逸ノ城 2017年初(一月)場所取組内容

201701-いちのじょう

前頭13枚目だった先場所は、7勝8敗の成績だった。→先場所の取組内容
場所前の健康診断では体重を測定しなかったため、データ上は秋場所前の212kgのままだが、先場所から減量し、現在は193kgとのこと。
同じく前頭13枚目で迎えた今場所、初日は千代鳳を押し出して白星発進。
二日目、千代大龍に突き落とされて黒星。
三日目から白星が連なり、六日目まで4連勝。全勝の横綱白鵬、大関稀勢の里を追う、1敗勢5人の中に入る。
七日目、貴ノ岩と1敗同士の対戦。寄り切りで敗れて2敗に後退。
中日から再び白星が連なり、十日目に勝ち越しを決める。(勝ち越しインタビューの様子 →①→②
そのまま十二日目まで5連勝。二桁勝利に乗せる。
十三日目、千代翔馬に敗れて3敗目。
十四日目、上位力士の休場のため、優勝争い単独トップの大関稀勢の里と対戦。寄り切られて4敗目。稀勢の里はこの日に優勝を決める。
千秋楽、輝を叩き込み。11勝4敗で今場所を終える。
勝ち越しは昨年7月場所以来、3場所ぶり。二桁勝利は、昨年3月場所以来、5場所ぶり。



(初) 千代鳳戦 ○押し出し 13.1秒
 千代鳳、仕切り線後方で先に手をつく。逸ノ城、仕切り線少し後方でサッと手をつく。千代鳳、右手を出して頭から踏み込む。逸ノ城、右腕を内に入れて当たる。千代鳳、右喉輪で押し上げ、突き放す。逸ノ城、下からあてがって下がらず、右を差そうとする。千代鳳、左から突いて左に回る。逸ノ城、向き直って押す。千代鳳、低い姿勢で左下手に手を掛ける。逸ノ城、引いて廻しを切り、右をのぞかせ前に出る。千代鳳、俵に詰まる。逸ノ城、頭を叩き、右をのぞかせる。千代皇、左から絞りながら土俵際を左へ回ろうとする。逸ノ城、そこを押す。千代鳳、上体が起きて俵を割る。

(2) 千代大龍戦 ●突き落し 5.2秒
 千代大龍、先に手をつく。逸ノ城、仕切り線少し後方でサッと手をつき、右肘を固めて踏み込む。千代大龍、左肘を固めて右手を出して当たり、右喉輪で突き放しながら前に出る。逸ノ城、低く当たって左を差そうとする。千代大龍、少し引く。逸ノ城、乗じて押しながら前に出る。千代大龍、土俵際、左から突いて体を開く。逸ノ城、俵の外に両手をつく。

(3) 大翔丸戦 ○寄り切り 5.6秒
 逸ノ城、仕切り線後方で先に手をつく。大翔丸、仕切り線後方で手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。逸ノ城、右肘を固めて踏み込む。大翔丸、頭で当たりながらやや左に踏み出す。逸ノ城、右を差そうとしながら前に出る。大翔丸、差させないよう突き放すが土俵際。逸ノ城、右を差して捕まえ、左で押っ付けて寄る。大翔丸、上体が起きて俵を割る。

(4) 錦木戦 ○寄り切り 35.9秒
 逸ノ城、先に両手をつく。錦木、仕切り線後方にそっと手をつく。逸ノ城、素早く立ち、右肘を固めて踏み込む。錦木、頭から当たる。逸ノ城、右をねじ込もうとする。錦木、頭をつけ、左押っ付けで前に出る。逸ノ城、左で差し手を抱えながら堪え、右をねじ込んで下手を取る。両者、右四つで止まる(約14秒間)。逸ノ城、右下手を引きつけ、体勢を低くして腰を引き、相手に廻しを与えず。両者、止まる(約6秒間)。逸ノ城、右下手を引きつけて前に出る。錦木、上体が起きて俵に詰まる。逸ノ城、左上手を取って寄る。錦木、俵を割る。

(5) 臥牙丸戦 ○突き落し 5.0秒
 臥牙丸、先に手をつく。逸ノ城、仕切り線少し後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。臥牙丸、頭から踏み込む。逸ノ城、右を差す。臥牙丸、右筈で押す。逸ノ城、右差し手を大きく返して体を離し、右に回る。臥牙丸、向き直り、右喉輪で押しながら前に出る。逸ノ城、俵に足を掛けながら左で喉輪を外し、右に開いて叩く。臥牙丸、土俵にバッタリ落ちる。

(6) 千代皇戦 ○押し出し 2.7秒
 千代皇、先に両手をつく。逸ノ城、仕切り線後方でサッと両手をつく。両者、ほぼ同時に立つ。逸ノ城、左腕をガバッと開き、右腕を内に入れて右を差そうとする。千代皇、右腕を前に出して左へ踏み出し、左で押っ付けながら左に回る。逸ノ城、相手に合わせて回りながら前に出、右肘で押して相手を俵に追い詰め、更に両手で突き放す。千代皇、土俵下に落ち、客席に倒れ込む。

(7) 貴ノ岩戦 ●寄り切り 11.5秒
 逸ノ城、先に両手をつく。貴ノ岩、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。貴ノ岩、右肘を固めて踏み込み、左上手前廻しを取り、右を差す。逸ノ城、左で押っ付けるが俵に詰まり、右差し手を抜く。貴ノ岩、深い左下手を取り、右差し手を抜いて右上手を取る。逸ノ城、左をねじ込みながら前に出る。貴ノ岩、両廻しを引きつけて前に出る。逸ノ城、腰が伸びて俵に詰まる。貴ノ岩、左差し手を返しながら寄り立てる。逸ノ城、俵の上で堪える。貴ノ岩、左筈で押しながら寄る。逸ノ城、ついに俵を割り、土俵下に落ちる。

(中) 千代の国戦 ○押し出し 14.7秒
 千代の国、仕切り線少し後方で先に両手をつく。逸ノ城、仕切り線少し後方でサッと両手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。千代の国、右手を出して頭から踏み込む。逸ノ城、右肩から踏み込む。千代の国、当たる寸前、左に開きながら相手の右腕を手繰る。逸ノ城、向き直る。千代の国、右で顎を突き上げ、両手で突き放す。逸ノ城、相手を捕まえようとするがならず、左から張る。千代の国、突き放す。逸ノ城、少し叩く。千代の国、顎に向かって突き上げ、右に回る。逸ノ城、体を離す。千代の国、顎に向かって激しく突っ張り、機を見て叩きながら右に回る。逸ノ城、前のめりになるが堪え、押す。千代の国、俵に両足を掛けて突き放す。逸ノ城、押す。千代の国、俵の上で一瞬仰け反る。逸ノ城、両手で胸を押す。千代の国、右足が俵の外に出るが、左で相手を突く。逸ノ城、俵の外に倒れ、千代の国、土俵下に飛び落ちる。勝負は、千代の国の足が出た時点で決す。

(9) 蒼国来戦 ○寄り切り 4.5秒
 逸ノ城、先に両手をつく。蒼国来、左手をつき、右手をサッとついて素早く立ち、右手を出し、左肘を固めて左へ踏み出す。逸ノ城、右肘を固めて当たり、力強く突き放して前に出る。蒼国来、俵に両足を掛けながら左上手前廻しを取る。逸ノ城、右差し手を抜き、左下手を取って寄る。蒼国来、体を開いて左下手投げに行こうとする。逸ノ城、右膝を相手の左足後ろにあてながら寄り切る。蒼国来、土俵下に飛び落ちる。

(10) 佐田の海戦 ○寄り切り 3.3秒
 佐田の海、先に右手をつく。逸ノ城、仕切り線後方でサッと手をつく。佐田の海、頭から踏み込む。逸ノ城、右肘を固めて踏み込み、左で相手の右腕を引っ張り込む。佐田の海、左上手前廻しを探るが取れず、右下手に手を掛ける。逸ノ城、左上手を取る。佐田の海、右下手を離し、左へ回って体を離そうとする。逸ノ城、どんどん前に出る。佐田の海、土俵際、左から突こうとする。逸ノ城、そのまま寄り切る。佐田の海、土俵下に落ちる。

(11) 大砂嵐戦 ○寄り切り 19.1秒
 大砂嵐、先に左手をつく。逸ノ城、仕切り線後方でサッと手をつき、右肘を固める。大砂嵐、やや左へ踏み出し、両手で相手の顔を押し上げる。逸ノ城、仰け反るが堪え、右で相手の胸を押す。大砂嵐、叩きながら左へ回り、右から張る。逸ノ城、右を差し、左で相手の右腕を引っ張り込んで前に出る。大砂嵐、右下手を取って土俵際を左へ回り、左上手に手を伸ばすが取れず。逸ノ城、深い右下手を取り、左上手に手を伸ばす。大砂嵐、俵伝いに左へ回る。逸ノ城、左上手に手を伸ばす。大砂嵐、右下手を持ち、左に回りながら中に戻る。逸ノ城、左上手を取る。両者、止まる(約4秒間)。逸ノ城、両廻しを引きつけて前に出る。大砂嵐、右下手投げで振ろうとする。逸ノ城、左足で相手の右足を外掛けに行く。大砂嵐、足を外すが俵に詰まる。逸ノ城、腰を下ろして寄り切る。

(12) 北勝富士戦 ○寄り切り 12.9秒
 北勝富士、仕切り線少し後方で先に右手をつく。逸ノ城、なかなか手をつかず。北勝富士、ついていた手を戻す。逸ノ城、仕切り線少し後方で両手をつく。北勝富士、仕切り線少し後方で再び右手をつき、左手をサッとついて立つ、右手を出す。逸ノ城、右肘を固め、左手を出す。北勝富士、やや左に踏み出して当たる。逸ノ城、右でかち上げ気味に当たり、右を差す。北勝富士、左で押っ付け、右喉輪で押し上げる。逸ノ城、右肘で相手の顎を押し上げる。北勝富士、押しながら一気に前に出る。逸ノ城、両足が俵に掛かるが、右から掬いながら右に回って体を入れ替え、左上手を探る。北勝富士、土俵際、右下手を取る。逸ノ城、左上手に手を伸ばす。北勝富士、腰を捻って上手を与えず。逸ノ城、右下手を取り、再び左上手に手を伸ばすが取れず、左押っ付けで前に出る。北勝富士、左を巻き替えに行く。逸ノ城、構わず前に出る。北勝富士、土俵下に落ちる。

(13) 千代翔馬戦 ●肩透かし 9.1秒
 逸ノ城、先に両手をつく。千代翔馬、手をサッとつく。逸ノ城、両手を下げて踏み込もうとする。千代翔馬、右手を出して頭から踏み込む。逸ノ城、右肘を固めて当たる。千代翔馬、突っ張り、相手の手を叩いて右に開き、右から突いて右に回る。両者、体が離れて見合う。千代翔馬、両手突きから突っ張り、左喉輪で押し上げる。逸ノ城、相手の手を外し、前に出て右を差す。千代翔馬、左に回る。逸ノ城、乗じて前に出る。千代翔馬、俵に両足を掛けながら左を巻き替え、両差しで前に出、左に開いて肩透かし。逸ノ城、土俵に落ちる。

(14) 稀勢の里戦 ●寄り切り 5.7秒
 逸ノ城、両手をついて前のめりになり、一旦手を戻し、再び仕切り線後方で両手をつく。稀勢の里、仕切り線後方で両手をサッとつき、左肘を固めて右手を出し、やや左へぴょんと立つ。逸ノ城、右肘を固めて当たる。稀勢の里、差せずに体を離す。両者、差し手争い。稀勢の里、右をのぞかせ、左押っ付けから左を差し、両差しで前に出る。逸ノ城、俵に詰まり、右小手投げに行こうとする。稀勢の里、腰を下ろして寄る。逸ノ城、俵を割る。

(楽) 輝戦 ○叩き込み 4.9秒
 輝、先に手をつく。逸ノ城、仕切り線少し後方で手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。輝、右手を出して頭から踏み込む。逸ノ城、左から張り、差そうとする。輝、突き放しながら前に出る。逸ノ城、土俵際、右を差し、俵伝いに左へ回る。輝、左上手を探りながら前に出る。逸ノ城、叩く。輝、土俵に落ち、逸ノ城、俵の外に出る。軍配、逸ノ城。「物言い」がつき、藤島審判長は「輝の体が先に落ちている」と説明、「軍配通り」逸ノ城の勝ちとなる。

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