『大相撲取組内容』へようこそ!
このブログは、大相撲の本場所での幕内及び十両の取り組みの様子を、書くことを目的としています。
各取り組みで、力士がどのような動きをし、勝負が決まったのか。
ニュースでの「決まり手」だけではなかなか分からないですよね。
立合いは、1度で成立したのか、それとも駆け引き等で呼吸が合わなかったのか。
その決まり手に至るまで、どのような攻防があったのか。
勝負は、どのくらいの時間で決まったのか。
それらを知るお手伝いができればと、もともと趣味で書いていた「取組内容」を、ブログという形で公開しています。
実際の取り組みを見られなかった方、
また、取り組みは見たけれど、後で、どんな取り組みだったか振り返りたい方、
そんな方のお役に立てればと思います。
このブログに掲載している各取組内容目次です。
読みたい取り組みのある「場所」の名前をクリックしてください。
その「場所」の目次にジャンプします。
2009年
◇一月場所(初場所)取組内容・目次
◇三月場所(春・大阪場所)取組内容・目次
◇五月場所(夏場所)取組内容・目次
◇七月場所(名古屋場所)取組内容・目次
◇九月場所(秋場所)取組内容・目次
◇十一月場所(九州場所)取組内容・目次 New!!
2008年
◇一月場所(初場所)取組内容・目次
◇三月場所(春・大阪場所)取組内容・目次
◇五月場所(夏場所)取組内容・目次
◇七月場所(名古屋場所)取組内容・目次
◇九月場所(秋場所)取組内容・目次
◇十一月場所(九州場所)取組内容・目次
2007年
◇七月場所(名古屋場所)取組内容・目次
◇九月場所(秋場所)取組内容・目次
◇十一月場所(九州場所)取組内容・目次
各取り組みで、力士がどのような動きをし、勝負が決まったのか。
ニュースでの「決まり手」だけではなかなか分からないですよね。
立合いは、1度で成立したのか、それとも駆け引き等で呼吸が合わなかったのか。
その決まり手に至るまで、どのような攻防があったのか。
勝負は、どのくらいの時間で決まったのか。
それらを知るお手伝いができればと、もともと趣味で書いていた「取組内容」を、ブログという形で公開しています。
実際の取り組みを見られなかった方、
また、取り組みは見たけれど、後で、どんな取り組みだったか振り返りたい方、
そんな方のお役に立てればと思います。
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2009年
◇一月場所(初場所)取組内容・目次
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2008年
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◇十一月場所(九州場所)取組内容・目次
2007年
◇七月場所(名古屋場所)取組内容・目次
◇九月場所(秋場所)取組内容・目次
◇十一月場所(九州場所)取組内容・目次
2009年九州場所(十一月場所)取組内容・目次
2009年九州場所(十一月場所)用の目次です。
色の変わった文字を押すと、それぞれのページを表示します。
◆番付 (別ウィンドウで表示します)
幕内番付 十両番付
◆場所前ニュース
◇千代大海、大関から落ちても現役続行を明言
◇初日 幕内 十両 【ひとこと】白鵬、5年ぶりに九州初日白星。
◇二日目 幕内 十両 【ひとこと】両横綱、連勝スタート
◇三日目 幕内 十両 【ひとこと】魁皇、幕内800勝達成。
◇四日目 幕内 十両 【ひとこと】全勝は両横綱と嘉風のみ
◇五日目 幕内 十両 【ひとこと】大関陣は1勝4敗…
◇六日目 幕内 十両 【ひとこと】全勝の三人、六日目も白星。
◇七日目 幕内 十両 【ひとこと】両関脇、横綱に完敗
◇八日目 幕内 十両 【ひとこと】全勝の嘉風に土。
◇九日目 幕内 十両 【ひとこと】両横綱、並走。
◇十日目 幕内 十両 【ひとこと】琴欧洲、二敗目。
◇十一日目 幕内 十両 【ひとこと】豊ノ島、復調!
◇十二日目 幕内 十両 【ひとこと】朝青龍に土!!【ひとこと】栃ノ心の勝ち名乗り New!!
◇十三日目 幕内 十両
◇十四日目 幕内 十両
◇千秋楽 幕内 十両
◆星取表 (別ウィンドウで表示します)
幕内星取表-1(横綱〜前頭5)
幕内星取表-2(前頭6〜前頭16)
十両星取表
◆各種データ順位
幕内各種データ順位
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幕内番付 十両番付
◆場所前ニュース
◇千代大海、大関から落ちても現役続行を明言
◇初日 幕内 十両 【ひとこと】白鵬、5年ぶりに九州初日白星。
◇二日目 幕内 十両 【ひとこと】両横綱、連勝スタート
◇三日目 幕内 十両 【ひとこと】魁皇、幕内800勝達成。
◇四日目 幕内 十両 【ひとこと】全勝は両横綱と嘉風のみ
◇五日目 幕内 十両 【ひとこと】大関陣は1勝4敗…
◇六日目 幕内 十両 【ひとこと】全勝の三人、六日目も白星。
◇七日目 幕内 十両 【ひとこと】両関脇、横綱に完敗
◇八日目 幕内 十両 【ひとこと】全勝の嘉風に土。
◇九日目 幕内 十両 【ひとこと】両横綱、並走。
◇十日目 幕内 十両 【ひとこと】琴欧洲、二敗目。
◇十一日目 幕内 十両 【ひとこと】豊ノ島、復調!
◇十二日目 幕内 十両 【ひとこと】朝青龍に土!!【ひとこと】栃ノ心の勝ち名乗り New!!
◇十三日目 幕内 十両
◇十四日目 幕内 十両
◇千秋楽 幕内 十両
◆星取表 (別ウィンドウで表示します)
幕内星取表-1(横綱〜前頭5)
幕内星取表-2(前頭6〜前頭16)
十両星取表
◆各種データ順位
幕内各種データ順位
【ひとこと】栃ノ心の勝ち名乗り
九州場所十二日目、グルジア出身の栃ノ心が高見盛を破って二桁勝利しました。
そのときの勝ち名乗りの際、行司さんが栃ノ心に向かって、
「ことおーしゅー」 と言っていたように聞こえました。
(間違っていたらすみません…)
以前、朝赤龍が「あさしょーりゅー」と言われていたの見たことがありますが、あれは、まあ、名前が似ているせいなんだろうなと思います。
栃ノ心が「ことおーしゅー」と言われたのは、やっぱり顔が似ているから、なんですかね?
栃ノ心は、よく相撲ファンに琴欧洲に間違えられるそうなので。
行司さんも、やっぱり琴欧洲に似ていると思ったんでしょうか(笑)。
《2009年九州場所取組内容・目次へ》
そのときの勝ち名乗りの際、行司さんが栃ノ心に向かって、
「ことおーしゅー」 と言っていたように聞こえました。
(間違っていたらすみません…)
以前、朝赤龍が「あさしょーりゅー」と言われていたの見たことがありますが、あれは、まあ、名前が似ているせいなんだろうなと思います。
栃ノ心が「ことおーしゅー」と言われたのは、やっぱり顔が似ているから、なんですかね?
栃ノ心は、よく相撲ファンに琴欧洲に間違えられるそうなので。
行司さんも、やっぱり琴欧洲に似ていると思ったんでしょうか(笑)。
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【ひとこと】朝青龍に土!!
九州場所十二日目。
ここまで全勝で並走していた両横綱。
このまま千秋楽まで全勝で突っ走りそうな勢いでしたが、今日、その流れが止められました。
流れを止めたのは、日馬富士。
意外な結末に館内は沸いていたようですが、私としてはあまり拍手喝采の気持ちにはなれませんでした。
今日の朝青龍−日馬富士戦を振り返ると…。
朝青龍は、右から張って日馬富士を捕まえに行きました。
日馬富士の最初の踏み込みと突き放しを防いで四つに組み止めれば、確実に勝てると思っていたと思います。
ところが日馬富士、立合いに右に変化し、右から突きました。
朝青龍は目標を失って前に落ち、土俵に転がりました。
この取り組みを見た感想は、
「(溜息混じり)あーーー・・・・・・。」 という感じでした。
全勝の横綱に土がついたのなら、普段はもっと「うわーーー!!!」と興奮するのですが、全然そんな感じは無く、気の抜けたような、がっかりした気持ちでした…。
優勝争いという意味では、両横綱に絡む力士がおらず、盛り上がりに欠けるので、千秋楽横綱全勝対決に期待していただけに、かなり残念…。
今場所の日馬富士は、秋巡業で痛めた左膝の調子が悪いのか、精彩を欠いています。
昨日までの勝敗は5勝6敗と何と黒星先行。
大関としての責任どころか、勝ち越しできるかどうかの勝ち星です。
日馬富士自身も、今の状態では朝青龍に正攻法で向かって行っても勝負にならないと思ったのでしょう。
立合いの変化で白星を掴みました。
これで6勝6敗の五分に持ち込みました。
しかし、朝青龍は痛い痛い一敗を喫しました。
全く予期していなかったんでしょうね。反応のいい朝青龍が、全く残せませんでした。
花道を下がった後の悔しそうな顔が印象的でした。
土俵下で朝青龍の黒星を見た白鵬は、魁皇と対戦しました。
魁皇は右上手を取ると強い左四つの相撲。白鵬は左上手を取って相撲を取る右四つの相撲。まさにケンカ四つです。
白鵬は、最初に得意の左上手が取れませんでしたが、突っ張ってから上手を取ろうとします。
しかし、この突っ張りの際、魁皇が右手で白鵬の左腕を手繰ろうとします。魁皇は、よく右で相手の腕を手繰って相手の肘を壊すほどの強烈小手投げを打つので要注意です。
白鵬、これを警戒し、手繰られかけた左腕を上げて取らせないようにして、そのまま左上手を取ります。
魁皇は、右下手を取ります。
白鵬はその魁皇の右肘を極めるような左上手投げを打ち、魁皇は右下手を持っていられずに離し、土俵に落ちました。
白鵬、隙のない相撲で全勝を守りました。
このまま千秋楽まで崩れそうにないですが、今日の朝青龍戦でも分かるように何があるか分かりませんからね…。
でも、白鵬が断然有利になったことは間違いありません。
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ここまで全勝で並走していた両横綱。
このまま千秋楽まで全勝で突っ走りそうな勢いでしたが、今日、その流れが止められました。
流れを止めたのは、日馬富士。
意外な結末に館内は沸いていたようですが、私としてはあまり拍手喝采の気持ちにはなれませんでした。
今日の朝青龍−日馬富士戦を振り返ると…。
朝青龍は、右から張って日馬富士を捕まえに行きました。
日馬富士の最初の踏み込みと突き放しを防いで四つに組み止めれば、確実に勝てると思っていたと思います。
ところが日馬富士、立合いに右に変化し、右から突きました。
朝青龍は目標を失って前に落ち、土俵に転がりました。
この取り組みを見た感想は、
「(溜息混じり)あーーー・・・・・・。」 という感じでした。
全勝の横綱に土がついたのなら、普段はもっと「うわーーー!!!」と興奮するのですが、全然そんな感じは無く、気の抜けたような、がっかりした気持ちでした…。
優勝争いという意味では、両横綱に絡む力士がおらず、盛り上がりに欠けるので、千秋楽横綱全勝対決に期待していただけに、かなり残念…。
今場所の日馬富士は、秋巡業で痛めた左膝の調子が悪いのか、精彩を欠いています。
昨日までの勝敗は5勝6敗と何と黒星先行。
大関としての責任どころか、勝ち越しできるかどうかの勝ち星です。
日馬富士自身も、今の状態では朝青龍に正攻法で向かって行っても勝負にならないと思ったのでしょう。
立合いの変化で白星を掴みました。
これで6勝6敗の五分に持ち込みました。
しかし、朝青龍は痛い痛い一敗を喫しました。
全く予期していなかったんでしょうね。反応のいい朝青龍が、全く残せませんでした。
花道を下がった後の悔しそうな顔が印象的でした。
土俵下で朝青龍の黒星を見た白鵬は、魁皇と対戦しました。
魁皇は右上手を取ると強い左四つの相撲。白鵬は左上手を取って相撲を取る右四つの相撲。まさにケンカ四つです。
白鵬は、最初に得意の左上手が取れませんでしたが、突っ張ってから上手を取ろうとします。
しかし、この突っ張りの際、魁皇が右手で白鵬の左腕を手繰ろうとします。魁皇は、よく右で相手の腕を手繰って相手の肘を壊すほどの強烈小手投げを打つので要注意です。
白鵬、これを警戒し、手繰られかけた左腕を上げて取らせないようにして、そのまま左上手を取ります。
魁皇は、右下手を取ります。
白鵬はその魁皇の右肘を極めるような左上手投げを打ち、魁皇は右下手を持っていられずに離し、土俵に落ちました。
白鵬、隙のない相撲で全勝を守りました。
このまま千秋楽まで崩れそうにないですが、今日の朝青龍戦でも分かるように何があるか分かりませんからね…。
でも、白鵬が断然有利になったことは間違いありません。
《2009年九州場所取組内容・目次へ》
十二日目・幕内。(九州場所)
十二日目・十両。(九州場所)
【ひとこと】豊ノ島、復調!
九州場所十一日目。
両横綱は全勝を守って並走。
嘉風が敗れて一敗力士がいなくなり、二敗に琴欧洲、豊ノ島、栃ノ心、嘉風の4人がいるという展開になりました。
今日は、豊ノ島に注目!
八日目に全勝だった嘉風を破って存在感を示しましたが、今場所はその取り組み以外でも、体がよく動いています。
九日目の豊真将戦では、40秒を超える熱戦。低い姿勢で押し合う形から、途中で得意の左を差しました。最後、土俵際の攻防では、相手の右上手投げを左下手投げを打ちながら残し、今度は相手が寄るところを逆の右からの突き落としで仕留めました。
十一日目は今場所動きのいい雅山戦。
37秒とこれまた長い相撲でしたが、雅山の突き押し相撲に応戦して粘り、珍しく左上手を取り、四つに組んで雅山を捕まえ、その後、一度左上手投げで相手を振ってからの右突き落としで雅山を倒しました。
九日目も十一日目も、持ち前の粘りと、勝機を逃さない勝負勘が発揮された取り組みでした。
しかもどちらも、左からの攻めで相手を脅かしてからの右からの突き落とし。
んー、うまいですね!
十日目は、これまで6回対戦して一度も勝ったことのなかった旭天鵬戦でした。
旭天鵬は右を差して組む右四つが得意の力士で、豊ノ島得意の左四つとは逆の四つ(この状態を『喧嘩四つ』と言います)です。
ところが過去の対戦では、豊ノ島が得意の左を差しても、旭天鵬に上手を取られて寄り切られたり、
豊ノ島が両(もろ)差しになっても、旭天鵬が外からその腕を抱えて極められ、豊ノ島が苦しくて差し手を抜いて体を離したところを一気に押し出されたり…。
豊ノ島が、自分の有利な左差しあるいは両差しの体勢を作っても、身長が高くて懐の深い(腕や胴が長くて、廻しまでの距離が遠い状態のことを言います)旭天鵬に、歯が立ちませんでした。
で、今場所の対戦。豊ノ島が両差しになり、旭天鵬に右上手を取られます。しかし、豊ノ島はどんどん前に出ながら旭天鵬の上手を切り、その後も前に出続けて相手の上体を起しました。旭天鵬が体を入れ替えて寄るところを、土俵際で体を開いてタイミングのいい掬い投げで豪快に倒しました。
最初の体勢は、これまでと同じでも、動きを止めずに前に出続けたのが良かったんでしょうね。
そのおかげで、相手に再び上手を取られることなく、上体を起して防戦一方にさせました。
ここで動きを止めてしまったら、捕まって廻しを引かれ、体格に勝る旭天鵬に寄り切られたことでしょう。
今場所は、前に出る力強さ、粘り、そして勝負勘が冴え渡り、ようやく、本来の力を発揮しています。
この一年、全く元気がなかったので、心配していました。
そのきっかけは、小結だった今年初(一月)場所で、七日目の魁皇戦で小手投げで敗れた際に、翌日から休場せざるを得ないほど、肘(ひじ)を痛めてしまったこと。
翌、春(三月)場所からは出場したものの、その後も痛みと怖さがある中で、稽古も十分に出来ず、精彩を欠く苦しい土俵が続いていました。
それが、今場所、ようやく動きの良さが戻ってきて、本当に嬉しいです。
身長は169cmと幕内力士の中では一番低い力士ですが、差し身のうまさがあり、その形になれば色んな技を繰り出せる、相撲の巧い力士です。
そして土俵際の粘り、勝機を逃さない相撲勘で、土俵を沸かせてくれます。
早く横綱対戦できる地位に戻り、三役に復帰し、更に上を目指してほしいと思います。
そして、ワクワクするような相撲を取り続けてほしいと思います。
頑張れ、豊ノ島!
《2009年九州場所取組内容・目次へ》
両横綱は全勝を守って並走。
嘉風が敗れて一敗力士がいなくなり、二敗に琴欧洲、豊ノ島、栃ノ心、嘉風の4人がいるという展開になりました。
今日は、豊ノ島に注目!
八日目に全勝だった嘉風を破って存在感を示しましたが、今場所はその取り組み以外でも、体がよく動いています。
九日目の豊真将戦では、40秒を超える熱戦。低い姿勢で押し合う形から、途中で得意の左を差しました。最後、土俵際の攻防では、相手の右上手投げを左下手投げを打ちながら残し、今度は相手が寄るところを逆の右からの突き落としで仕留めました。
十一日目は今場所動きのいい雅山戦。
37秒とこれまた長い相撲でしたが、雅山の突き押し相撲に応戦して粘り、珍しく左上手を取り、四つに組んで雅山を捕まえ、その後、一度左上手投げで相手を振ってからの右突き落としで雅山を倒しました。
九日目も十一日目も、持ち前の粘りと、勝機を逃さない勝負勘が発揮された取り組みでした。
しかもどちらも、左からの攻めで相手を脅かしてからの右からの突き落とし。
んー、うまいですね!
十日目は、これまで6回対戦して一度も勝ったことのなかった旭天鵬戦でした。
旭天鵬は右を差して組む右四つが得意の力士で、豊ノ島得意の左四つとは逆の四つ(この状態を『喧嘩四つ』と言います)です。
ところが過去の対戦では、豊ノ島が得意の左を差しても、旭天鵬に上手を取られて寄り切られたり、
豊ノ島が両(もろ)差しになっても、旭天鵬が外からその腕を抱えて極められ、豊ノ島が苦しくて差し手を抜いて体を離したところを一気に押し出されたり…。
豊ノ島が、自分の有利な左差しあるいは両差しの体勢を作っても、身長が高くて懐の深い(腕や胴が長くて、廻しまでの距離が遠い状態のことを言います)旭天鵬に、歯が立ちませんでした。
で、今場所の対戦。豊ノ島が両差しになり、旭天鵬に右上手を取られます。しかし、豊ノ島はどんどん前に出ながら旭天鵬の上手を切り、その後も前に出続けて相手の上体を起しました。旭天鵬が体を入れ替えて寄るところを、土俵際で体を開いてタイミングのいい掬い投げで豪快に倒しました。
最初の体勢は、これまでと同じでも、動きを止めずに前に出続けたのが良かったんでしょうね。
そのおかげで、相手に再び上手を取られることなく、上体を起して防戦一方にさせました。
ここで動きを止めてしまったら、捕まって廻しを引かれ、体格に勝る旭天鵬に寄り切られたことでしょう。
今場所は、前に出る力強さ、粘り、そして勝負勘が冴え渡り、ようやく、本来の力を発揮しています。
この一年、全く元気がなかったので、心配していました。
そのきっかけは、小結だった今年初(一月)場所で、七日目の魁皇戦で小手投げで敗れた際に、翌日から休場せざるを得ないほど、肘(ひじ)を痛めてしまったこと。
翌、春(三月)場所からは出場したものの、その後も痛みと怖さがある中で、稽古も十分に出来ず、精彩を欠く苦しい土俵が続いていました。
それが、今場所、ようやく動きの良さが戻ってきて、本当に嬉しいです。
身長は169cmと幕内力士の中では一番低い力士ですが、差し身のうまさがあり、その形になれば色んな技を繰り出せる、相撲の巧い力士です。
そして土俵際の粘り、勝機を逃さない相撲勘で、土俵を沸かせてくれます。
早く横綱対戦できる地位に戻り、三役に復帰し、更に上を目指してほしいと思います。
そして、ワクワクするような相撲を取り続けてほしいと思います。
頑張れ、豊ノ島!
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十一日目・幕内。(九州場所)
