白鵬 2017年初(一月)場所取組内容

201701-はくほう

全休明けだった先場所は、三日目に通算1000勝を達成。優勝争いは十三日目に脱落し、11勝4敗の成績だった。→先場所の取組内容
12月15日、第4子の女の子が誕生。
新年を迎え、今年の目標として歴代最多勝利記録1047勝を挙げる。
場所前、伊勢ヶ濱部屋に行くなど、精力的に稽古し、場所を迎える。
初場所初日、稽古総見で圧倒した新関脇の正代と対戦。引き落として白星発進。(→稽古総見の様子
他の2横綱が黒星を喫する中、そのまま白星を連ね、7連勝。大関稀勢の里と2人でトップに並ぶ。
中日、荒鷲と初対戦。立合い、相手が動きながら上手を取り、そのまま寄り切られて初黒星。初めての相手に敗れたのは、2009年九月場所の翔天狼以来。初顔連勝記録は28で止まる。
九日目、先に土俵に上がった全勝の稀勢の里が敗れて星が並ぶ。しかし、自身が小結の高安に押し出されて連敗。(→取組画像)トップとの差は縮まらず。
十日目、七月場所で右足親指を負傷した際の相手、勢と対戦。突き落として連敗を止め、勝ち越しを決める。
十一日目、横綱日馬富士に続き、鶴竜も休場。一人横綱に。取り組みでは、照ノ富士にやや苦戦しながらも寄り切り。トップとの1差を守る。
そのまま十三日目まで4連勝。1敗の稀勢の里を追う、ただ一人の2敗力士となる。
十四日目、上位力士休場の影響で、今場所すでに二桁勝利を上げた前頭10枚目の貴ノ岩との対戦が組まれる。寄り切られて3敗目。中日に続き、初顔の相手に敗れる。先に土俵に上がった稀勢の里が勝って1敗を守っていたため、稀勢の里の優勝が決まる。
千秋楽、初優勝を決めた稀勢の里と対戦。一気に寄り立てるも、土俵際の掬い投げで敗れ、11勝4敗で今場所を終える。



(初) 正代戦 ○引き落し 2.5秒
 正代、仕切り線少し後方で先に両手をつく。白鵬、腰を下ろし、右、左とサッとついて立つ。正代、右肘を固め、左腕を内に入れて棒立ち。白鵬、右肘を固めて低く踏み込み、前に出る。正代、俵に詰まる。白鵬、左喉輪で押し上げ、大きく下がる。正代、前に飛んで土俵に這う。

(2) 宝富士戦 ○寄り切り 7.0秒
 宝富士、先に両手をつく。白鵬、右、左とサッと手をついて立つ。宝富士、左肘を固める。白鵬、左で肩を押さえながらやや右に踏み出し、頭をつけて右で押っ付ける。宝富士、右をのぞかせ、左をねじ込もうとする。白鵬、左上手を取り、上体を浮かせて右を巻き替えに行く。宝富士、乗じて左で押っ付けながら一気に前に出る。白鵬、俵に両足を掛けて堪え、体勢を低くする。宝富士、左を巻き替えて差す。白鵬、中に戻りながら右上手前廻しを取り、両上手を引きつけて前に出る。宝富士、左差し手を抜き、土俵際左で後ろ廻しを取る。白鵬、腰を下ろして相手の上手を切りながら寄る。宝富士、土俵下に落ちる。

(3) 御嶽海戦 ○寄り切り 3.6秒
 御嶽海、先に手をつく。白鵬、右、左とサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。御嶽海、左肘を固めて頭から踏み込む。白鵬、右肘を固めて当たり、左手を伸ばして上手を取り、すぐに体を開きながら出し投げ気味に引きつける。御嶽海、向き直って右を差す。白鵬、左上手を引きつけて一気に前に出る。御嶽海、俵を割り、土俵下に落ちる。

(4) 栃ノ心戦 ○寄り切り 20.2秒
 栃ノ心、先に左手をつき、相手が手をつく前に突っ掛ける。2度目、栃ノ心、先に手をつく。白鵬、手をつこうとして止める。栃ノ心、右手をサッとついて前のめりになる。両者、立たず、白鵬、腰を上げる。3度目、栃ノ心、先に両手をつく。白鵬、右、左とサッと手をついて立つ。栃ノ心、右肘を固める。白鵬、右肘を固めて踏み込み、右を差して左上手を取る。栃ノ心、深い左上手を取る。白鵬、左上手を持って左に回り、腰を振って相手の上手を切り、右下手も取る。栃ノ心、右下手を探る。白鵬、右に回って相手に下手を与えず。栃ノ心、左上手を取る。白鵬、右肘を張りながら上手を切ろうとするが切れず。栃ノ心、左上手を引きつけて前に出る。白鵬、すぐに両廻しを持って右に回りながら堪え、右肘を張りながら腰を振って相手の上手を切る。栃ノ心、右差しで廻しを持たない体勢になる。両者、少し止まる(約3秒間)。白鵬、両廻しを持って前に出る。栃ノ心、左上手を取るが俵に詰まる。白鵬、左上手が伸びるが、腰を下ろして相手の上手を切り、寄り切る。

(5) 松鳳山戦 ○突き落し 7.6秒
 松鳳山、先に右手をつく。白鵬、右手をつこうとする。松鳳山、左手をぴくっと動かすがとどまる。白鵬、右、左とサッと手をつく。両者、ほぼ同時に立つ。松鳳山、左肘を固めて踏み込む。白鵬、右肘でかち上げて相手を起こす。松鳳山、相手の当たりに下がり、両者、体が離れる。松鳳山、頭から当たる。白鵬、右肘を固めて当たり、右、左と喉輪で押し上げ、右で押っ付けながら右に回り、右喉輪で押し上げながら前に出る。松鳳山、土俵際、右から突きながら右に回って体を入れ替え、左喉輪で押し上げる。白鵬、両足を俵に掛けて堪え、右から突く。松鳳山、土俵に両手をつく。

(6) 隠岐の海戦 ○寄り倒し 3.8秒
 隠岐の海、先に右手をつく。白鵬、右、左とサッと手をつき、右肘を固めて踏み込む。隠岐の海、左肘を固めて当たる。白鵬、右に回り、左を差し、右も差し込みながら前に出る。隠岐の海、土俵際、上体が起きて左で首を巻く。白鵬、右差し手を突きつける。隠岐の海、俵の外に倒れ、土俵下に転がり落ちる。

(7) 玉鷲戦 ○突き落し 6.9秒
 玉鷲、先に左手をつく。白鵬、右、左とサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。玉鷲、右手を出し、頭を下げてやや左へ踏み出す。白鵬、右を差す。玉鷲、左で押っ付けながら前に出る。白鵬、左に回って体を離す。玉鷲、押しながら前に出る。白鵬、右から張り気味に手を動かす。両者、突っ張り合う。白鵬、叩きながら右に開き、泳いだ相手を右から突く。玉鷲、俵の上で向き直ろうとするが、この際、右足が俵の外に出る。

(中) 荒鷲戦 ●寄り切り 2.7秒
 荒鷲、仕切り線少し後方で右手をつく。白鵬、右、左とサッと手をついて立ち、右肘を固める。荒鷲、右肘を固め、左へ踏み出して左上手を取り、そのまま左に回る。白鵬、左上手に手を掛けるが取れず。荒鷲、左上手を引きつけ、右差し手を返しながら前に出る。白鵬、俵に詰まり、右から掬おうとするが、俵の外に出る。両者、土俵下に落ちる。

(9) 高安戦 ●押し出し 3.6秒
 高安、仕切り線後方で先に右手をつく。白鵬、右、左とサッと手をつき、左手を出して右肩から踏み込む。高安は両肘で、白鵬は右でかち上げる。白鵬、上体が起きる。高安、突き放しながら一気に前に出る。白鵬、叩きながら左に回るが、俵の上でやや仰け反る。高安、そこを押す。白鵬、土俵下に飛び落ちる。

(10) 勢戦 ○突き落し 5.7秒
 勢、先に右手をつく。白鵬、右、左と手をつき、両手を出す。勢、右肩から踏み込む。白鵬、右に踏み出し、顎に向かって突き放す。勢、下からあてがい、右喉輪で押し上げる。白鵬、右で相手の右腕を手繰り、左から突く。勢、一瞬後ろ向きになるが向き直る。白鵬、突っ張る。勢、両差しになろうとする。白鵬、左上手に手を掛けるが取れず、左で突きながら左に回り、右で頭を叩きながら引く。勢、体が飛び、土俵に落ちて転がる。

(11) 照ノ富士戦 ○寄り切り 32.1秒
 照ノ富士、仕切り線少し後方で先に両手をつく。白鵬、右、左と手をついて立ち、右肘を固めて踏み込む。照ノ富士、右肘を固め、やや左へ踏み出して当たる。白鵬、左上手前廻しを取る。照ノ富士、右下手を取る。白鵬、右下手も取り、両廻しを引きつけて前に出る。照ノ富士、堪えて右下手を持って中に戻り、左上手に手を伸ばすが取れず、右肘を張りながら腰を捻って相手の上手を切り、腰を引く。白鵬、右下手のみになり、左上手に手を伸ばしながらじりじり前に出る。両者、右下手を持って互いに腰を引いた体勢で止まる(約9秒間)。白鵬、腰を捻って相手の下手を切り、左を差しながら前に出る。照ノ富士、上体が起きて俵を割る。

(12) 栃煌山戦 ○引き落し 1.8秒
 栃煌山、じりっと足をすり、仕切り線後方で先に左手をつく。白鵬、右手をつこうとする。栃煌山、突っ掛ける。2度目、栃煌山、じりっと足をすり、仕切り線後方で左手をつく。白鵬、すぐに仕切り線後方で両手をサッとつく。栃煌山、両肘を固める。白鵬、両手突きから左に開く。栃煌山、前にバッタリ落ちる。

(13) 琴奨菊戦 ○下手出投 10.0秒
 白鵬、右、左と手をサッとついて立つ。琴奨菊、少し遅れ、左手をサッとついて立つ。白鵬、右肘を固めて踏み込む。琴奨菊、右肘を固めて頭から当たり、左上手に手を伸ばすが取れず。白鵬、右を差し、左も差して両差しになる。琴奨菊、上体を起こしながら左を巻き替えて差す。白鵬、右上手に手を掛ける。琴奨菊、腰を引いて相手の上手を切り、左差しで中に戻る。白鵬、左下手を取る。琴奨菊、右で押っ付けながら腰を振って相手の下手を切ろうとするが切れず。白鵬、機を見て右で頭を叩きながら左に開き、そのまま頭を押さえながら左下手出し投げ。琴奨菊、土俵に転がる。

(14) 貴ノ岩戦 ●寄り切り 8.8秒
 貴ノ岩、先に手をつく。白鵬、右、左とサッと手をつく。貴ノ岩、素早く立ち、左肘を固めて右へ踏み出す。白鵬、右肘を固めて当たるが右を差せず、向き直って右を差す。貴ノ岩、左で押っ付け、右を差して深い下手を取り、左上手を探る。白鵬、右下手を取り、腰を引いて上手を与えず。貴ノ岩、右下手を持ち、左押っ付けで前に出る。白鵬、俵に詰まって上体が起きる。貴ノ岩、左押っ付けで寄り立て、左上手も取る。白鵬、体を開いて左から突き落としに行く。貴ノ岩、右差し手を突きつける。白鵬、俵の外に出る。その後、貴ノ岩、両手を俵の外につく。

(楽) 稀勢の里戦 ●掬い投げ 6.0秒
 稀勢の里、先に手をつく。白鵬、右、左とサッと手をつく。両者、ほぼ同時に立つ。白鵬、右から張って両差しを狙う。稀勢の里、左肘を固めて当たり、左を差す。白鵬、右で押っ付けながら一気に前に出る。稀勢の里、俵に詰まる。白鵬、左差しで懸命に寄る。稀勢の里、両足を俵に掛けて仰け反り、左から掬う。白鵬、落ち、土俵に転がり落ちる。

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