逸ノ城 2017年春(三月)場所取組内容

201703-いちのじょう

前頭13枚目だった先場所は、11勝4敗の成績を上げた。→先場所の取組内容
場所前、時津風部屋に出稽古に行き、横綱日馬富士らと稽古した。
前頭7枚目で迎えた今場所、初日は碧山を押し出して白星発進。(→碧山戦
二日目、千代の国に突き落とされて初黒星。
三日目は北勝富士、四日目は輝に勝って連勝。3勝1敗と白星先行。
五日目、遠藤に寄り切られてから黒星が連なり、中日は途中出場の魁聖に、十日目はベテラン嘉風に30秒の相撲の末に敗れて5連敗。(→五日目遠藤戦勝負後
十日目は宝富士を押し出し、十一日目は栃ノ心を寄り切って連勝。5勝目を上げる。
十二日目、幕内2場所目の貴景勝に突き落とされて7敗目。後がなくなる。
十三日目、不戦勝で6勝目。
十四日目、佐田の海に上手出し投げで敗れて負け越し決定。
千秋楽、新入幕の宇良と対戦。一度は軍配をもらうも「差し違え」で敗れ、6勝9敗で今場所を終える。(→宇良戦で逸ノ城が先に手をついた場面
負け越しは、2場所ぶり。



(初) 碧山戦 ○押し出し 10.5秒
 逸ノ城、先に両手をつく。碧山、腰を下ろし、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。逸ノ城、左から張って右を差す。碧山、左上手に手を伸ばす。逸ノ城、腰を引いて上手を与えず。碧山、引いて体を離し、右に回る。逸ノ城、向き直る。碧山、顎に向かって突っ張る。逸ノ城、俵に両足を掛けて仰け反りながら堪え、左で相手の腕を外し、左廻しに手を伸ばす。碧山、廻しを遠ざけて与えず、突っ張る。逸ノ城、下からあてがって堪え、右を差す。碧山、相手の頭を押さえながら引く。逸ノ城、乗じて一気に前に出る。碧山、俵に外に出る。

(2) 千代の国戦 ●突き落し 5.6秒
 千代の国、先に手をつく。逸ノ城、手をサッとつく。千代の国、頭から踏み込む。逸ノ城、右を差し、左でガバッと相手を捕まえに行く。千代の国、左に回って体を離し、突っ張りながら前に出る。逸ノ城、左足が俵に掛かり、右前廻しを探る。千代の国、左から突く。逸ノ城、土俵に落ちる。

(3) 北勝富士戦 ○寄り切り 16.8秒
 逸ノ城、先に両手をつく。北勝富士、仕切り線後方で右手をつき、左手をサッとついて立つ。逸ノ城、左手で肩を押さえ、右肘でかち上げ気味に当たり、右を差す。北勝富士、頭をつけ、左で押っ付けながら一気に前に出る。逸ノ城、俵に詰まる。北勝富士、左上手を探る。逸ノ城、右差し手を返して上手を与えず、深い右下手を取り、左上手も探る。北勝富士、腰を捻って上手を与えず。逸ノ城、深い左上手を取る。北勝富士、右筈で押し上げて上手を切ろうとするがならず。逸ノ城、少し中に戻る。北勝富士、左上手に手を伸ばすが取れず、左を巻き替えようとする。逸ノ城、乗じて、両廻しを引きつけて一気に前に出る。北勝富士、堪えられず俵を割る。

(4) 輝戦 ○押し出し 3.3秒
 逸ノ城、先に両手をつく。輝、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。逸ノ城、左から張って右を差す。輝、左を巻き替えて差す。逸ノ城、乗じて前に出る。輝、上体が起きて俵を割る。

(5) 遠藤戦 ●寄り切り 10.2秒
 逸ノ城、仕切り線少し後方で先に両手をつく。遠藤、仕切り線後方でサッと手をつき、左肘を固めて踏み込む。逸ノ城、左から張り、右肘を固めて当たる。遠藤、右上手前廻しを探るが取れず。逸ノ城、左喉輪で相手を起こす。遠藤、両差しになり、右差し手を返して前に出る。逸ノ城、左で差し手を抱え、左半身で土俵際になる。遠藤、深い右下手を取って前に出る。逸ノ城、土俵際、左小手投げで振りながら左へ回る。遠藤、右下手を持ち、左差し手を返しながら寄る。逸ノ城、上体が起きて俵を割る。

(6) 隠岐の海戦 ●寄り切り 10.1秒
 逸ノ城、先に両手をつく。隠岐の海、右、左とサッと手をついて立ち、素早く立って右肘を前に出す。逸ノ城、左上手前廻しを狙う。隠岐の海、左を差し、前に出ながら右も差す。逸ノ城、外から抱えて上体が起き、右小手で振ろうとする。隠岐の海、両差し手を返して休まず前に出、がぶって寄り切る。

(7) 琴勇輝戦 ●突き出し 4.6秒
 逸ノ城、先に両手をつく。琴勇輝、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。琴勇輝、両手突きから突き放しながら前に出る。逸ノ城、力なく俵を割る。

(中) 魁聖戦 ●寄り切り 4.4秒
 魁聖、先に両手をつく。逸ノ城、仕切り線少し後方で両手をサッとつく。魁聖、右肘を固める。逸ノ城、右肘を固めて当たり、左上手前廻しに手を掛けるが取れず、右を差す。魁聖、左上手前廻し、右下手を取り、引きつけて前に出る。逸ノ城、左で押っ付け、右下手を取るが、堪えられずにあっさり俵を割る。

(9) 嘉風戦 ●下手捻り 30.0秒
 嘉風、先に両手をつく。逸ノ城、仕切り線後方で両手をサッとついて立つ。嘉風、頭から踏み込み、両差しになる。逸ノ城、外から抱え、左で小手に振り、左上手を探るが取れず。嘉風、頭をつけ、左下手を取る。逸ノ城、体を開いて右小手投げに行く。嘉風、右で相手の右膝を押さえながら堪え、右押っ付けで前に出る。逸ノ城、両手で相手の左腕を抱えながら俵に詰まる。嘉風、右上手を取る。逸ノ城、少し中に戻る。嘉風、両廻しを引きつけて寄る。逸ノ城、残して少し中に戻る。両者、少し止まる(約4秒間)。嘉風、両廻しを引きつけて寄る。逸ノ城、俵に両足を掛けて堪える。嘉風、左下手で捻る。逸ノ城、土俵に転がる。

(10) 宝富士戦 ○押し出し 9.6秒
 逸ノ城、仕切り線後方で先に両手をつく。宝富士、両手をサッとつく。逸ノ城、左手を出し、右肘を固めて踏み込む。宝富士、左肘を固めて頭から当たり、左を差しながら前に出る。逸ノ城、右から突いて体を離す。宝富士、向き直る。逸ノ城、左喉輪で押し上げ、右で押っ付けながら前に出る。宝富士、差し手争いの末に左を差すが、右足が俵の外に滑り出る。

(11) 栃ノ心戦 ○寄り切り 11.2秒
 逸ノ城、両手をつく。栃ノ心、すぐに両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。栃ノ心、やや左へ踏み出して左上手に手を伸ばすが取れず。逸ノ城、右を差して前に出る。栃ノ心、右下手を取る。逸ノ城、左押っ付けで相手の下手を切る。栃ノ心、土俵際で左上手を取る。逸ノ城、右下手を取る。栃ノ心、左上手を引きつけて前に出ようとする。逸ノ城、右下手投げで振り、左も差そうとしながら前に出る。栃ノ心、左上手を持ち、土俵際、右で押っ付ける。逸ノ城、両下手を引きつけて寄り切る。

(12) 貴景勝戦 ●突き落し 10.7秒
 逸ノ城、先に両手をつく。貴景勝、両手をサッと動かし、頭から踏み込もうとする。逸ノ城、左から張って右を差す。貴景勝、突き放す。逸ノ城、突き返しながら再び右を差し、右下手を取って前に出る。貴景勝、土俵際を右へ回り、左から突く。逸ノ城、土俵に転がり、その後、貴景勝、土俵下に落ちる。

(13) 荒鷲戦 □ 不戦勝- 荒鷲、「左足関節捻挫」のため、休場。

(14) 佐田の海戦 ●上手出投 18.4秒
 佐田の海、先に手をつく。逸ノ城、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。佐田の海、左肘を固める。逸ノ城、右肘を固めて踏み込んで当たる。佐田の海、左上手前廻しを取る。逸ノ城、右から掬って相手を土俵際にし、左押っ付けから左上手を取る。佐田の海、左に回って中に戻る。両者、右四つがっぷり。佐田の海、右肘を張りながら上手を切ろうとするが切れず、前に出ようとするが出られず。逸ノ城、左上手を離し、右掬い投げで振って前に出る。佐田の海、土俵際、右で叩きながら左上手出し投げ。逸ノ城、土俵下に落ち、客席に倒れ込む。

(楽) 宇良戦 ●掬い投げ 9.0秒
 宇良、仕切り線かなり後方で先に手をつく。逸ノ城、両手をつく。宇良、すばやくぴょんと立つ。逸ノ城、見ながら立ち、右肘を固めて当たる。宇良、右に回って体を離す。両者、見合う。逸ノ城、前に出る。宇良、右から突いて右に回る。両者、体が離れて見合う。宇良、頭から当たり、筈で押し上げる。逸ノ城、叩く。宇良、落ちず、右を差す。逸ノ城、左で差し手を抱えて前に出る。宇良、肩透かし気味に下がり、俵伝いに右へ回りながら右から掬う。両者、俵の外に倒れる。木村元基、軍配を逸ノ城に上げる。「物言い」がつき、二所ノ関審判長は「逸ノ城の手がつくのが早い」と説明、「軍配差し違え」で、宇良の勝ちに。

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