鶴竜 2017年春(三月)場所取組内容

201703-かくりゅう

初の連覇を目指した先場所は、「頸椎斜角筋損傷、左肩鎖関節脱臼」のため、十一日目から途中休場し、5勝6敗9休の成績だった。→先場所の取組内容
2月5日の大相撲トーナメントから復帰。
新横綱の稀勢の里を加えた4人で住吉神社奉納土俵入りも行った。(→ニュース画像
場所前、途中休場した先場所の悔しさを、春場所にぶつけたいと意欲を語る。(→インタビュー画像
迎えた今場所、小結 御嶽海に土俵際まで追い込まれるも、下手出し投げで倒し、白星発進。(→勝負後の鶴竜の表情
二日目は幕内最年長の豪風、三日目は勢を寄り切って3連勝。
四日目、今場所二桁勝利を上げて大関復帰を狙う 関脇 琴奨菊と対戦。掬い投げで敗れて初黒星。
六日目、松鳳山に12回目の対戦で初めて敗れ、2敗目。全勝の稀勢の里ら3人と2差がつく。
七日目から3連勝し、7勝2敗に。
十日目、35歳の嘉風に寄り切られて3敗目を喫する。
十一日目、初日から勝ちっ放しの 関脇 高安を上手出し投げで倒す。横綱としての存在感を見せるとともに、勝ち越しを決める。
十二日目、先場所敗れている関脇 玉鷲に押し出されて4敗目。
十三日目、トップと1差で優勝争いをしている大関 照ノ富士に寄り切られて連敗。
十四日目、前日初黒星を喫した際に、左肩付近を負傷して出場も危ぶまれた新横綱 稀勢の里と対戦。寄り切りで勝利する。(→取組画像)この取り組みについて、「こんなにやりづらいものはない」とコメント。(→サタデースポーツで流れた鶴竜のコメント
千秋楽、結びで横綱 日馬富士と対戦。36秒の相撲の末に寄り切り、10勝5敗で今場所を終える。



(初) 御嶽海戦 ○下手出投 11.6秒
 両者、ほぼ同時に立とうと動く。鶴竜は右手をサッとつき、御嶽海は手をつかずに立つ。鶴竜、頭を下げて踏み込む。御嶽海、右喉輪で相手を起こし、左喉輪で押し上げながら前に出る。鶴竜、右で突いて喉輪を外すが、左足が俵に掛かる。御嶽海、右を差す。鶴竜、右喉輪で突き放そうとする。御嶽海、左押っ付けで突く。鶴竜、右半身で前のめりになるが向き直り、左から張って右を差し、右下手を取る。御嶽海、右を差し、左押っ付けで前に出る。鶴竜、両足が俵に詰まるが、左で頭を叩き、右に回りながら右下手で手前に引く。御嶽海、土俵に這う。

(2) 豪風戦 ○寄り切り 11.9秒
 豪風、仕切り線後方で先に手をつく。鶴竜、手をサッとつく。豪風、両手を出して頭から踏み込む。鶴竜、踏み込み、左上手を狙うが取れず。豪風、突き放す。鶴竜、左から張って差そうとする。豪風、押して体を離し、左喉輪で距離を取る。鶴竜、右で相手の左腕を外し、突き放し、左から張って押しながら前に出る。豪風、左で押っ付けるが土俵際。鶴竜、左で押っ付け、左上手前廻しを取る。豪風、両手で相手の右腕を抱える。鶴竜、左上手を引きつけて寄る。豪風、上体が起きて俵を割る。

(3) 勢戦 ○寄り切り 19.4秒
 勢は仕切り線後方で、鶴竜は仕切り線上で、両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。鶴竜、頭から低く踏み込む。勢、両差しを狙う。鶴竜、突っ張る。勢、突き返し、押し上げながら前に出る。鶴竜、土俵際、両差しになる。勢、右小手投げで振る。鶴竜、左差しで前に出、深い左下手を取る。勢、俵に詰まるが、左を差して中に戻る。鶴竜、深い左下手を持ち、右上手も取って両廻し。勢、右上手に手を伸ばすが取れず。鶴竜、両廻しを引きつけて前に出る。勢、俵に両足を掛ける。鶴竜、寄り立てる。勢、俵に両足を掛けて左差し手を返しながら堪え、右から突き落とそうとする。鶴竜、構わず寄る。勢、土俵下に落ちる。

(4) 琴奨菊戦 ●掬い投げ 8.8秒
 鶴竜は仕切り線上、琴奨菊は仕切り線後方でサッと手をついて立つ。琴奨菊、右肘を固めて頭から踏み込む。鶴竜、頭から低く当たり、右をのぞかせ、左で押っ付けて相手に差し手を抜かせ、左筈で押し上げる。琴奨菊、下がらず、左で押っ付け、右で差し手を抱えながら前に出る。鶴竜、右差し手を抜き、俵に左足を掛けて堪える。琴奨菊、左差しでがぶり寄り、体を開いて土俵内に左掬い投げを打つ。鶴竜、土俵に転がり、その後、琴奨菊も転がる。

(5) 蒼国来戦 ○押し出し 3.5秒
 蒼国来、先に左手をつく。鶴竜、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。鶴竜、両手を出して低く当たり、相手の顔を押し上げながら前に出る。蒼国来、相手の左喉輪を外すが、土俵際。鶴竜、相手の胸に突っ張り、腹を押す。蒼国来、土俵下に落ちる。

(6) 松鳳山戦 ●突き出し 6.4秒
 松鳳山、両手をサッとついて突っ掛ける。2度目、両者、手をサッとついて立つ。鶴竜、右肘を固める。松鳳山、右手を出してやや左へ踏み出し、突っ張る。鶴竜、左から張って左を差そうとする。松鳳山、右押っ付け、左喉輪で押し上げる。鶴竜、引いて体を離す。松鳳山、押しながら前に出る。鶴竜、叩きながら左へ回る。松鳳山、乗じて前に出ながら押す。鶴竜、土俵下に飛び落ちる。

(7) 貴ノ岩戦 ○叩き込み 7.7秒
 両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。鶴竜、右肘を固めて頭から踏み込む。貴ノ岩、右を差す。鶴竜、左押っ付けで押し上げ、両手で顎を押し上げる。貴ノ岩、下がらず前に出、叩いて右に下がる。鶴竜、向き直り、叩いて右に開く。貴ノ岩、土俵に落ちる。

(中) 正代戦 ○寄り切り 18.8秒
 正代、仕切り線後方でサッと手をつく。鶴竜、ほぼ同時にサッと両手をつき、右肘を固めて踏み込む。正代、右肘を固めて当たる。鶴竜、突っ張る。正代、下からあてがって下がらず。鶴竜、左喉輪で押し上げ、頭をつけて廻しを探る。正代、少し引いて廻しを与えず。鶴竜、左喉輪で突き放す。正代、右から突いて喉輪を外すが、俵に詰まる。鶴竜、叩く。正代、落ちずに堪え、前に出ようとする。鶴竜、左から張り、左を差して右上手を取り、頭をつけ、右上手を引きつけて前に出る。正代、土俵際堪える。鶴竜、左で胸を押し上げながら寄る。正代、上体が起きて俵を割る。

(9) 宝富士戦 ○寄り切り 10.4秒
 宝富士、仕切り線後方で先に両手をつく。鶴竜、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。鶴竜、左手を出して頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。鶴竜、左喉輪、右押っ付けで押し上げながら前に出、両差しになって右下手を取る。宝富士、右で差し手を抱えながら俵伝いに右へ回ろうとするが、右足が俵の外に出る。

(10) 嘉風戦 ●寄り切り 7.5秒
 嘉風、仕切り線後方で先に両手をつく。鶴竜、両手をサッとついて素早く立つ。嘉風、遅れて立ち「待った」。2度目、嘉風、仕切り線後方で先に両手をつく。鶴竜、手をサッとついて立ち、右肘を固めて踏み込む。嘉風、左肘を固めて頭から当たり、突っ張り、前に出ながら左を差す。鶴竜、上体が起き、土俵際、左で首を巻いて右小手投げに行こうとする。嘉風、左下手を取り、右を巻き替えて差す。鶴竜、右で首を巻いて左へ回る。嘉風、左下手を持って一気に前に出る。鶴竜、土俵下に飛び落ちる。

(11) 高安戦 ○上手出投 26.2秒
 高安、仕切り線後方で先に右手をつく。鶴竜、手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。鶴竜、左手を出して頭から踏み込む。高安、両肘を固めて当たる。鶴竜、突っ張り、右上手を取って頭をつける。高安、左下手を取って左半身、右で差し手争い。鶴竜、頭をつけて右上手を持ち、左差し手を返して相手に差させず。鶴竜、右上手を取れず、体を開いて左下手投げに行く。鶴竜、右上手を持って向き直り、再び頭をつける。高安、右を巻き替えようとするがならず、体を開いて再び下手投げに行く。鶴竜、再び向き直って頭をつけ、すぐに右に回りながら左で頭を押さえて右上手出し投げ。高安、土俵下に転がり落ちる。

(12) 玉鷲戦 ●押し出し 6.5秒
 両者、手をサッとついて立つ。鶴竜、頭から低く踏み込む。玉鷲、両手突きで相手を起こし、突っ張りながら前に出る。鶴竜、左喉輪で押す。玉鷲、相手の腕を右から突く。鶴竜、体が泳いで俵に詰まる。玉鷲、そこを突き放す。鶴竜、右前廻しに手を掛けていたが切れ、土俵下に吹っ飛ぶ。

(13) 照ノ富士戦 ●寄り切り 33.9秒
 照ノ富士、先に両手をつく。鶴竜、手をサッとつき、右肘を固めて頭から踏み込む。照ノ富士、右を差す。鶴竜、左を巻き替える。照ノ富士、前に出ながら右上手を取る。鶴竜、両下手を取る。照ノ富士、両上手を引きつけて前に出る。鶴竜、土俵際堪えて中に戻る。両者、少し止まる(約2秒間)。鶴竜、両下手を引きつけて前に出ようとする。照ノ富士、左を巻き替えて差し、両廻しを取り、左肘を張って相手の上手を切ろうとする。鶴竜、その機に再び右を差して両下手になり、前に出て右足外掛けに行く。照ノ富士、少し下がって足を外し、右上手が離れるが再び取る。両者、土俵中央、鶴竜は両下手、照ノ富士は両上手の体勢で止まる(約5秒間)。照ノ富士、両上手を引きつけて前に出る。鶴竜、土俵際堪える。照ノ富士、右上手を引きつけて寄る。鶴竜、土俵下に落ちる。

(14) 稀勢の里戦 ○寄り切り 2.7秒
 両者、ほぼ同時にサッと手をつく。鶴竜、頭から踏み込もうとする。稀勢の里、右から張る。鶴竜、両差しになり、両下手を取って前に出る。稀勢の里、力なく俵を割る。

(楽) 日馬富士戦 ○寄り切り 35.6秒
 両者、ほぼ同時にサッと手をついて立つ。日馬富士、右手を出して頭から低く踏み込む。鶴竜、頭から当たり、両差しになる。日馬富士、やや深い左上手を取って左に回り、右を差し、更に左に回って右差し手を返す。鶴竜、右下手を持って右半身の体勢。日馬富士、右下手も取る。鶴竜、左を巻き替えて両差しになる。日馬富士、右上手で絞る。鶴竜、左差し手を抜き、腰を引いて相手の下手を切る。日馬富士は腰を引いて左上手を持ち頭をつけた体勢、鶴竜は右下手を持って左で差し手を抱えてやや高い体勢で、両者、止まる(約5秒間)。日馬富士、右下手を探る。鶴竜、左を巻き替えようとするが止め、左上手を探るが取れず。日馬富士、両廻しを引きつけて前に出る。鶴竜、左押っ付けで堪え、右下手を持って前に出る。日馬富士、土俵際になるが、左上手を持って再び体勢を低くする。両者、止まる(約6秒間)。日馬富士、前に出ながら右下手を取る。鶴竜、左を巻き替えて差し、左下手を取り、土俵際から両廻しを持って前に出る。日馬富士、下がる際に行司 式守伊之助に当たり、力なく俵を割る。

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