石浦 2016年九州(十一月)場所取組内容

201611-いしうら

十両6枚目だった先場所、9勝6敗の成績を上げた。
鳥取県から53年ぶりの新入幕。(→新入幕会見のニュース画像→大相撲中継で流れた新入幕挨拶の様子
場所前に震度6弱の地震があった地元鳥取で、県民を励ますため、横綱白鵬、山口とともにオープンカーでパレードした。
住吉神社奉納土俵入りで横綱白鵬の露払いを務め(→ニュース画像)、それ以降、本場所でも務める。
前頭15枚目で迎えた今場所、初日は千代大龍に叩き込まれて黒星発進。
二日目、大きな臥牙丸を下手投げで転がし、初白星を上げる。(→新入幕初白星インタビューの様子)初めて懸賞金を手にし、師匠の宮城野親方と兄弟子の横綱白鵬にプレゼント。
五日目、鳥取城北高校の後輩で、自身が入門前に稽古した逸ノ城を下手投げで転がす。
七日目、千代翔馬の足を押さえて、切り返し気味に寄り切り。2横綱1大関と並び、平幕でただ一人1敗を守る。
九日目に早くも勝ち越し決定。(→北勝富士を寄り切って勝ち越した石浦→勝ち越しインタビューの様子
十一日目まで10連勝。この日、鶴竜が初黒星を喫したため、一敗で横綱日馬富士、鶴竜と3人で優勝争いトップに並ぶ。(→引き上げる石浦
十二日目、勢に寄り切られて2敗目。
そこから黒星が連なる。
十四日目、正代戦では、一度は軍配をもらったものの「取り直し」の末に敗れて4敗目。
千秋楽、栃ノ心の肩透かしに敗れ、10勝5敗で今場所を終える。
二桁勝利を上げ、敢闘賞を受賞。(→敢闘賞インタビューの様子
勝ち越しは2場所連続。



(初) 千代大龍戦 ●叩き込み 2.0秒
 石浦、仕切り線少し後方で先に両手をつく。千代大龍、仕切り線後方でサッと手をつく。石浦、やや左に踏み出し、頭から当たる。千代大龍、両手突きから突き放して前に出、土俵際の相手を叩く。石浦、土俵に両手をつく。

(2) 臥牙丸戦 ○下手投げ 3.5秒
 臥牙丸、先に手をつく。石浦、右手をつき、左手をサッとついて立つ。臥牙丸、右手を出して頭を下げる。石浦、右で肩を押さえながらやや左にずれて当たる。臥牙丸、押しながら前に出る。石浦、左に回り、右前廻し、左後ろ廻しを取り、すぐに下手投げ。臥牙丸、土俵に這う。

(3) 英乃海戦 ○下手投げ 8.2秒
 英乃海、先に左手をつく。石浦、右手をつき、左手をサッとついて素早く立つ。英乃海、右肘を固める。石浦、まっすぐ当たろうとしながら右に動き、右から突く。英乃海、向き直る。石浦、左から張り、深い左下手を取り、右で膝を押さえながら下手投げ。英乃海、土俵に転がる。

(4) 千代鳳戦 ○送り出し 3.3秒
 石浦、先に手をつく。千代鳳、体を上下に揺らし、仕切り線後方でサッと手を動かして立つ。石浦、頭を下げ、右手を出しながらやや左へ踏み出す。千代鳳、頭で当たり合い、左を差す。石浦、右から突いて右に開く。千代鳳、前に泳ぐ。石浦、右で後ろ廻しを取り、そのまま前に出る。千代鳳、俵の外に出る。

(5) 逸ノ城戦 ○下手投げ 8.3秒
 逸ノ城、仕切り線少し後方で先に両手をつく。石浦、仕切り線少し後方で右手をつき、左手をサッとついて素早く立つ。逸ノ城、左から張って右を差す。石浦、やや左に踏み出し、左で押っ付けて左に回る。逸ノ城、突き放す。石浦、左から突いて左で廻しを探る。逸ノ城、右を差そうとする。石浦、頭をつけ、左で押っ付けて差させず。逸ノ城、少し引きながら差そうとする。石浦、乗じて前に出、左筈で脇を押し、左を差して深い下手を取り、右手で膝を持ち上げながら下手投げ。逸ノ城、土俵に左手をつく。

(6) 大翔丸戦 ○下手捻り 4.5秒
 大翔丸は両手を、石浦は仕切り線後方で右手を、ほぼ同時につく。石浦、左手をサッとついて立つ。大翔丸、頭を下げる。石浦、やや左へ踏み出し、右で相手の肩を押さえながら頭から当たり、左へ回りながら左を差す。大翔丸、右で差し手を抱える。石浦、深い左下手、右上手前廻しを取り、右に回りながら左下手で捻る。大翔丸、土俵に落ちる。

(7) 千代翔馬戦 ○寄り切り 8.1秒
 石浦、仕切り線少し後方で先に右手をつく。千代翔馬、手をサッとつき、素早く立って両手突きに行く。石浦、立てず。2度目、石浦、仕切り線少し後方で先に右手をつく。千代翔馬、仕切り線後方でサッと手をつき、両手突きに行く。石浦、頭から当たる。千代翔馬、肩に向かって突っ張る。石浦、下から撥ね上げて中に入り、左下手、右前廻しを取る。千代翔馬、右で差し手を抱え、左で相手の右腕を掴む。石浦、左下手を結び目向こうにし、右で相手の右膝裏を抱えて前に出、左膝で切り返し気味に寄る。千代翔馬、上体が起きて俵を割る。

(中) 旭秀鵬戦 ○上手投げ 1.2秒
 石浦、仕切り線少し後方で先に両手をつく。旭秀鵬、仕切り線後方で左、右と手をついて立つ。石浦、頭から当たりながら左に動き、左上手を取って上手投げ。旭秀鵬、土俵に両手をつく。

(9) 北勝富士戦 ○寄り切り 2.6秒
 石浦、仕切り線少し後方で先に右手をつく。北勝富士、仕切り線少し後方で右手をつき、左手をサッとつき、素早く立って踏み込む。石浦、ぴょんと立ち、頭を下げて中に入り、左を差し、右で相手の左膝に手を掛ける。北勝富士、左足を引き、肩越しの右上手に手を掛けて下がる。石浦、左下手を取って一気に前に出る。北勝富士、土俵下に飛び落ちる。

(10) 蒼国来戦 ○送り出し 2.9秒
 石浦、仕切り線後方で先に右手をつく。蒼国来、左手をつき、右手をサッとついて立ち、右手を出して左へ踏み出す。石浦、立てず。2度目、石浦、仕切り線後方で先に右手をつく。蒼国来、仕切り線少し後方で両手をサッとつき、右肘を固める。石浦、右手を出して頭から当たり、左手を伸ばして上手を取り、すぐに左に回って出し投げを打ち、相手の後ろにつく。蒼国来、俵に詰まって向き直ろうとする。石浦、腰を下ろし、左差しで寄る。蒼国来、俵を割る。

(11) 妙義龍戦 ○寄り倒し 2.9秒
 石浦、先に手をつく。妙義龍、右手をつき、左手をぶらんと動かす。石浦、突っ掛ける。2度目、石浦、先に手をつく。妙義龍、右手をつき、左手をサッとついて素早く立ち、右肘を固めて踏み込む。石浦、頭から低く当たり、やや左へ踏み出し、左上手を取って左に開く。妙義龍、向き直ろうとするが右半身で俵に詰まる。石浦、右筈で押し上げ、中に入って寄る。妙義龍、体が飛び、俵の外に倒れる。

(12) 勢戦 ●寄り切り 3.4秒
 勢、体を上下に揺らし、右手をつく。石浦、右手をつき、時をおいて左手をサッとついて立つ。勢、右肩から踏み込む。石浦、右手を出してやや左へ踏み出し、左で押っ付ける。勢、突き放して右を差す。石浦、右を差し、左で頭を抱えて引く。勢、挟み付けて一気に前に出る。石浦、土俵下に飛び落ちる。

(13) 荒鷲戦 ●叩き込み 1.5秒
 荒鷲、先に両手をつく。石浦、右手をつき、左手をサッとついて頭から踏み込む。荒鷲、左から張って右差しで少し前に出、叩く。石浦、前に落ちて両手をつく。

(14) 正代戦 ●押し出し 3.8秒
 石浦、仕切り線少し後方で先に右手をつく。正代、仕切り線後方でサッと手をつく。石浦、素早く立ってぴょんと跳び、右手を出して頭を下げる。正代、左を差す。石浦、左差し手を返し、頭をつけ、右で押っ付ける。正代、左差しで前に出、肩越しの右上手を取る。石浦、相手の胸の下に潜り、低い体勢のまま前に出る。正代、両足が大きく広がり、足が流れて体勢を崩しそうになるが堪え、土俵際、上体を起こし、右上手で左へ振る。石浦、右足一本で堪えながら右手で渡し込みに行く。両者、俵の外に落ち、正代、土俵下に滑り落ちる。軍配、石浦。「物言い」がつき、協議の結果、同体と判断、「取り直し」となる。(12.5秒)<取り直しの相撲>石浦、先に右手をつく。正代、仕切り線かなり後方でサッと手をつく。石浦、素早く立ち、右手を出して低い体勢でやや左へ踏み出す。正代、右肘でかち上げて突き放し、左を差そうとしながら一気に前に出る。石浦、右から絞るが俵に詰まり、両手で相手の左腕を抱えて回り込もうとする。正代、右押っ付けで押す。石浦、土俵下に飛び落ちる。

(楽) 栃ノ心戦 ●肩透かし 5.6秒
 石浦、先に両手をつく。栃ノ心、仕切り線後方でサッと手をつく。石浦、素早く立ち、右手を出して頭を下げ、左へ踏み出す。栃ノ心、見ながら左に回り、右を差す。石浦、頭をつけて左から絞る。栃ノ心、左で差し手を抱えながら相手を起こそうとする。石浦、頭を上げず。栃ノ心、機を見て左で頭を叩き、前のめりになった相手を右差し手を抜いて突く。石浦、両足が宙に舞い、土俵に転がる。決まり手は、右をのぞかせて左で叩いた時点で勝負が決まったため、肩透かし。

《2016年九州場所取組内容・目次へ》