に叩き込まれ(→取組画像)、十日目は同い年の遠藤に寄り切られて7敗目、十一日目栃ノ心に寄り切られて負け越しが決まる。
十二日目、今場所不調の碧山に叩き込まれて4連敗。
十三日目、旭秀鵬を押し出して4勝目を上げる。
十四日目、千秋楽と連敗し、4勝11敗の成績で今場所を終える。
負け越しは3場所ぶり。
この1年、待った回数が20回と、十両以上の取組では、豪栄道(27回)、松鳳山(23回)に次ぐ、3番目に多い回数だった。(→2016年ランキング



(初) 宝富士戦 ●寄り切り 16.5秒
 宝富士、先に両手をつく。錦木、仕切り線少し後方で手をつく。宝富士、素早く立ち、左肘を固めて踏み込む。錦木、頭から低く当たる。宝富士、左を差して差し手を返し、右で押っ付けながらじわじわ前に出る。錦木、左下手を探る。宝富士、右で押っ付けながら前に出る。錦木、左に回って堪える。宝富士、左下手を取り、右で押っ付けながら腰を振って相手の下手を切り、右上手を取り、左差し手を返して前に出る。錦木、土俵際、左掬い投げに行く。宝富士、右上手を引きつけて寄り切る。

(2) 豪風戦 ●叩き込み 1.6秒
 錦木、先に両手をつく。豪風、仕切り線少し後方でサッと手をつき、頭から踏み込む。錦木、その場で当たる。豪風、叩きながら下がり、土俵際、左足一本で残す。錦木、土俵に落ちる。

(3) 琴勇輝戦 ○押し出し 4.4秒
 錦木、先に両手をつく。琴勇輝、仕切り線後方でサッと手をついて立つ。錦木、少し遅れて立ち、頭を下げる。琴勇輝、両手突きで相手を起こし、顎に向かって突き上げる。錦木、下がらず、左押っ付けでいなし、前に出る。琴勇輝、俵に詰まる。錦木、相手の胸を押す。琴勇輝、上体が起きて俵の外に出る。

(4) 佐田の海戦 ○寄り切り 9.3秒
 佐田の海、先に手をつく。錦木、仕切り線少し後方で左、右と手をつく。佐田の海、素早く立ち、頭から踏み込む。錦木、頭を下げてその場で当たり、すぐに右上手を取り、左で押っ付ける。佐田の海、左差し手を返して上手を切り、両下手を取る。錦木、左押っ付けで相手の右下手を切る。佐田の海、右差し手を抜き、上手前廻しを探る。錦木、腰を引いて上手を与えず。佐田の海、左下手を持ち、右で押っ付けながら前に出る。錦木、その機に左下手を取り、土俵際、左下手投げで振って体を入れ替え、右上手に手を伸ばしながら前に出る。佐田の海、俵伝いに右に回る。錦木、左下手を持ち、右で押っ付けながら寄る。佐田の海、左下手が切れ、上体が起きて土俵下に落ちる。

(5) 正代戦 ●寄り切り 6.6秒
 錦木、先に手をつく。正代、腰を下ろし、仕切り線かなり後方でサッと手をつく。錦木、頭から踏み込む。正代、両腕を前に出して当たり、左を差して差し手を返し、右も差し込んで両下手を取り、一気に前に出る。錦木、上体が起きて俵に詰まる。正代、腰を下ろして寄り切る。

(6) 千代翔馬戦 ●内掛け 18.9秒
 錦木、先に左手をつく。千代翔馬、手をサッとついて素早く立ち、左手を出して相手の肩を押さえる。錦木、その場で立つ。千代翔馬、左喉輪で相手を起こし、顎に向かって突き放す。錦木、下からあてがい、左を差す。千代翔馬、左を差して引く。錦木、乗じて、右で差し手を抱えながら前に出る。千代翔馬、右上手を取って右に回り、中に戻って左差し手を返す。錦木、左下手を取って左に傾いた体勢。両者、足が止まり、千代翔馬は左下手を探り、錦木、右上手を探る(約4秒間)。千代翔馬、左下手を取り、左足で内掛けに行く。錦木、足を外そうと下がる。千代翔馬、足を掛けたまま、両廻しを引きつけて体を預ける。錦木、俵の外に倒れ、千代翔馬、その上に乗る。

(7) 荒鷲戦 ●下手投げ 16.4秒
 錦木、先に両手をつく。荒鷲、右手をつき、時をおいて左手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立つ。錦木、頭を下げる。荒鷲、右肘を固めて踏み込み、左前廻しを探る。錦木、左を差し勝ち、右で差し手を抱え、深い左下手を取り、右上手に手を伸ばす。荒鷲、腰を引いて上手を与えず、深い左下手を取る。錦木、左下手を持ち、右上手に何度も手を伸ばす。荒鷲、腰を引いて相手に上手を与えないようにするが、じりじり下がって土俵際になり、体を開いて左下手投げに行く。その機に、錦木、右上手を取って寄ろうとする。荒鷲、左下手投げを打ち続け、左足で相手の右足を跳ね上げる。錦木、体が裏返り、左肘から土俵に落ちる。荒鷲、その上に乗る。

(中) 輝戦 ○押し出し 13.8秒
 錦木、先に左手をつく。輝、右、左と手をつく。錦木、素早く立ち、頭から踏み込む。輝、頭から当たり、突き放す。錦木、突き返して前に出、右を差して下手を取る。輝、右差し手を返し、左で押っ付けながら腰を振るが相手の下手を切れず。錦木、左を巻き替えて差し、右下手を引きつけて前に出る。輝、土俵際、左で小手に巻いて相手の下手を切り、両手で相手の左腕を手繰る。錦木、手繰られた左で押す。輝、土俵を割る。

(9) 貴ノ岩戦 ●叩き込み 2.6秒
 錦木、先に両手をつく。貴ノ岩、仕切り線少し後方で右手をつき、左手をサッとつく。両者、ほぼ同時に立つ。錦木、頭から踏み込む。貴ノ岩、右かち上げで相手を起こし、左から張る。錦木、突き放して前に出ようとする。貴ノ岩、叩きながら引き、土俵際右に開く。錦木、前に飛び落ち、貴ノ岩、俵の上で残す。

(10) 遠藤戦 ●寄り切り 15.6秒
 錦木、先に左手をつく。遠藤、仕切り線後方で両手をサッとつく。錦木、頭から踏み込む。遠藤、左手を出して頭で当たり合い、左を差し、右押っ付けから右上手を取る。錦木、左下手を取る。遠藤、右上手を持って左差し手を返し、腰を引いて相手の下手を切る。錦木、深い左下手を取り直す。遠藤、両廻しを引きつけて前に出る。錦木、左下手で振り、右上手を取る。遠藤、左肘を張りながら腰を振って相手の上手を切り、右上手を引きつけて前に出る。錦木、俵に詰まる。遠藤、寄り立て、左差し手を返す。錦木、俵を割る。

(11) 栃ノ心戦 ●寄り切り 17.0秒
 錦木、仕切り線少し後方で先に左手をつく。栃ノ心、仕切り線少し後方でサッと手をつき、右肘を固める。錦木、頭から踏み込む。栃ノ心、両差しになろうとし、左下手を探る。錦木、突き放し、右を差して下手を取る。栃ノ心、左で差し手を抱える。錦木、右下手を持ち、左に傾きながら左で押っ付ける。両者、少し止まる(約4秒間)。栃ノ心、左上手に手を伸ばす。錦木、左に回って上手を与えず。栃ノ心、左で差し手を抱えながら前に出ようとする。錦木、右に回って右下手投げに行こうとする。栃ノ心、その機に左上手を取り、引きつけて寄る。錦木、俵に足を掛けて堪えようとするが、堪え切れずに俵を割る。

(12) 碧山戦 ●叩き込み 6.7秒
 錦木、先に両手をつく。碧山、右手をつこうとする。錦木、突っ掛ける。2度目、錦木、先に両手をつく。碧山、仕切り線少し後方でサッと手をついて素早く立ち、両手突きで相手を起こし、突っ張る。錦木、下から撥ね上げるが、徐々に下がって俵に詰まる。碧山、叩きながら大きく引く。錦木、土俵に転がる。

(13) 旭秀鵬戦 ○押し出し 8.2秒
 錦木、先に両手をつく。旭秀鵬、仕切り線少し後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。錦木、頭から踏み込もうとする。旭秀鵬、左から張り、右肘でかち上げ、突っ張る。錦木、下から撥ね上げて下がらず。旭秀鵬、左で頭を叩きながら右に回る。錦木、前のめりになるが、堪えて押す。旭秀鵬、俵に詰まり、左廻しに手を掛けるが取れず。錦木、相手の胸を押す。旭秀鵬、俵を割る。

(14) 魁聖戦 ●叩き込み 2.3秒
 魁聖、仕切り線少し後方で先に両手をつく。錦木、左手をつき、右手をサッとつく。魁聖、右肩から当たる。錦木、左肘を固めて当たり、左を差そうとする。魁聖、叩いて右に開く。錦木、前にバッタリ落ちる。

(楽) 千代大龍戦 ●叩き込み 3.3秒
 錦木、先に左手をつく。千代大龍、仕切り線後方でサッと両手をつき、素早く立って両手突き。錦木、その場で立って当たりを受けるが、木村晃之助が立合いを止める。2度目、錦木、先に両手をつく。千代大龍、仕切り線後方でサッと両手をつく。両者、ほぼ同時に立つ。千代大龍、左肘を固め、右手を出して踏み込んで当たり、右喉輪で突き放す。錦木、上体が起きて俵に詰まる。千代大龍、突き上げて相手を起こし、大きく引きながら叩く。錦木、土俵に両手をつく。

《2016年九州場所取組内容・目次へ》