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栃ノ心 2018年秋(九月)場所取組内容

201809-とちのしん

新大関だった先場所は、初日から5連勝するも、六日目に右足親指を痛めて休場5勝2敗8休の成績だった。→先場所の取組内容

7/29から始まった夏巡業は休場。7/31から部屋での稽古を再開した。その後、8/6から栃木県日光市の温泉地で行われた部屋の合宿に参加した。
8/14の岩手県奥州市巡業から合流。ぶつかり稽古で胸を出した。(→日刊スポーツ記事「栃ノ心巡業合流」 記事が表示されない場合は →こちら
番付発表(8/27)後の8/29、部屋で幕下以下の力士と名古屋場所以来の相撲を取った。しかし相撲勘やスタミナ、怖くて踏ん張れない等の不安を感じたよう。(→日刊スポーツ記事「栃ノ心2カ月ぶり本格稽古」 記事が表示されない場合は →こちら
8/30は出稽古に来た関脇御嶽海と稽古。「思い切り相撲が取れない」と話す。(→スポニチ記事「御嶽海と申し合い」 記事が表示されない場合は →こちら
8/31の稽古総見では、御嶽海、逸ノ城の両関脇には地力の違いを見せた。(→スポニチ記事「稽古総見」 記事が表示されない場合は →こちら
9/1は大関昇進披露パーティーが開かれた。(→日刊スポーツ記事「大関昇進披露宴」 記事が表示されない場合は →こちら

大関2場所目を角番で迎えた今場所、初日は千代大龍を吊り出して白星発進。
二日目、豊山を寄り切って連勝。
三日目、小結に復帰した貴景勝を捕まえ切れず、引き落とされて初黒星。
四日目、先場所足を痛めた取り組みの相手、小結玉鷲と対戦。土俵際で突き落とし、軍配をもらうが「物言い」がつき、取り直しに。この取組で右眉付近を深く切り、出血。2度目の相撲で、再び土俵際で突き落とし、今度は決めて3勝目。
五日目、前日切った右目上は6針縫って腫れた状態で、関脇御嶽海と対戦。今場所大関昇進を懸ける相手に、寄り切られて2敗目。
六日目 勢、七日目 関脇逸ノ城と連勝し、5勝2敗と白星先行。
八日目 大関豪栄道、九日目 今場所進退を懸ける横綱稀勢の里と連敗。5勝4敗と苦しい星に。
十日目、魁聖を寄り切り、連敗を止めて6勝目。
十一日目、初日から10連勝の横綱鶴竜と対戦。相手に両下手を取られる圧倒的に不利な体勢から、肩越しの上手で吊り上げ、寄り切りで勝利。7勝目を上げる。
十二日目、初日から11連勝の横綱白鵬に掬い投げで敗れて5敗目。
十三日目、平幕の正代に掬い投げで敗れて足踏み。(→日刊スポーツ記事「栃ノ心弱音」 記事が表示されない場合は →こちら
十四日目、阿炎を下手投げで倒し、ようやく角番脱出。「今までで一番うれしい勝ち越し」と喜び、ホッとしたよう。(→時事通信記事「栃ノ心角番脱出」 記事が表示されない場合は →こちら
千秋楽、大関高安を送り出し、9勝6敗で今場所を終える。
大関になって初の勝ち越し。



(初) 千代大龍戦 ○吊り出し 4.6秒
 千代大龍、先に右手をつく。栃ノ心、両手をサッとつき、右肘を固めて踏み込む。千代大龍、左肘を固めて当たり、突き放す。栃ノ心、左上手を探るが取れず、左で張り、左下手を取って前に出、土俵際相手を浮かせて土俵外に出す。
20180909 01 316 栃ノ心 吊り出し 千代大龍 40-1

(2) 豊山戦 ○寄り切り 11.0秒
 豊山、先に両手をつく。栃ノ心、両手をサッとつく。豊山、右手を出し、左肘を固めて少し左へ踏み出す。栃ノ心、右肘を固めて当たり、左上手前廻しに手を掛ける。豊山、突き放して廻しを与えず。栃ノ心、左上手を探るが取れず、押しながら前に出、左上手、右下手を取り、引きつけて前に出る。豊山、俵の上で左上手を取って堪え、左上手投げに行こうとする。栃ノ心、右下手を持ったまま左筈で押す。豊山、右足が俵の外に出る。その後、栃ノ心、土俵下に落ちる。
20180910 02 317 栃ノ心 寄り切り 豊山 38

(3) 貴景勝戦 ●引き落し 3.7秒
 貴景勝、先に手をつく。栃ノ心、両手をサッとつく。貴景勝、素早く立ち、右手を出し、左肘を固めて頭から踏み込む。栃ノ心、右肘を固めて当たり、左上手を探るが取れず。貴景勝、突き放す。栃ノ心、左上手を探りながら前に出る。貴景勝、土俵際、右に開く。栃ノ心、前に飛んで土俵に落ちる。
20180911 03 318 貴景勝 引き落とし 栃ノ心 40

(4) 玉鷲戦 ○突き落し 3.1秒
 玉鷲、左手をつく。栃ノ心、すぐに仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。栃ノ心、右肘を固めて当たる。玉鷲、頭から低く当たる。栃ノ心、上体が起き、左で叩きながら引く。玉鷲、乗じて前に出る。栃ノ心、左で廻しを探る。玉鷲、腰を引いて廻しを与えず。栃ノ心、突き放す。玉鷲、低く当たって押し上げながら前に出る。栃ノ心、土俵際、右から突く。玉鷲、右肘から土俵に落ち、栃ノ心、俵の外に出、土俵下に落ちる。木村容堂、軍配を栃ノ心に上げる。栃ノ心、右眉辺りを切り、出血。「物言い」がつき、藤島審判長は「栃ノ心のかかとが出るのと、玉鷲の体がなくなるのが同時」と説明、「取り直し」となる。(5.9秒)
20180912 04 316 01 玉鷲-栃ノ心 40-2
〔栃ノ心、出血〕
20180912 04 316 01 玉鷲-栃ノ心 55 栃ノ心出血
〔説明する藤島審判長〕
20180912 04 316 01 玉鷲-栃ノ心 60 説明する藤島審判長
<取り直しの相撲>玉鷲、左手をつく。栃ノ心、すぐに仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。玉鷲、頭から低く当たる。栃ノ心、右でかち上げる。玉鷲、両手で突き放す。栃ノ心、左廻しに手を伸ばすが取れず。玉鷲、前に出て押す。栃ノ心、土俵際、右に回りながら右で突く。玉鷲、右肘から土俵に落ち、土俵下に転がり落ちる。栃ノ心、土俵に残る。(3.1秒)
20180912 04 316 02 栃ノ心 突き落とし 玉鷲 45

(5) 御嶽海戦 ●寄り切り 5.3秒
 御嶽海、先に手をつく。栃ノ心、仕切り線後方でサッと手をつき、両者、ほぼ同時に立つ。栃ノ心、右肘を固める。御嶽海、左肘を固め、やや左へ踏み出して頭から当たる。栃ノ心、左廻しに手を掛ける。御嶽海、突き放して廻しを切り、前に出る。栃ノ心、再び左上手に手を掛ける。御嶽海、その機に両差しになり、深い両下手を取って前に出る。栃ノ心、肩越しの右上手にも手を掛けるが俵に詰まり、右で首を巻きながら左上手で振ろうとする。御嶽海、腰を下ろして寄り切る。
20180913 05 317 御嶽海 寄り切り 栃ノ心 40

(6) 勢戦 ○突き落し 1.8秒
 栃ノ心、左手をつく。勢、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。勢、頭から踏み込む。栃ノ心、右肘を固めて当たり、左上手に手を伸ばすが取れず、左で叩いて右に開く。勢、前のめりになる。栃ノ心、そこを右で突く。勢、土俵に落ちて転がる。
20180914 06 317 栃ノ心 突き落とし 勢 35

(7) 逸ノ城戦 ○寄り切り 11.3秒
 逸ノ城、相手が手をつく前に、ふわっと突っ掛ける。2度目、逸ノ城、両手をつく。栃ノ心、すぐに両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。逸ノ城、両腕を内に入れる。栃ノ心、右肘を固めて踏み込む。両者、すぐに左上手前廻しを取る。栃ノ心、右下手も取る。逸ノ城、右をねじ込み、左上手を持って前に出る。栃ノ心、両廻しを引きつけながら相手の上手を切る。逸ノ城、右下手を取って振ろうとする。栃ノ心、頭をつけ、右下手を前廻しに替える。逸ノ城、右下手を持ってやや高い体勢になり、右下手で振る。栃ノ心、右廻しが切れるが、左上手を引きつけて前に出、右筈で相手の胸を押し上げる。逸ノ城、上体が起きて俵を割る。
20180915 07 315 栃ノ心 寄り切り 逸ノ城 40

(中) 豪栄道戦 ●寄り切り 3.3秒
 豪栄道、右手を仕切り線すぐ上に浮かせる。栃ノ心、両手をサッとつく。豪栄道、右手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。栃ノ心、右肘を固めて踏み込む。豪栄道、やや左へ踏み出して頭から当たり、すぐに左上手を取り、右上手前廻しも取る。栃ノ心、左で相手の右腕を引っ張り込む。豪栄道、左上手を引きつけ、右差し手を返して一気に前に出る。栃ノ心、左で首投げに行く。豪栄道、振られるが堪える。栃ノ心、俵を割る。
20180916 08 317 豪栄道 寄り切り 栃ノ心 40

(9) 稀勢の里戦 ●寄り切り 23.3秒
 栃ノ心、手をつく。稀勢の里、すぐに仕切り線後方でサッと手をついて素早く立ち、右手を出して頭から踏み込む。栃ノ心、やや左へ踏み出し、右肘を固めて当たる。稀勢の里、左を差せずに少し引き、右に回りながら左を差し、右で押っ付ける。栃ノ心、頭をつけて右から押っ付ける。稀勢の里、左差し手を返し、前に出てやや深い右上手を取る。栃ノ心、土俵際、左下手を持って堪え、左下手投げで振る。稀勢の里、右上手を持って堪え、左下手も取って前に出る。栃ノ心、右上手が切れ、右押っ付けから上手を探る。稀勢の里、上手を与えず、右上手を引きつけ、休まず寄る。栃ノ心、ついに俵を割り、両者、土俵下に落ちる。
20180917 09 321 稀勢の里 寄り切り 栃ノ心 40

(10) 魁聖戦 ○寄り切り 27.9秒
 魁聖、手をつく。栃ノ心、両手をサッとつき、右肘を固めて踏み込む。魁聖、右肘を固めて当たり、右を差す。両者、右四つがっぷりになり、廻しを引きつけ合い、互いに堪える。両者、少し止まる(約4秒間)。魁聖、両廻しを引きつける。栃ノ心、両廻しを引きつけて左へ回る。魁聖がやや土俵際の位置で、両者、止まる(約5秒間)。栃ノ心、両廻しを引きつけて寄る。魁聖、土俵際右下手が切れ、差し手を返しながら堪える。栃ノ心、腰を下ろして寄り切る。
20180918 10 317 栃ノ心 寄り切り 魁聖 43

(11) 鶴竜戦 ○寄り切り 9.4秒
 栃ノ心、左、右と手をつく。鶴竜、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。栃ノ心、右肘を固める。鶴竜、右肘を固め、頭から低く当たり、すぐに左上手前廻しを取り、右をねじ込む。栃ノ心、深い左上手を取り、右差し手を抜いて小手に振る。鶴竜、両差しになり、深い両下手を取る。栃ノ心、肩越しの右上手を取り、両上手で相手を吊り上げて前に出る。鶴竜、土俵際になる。栃ノ心、もう一度高々と吊り上げる。鶴竜、俵の外に出る。
〔両下手の鶴竜、肩越し両上手の栃ノ心〕
20180919 11 319 栃ノ心 寄り切り 鶴竜 20 両差しの鶴竜、肩越し両上手の栃ノ心
〔吊り上げる栃ノ心〕
20180919 11 319 栃ノ心 寄り切り 鶴竜 38

(12) 白鵬戦 ●掬い投げ 2.4秒
 栃ノ心、先に左手をつく。白鵬、両手をサッとつき、両肘を固めて踏み込む。栃ノ心、右肘を固めて当たり、左上手を取る。白鵬、右を差し、すぐに肩透かし気味の掬い投げ。栃ノ心、体が飛んで土俵に転がる。
20180920 12 319 白鵬 掬い投げ 栃ノ心 38

(13) 正代戦 ●掬い投げ 16.6秒
 正代、先に両手をつく。栃ノ心、両手をサッとついて素早く立ち、右肘を固めて踏み込む。正代、両肘を固めて胸で当たり、少し左へ回って相手に上手を与えず。栃ノ心、左上手が取れず、顎に向かって突っ張る。正代、仰け反りながら堪え、深い右下手で結び目を取る。栃ノ心、左で差し手を抱えてやや仰け反りながら右をねじ込もうとする。正代、右下手を持ち、左で絞って差させず。栃ノ心、左上手に手を伸ばすが取れず、左で頭を叩きながら引き、右をねじ込んで前に出、右下手に手を掛ける。正代、土俵際、すぐに腰を振って相手の下手を切り、左を巻き替えようとする。栃ノ心、右押っ付けから再び右を差し、左で差し手を抱えながら寄る。正代、土俵際、右に回って右で突き落とし気味の掬い投げ。栃ノ心、土俵に落ちて転がる。
20180921 13 318 正代 掬い投げ 栃ノ心 40

(14) 阿炎戦 ○下手投げ 5.5秒
 阿炎、先に手をつく。栃ノ心、両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。阿炎、長い腕で両手突き、顎に向かって突き放す。栃ノ心、左で相手の脇を押していなし、左で後ろ廻しを取り、深い右下手も取る。阿炎、右で首を巻いて動き、何とか逃れようとする。栃ノ心、右下手は切れるが、左で後ろ廻しを持って前に出る。阿炎、足を送れず、左足が流れ、右膝が曲がって右足甲が土俵につく。栃ノ心、左下手で豪快に投げる。阿炎、土俵に転がる。
〔足の甲が返った阿炎〕
20180922 14 318 栃ノ心 下手投げ 阿炎 30 足の甲が返った阿炎
〔栃ノ心の下手投げ〕
20180922 14 318 栃ノ心 下手投げ 阿炎 40

(楽) 高安戦 ○送り出し 6.0秒
 高安、先に右手をつく。栃ノ心、仕切り線後方で両手をサッとつき、両者、ほぼ同時に立つ。高安、左肘を固める。栃ノ心、右肘を固めて踏み込んで当たる。高安、左をねじ込む。栃ノ心、右押っ付けで押し上げ、突く。高安、相手に背中を向けて俵に詰まる。栃ノ心、そこを押す。高安、土俵下に落ちる。
20180923 15 319 栃ノ心 送り出し 高安 37

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