宝富士 2017年初(一月)場所取組内容

201701-たからふじ

前頭9枚目だった先場所は、9勝6敗の成績だった。→先場所の取組内容
前頭筆頭で迎えた今場所、初日から大関横綱戦が続き、4連敗。
五日目、角番の大関琴奨菊と対戦。土俵際の上手投げで勝利し、初日を出す。(→殊勲インタビューの様子
六日目は遠藤、七日目は荒鷲を押し出して3連勝。
中日から新関脇の玉鷲、正代、小結高安に敗れて3連敗。7敗目と後がなくなる。
十一日目、栃煌山を押し出し、踏み留まる。
十二日目、新鋭 御嶽海に押し出されて負け越しが決まる。
十三日目に豪風を、千秋楽に妙義龍を寄り切り、6勝9敗で今場所を終える。
負け越しは2場所ぶり。



(初) 稀勢の里戦 ●寄り切り 13.5秒
 宝富士、先に両手をつく。稀勢の里、仕切り線少し後方でサッと手をつき、左肘を固めて踏み込む。宝富士、左肘を固めて低く当たり、左をねじ込み、右で押っ付ける。稀勢の里、右で押っ付けながら前に出、左下手を探る。宝富士、左に回って下手を与えず。稀勢の里、左下手を取り、右上手を探る。宝富士、腰を右に捻って上手を与えず、右上手に手を伸ばすが取れず、左差し手を大きく返しながら、右で押っ付けて上手を探る。稀勢の里、左下手を引きつけながら前に出、右上手に手を伸ばす。宝富士、腰を引いて上手を与えず。稀勢の里、前に出ながら右上手をついに取り、両廻しを引きつけて前に出る。宝富士、上体が起きて俵を割る。

(2) 白鵬戦 ●寄り切り 7.0秒
 宝富士、先に両手をつく。白鵬、右、左とサッと手をついて立つ。宝富士、左肘を固める。白鵬、左で肩を押さえながらやや右に踏み出し、頭をつけて右で押っ付ける。宝富士、右をのぞかせ、左をねじ込もうとする。白鵬、左上手を取り、上体を浮かせて右を巻き替えに行く。宝富士、乗じて左で押っ付けながら一気に前に出る。白鵬、俵に両足を掛けて堪え、体勢を低くする。宝富士、左を巻き替えて差す。白鵬、中に戻りながら右上手前廻しを取り、両上手を引きつけて前に出る。宝富士、左差し手を抜き、土俵際左で後ろ廻しを取る。白鵬、腰を下ろして相手の上手を切りながら寄る。宝富士、土俵下に落ちる。

(3) 鶴竜戦 ●寄り切り 4.3秒
 宝富士、先に両手をつく。鶴竜、両手をサッとつき、左手を出し、右肘を固めて頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。鶴竜、左喉輪で相手を起こし、前に出ながら顎に向かって突き上げる。宝富士、俵に詰まる。鶴竜、両手で顎を突き上げ、右を差して左筈で腹を押す。宝富士、上体が起きて俵を割る。

(4) 豪栄道戦 ●掬い投げ 15.8秒
 豪栄道は右手を、宝富士は仕切り線少し後方で両手を、サッとついて立つ。豪栄道、両腕を内に入れて低く踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。豪栄道、両差しになろうとする。宝富士、左に開く。豪栄道、前のめりになるが向き直り、左、右と差そうとする。宝富士、土俵際、頭をつけて左上手を取り、右で押っ付けながら中に戻る。両者、土俵中央で少し止まる(約3秒間)。豪栄道、右差し手を深くし、両差しで前に出る。宝富士、土俵際、左上手投げに行こうとする。豪栄道、右差し手を突きつけ、相手の上手を切る。宝富士、左小手投げに行く。豪栄道、右差し手を突きつけて寄る。宝富士、俵の外に倒れる。

(5) 琴奨菊戦 ○上手投げ 2.8秒
 宝富士、先に両手をつく。琴奨菊、仕切り線後方で両手をサッとつき、右肘を固めて頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。琴奨菊、左を差して一気に前に出る。宝富士、左上手を取るが俵に詰まり、体を開きながら左上手投げ。琴奨菊、土俵に転がる。

(6) 遠藤戦 ○押し出し 5.1秒
 宝富士、先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方でサッと両手をついて立ち、左手を出して頭から踏み込む。宝富士、胸で当たる。遠藤、左喉輪で相手を起こし、喉輪で突き放しながら前に出る。宝富士、左に開き、左で押っ付けながら相手を土俵際に追い詰め、押し上げる。遠藤、土俵下に飛び落ちる。

(7) 荒鷲戦 ○押し出し 4.7秒
 宝富士、先に両手をつく。荒鷲、腰を下ろし、右手をつき、左手をサッと動かして素早く立ち、右肘を固めて踏み込む。宝富士、左肘でかち上げ気味に当たる。荒鷲、左を差し、右で押っ付けて相手に差させず。宝富士、左に回りながら左で突く。荒鷲、向き直って左を差す。宝富士、右で押っ付ける。荒鷲、相手の左腕を手繰って右に下がる。宝富士、そのまま前に出、土俵際で取られた左腕を抜く。荒鷲、右に回り込もうとするがならず、左足が俵の外に出る。

(中) 玉鷲戦 ●引き落し 4.2秒
 宝富士、先に両手をつく。玉鷲、左手をつく。宝富士、突っ掛ける。2度目、宝富士、先に両手をつく。玉鷲、左手をつき、右手をサッとつく。宝富士、左肘を固めて踏み込む。玉鷲、両手を出して頭から踏み込み、左、右と顎を押し上げる。宝富士、下からあてがうが上体が起きる。玉鷲、両手で顎を突き上げ、左喉輪、右押っ付けで前に出る。宝富士、両足が俵に詰まってやや前のめりになる。玉鷲、そこを叩く。宝富士、土俵に落ちる。

(9) 正代戦 ●寄り切り 6.1秒
 宝富士、両手をつく。正代、仕切り線後方で両手をサッとつき、右肘を固めて踏み込む。宝富士、左肘を固めて低く当たる。正代、左を差し、右も差しで争いの末に差す。宝富士、外から抱え、右上手に手を伸ばすが取れず、下がりながら左を巻き替えに行く。正代、乗じて右で押っ付けながら一気に前に出る。宝富士、土俵際、左から掬おうとするが、正代、そのまま寄り切る。

(10) 高安戦 ●押し出し 3.0秒
 宝富士、先に両手をつく。高安、仕切り線少し後方でサッと両手をつく。両者、ほぼ同時に立つ。宝富士、左肘を固めて踏み込む。高安、左手を出してやや右に踏み出し、頭から当たる。宝富士、左を差そうとする。高安、右で押っ付けて相手の差させず、左喉輪で押し上げながら前に出る。宝富士、上体が起きて俵に詰まる。高安、左喉輪で押し上げ、右で腹を押す。宝富士、仰け反って俵を割る。

(11) 栃煌山戦 ○押し出し 3.6秒
 宝富士、先に両手をつく。栃煌山、足をじりっとすり、仕切り線後方でサッと両手をついて立つ。宝富士、左肘を固める。栃煌山、右肘を固めて頭から当たり、左を差す。宝富士、左で差し手争いをしながら前に出、左を差し勝つ。栃煌山、土俵際、上体を起こして叩く。宝富士、乗じて押し出す。

(12) 御嶽海戦 ●押し出し 5.9秒
 宝富士、先に両手をつく。御嶽海、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。御嶽海、両手を出して頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。御嶽海、突き放しながらどんどん前に出る。宝富士、土俵際。御嶽海、左喉輪で押し上げる。宝富士、仰け反りながら堪え、相手の喉輪を外し、右上手に手を伸ばす。御嶽海、右で押っ付け、左差しで前に出る。宝富士、両手で相手の左腕を抱えて背中を向ける。御嶽海、左腕を抜いて押す。宝富士、俵の外に出る。

(13) 豪風戦 ○寄り切り 2.7秒
 宝富士、両手をつく。豪風、仕切り線後方でサッと両手をつき、素早く立って右に動き、右から突こうとする。宝富士、左下手を取って向き直り、そのまま左差しで寄り切る。

(14) 松鳳山戦 ●押し出し 7.0秒
 宝富士、先に両手をつく。松鳳山、仕切り線少し後方でサッと手をついて素早く立ち、その場で立った相手の顎を両手突きで起こし、左喉輪で押し上げ、両差しになろうとする。宝富士、左を差す。松鳳山、左喉輪で押し上げ、右から張り、再び両差しになろうとする。宝富士、左を差し、右で押っ付ける。松鳳山、差し手を抜き、左喉輪で押し上げながら前に出る。宝富士、右から突いて喉輪を外す。松鳳山、胸を押す。宝富士、俵伝いに左へ回ろうとするが、その前に左足が俵の外に出る。

(楽) 妙義龍戦 ○寄り切り 9.7秒
 宝富士、両手をサッとついて立つ。妙義龍、遅れて手をサッとついて立つ。宝富士、左肘を固めて踏み込む。妙義龍、やや右にずれて右肘を固めて頭から当たり、突き放しながら前に出る。宝富士、左を差す。妙義龍、すぐに相手の差し手を外す。宝富士、左で相手の右腕を抱えて左に回り、小手投げでいなして左で後ろ廻しを取る。妙義龍、土俵際、右を差し、左下手を探る。宝富士、体を開いて下手を与えず、左上手投げで土俵内へ振り、左上手を引きつけて前に出る。妙義龍、俵に詰まり、右掬い投げに行く。宝富士、左上手を引きつけて堪え、寄る。妙義龍、上体が起きて俵を割る。

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