碧山 2017年名古屋(七月)場所取組内容

201707-あおいやま

前頭3枚目だった先場所は、4勝11敗の成績だった。→先場所の取組内容
碧山、場所前、境川部屋や出羽海部屋に出稽古し、手応えを感じたとのこと。(大相撲中継より)
前頭8枚目で迎えた今場所、初日は大栄翔を送り出して白星発進。
そのまま白星を連ね、五日目には隠岐の海を押し出して5連勝。勝ちっ放しは横綱白鵬と2人のみとなる。初日から5連勝は、2013年5月場所以来。
六日目、貴ノ岩を叩き込んで6連勝。初日から6連勝は、関取に昇進して初めて。また、付け人を務めている3人(幕下・栃飛龍、栃丸、序二段・栃満)が3戦全勝と「チーム碧山」全体が好調。(→日刊スポーツ記事 記事が表示されない場合は→こちら) またこの日の大相撲中継で、場所入り時の →ブルガリアの紋章と国旗をあしらった着流し姿→取組後の浴衣姿 が披露された。
七日目、逸ノ城との巨漢対決。寄り切って勝ち、初日から7連勝。
中日、初対戦の阿武咲に押し出されて、初黒星。中日勝ち越しはならず。
九日目の千代の国戦、突き落とされて敗れたかに見えたが「物言い」。相手の足が先に出ていたとして「差し違え」で勝ち、勝ち越しを決める。また、1敗だった新大関高安が敗れたため、全勝の白鵬を追うただ一人の一敗力士となる。
十日目、千代大龍を突き出して9勝目。優勝争いについても「チャンスはある。それをつかめるか」と意欲を示す。(→時事通信記事 記事が表示されない場合は→こちら
十一日目、錦木に上手投げで倒されて2敗目。阿武咲と2人が2敗で並ぶ。この日、横綱白鵬も初黒星を喫したため、トップとの1差は変わらず。
十二日目、宝富士を突き落として二桁勝利。阿武咲が敗れたため、1敗の白鵬を1差で追うただ一人の力士となる。
十三日目の輝戦、土俵際で叩き込むも、相手が落ちるのと自分の足が出るタイミングが微妙に。「物言い」がつき、山科審判長は「踵が残っており、輝の勝ちといたします」と言った後に「碧山の勝ちといたします」と訂正するなど混乱した場内説明だったが、碧山が11勝目を上げるとともに、2敗を守る。(→日刊スポーツ記事 記事が表示されない場合は→こちら
十四日目、碧山が負けて白鵬が勝つと、白鵬の優勝が決まる状況。豪風を押し出し、この日の優勝決定を阻止する。
千秋楽、負ければその時点で白鵬の優勝が決まるという状況。対戦相手は勝てば技能賞受賞の嘉風。叩き込んで勝ち、白鵬が土俵に上がる前の優勝決定を阻止。その後、白鵬の取組を待つ。(→支度部屋での碧山と3人の付け人) 結びの一番で、白鵬が日馬富士を1分10秒近い相撲の末に寄り切り、優勝を決める。決定戦に至らなかった碧山は、「はー、終わったー」と言い、報道陣にも「みんな、取り上げてくれてありがとうね」と笑顔だったそう(→出典:朝日新聞大相撲担当ツイート ツイートが表示されない場合は→こちら)。
今場所は、自己最高の13勝2敗の成績を上げ、2回目の敢闘賞受賞。(→三賞のトロフィーを持つ碧山
今場所の物言いがついた取組は3番と、幕内で最も多かった。



(初) 大栄翔戦 ○送り出し 16.2秒
 大栄翔、先に両手をつく。碧山、右手をついて一呼吸置き、左手をサッとついて立ち、右手を出して頭から踏み込む。大栄翔、右手を出し、両者、頭で当たり合う。碧山、顎に向かって突っ張りながら前に出る。大栄翔、あてがって堪え、突き返しながら少し中に戻る。碧山、右から突いていなす。大栄翔、向き直る。碧山、突き放す。大栄翔、俵に詰まり、土俵際を左へ回る。碧山、どんどん突き放しながら前に出る。大栄翔、右から突き、今度は右へ回る。碧山、逃さず突き放しながら前に出る。大栄翔、土俵下に落ちる。
20170709 01 309 碧山 送り出し 大栄翔 40

(2) 徳勝龍戦 ○突き落し 5.0秒
 碧山、先に手をつく。徳勝龍、手をサッとつく。碧山、両手で相手の肩を押さえて相手を起こし、突っ張る。徳勝龍、下からあてがって前に出る。碧山、叩きながら下がり、土俵際右から突いて右に開く。徳勝龍、前に泳いで俵に詰まり、踏みとどまれずに俵を割る。
20170710 02 308 碧山 突き落とし 徳勝龍 40

(3) 石浦戦 ○叩き込み 9.2秒
 石浦、先に両手をつき、相手が手をつく前にぴょんと突っ掛ける。2度目、石浦、先に両手をつく。碧山、両手をサッとつく。石浦、頭から踏み込む。碧山、両手で相手の肩を押さえ、突き放す。石浦、左から突きながら左へ回り、左上手に手を掛ける。碧山、向き直って廻しを与えず、見ながら突っ張って前に出る。石浦、土俵際、左へ回って中に戻り、頭を下げる。碧山、叩く。石浦、土俵に落ちる。
20170711 03 308 碧山 叩き込み 石浦 40

(4) 松鳳山戦 ○押し出し 10.4秒
 碧山、先に右手をつく。松鳳山、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。松鳳山、頭から踏み込む。碧山、右肘でかち上げる。松鳳山、上体が起きる。碧山、右を差す。松鳳山、左喉輪で押し上げる。碧山、叩きながら右に回る。松鳳山、向き直る。碧山、突っ張り、左上手に手を掛けるが取れず、左で相手の腕を抱えながら前に出る。松鳳山、俵に詰まる。碧山、相手の顎を押し上げる。松鳳山、俵の外に出る。
20170712 04 307 碧山 押し出し 松鳳山 40

(5) 隠岐の海戦 ○押し出し 3.7秒
 隠岐の海、右手をつく。碧山、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。隠岐の海、右肘を固める。碧山、頭から踏み込んで当たり、押しながら前に出る。隠岐の海、左足が俵に掛かる。碧山、右喉輪で押し上げる。隠岐の海、上体が起きて俵を割る。
20170713 05 308 碧山 押し出し 隠岐の海 40

(6) 貴ノ岩戦 ○叩き込み 4.0秒
 碧山、先に右手をつく。貴ノ岩、両手をサッとつく。碧山、右から張ろうとする。貴ノ岩、その場で立ち、相手の手を叩こうとしながら右に開く。碧山、向き直り、突っ張りながら前に出、叩く。貴ノ岩、土俵に落ちる。
20170714 06 309 碧山 叩き込み 貴ノ岩 40

(7) 逸ノ城戦 ○押し出し 6.1秒
 逸ノ城、仕切り線後方で先に両手をつく。碧山、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。逸ノ城、左から張り、右肘を固める。碧山、頭から踏み込んで当たり、突っ張る。逸ノ城、左で相手に右腕を抱え、右を差し込む。碧山、左上手を探るが取れず、右差しで前に出る。逸ノ城、左上手を取るが俵に詰まる。碧山、腰を下ろして上手を切る。逸ノ城、右から掬う。碧山、左腕を内に回し、土俵際の相手を押す。逸ノ城、土俵下に倒れ込む。
20170715 07 309 碧山 押し出し 逸ノ城 40
20170715 07 309 碧山 押し出し 逸ノ城 43

(中) 阿武咲戦 ●押し出し 4.2秒
 阿武咲、先に手をつく。碧山、腰を下ろし、手をサッとついて立つ。阿武咲、その場で立つ。碧山、両手突きから突っ張る。阿武咲、左上手を取る。碧山、右で押し上げて廻しを切り、右を差す。阿武咲、右筈で押しながら一気に前に出る。碧山、土俵際、俵の上で右から突こうとする。阿武咲、押す。碧山、土俵下に落ちる。
20170716 08 310 阿武咲 押し出し 碧山 40

(9) 千代の国戦 ○寄り切り 4.6秒
 千代の国、仕切り線後方で先に手をつく。碧山、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。千代の国、頭から踏み込む。碧山、両手突きで起こし、叩きながら右に回り、右を差して前に出る。千代の国、土俵際を左へ回りながら左で突く。碧山、土俵に転がり、千代の国、俵の外に出て倒れる。軍配、千代の国。「物言い」がつき、協議の結果、千代の国の足が先に出ていると判断、「軍配差し違え」で碧山の勝ちに。
20170717 09 307 碧山 寄り切り 千代の国 40
〔足が出ているとアピールしているように見える碧山〕
20170717 09 307 碧山 寄り切り 千代の国 50 足ー!
〔説明する藤島審判長〕
20170717 09 307 碧山 寄り切り 千代の国 60 説明する藤島審判長
〔勝ち越しインタビューを受ける碧山〕
20170717 09 307 碧山 寄り切り 千代の国 75 勝ち越しインタビュー 05

(10) 千代大龍戦 ○突き出し 5.4秒
 千代大龍、仕切り線後方で先に右手をつく。碧山、右手をサッとつき、両肘を固めて踏み込む。千代大龍、左肘を固める。碧山、右肘でかち上げ、突っ張りながら前に出る。千代大龍、下から撥ね上げるが俵に詰まる。碧山、突き放す。千代大龍、俵の外に出る。
20170718 10 307 碧山 突き出し 千代大龍 40

(11) 錦木戦 ●上手投げ 5.4秒
 錦木、先に両手をつく。碧山、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。錦木、頭から踏み込もうとする。碧山、両手で相手の肩を押さえ、突っ張る。錦木、下からあてがって下がらず。碧山、叩いて右を差し、前に出る。錦木、左上手を取って下がり、土俵際、右で叩きながら俵伝いに左へ回る。碧山、左足が俵の外に出る。その後、錦木、右足が俵の外に出、碧山が俵の外に落ちて転がり、両者、土俵下に転落。軍配、錦木。勝ち名乗りを受けようとする際になって「物言い」がつき、錦木の足の確認がされ、「軍配通り」錦木の勝ちとなる。
20170719 11 307 錦木 寄り切り 碧山 40
〔説明する山科審判長〕
20170719 11 307 錦木 寄り切り 碧山 60 山科審判長

(12) 宝富士戦 ○突き落し 11.8秒
 宝富士、先に両手をつく。碧山、両手をサッとつき、左手を出して頭から踏み込む。宝富士、左肘を固めて当たる。碧山、押し、突き放す。宝富士、下からあてがい、左を差す機をうかがう。碧山、突き放しながら前に出る。宝富士、土俵際を左へ回る。碧山、突き放す。宝富士、足が流れて前のめりになる。碧山、そこを右から突く。宝富士、土俵に落ちる。
20170720 12 306 碧山 突き落とし 宝富士 40

(13) 輝戦 ○叩き込み 3.6秒
 輝、先に左手をつく。碧山、右手をつく。輝、素早く立つが、碧山立てず。2度目、碧山、先に右手をつく。輝、左手をサッとつく。碧山、その直前素早く立ち、両差しを狙う。輝、左肘を固めて当たり、突き放そうとする。碧山、叩きながら下がる。輝、乗じて前に出る。碧山、俵の外に出、輝、土俵に落ちる。軍配、碧山。「物言い」がつき、山科審判長は「踵が残っている」と説明し、「軍配通り」碧山の勝ちとなる。VTRでは、輝の方が有利に見えた。
20170721 13 312 碧山 叩き込み 輝 42
〔説明に苦慮し、苦笑する山科審判長〕
20170721 13 312 碧山 叩き込み 輝 60 山科審判長

(14) 豪風戦 ○押し出し 4.0秒
 豪風、先に左手をつく。碧山、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。碧山、両手突きから突っ張る。豪風、仰け反りながら下から撥ね上げる。碧山、左上手を取り、一気に前に出る。豪風、両差しになるが俵に詰まる。碧山、突き放す。豪風、土俵下に吹っ飛ぶ。
20170722 14 307 碧山 押し出し 豪風 40

(楽) 嘉風戦 ○叩き込み 2.4秒
 嘉風、仕切り線後方で先に両手をつく。碧山、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。嘉風、頭から踏み込む。碧山、右肘でかち上げて相手を起こす。嘉風、中に入ろうとする。碧山、上からつぶすように叩く。嘉風、前に飛び落ちる。
20170723 15 315 碧山 叩き込み 嘉風 40
〔三賞受賞インタビューを受ける碧山〕
20170723 15 335 碧山殊勲インタビュー 05

《2017年名古屋場所取組内容・目次へ》