日馬富士 2017年秋(九月)場所取組内容

201709-はるまふじ

先場所は、11勝4敗の成績だった。→先場所の取組内容
場所後、左肘の痛みのため7/30からの巡業を休むが、8/7の青山学院巡業から参加した。
番付発表後の9/1稽古総見では、他の3横綱が相撲を取らない中 土俵に入り、関脇 御嶽海らと9番取って全勝した。(稽古総見の様子 →NHK→TBS
→高安大関昇進披露宴
→場所前のテレビ取材の際、おかみさんに褒められて照れる日馬富士
迎えた秋場所は、4横綱中3横綱が初日から休場。初めてひとり横綱の場所となる。(→3横綱の休場を詫びる日馬富士
初日、二日目と連勝。
三日目、琴奨菊との立合いで呼吸が合わずに力を抜くが、「待った」は認められずに初黒星。日馬富士が敗れたことで、三役以上の勝ちっ放し力士はいなくなり、3連勝は平幕の6人となる。
四日目は北勝富士、五日目は横綱初挑戦の阿武咲に敗れて3連敗。2勝3敗と苦しい星となる。(→五日目支度部屋でコメント
六日目から弟弟子の大関照ノ富士が休場。三日目休場した大関高安と合わせ、3横綱2大関が休場と、1918年(大正7年)夏場所以来99年ぶりの事態に。日馬富士は、千代大龍を寄り切って連敗を3で止める。
九日目、幕内勝利数が707となり、歴代単独6位となる。(→幕内勝利数707に
十日目の貴景勝戦。見合って押し合う展開から廻しを狙うが、叩き込まれて4敗目。トップの豪栄道と3敗差がつく。
その後は勝ち続け、豪栄道が十二日目、十三日目と連敗したことで差が1つに縮まり、日馬富士の自力優勝の可能性が出てくる。(→支度部屋でのコメント
千秋楽結び、その豪栄道と直接対戦。寄り切りで勝ち、11勝4敗で星が並んで優勝決定戦へ。そして決定戦で立合いから圧倒して勝利。7場所ぶり9回目の優勝を決める。3敗差を終盤五日間で逆転優勝したのは、一場所15日制が定着してから。(→優勝インタビュー全文→優勝関連画像→優勝一夜明け会見の様子
今場所、「寄り切り」での勝利7回は、幕内での最多同一決まり手勝利数。(→秋場所 幕内取組 各種データ順位



(初) 栃煌山戦 ○上手投げ 8.8秒
 栃煌山、仕切り線後方で先に手をつく。日馬富士、両手をサッとつく。栃煌山、素早く立って両差しを狙う。日馬富士、右手を出して鋭く踏み込み、左上手を取って左に回る。栃煌山、右を差し、左も差そうとする。日馬富士、深い左上手を持ち、右を差し勝つ。栃煌山、左で押っ付けながら何度も巻き替えを狙う。日馬富士、相手に巻き替えを許さず、機を見て左に回り、右で頭を押さえながら上手投げ。栃煌山、土俵に転がる。
20170910 319 日馬富士 上手投げ 栃煌山 43

(2) 栃ノ心戦 ○下手投げ 4.9秒
 栃ノ心、先に両手をつく。日馬富士、仕切り線後方で両手をサッとつく。栃ノ心、やや左へ踏み出す。日馬富士、頭から踏み込み、左上手前廻しを取る。栃ノ心、肩越しの左上手を取り、右を差す。日馬富士、深い右下手も取る。栃ノ心、上手を引きつけて前に出ようとする。日馬富士、そこを右に回りながら右下手投げ。栃ノ心、体が浮き、土俵に落ちて転がる。
20170911 02 319 日馬富士 下手投げ 栃ノ心 43

(3) 琴奨菊戦 ●寄り切り 2.6秒
 日馬富士、両手をサッとついて素早く立つ。遅れて琴奨菊、左手をサッと動かし、その場で頭から当たる。日馬富士、琴奨菊の背中を叩きながら「待った」の意思表示。しかし、行司 式守伊之助は「はっきよい」。琴奨菊、右上手を取ってそのまま前に出、寄り切る。
〔待ったの意思表示をする日馬富士〕
20170912 03 319 琴奨菊 寄り切り 日馬富士 20 背中をたたく日馬富士
20170912 03 319 琴奨菊 寄り切り 日馬富士 50

(4) 北勝富士戦 ●寄り切り 8.3秒
 北勝富士、先に右手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと両手をつく。北勝富士、素早く立って頭からやや左へ踏み出す。日馬富士、頭から鋭く当たり、右を差して差し手を返し、左押っ付けで前に出る。北勝富士、俵に詰まるが、叩きながら右に回り、右上手を取って右に回って体を入れ替える。日馬富士、左を差して土俵際。北勝富士、左を差して寄る。日馬富士、左下手を取り、右足を俵に掛けて堪える。北勝富士、右上手を引きつけて寄る。日馬富士、土俵下に落ちる。
20170913 04 318 北勝富士 寄り切り 日馬富士 40
20170913 04 318 北勝富士 寄り切り 日馬富士 50 悔しそうな日馬富士

(5) 阿武咲戦 ●叩き込み 6.7秒
 阿武咲、先に両手をつく。日馬富士、腰を下ろし、仕切り線後方で両手をサッとつく。その直前、阿武咲、素早く立ち、右手で相手の肩を押さえて低く当たる。日馬富士、左上手に手を伸ばすが取れず。阿武咲、右で押す。日馬富士、頭を下げて再び左上手に手を伸ばす。阿武咲、右を差して差し手を返す。日馬富士、右押っ付けで前に出ながら右廻しを探る。阿武咲、叩きながら左に開き、土俵際。日馬富士、左から張る。阿武咲、叩きながら左へ大きく回る。日馬富士、押しながら前に出ようとするが、左足一本で前のめりになる。阿武咲、そこを更に叩く。日馬富士、右手をついて宙で前転し、背中から土俵に落ちる。
20170914 05 318 阿武咲 叩き込み 日馬富士 40
20170914 05 318 阿武咲 叩き込み 日馬富士 45

(6) 千代大龍戦 ○寄り切り 3.6秒
 千代大龍、先に右手をつく。日馬富士、仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。日馬富士、左から張って両差しになり、前に出ながら左下手を取る。千代大龍、外から抱える体勢になり、土俵際、左小手で振る。日馬富士、振られるが堪え、右差し手を返して寄る。千代大龍、土俵下に落ちる。
20170915 06 318 日馬富士 寄り切り 千代大龍 40

(7) 松鳳山戦 ○寄り切り 15.7秒
 松鳳山、両手をサッとつき、素早く立ち、両腕を交差させてぴょんと飛ぶ。日馬富士、遅れてサッと手をついてその場で立ち、右から張って左を差そうとする。松鳳山、両差しを狙うが差せず、顔に向かって突っ張る。日馬富士、右から張って差そうとする。松鳳山、両差しを狙うが差せず、右から張る。日馬富士、左から張り、頭を下げて前廻しを狙う。松鳳山、引いて体を離す。両者、張り手を交えて突っ張る。日馬富士、前廻しを狙うが取れず、右から張る。松鳳山、右から張る。日馬富士、右から張り、頭を下げて前廻しを狙う。松鳳山、叩きながら右に回り、相手の右腕を手繰る。日馬富士、両前廻しを取り、引きつけて前に出る。松鳳山、腰が伸びて俵を割る。
20170916 07 318 日馬富士 寄り切り 松鳳山 35
20170916 07 318 日馬富士 寄り切り 松鳳山 43

(中) 碧山戦 ○上手出投 3.8秒
 碧山、先に両手をつく。日馬富士、仕切り線後方で両手をサッとつく。碧山、素早く立ち、頭を下げて右手を出す。日馬富士、頭から鋭く踏み込み、左上手を取る。碧山、右を差す。日馬富士、右で頭を叩きながら引いて相手を呼び込むが、俵に足を掛け、右で頭を叩きながら左上手出し投げ。碧山、土俵下に転がり落ち、その後、日馬富士、俵の外に落ちる。
20170917 08 318 日馬富士 上手出し投げ 碧山 40

(9) 正代戦 ○寄り切り 5.7秒
 正代、仕切り線後方で先に両手をつく。日馬富士、腰を下ろし、仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。正代、右肘を固める。日馬富士、頭から踏み込み、左上手に手を掛ける。正代、左を差し、腰を引いて上手を与えず。日馬富士、左を差して差し手を返し、右上手を取って前に出る。正代、左から掬って堪え、頭を下げる。日馬富士、体を開いて右上手出し投げで振り、左で相手の左足を持ちながら前に出る。正代、土俵下に落ちる。
20170918 09 318 日馬富士 寄り切り 正代 30 相手の足を脅かす
20170918 09 318 日馬富士 寄り切り 正代 43

(10) 貴景勝戦 ●叩き込み 9.7秒
 貴景勝、先に両手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと両手をつく。貴景勝、素早く立ち、右手を出す。日馬富士、頭から鋭く踏み込み、両前廻しを狙うが取れず。貴景勝、突き放す。日馬富士、右から張り、左前廻しに手を伸ばす。貴景勝、肩透かし気味に左へ回り、突き放す。日馬富士、右から張って廻しを探る。貴景勝、押す。日馬富士、左から張って廻しを探る。貴景勝、突き放す。両者、体が離れて見合う。日馬富士、低く当たって廻しを探る。貴景勝、突き放す。両者、見合う。日馬富士、左から張って左を差そうとするが差せず、再び左から張って廻しを探ろうとする。貴景勝、そこを叩きながら右に開く。日馬富士、前のめりになって土俵に落ちる。
20170919 10 318 貴景勝 叩き込み 日馬富士 40

(11) 逸ノ城戦 ○上手出投 14.1秒
 逸ノ城、先に両手をつく。日馬富士、仕切り線後方で両手をサッとつく。逸ノ城、素早く立ち、右腕を内に入れる。日馬富士、頭から鋭く踏み込み、右を差し、左上手前廻し、右下手を取る。逸ノ城、右下手を取る。日馬富士、両廻しを引きつけて前に出ようとする。逸ノ城、堪え、右下手で振るが、右半身の体勢になる。日馬富士、左上手出し投げを打ちながら左に回り、右で頭を押さえながらそのまま土俵外に出す。逸ノ城、土俵下に落ちる。
20170920 11 318 日馬富士 上手出し投げ 逸ノ城 37
20170920 11 318 日馬富士 上手出し投げ 逸ノ城 50 日馬富士(^_-)-☆

(12) 玉鷲戦 ○寄り切り 5.2秒
 玉鷲、先に左手をつく。日馬富士、立合いを嫌う。2度目、玉鷲、先に左手をつく。日馬富士、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。日馬富士、右から張って左を差し込む。玉鷲、右で差し手を抱え、小手に振る。日馬富士、左下手を持って堪え、前に出ながら右前廻しも取る。玉鷲、左足が俵に掛かる。日馬富士、両廻しを引きつけて寄り切る。
20170921 12 318 日馬富士 寄り切り 玉鷲 40

(13) 嘉風戦 ○寄り切り 2.6秒
 嘉風、先に両手をつく。日馬富士、仕切り線後方で両手をサッとつく。嘉風、素早く立ち、頭から当たろうとする。日馬富士、低く鋭く踏み込んで頭で当たり合い、左を差し、前に出ながら右上手を取って一気に寄り切り。両者、土俵下に落ちる。
20170922 13 318 日馬富士 寄り切り 嘉風 40

(14) 御嶽海戦 ○寄り切り 15.4秒
 御嶽海、先に手をつく。日馬富士、仕切り線後方でサッと両手をつく。御嶽海、素早く立ち、右肘を固め、左腕を内に入れて頭を下げる。日馬富士、頭から低く鋭く踏み込み、左上手前廻しをに手を掛ける。御嶽海、腰を引いて上手を与えず、両差しになる。日馬富士、右上手前廻しを取る。御嶽海、両差し手を返して上手を切ろうとする。日馬富士、左上手前廻しも取って両上手。御嶽海、深い右下手を取るが、やや苦しい体勢。両者、止まる(約7秒間)。日馬富士、両上手を引きつけて前に出る。御嶽海、両下手を持って俵に詰まる。日馬富士、右手を引きつけ、相手の左肘を極め気味に寄る。御嶽海、俵を割る。
20170923 14 318 日馬富士 寄り切り 御嶽海 40
20170923 14 318 日馬富士 寄り切り 御嶽海 45

(楽) 豪栄道戦 ○寄り切り 5.6秒
 豪栄道、先に右手をつく。日馬富士、仕切り線後方で両手をサッとつく。その直前、豪栄道、素早く立ち、両肘を固めて頭を下げる。日馬富士、頭から鋭く踏み込み、両者、頭で当たり合う。豪栄道、相手の当たりで上体が起き、少し引く。日馬富士、一気に前に出る。豪栄道、俵に詰まり、左小手で振ろうとする。日馬富士、そのまま右差しで寄り切る。
20170924 15 318 日馬富士 寄り切り 豪栄道 35

《優勝決定戦》
○ 日馬富士 寄り切り ● 豪栄道 (2.1秒)
 豪栄道、先に右手をつく。日馬富士、仕切り線後方で両手をサッとつく。その直前、豪栄道、素早く立ち、両肘を固めて頭を下げる。日馬富士、頭から鋭く踏み込み、両者、頭で当たり合う。豪栄道、相手の当たりで上体が起き、少し引く。日馬富士、一気に前に出る。豪栄道、俵に詰まり、左小手で振ろうとする。日馬富士、そのまま右差しで寄り切る。
20170924 15 319 優勝決定戦 日馬富士 寄り切り 豪栄道 40
20170924 15 319 優勝決定戦 日馬富士 寄り切り 豪栄道 70 日馬富士優勝

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